花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

猫柳の玉取り

2009年02月23日 | 嵯峨御流

去年この時季にいけた柳を用いた生花
『猫柳玉取り』今年もまた稽古しました。(一年のたつのの早いこと)
玉を受ける枝を短く切りすぎてしまい、玉が大きくなりまた少々歪んでしまいました。
まずい!と思っても後の祭りもう枝がありません・・・とほほっ
昨年のものと比べてみました。
案の定去年のほうが小振りで上品な玉だわ

http://blog.goo.ne.jp/niwanohanako3/e/2a9b7229d139e8eaa11caa3786f92041

このところ何かとばたばたしており気持ちに余裕がないのが
花(ゆがんだ玉となって)にも表われているのかも
どうか来年はもっと綺麗な玉を描くことができますように


シンビジウム

2009年02月17日 | 嵯峨御流

シンビジウムをお生花にいけました。
切り花だと花だけで売られていることがほとんどなので鉢物を購入、
近くのスーパーで半額になっているのを見つけました。
花茎五本のうち二本がもう終わりかけているからでしょう。
でもまだ二本は蕾状態 これって絶対お買い得!よね^^
花留には亀を用い、
加村先生の備前の大皿にいけさせていただくと、私の未熟な腕も助けられ
スーパーの特売品も気品ある姿に変身・・・そんな風に感じませんか。


辛夷

2009年02月13日 | 嵯峨御流

辛夷を使って瓶花を稽古していただきました。
今回は主体となる体の枝を2~3本用いる
両成体もしくは乱成体を稽古したいと花屋さんへ相談したところ
時季的に木瓜もしくは雪柳になるだろうとのことでした。
ところが配達していただいた花はまあ なんとも嬉しい~♪
辛夷じゃありませんか
そりゃあ木瓜、雪柳より辛夷のほうがいいに決まってるわ 
だって木瓜や雪柳は庭にもあるし・・・この野趣あふれる枝 好きなんですよ^^
でもこの花木にとりあわせてある花を見て一瞬顔が曇りました。
色鮮やかなオレンジの薔薇
園芸のほうのブログをご覧になっていただいている方がお気づきかもしれませんが
何十種類と薔薇を育てているものの
ピンク、白、黄色、赤はあれどオレンジ色はありません。
どうも苦手なんですよね 
ところがいけあがった花を眺めているうちに
意外にこのオレンジ色が辛夷とよく合っているということに気づきました。
この辛夷に添えるのはピンクや黄色の薔薇ではなく
やはりオレンジ色が一番似合うように思います。
そのことを稽古の時にお話すると生徒さんのおひとりが
この冬芽にも似た色が感じられるせいじゃないかしらと。
そう言われてみるとふわふわの産毛を纏った冬芽にも
柔らかな温かいオレンジ色を感じます。
(これって常々岡○先生がおっしゃっている もっと色を感じて!…だよね^^)

今回もまた花(花屋さん)や生徒さんからいろいろ勉強させていただきました。

 


アマリリス

2009年02月11日 | 嵯峨御流

アマリリスのお生花です。
二花七葉の縦姿に、葉三葉だけを組んだ横姿を添えて株分け様式でいけました。
アマリリスといえば太い茎に百合に似た大きな赤い花(最近ではシックな色合いのものをありますが)
だからこの花のイメージは明るく元気いっぱい
でもこうやってお生花にいけるとそこにはまた別の顔があるように思えます。

 『おしゃべり 自尊・誇り 内気の美しさ 』
これはアマリリスの花言葉
うんなるほどね^^


葉蘭

2009年02月10日 | 嵯峨御流

久しぶり(一年ぶり)に葉蘭を稽古させていただきました。
今回はおもわずへぇ~なるほど!と唸りたくなるようなコツをひとつ教えていただきました。
そのコツを自分のものにしたいがために家に帰ってからも何度も生け直してみました。
子どもの頃から勤勉という言葉にはほど遠かったこの私が
(予習)復習?!するのがこんなに楽しいとは・・・
ああ~でもいけあがった葉蘭はまだまだ・・・


寒あやめ

2009年02月04日 | 嵯峨御流

先日いけたハンノキ(の仲間)をお生花にいけてみたくなりました。
しとしとと冷たい雨の降る一昨日
こんな日に行かずとも・・・と思いつつも傘をさして花屋へ
そして帰るなり凍えた手のまましばしまたこの樹と向き合いました。
いけあがったそれに、庭の寒あやめをそえました。

そうしているうちにいつしか身体も心も・・・
優しい温かさを感じました


ハンノキの仲間

2009年02月02日 | 嵯峨御流

この時期すでにお花屋さんは春爛漫
枝ものも雪柳や小手毬、連翹と春の花木がそろってます。
そんな中でひっそりと佇んていたこの樹
小さな松ぼっくりのような実が可愛くて好きな樹のひとつです。
だから迷わずこれを選びました。
店主はハンノキとおっしゃいましたが実際のところカバノキ科には似たような樹がたくさんあり
厳密に区別することなく入荷するそうです。
先日オオバヤシャブシを見たばかりだったので気になります。
見分け方が紹介されてました

http://www.bepal.net/w_satoyama/57.html

葉芽は緑先端は尖っているのでヤシャブシかオオバヤシャブシのほうだと思うのでうが
雄花のつく位置はどちらもありはっきりしません。
うむっ~

取り合わせた椿 これは品種名も教えていただきました。
『伊豆雪月花』
この名(素敵でしょう♪)が私のもやもや気分を晴らしてくれました。