花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

お楽しみ会

2011年05月27日 | 庭の花

壺花器の方々


 

yさん
久谷焼の丸壺をお持ちいただきました。
部屋に並んだ花バケツの中でこの花器の合うのはコレ!と目に留まったのが
この花だったそうです。
そしてなんとその花をくじでひきあてられました。やったね!
銅色のアンスリウムの葉 この葉一枚で
ぐっと印象が変わりました。
久谷の絵柄を見せ加減もGoodだと思います。






nさん
詳しいことは伺ってませんが、これも素敵な焼き物ですね。
この方もこの花器にぴったりなやまぼうしの花木があたりました。
やまぼうしの花って葉の上、空に向かって咲きます。
だから意外と庭に植えてても大きくなると下からでは花を見づらいものです。
近くでみるとその美しいこと!
来年は生徒さんの瓶花の稽古にも是非とも使いたい!
花器に枝をここぞって位置に留めるのって難しいです。
自宅に帰られてからもうまくはいったかしら。。。 
やまぼうしの樹の下にはアマドコロと紫蘭
このまま庭の景色になりそうですね。

 



kさん
備前焼の花瓶をお持ちいただきました。
斑入り谷空木(タニウツギ)のしなった枝ぶりを留めるのに苦労されてましたが
生徒さんなので、今までならった留め方を駆使してひとりでいけられました^^
 リューコ コリーネ の枝を足してみました。
普段の稽古花の中にちょっと遊び心をプラス!そんな気持ちで。。。
そう!やっぱり私が一番楽しませてもらったみたいです。

 

つづく

 


お楽しみ会

2011年05月25日 | 庭の花

筒型の花瓶を持ってこられた方。。。
すとんとした花器口はひっかかりがないので案外いけにくいものですが
綺麗にまとめられてました。


iさん
シンプルなこの白磁の寸渡(ずんど)は和にも洋にも使えそう~
生徒さんです。
鶯神楽(うぐいすかぐら・・・ひょうたんぼくではありません!まちがえてました)で
うまく丁字留してられたので、あとのお花を挿していくのに
ぐらぐらせず手直し(ほんの少しだけ)する際にもとてもやりやすかったです。
基本!大事ですね。
三方に伸びた鶯神楽の枝がふんわりとした雰囲気の花をひきしめて
花器の直線のラインの美しさをより綺麗にみせてくれているように思います。

 

 

tさん
手つきの染付寸胴 これも素敵♪
この蔓植物!気に入っていただきました。
ごめんなさい! これも間違ってました。
斑入りツルヌキニンドウではなくスイカズラです。
(老化でしょう。。。ね。 このごろ間違えたり、忘れたりが多くなりました)
どうかなあ~気に留めてもらいたいと願って加えていた一枝だったので、私は
内心にんまり^^
でもこれに惚れたばかりに、いけるのには苦労されてました。
ライトグリーン色したスノーボール!この染付お似合いです。
ここにも十和田芦をプラスしてみました。
きりっと締まったように思うのですが、、、

 

つづく


お楽しみ会

2011年05月24日 | 庭の花

硝子の器の方も何人かいらっしゃいました。
場所にもよるでしょうけど、今回窓際のテーブルで撮影したせいもあって
無色、色つきのもの。。。いづれも透明感がとても素敵で
お花のすがすがしさを一層ひきたててくれました。


oさん
丹頂アリウムも用意してましたが、あえてそれは使わないで
優しい色合いの花だけにまとめられました。
ぎゅっとつまったようなブーケも素敵だけど
硝子の雰囲気にあわせてふんわりと。。。
水に浸かった花茎もとっても綺麗♪




tさん
使ったお花が皿にいけられたaさんと同じです。
だけど器が違うとうける印象もちがってくるからおもしろいですね。
このすぐり、半透明のような質感です。
硝子のグリーンの透明感と呼応してとても爽やか!
この方のお庭もこんなすがすがしさが感じる植物がいっぱいです。

 

 

kさん
スノーボール、スモークツリー、十和田芦、ホウチャクソウ・・・
ちょっといろんな花材に困惑されてました。
とくにこのまだ煙がふく前のスモークツリーは使い方がわからず敬遠。。。
そこでこのスモークツリーで紗をかけるつもりで
ブーケのようにまとめてみたらどうかとアドバイスしました。
だからあえて足下も硝子の口を全部つかわないで、
ブーケをそのまま挿したような感じにまとめました。


yさん
結婚祝いにいただいたものだそうです。
澄んだ海の青、地模様が波のよう。。。
斑入りのナナカマドはこの花器の雰囲気にぴったりでしたが
大きな芍薬の花の扱いに苦労されました。
そうね、みなさんの中で一番難しい取り合わせだったかも
立てば芍薬、座れば牡丹。。。   
美しい大和撫子の姿はなかなか一筋縄ではないのかもネ!

 

つづく

 


お楽しみ会

2011年05月22日 | 庭の花

それじゃあ皆さんにいけてもらったお花を紹介しますね。
何度もいうようだけどくじ引きでお花を決めさせてもらったので
器と花どんなとりあわせになるか。。。主催者としてはちょっと不安
でもびっくりするくらいみなさんくじ運がよくて?!
それぞれのお席のみなさん器と花バケツをみて内心ほっ^^
いけてもらった姿をみてほぉ~
すこしだけ手直しさせてもらって。。。どうかしら。。。
一生懸命いけてくださったお花をたくさん眺められて
一番楽しかったのは私かも!

