ガガイモ科の植物です。
ガガイモという花もありますが、こちらはつる性
園芸店や花屋でも見かけるブルースター(オキシペタルム)も同じガガイモ科の植物です。
共通した特徴のひとつが花後にできる実がさけてでてくる種子にあります。
種はどれもふわふわの綿毛がついていて風で散布します。
はじめてその綿毛をみたのはこのフウセントウワタでした。
出窓にいけていたものがある日突然中から白いものがあふれ出ていてびっくりしました。
その頃はこの花がガガイモ科の植物とは知らず、後にブルースター、ガガイモも
同じように綿毛が出てくることを知りその面白さに魅せられて
イヨカズラ、クサナギオゴケ、フナバラソウ・・・と何種類かガガイモ科の植物を育ててます。
この風船唐綿も実から出てきた種を蒔いてみたら翌年にはしっかり実がなりました。
南アフリカ原産の植物、現地では多年草扱いですが、寒さに弱く日本では一年草扱いです。
嵯峨御流ではこの特徴ある実の形状を生かして飾成体の花材として扱うことが多いですが
今回生徒には基本花態の斜成体でいけてもらいました。
風船唐綿
透かし百合
桔梗蘭
親先生が葉蘭を多めに用意してくださっていたので
家でいけ分けをいけ直した後
学院で拝見した薄端を用いた文体株分けに挑戦してみました。
二株に分けるいけ分けよりはるかに難しく、配り木でいけるのはあきらめ
嵯峨三宝でいけようかとも思いましたが
せっかく薄端も取り出してきたのにと思いねばりました。
夜に弱くいつも早寝な私がめずらしく深夜遅くまで・・・
なんとか配り木に最後の仕上げの張り木をしていけあがったときの達成感
いけあがった花姿はまだまだですが・・・
自分なりに充実した稽古ができたこと嬉しく思いました。
葉蘭のいけ分けを稽古しました。
寸渡 嵯峨三宝で水盤いけどちらでも良いということでしたので
配り木を用いて寸渡にいけてみました。
体の葉と体後ろ添えの葉の間を分けることで
そこにできた空間の美しさをみせるわけですが
葉の向きがわるく禁忌のひとつ
「剣葉」(葉の縁が剣のように見える状態)になってしまいました。
親先生のお稽古で葉蘭をいけるので、まだ葉もいきいきしているのですが
鼈甲柾を片付けることにしました。
でもせっかくたくさんある枝なので他に花態を稽古してみました。
五行格
体前添流し
実(果実)は細くて長い柄にぶらさがってます。
その果実が割れて顔のぞかせる朱赤の種は
意外にもしっかり外皮にくっつていて落ちません。
なんとも可愛い魅力的な樹です。
庭に植えている枝を切って芒とあわせてみました。
備前焼の器は加村先生の作品です。
クレマチスの仲間です。
ハンショウヅルもいろんな種類がありますが秋咲きはこれ一種
庭に植えていいます。
何年か前に苗をいただきましたが、今まで夏蔓を刈り込んでしまったりして
なかなか花がつきませんでした。
今年初めて花が咲きました。
庭の隅っこに植えているので私以外誰も目にすることできません。
あまりに可愛いいので^^思いきって摘んでいけてみました。
といっても今週は生徒さんの稽古はないので見てくれるのはオットだけ・・・
でも最近オットも山野草に目覚めたので
二人で山歩きして野生の姿にも出会いたいと思ってます。
滝田さんの漆の花入にいけました。
生徒さんのお稽古にあわせてお床左には鼈甲柾を三管筒にいけました。
今時は花展会場でないとなかなか目にすることも少なくなった竹器です。
少しでもいろんな花を見て
嵯峨御流の花を知り勉強してもらいたいと思いいけました。
生徒さん自身がこうした花器でお稽古するレベルまで指導者として
導いていくことが理想だとは思いますが
住宅事情など考えるとそこまで求めることにためらいもあります。
もちろん勉強したい!という方があったら遠慮せず言ってくださいよ。
おお喜びで手取り足取り・・・^^
生徒さんのお稽古で、鼈甲柾を用いて
三才格もしくは七曲のひとつ体後添流しにいけてもらいました。
嵯峨御流のお花を学んで三年目にしてはじめての曲いけでした。
皆さんがんばってくださいました^^
烏羽玉(うばたま)ともいう桧扇の実です。
今年庭の桧扇にいっぱい実がつきました。
この花器は若山さんの今年の展示会の作品です。
生徒さんが購入されたものですが、
なにかいけてみてといわれ桧扇の実をいけてみました。
コバノズイナ、別名紅葉木(こうようぼく)ともいう枝物も秋の彩りに添えました。