嵯峨御流いけばな展
花は足で生ける と言われます。
野山へ行き、どんな姿で咲いているかを知り、そこで
目と心で感じとったものをその花に託していける。
そのためにも好きな花は自分の足で探しなさいと!
花会まであと数日となり、私は今とにかく走ってます。
といっても足は車
限られた予算でいけたい花を求めるには限りがあるため、少しでも安くよい花を求めて。。。
胡蝶蘭の生産者の所で安く切り花をわけてもらえると教えてもらって西へ
シンピジウムは別の生産者のところが種類が多いというので東へ
庭の椿でよかったらどうぞと言ってくださる方のお宅へ伺い
どんな椿か見せてもらったり。。。
花は足で生ける。。。ちょっと意味合いちがいますねえ~。
また宅配という足にもお世話になりました。
今回どうしてもこだわったのが床脇にいけるお花の花材!
地元の花屋さんではなかなか入手が難しく、京都の嵯峨御流御用達の花屋さんに注文
今日それが届きました。実物を見るのはこれが初めてです。
万吉杉!
枝は赤っぽい部分が多いです。
今年の厳しい寒さを物語っているのでしょう。これも自然の姿。。。
どんな花にいけあがるかとても楽しみです(いけるのは私ではありません)
そして明日は四国の実家へ!私がいける花を求めて。。。
一昨日花会に使う猫柳を採りにいきました。
この日の朝は庭にもうっすら雪が積っており、まだちらちらと雪も降っていました。
ゴム長靴にゴム手袋、そして16年前の阪神・淡路大震災の折、
被災地でオットが着ていた防寒着を着込んでいざ河原へ
北にむけ40分ほど車を走らせました。
幸い午後には雪まじりの小雨もやみ、河原にも雪はありませんでした。
それどころか意外と暖かく、採取後一緒に行った方が用意してくださった珈琲とパンを
外でいただきましたがその美味しかったこと!
猫柳をいける方は休日しか時間がとれないので
どうしてもこの日に採っておきたいとのことでしたので
数日前からずっと天候が心配でした。
無事採取できてほっとしました。
これもきっとお花の神様が味方してくださったのだと思います。
写真の花は嵯峨御流の生花、「四季祝日花」のひとつ「節分の花」です。
もともと節分は春夏秋冬を区切る日で立春立夏立秋立冬の前日をいっておりました。
その中で特に立春の前日を一年のうちはじめて訪れる日なので
その代表として節分というようになったのだそうです。
そして今年は太陽暦と太陰暦どちらも
この日を季節の区切りとし春を迎える月のめぐりになっています。
こんな年にいけた花、体には木ヘンの神とかく、神に供える木である榊
用と留には百花の魁(さきがけ)、春を告げる花である梅を用いる「節分の花」
初めていけた花です。こんなめずらしい年にいける機会がもてたことにも感激しました。
(ありがとうございます)
半月後に迫った花会も
どうかどうか天候にも恵まれよい花会になることを願ってます。