花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

萱草(かんぞう)

2011年06月30日 | 嵯峨御流

お稽古花としてはあまり人気はないようです。
花屋さんにお願いした折にも最近めったに注文のない花だと言われました。
一日花ですものね。
長持ちしない花は敬遠されがち。。。
だけど私好きです。この花の良さを感じて欲しい。。。
いける前にあれこれとお話させていただきました。
また気持ちが先走ってしまいました。

残念ながらいけた花はほとんど咲かずに終わってしまいました。
それも蕾ごとぽとんと落ちたりもしました。
あとから聞いた話ですが、生徒さんによっては
その落ちた蕾が一瞬青虫に見えてしまったとか。。。

こんな姿を見てたらもっとイメージが膨らんだかしら



 ホソバキスゲとユウスゲの雑種だそうです。

 

 

古書にある萱草の花




こんな花器や花台にいけられた姿はなんとも気品高い!





生徒さんがいけた花 
花葉の扱いがこの古書に似た雰囲気にいけあがりました^^
花器を稽古用から手持ちの青磁の広口に替えたら一段とよい雰囲気になりました。

 


十六夜薔薇

2011年06月18日 | 庭の花
写真ではわかりにくいですが、この薔薇の特徴は花の一部が欠けること。
それを十六夜の月に見立て、イザヨイバラと呼ばれています。
葉は密に繁りますが、樹形は横張りで幹肌には独特の風情があり
盆栽にも向いている薔薇です。
若山さんの器にいけました。
一部が欠けるので端整という言葉にはこの薔薇には不向きかもしれません。
でも盆栽仕立ての姿はきっと独特の風格を醸し出してくれるはず!
そんな個性がこの若山さんの花器にぴったり
挿した瞬間そう感じました。
この薔薇のためにこの花器は私の手元にやってきたのかも。。。
ちょっと大げさかもしれないけどそう感じました。
 

鼈甲柾木と燕子花

2011年06月17日 | 嵯峨御流

先日稽古後娘のいる京都へ。
お稽古のお花を持ったまま行ったので娘の部屋にいけました。
玄関脇のコーナー、この水盤は私が学生の時に使っていたものです。娘も
月一回(サークルの活動日と重なっていてこれ以上は無理とか)習っていますが
五月の稽古は体調が悪く休んだとか。しかたないけどもったいない。
代われるものならぜひとも私が習いたい!
そんな先生なのに。。。

鼈甲柾木(べっこうまさき)と燕子花の水陸分けです。
娘のところにいけること前提で稽古の時も小振りに枝どりしたつもりでしたが
やはりちょっと窮屈そうです。
学生の時私はどこにいけてたかしら?
こんな使い勝手のよい玄関棚なんてなかったし
三段カラーボックスの上だったかな。。。


コバノズイナ

2011年06月16日 | 嵯峨御流

六月から新しい方が三人入門してくださいました。嬉しいです♪
その中のおひとりは学生さん。なんとか平日昼間でも時間がとれるそうです。私も
嵯峨御流のお花を学び始めたのは学生の時でした。
その頃の親先生からお花をいけることの楽しさを教えていただきました。
だからこそ、その先生のもとを離れ結婚し育児に追われ、
しばらくいけばなから遠ざかったいたけれど、
こどもの成長とともにすこし自分の時間が持てるようになったとき
またお花をいけたい!と思いそれから早15年ほど。。。
現在ついている親先生から嵯峨御流のお花を学ぶ楽しさ、
その中でも特に伝統ある生花という花形の素晴らしさ奥深さを教えていただきました。
嵯峨御流のお花の道に導いてくださった方々に心から感謝しています。私のこの想いを
新しくお花を習い始めた方たちにも伝えたい!
でもなんだかそんな気持ちばかり先走ってしまったせいか、おしゃべりも長くなり
新しい方三人のお稽古に三時間も費やしてしまいました。
正座してる時間もそうとう長くなったからしんどかったにちがいありません。申し訳ない。。。
楽しく学ぶをモットーに!精一杯お伝えしたいと思います。


ムシトリナデシコ

2011年06月11日 | 庭の花

先日大麦といっしょにいただいたお花を
嵯峨御流オリジナル花器 りんりんにいけてみました。
花台は先日大覚寺で買ったばかり
すこし青みを帯びていてとても爽やかです。
おかげでさっそくこれを使うことができました。
いつもありがとうございます^^

ムシトリナデシコの白花です。
以前は私の庭にもありましたがいつしか消えてしまい今残っているのは
桜色のみ。
やはりこの白色!綺麗ですねぇ~♪
あわせたこのレース編みのような繊細な葉にも一目惚れ!
でも名前わかりません。
教えてください~よろしくお願いします。

 


伊吹

2011年06月09日 | 嵯峨御流

伊吹で富士をいけました。
今までにも何度かいけたことがありますが
何度いけてもそのたび富士の枝を作るときはどきどきします。
今回最初の枝はあっさり折れてしまいました。
そうなると二本目はさらに緊張して鋏を持つ手が震えました。




紫蘭

2011年06月08日 | 嵯峨御流

紫蘭を株分けにいけてみました。
庭にあってこの花は手入れいらず、丈夫でよく増えます。
どこのお庭でもよく見かける身近な花
でもこうやってお生花にいけてみると
これ蘭!なんだぁ~ 
ちょっと高貴な花に見えるような気がします。

 

 


帽子。。。

2011年06月07日 | バラ

若山先生の花器です。
薔薇の帽子をかぶってもらいました。

 

 

この春ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式では
ベアトリス王女の帽子が話題になりました。
あの帽子。。。あれをイメージさせる花ってあるか
なあ~なんて
ふと薔薇をいけながら思いました。


湖南薔薇

2011年06月06日 | 庭の花

すこし前にいけたものです。
庭にノイバラの隣に植えてます。ノイバラよりやや遅れて開花
花はノイバラと同じ一重ですが大きさはひとまわり大きく存在感があります。
玄関にいけてたら、これもバラですか!綺麗~♪ってびっくりされた方もいました。
一重のバラの持つ素朴さにはやはり竹籠がお似合いだと思います。
大好きな斑入りモノ!
斑入りいたどりと十和田芦をそえました。


大麦

2011年06月03日 | 庭の花

麦畑ではそろそろ刈り入れのころですね。
大麦をいただきました。
すこし前になりますが二十四節季の小満は
草木の緑が濃くなり自然界のすべてのものが次第に満ちてくる頃、
そして秋に蒔いた麦に穂がつきほっと一安心(ちょっと安心)するから小満というそうです。
そんな緑(ホウチャクソウ)と色づきはじめた大麦の穂をあわせていけてみました。