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水稲新品種 カドミウム吸収せず 農環研など登録出願 「コシヒカリ環1号」

2014年01月31日 16時29分11秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「水稲新品種 カドミウム吸収せず 農環研など登録出願 「コシヒカリ環1号」 (2014/1/31)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
農業環境技術研究所(農環研)と農研機構・作物研究所は30日、カドミウムを土壌からほとんど吸収しない水稲「コシヒカリ環1号」を品種登録出願したと発表した。
生育や収量、食味、病害耐性などは「コシヒカリ」と同等。
育種素材として既に65の水稲品種や系統に交配されている。

カドミウムをほとんど吸収しない「コシヒカリ」は、農環研や東京大学などで構成する研究グループが人為的に突然変異を起こす手法で、2012年に育成した。
その後、農環研と作物研究所が生育や収量、食味などを調査。
「コシヒカリ環1号」として出願した。

試験栽培はカドミウム濃度の高い圃場(ほじょう)で実施。
収穫した「コシヒカリ」の玄米中のカドミウム濃度は、食品衛生法で定められた基準値(1キロ当たり0.4ミリグラム)を超えた。
一方、「コシヒカリ環1号」ではほとんど検出されなかった。
カドミウム吸収に関わる遺伝子も特定し、研究成果を育種に役立てている。

カドミウムは、国内の土壌中の濃度が高い地域では、玄米中のカドミウム濃度を低減するために、たん水管理や、アルカリ資材の投入によるカドミウムの吸収抑制などで対策していた。

新品種について、農環研は「新たな対策になり得る」と期待する。
というもの。

生産者が減り続けている現実からすると、「その場所は、作らなければいいんじゃないの」等と考えるかもしれないが、これは凄いことだと思う。
これを期に、土壌汚染物質を吸収しない品種も作ってもらえないだろうか。
なんて、膨大な開発時間がかかってしまうことを判っていながらも、ついつい思ってしまう。
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