花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

金葉手鞠

2011年04月26日 | 嵯峨御流

先日の稽古では同じ花材で瓶花、生花どちらか好きな花態を選んでいけてもらいました。
一番若い二十代の生徒さんだけが生花にトライしてくれました。
二月の花会ではこの生徒さん自身は瓶花が担当でしたが
お生花をいけている先生方の姿をみてますます生花が好きになったそうです。
若いのに。。。エライ! 嬉しいかぎりです。

これは生徒さんの花会の作品です。
いつも爽やかな笑顔が素敵な生徒さんです。
そのイメージにあわせて選んだお花。。。
ほとんど手直しなしで頑張っていけてくれました。


山吹

2011年04月21日 | 庭の花

庭の山吹、一重咲きです。
この時季野山でも一重咲きの山吹をよく見かけます。
だけど古くから人気なのは八重咲きのほうだったようです。
実家の山吹も八重咲きでした。
また山吹は「山振」とかき、風に振られる様子から名付けられたとも言われてます。
風に靡く風情。。。
やはり一重のほうが似合うと思います。

これに添えたチューリップ
山吹の靡きに合わせたように振ってくれました^^


2011年04月18日 | 嵯峨御流

桜には日本人の美学があります。
またお生花という花形には歴史に磨かれた伝統的な美しさがあります。
東日本大震災という未曾有の出来事がおこった最中、桜を稽古していただきました。
花態はもちろんお生花です。
初めていける桜のお生花、
この日この時お花を生けられること、生かされているということに感謝しつつ
日本人の心のあり方をひとりひとり問うてほしいと思います。
お花の出来ばえはぼろぼろ?だったかもしれません。
でもこの日生けた桜はきっと深く心に刻まれ、これから繰り返し桜を手にするたびに
この記憶がいずれひとつの華となることと思います。
そんな力を秘めてくれるのが桜のお生花 私はそう感じてます。


2011年04月05日 | 庭の花

二月の花会の折、お世話になった植木屋さんが地元から切ってくださった吉野桜の苔枝
そのときは当然のことながら花はまだ花芽がやっとわかる程度でした。
花会後、残った枝を持ち帰り庭のバケツつけておきました。
その後身も心も凍ってしまいそうな出来事にこの花の存在はすっかり忘れてしまってましたが
季(とき)は忘れることなくめぐってきました。
花の生命力・花の気に感謝です。