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こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

質問「玄米の美味しい研ぎ方」-となりのマエストロ

2010年03月25日 20時21分43秒 | Weblog
玄米ご飯を美味しく食べるための研ぎ方が知りたいという質問です。
(米穀関係者・生産者等で、この内容を使用する場合は、必ずご連絡お願いいたします。
掲載されている全ての情報の、無断転載は禁止いたします。)

1.玄米を正確に計る
炊飯器に付属している計量カップに、玄米を山盛りに入れてから、カップを左右に軽く振り、米粒をカップの中に詰め込んでから、割り箸などをカップの淵に沿って滑らして、余った部分を取り除きます。これで1カップとなります。

2.玄米の汚れを落とす
ボウルではなく、網目のシッカリとした金網のザルに、正確に量った玄米を入れ、素早くその中へ浄水器を通したお水か、ミネラルウォーターの水を注ぎ込み、全ての玄米が水に浸かるようにかき混ぜたら、すばやく水を捨てます。

3.お米を研ぐ
すすぎが終わり、ほぼ水が切れた状態になっている金網のザルの玄米を、一定のリズムとスピードを保つようにして、金網の網目に玄米を擦り付けて、玄米の表面に細かい傷を沢山つけるような気持ちか、玄米の表面を一皮剥き取るような気持ちで、強めにゴシゴシ・シャカシャカと音を立てながら、100程度(多い分には構わない)擦り付けます。

4.すすぐ
玄米を研ぐと、極薄茶色の研ぎ汁がボウルの下に溜まってきますので、別のボウルに水を張って、その中にザルごと玄米を入れて、濯ぐことを2回するか、玄米に直接水(水道水でよい)をかけながら濯いでください。

5.玄米の状態を確認する
研いだ玄米の表面に、傷がついているか、一皮剥けているかを確認したいので、玄米を数粒指に取り、玄米同士を擦すり合わせてみてください。
研げていない玄米なら、玄米同士がツルツルと滑ってしまうのですが、研げている玄米なら、玄米同士が引っかかり、ザラザラとした感覚になります。

6.もう一度研ぐ(自己判断)
まだ、研ぎ方が足りないと感じるようでしたら、もう一度だけ3から5を繰り返えしてください。

7.もう一度すすぐ(自己判断)
1回目とちがって、やや薄い乳白色が混じった研ぎ汁になっていますので、素早く新しい水(水道水でよい)を注ぎ込んでから2~3回かき混ぜ、研ぎ汁を薄めてから流すことを2回してください

8.玄米を浸水させる
玄米は浸水するのに時間がかかりますので、お塩を1掴み入れて、四季に関係なく最低でも2時間(理想としては5時間)を一つの目安としてください。
ただし、長すぎると水の中に雑菌が繁殖する場合がありますので、最長でも9時間としてください
ちなみに、炊飯器のお釜の中には、白米用や玄米用の目盛がありますので、必ず玄米用の目盛で水加減をしてください。
また、その水のまま炊くことになりますので、水道水ではなく、浄水器を通した水か、ミネラルウォーターをお勧めします。

9.お米を炊く
炊飯器に「玄米」という炊飯モードがあるのであれば、玄米を柔らかく美味しく炊けるようにプログラムされていますので、玄米モードに合わせて、後は炊飯器に任せてください。
玄米は、柔らかいほうが食べやすくて甘みもあり、さらに消化も良くなりますので、炊き上がり具合の調整は、炊く時の水加減の増減、浸水時間の長短、研ぎ方の強弱などで工夫してください。
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