まずは皿タイプの器を持ってこられた方



aさん
あまり目立たないけど可愛いグリーン色の実がついてます。
スグリの実です(マルスグリ)
花留には豆剣山をつかいました。
アマドコロの葉で上手に目立たないようにされてました。
シランの花も添えてありましたが、この実をひきたたせたくて・・・
剣山が小さくて安定が悪かったでしょうにうまく枝を使われてました^^


sさん 
今回きていただいた中で一番若い方
新婚さんです!
元気いっぱいな黄色のダリアがあたりました。
若さあふれるお花になりました。
すこしだけ添えたピンクのダイアンサスがとてもキュート
sさんの雰囲気にぴったりです。
ナガミヒナゲシの実、コバンソウ 私。。。すきなの^^

 


fさん
ぽってりとした質感の素敵な器です。
嵯峨御流のお花を習ってる方じゃないのに一瞬思わず
心彩華の「祈り花」を連想しました。
スノーボール オルラヤ そしてシルバー色の磯菊の葉
色合いの優しい花たちをほっそりとした茎の線を生かしながらも
足下はきりっと引き締めていけてありました。
エレガントだけどちょっと小粋♪
そんなところってこの方そのもののような。。。^^
持参していただいてた剣山、水辺にスノーボールの花びらを散らして
見えないようにしてみました。


つづく。。。


お楽しみ会 

2011年05月20日 | バラ

テラスに飾った友人のパッチワークの作品に薔薇のアレンジを添えました。
モチーフは三人の娘さんだったり、薔薇の咲くお庭、また絵本の題材にしたものだったりと
まるで絵を描くようにして一針一針刺してあります。
手作りのぬくもりと母の愛がいっぱい感じられる作品です。
それに添える薔薇。。。これまで私なりに愛情をもって育ててきました。
今年は二月の花会の準備におわれ、正直手抜き(完全無農薬)だったけど
それでも春の訪れとともに新芽を伸ばし蕾をつけ花咲いてくれました。
そんな薔薇たちに感謝です。

赤い硝子の器を選んでみました。
今年は開花が遅くてまださほど咲いてない中
大好きな薔薇、日光という和名をもつチャイナローズのグルス アン テプリッツが何輪か
咲いてくれました。その薔薇を使いたくて。。。
作品の優しい雰囲気をこわさないか不安でしたが
当日友人も気にいってくれ、ほっとしました。

 

つづく。。。

 


お楽しみ会

2011年05月18日 | 庭の花

水揚げしたお花をを私なりにいけあがった姿を想像しながら組みあわせ
それぞれのバケツにいれて各テーブルへ
どんな器(大きさも自由)持ってこられるかしら
わからないだけにどきどきです
おまけに花はくじ引きで決めることにしたから。。。
うまく器にあった花が当たってくれますように




玄関内には大好きな鉄線をいけました。
庭に咲いていたものです。


ジューンベリーの木にからませています。
この樹の実が赤く色づくと鉄線のしべの色との雰囲気がなんともいえず綺麗です。
蔓もおもいっきり長く伸び、その先まで蕾をつけてくれてます。
そう!
切るのはかなり勇気がいりました。一大決心!!!
自然(庭)で咲く花姿が美しいのはもちろんですが
いけばなに携わっている身としては
いけた姿にもこの花の魅力を感じてほしいのです。




手つきの素朴な籠に虫狩(むしかり)・宝鐸草(ほうちゃくそう)、岩八手とあわせました。
もちろん鉄線の長い蔓もそのままに!


つづく。。。


お楽しみ会

2011年05月17日 | 庭の花

五月の1回目のお稽古日に生徒さんとその友人をお招きして
趣向をかえお楽しみ会をかねたお稽古をしていただきました。
庭や花屋さんでえらん花を私の好みで組み合わせ、
各自花器(でなくてもどんな器でもOK)を持参いただき
前もって花バケツをおいた席をきめておき、くじ引きでその席を選んでもらいました。
花と器との出逢い!
みなさんがどんな器を持ってこられるかちょっとどきどき。。。
どうかそれぞれ器にあった花があたりますように

会の前日雨の中庭の花を摘みました。


  

全身濡れて大変でしたが、お花たちはたっぷり水を含んでいるので
水揚げは比較的楽でした。

 

玄関には花屋さんで買った銀葉にあわせて
今回きていただく方から以前に球根をわけてもらい今年はじめて咲いた
ジャーマンアイイリスをいけてみました。

 

続く。。。


燕子花

2011年05月12日 | 嵯峨御流

社中さんとその友人をお招きして稽古を兼ねたお楽しみ会をしました。
お床には燕子花をいけました。
伝書にある「三州八ツ橋の景色」のイメージして観世水と亀の花留を使った魚道分けです。
(あっ床の写真はとりそこねてました。)

 

 

 


姫ライラック

2011年05月09日 | 庭の花

庭のライラックが咲きました。お姫さまのタイプです。
香りがとてもよくて職場の出窓の飾っているとみなさん甘い香りに気づかれて
おもわず顔を近づけられてました^^
クリスマスローズとあわせてみました。この花はもうおしまい、最後の花です。
アマドコロの小さな白い花も可愛い♪
そしてそろそろ薔薇が。。。(ふふっ)

 


(真)菖蒲

2011年05月02日 | 嵯峨御流

(真)菖蒲の花と葉

 

菖蒲と蓬 どちらもその匂いをかげば空中の毒気を受けないといわれ
屋根の上にのせたり風呂に入れたりして邪気払いに用いられました。

その二種に雇い花の花菖蒲の花をくわえて「端午の花」

菖蒲はサトイモ科ショウブ属(花菖蒲はアヤメ科)
水辺でよくみかける石菖も同じ科、この時季やはり同じような花が咲いてます。
庭にも石菖があり、まだ葉だけだけど生徒さんに参考にみてもらうため
小瓶にさしたら あらっ素敵♪
菖蒲の花が堂々としていて男の子の節句らしさを醸し出しているようです。