第7回インターネット花展が始まりました。
今回は「乾き物(乾燥もしくは枯れた部分がある花材)」を用いて
テーマは「冬景色」です。
どうぞお楽しみください。
http://photos.yahoo.co.jp/ikebana147
旅先の河原で見つけたこの枯木、連れて帰って!という声が聞こえてきたのです!
今頃この枯木の故郷はどんな様子でしょうか。
来春につなぐ命の種を飛ばし自らも土へ帰ろうしている花もあれば
まるで動物たちへのクリスマスプレゼントのような実をつけている花もいます。
ひっそりとたたずむ山々にもきっと草木のいろんな息づかいを感じとれるのではないでしょうか。
枯木
冬苺(赤い実がついているんだけど。。。わかりずらいですね)
高砂百合(ほんとは姥百合にしたかったんですが。。。)
ストレリチアの葉をいただいたので花を買い足して 生花三才格にいけました。
出窓に飾るため花高さを抑えぎみにしましたが
お床にこのまま飾るのなら丈はもうすこし高くしたほうが
極楽鳥の名のごとく堂々とした風格ある姿になったように思います。
十二月に水仙をお稽古することが多くなるつれ次はもう早くも正月花の時季。。。
我が家も子供が幼いころはいち早くツリーをだしてクリスマス気分を盛り上げていたのに
きっと今年もツリーは納戸に眠ったまま。。。
クリスマスを意識したお花を生けることが少なくなりました。
ですがせめて生徒さんのお稽古には
クリスマスっぽいお花をいけていただきたいと取り合わせと思案
通常の花代では厳しいかもと思いながらお花屋さんに相談したところ
なんとは希望通りのお花を組み合わせていただきました。(ありがとうございます^^)
レッドウィローはここ数年この時期になるとよく出回るようになった花材です。
ヤナギ科の植物で、茎は柔らかく自由に形を造ることができます。
今回は流れるようなしなやかさをそのまま生かして
その(体の)枝の中にグロリオサとコキア(留の花)も同調させ
体と留を一体化させる応用作品としました。
残ったレッドーウィローでミニリースを作って飾り付け!
今回もなごやかな雰囲気の中で楽しいお稽古になりました。
次回は正月花、若松のお生花です。
気合いいれて頑張りましょうね^^
内用を稽古した翌日、今度は二重切の竹器に
上口には用流しの縦姿、下口には三才格の横姿をいけました。
あわせて五元(ごもと:五株)、予備の株はなく失敗するわけにはいきません。
昨日の内用の時には一年ぶりだったせいか力加減がまずく
葉の捩れを直しているときぶちっと一枚破ってしまいました。
今回はなんとか無事葉拵えできたものの
やはり縦姿の体の「ため」が不十分。。。
ひたすら練習あるのみ。。。
水仙(日本水仙)の季節になりました。
新年の稽古始めは水仙から・・・そういう印象があったのですが
お花屋さんで水仙を見かける時季は年々早くなり
12月に稽古することが多くなりました。
庭も水仙も今もう何輪か咲いてます。
紅葉(もみじ)は今頃になってやっと色づいてるし
紅葉と水仙。。。
季の花が微妙に変化しつつあるような気がします。
さてお稽古ですが今季水仙の稽古始めは七曲のひとつ「内用」にいけまました。
いけあげる前の葉拵えはだいぶ慣れてきたものの
体の株をどうしてもしっかりとした「くの字」にためることができません。
これが私にとって今一番の課題です。
今季は何度水仙にさわることができるかしら。。。
4回は確実かも
頑張ります。
素直にまっすぐ伸びる金雀枝(えにしだ)を使って「三才格」のお生花を稽古したお次は。。。
ユニークな形状も持つ石化柳をつかって「体用相応の花」の稽古でした。
金雀枝では細かい枝を何本も重ね必死に「三才格」の型にはめることに苦心しました。
この「体用相応の花」というのは草木によってはその枝のもつ風情を生かしたいと思うと
型にはめたのではその個性が発揮できないこともあります。
それで生花という範疇の中で、
型(格)から離れてその個性をいかすべくいけあげるお花なのだそうです。
いわば「格に入って格から出る花」ということ。。。
とはいってもまだまだ型にはめることすら未熟な私にとって
型から出る花をいけようと思ってもその出方?もよくわかりません。
柳の石化した部分を強調しつつも、
しすぎると別名蛇柳という名のごとくおどろおどろしい姿になってしまいます。
あわせていける椿とオンシジウムの扱いにも悩みました。
石化した部分が曲がった柳の姿みたいに首をひねってばかりの私の姿も蛇みたいだったかな(泣)
なんとかいけてみました。
でもやはりその姿は格から出ようにも出きれないまだまだ中途半端な花です。
条もの(すじもの)として線の美しさを活かしていける花材です。
春には黄色や白の花を咲かせますが
この時季お生花として用いるのは白花の金雀枝
白花のほうが軸が青みをおび、よくしまっていて綺麗なんだそうです。
見切り(枝の交差)がないよう、左右に広がる枝を取り去りながら
前後の枝を重ねていきながら姿を整えていきます。
13本用いていけました。
せめてあと数本頑張ればもうすこしふくらみのあるふくよかな姿になったかも
でも今回はこれが限界。。。
金雀枝のお生花を稽古するのはまだ3度目です。
次回は15本に挑戦します!
今年も残すところあと一ヶ月、早いものですね。
11月に生徒さんに稽古していただいたお花をまだアップしていませんでした。
二回分まとめてアップします。
生徒さんに教えるようになって来春で二年になります。
月二回の稽古で、今のところ伝承花の盛花、瓶花、生花を中心に
月ごとのローテーションで稽古していただいてます。
先月はお生花の月でした。
一回目は黄金桧葉五本で三才格にいけていただきました。
二回目は枝物続きでは『また。。。』とため息がでてもらっても困ります。
草物を使って三才格の応用作品をいけてもらいました。
応用作品は生花特有の決まり事が限られている分
多少なりとも気軽にいけてもらえるお花です。
華やかさも加わって一回目に比べると楽しくいけてもらえたのではないでしょうか。
お生花は好みがはっきり分かれる花態です。私はもちろんこの花態が大好きです。
嵯峨御流の花をもっともっと学びたいと思う気持ちにさせてくれるのは
この花態があるからこそだと感じてます。
ですがやはりそう感じるに至るにはそれなりの年月も必要でした。
ひとり暮らしをしていた二十代の頃はこの花(特に枝物の生花)が部屋にあっても。。。
まあ枯れにくいからいいけどねという程度の花だったように思います。
苦手意識や嫌いな花態だと感じないようお稽古の花態花材に心配りが必要だと思っています。
そうそう黄金桧葉だけど
さすがにそろそろ飾っているのも飽きてきた頃では。。。
小さくカットしてクリスマスのリースに使うとGOODだよ^^