世界のかたすみに、まずしい若者がおりました、
♬ やまで木をきりゃあー よー
かわでながすよ よー
きみはちいさな のべの花
きみはかわいい のべの花
そうれよ やー
やあれよ やー
行く手に 一輪の花、
「アオよ ふんではいけないよ」
「わかってまさあー でも どうして あっしを アオっていうんですか」
「シロじゃあ おかしいだろう」
「ちげえねえー じゃあアカは」
「リベラリストだよ」
「ヘー ものわかりのいいリベちゃんですか」
「チュウゴクさまを あんなにゾウチョウさせてしまった」
「じゃあ ピンクは どーすっか」
「シンジュク2チョウメで コロナ・ウイルスにかかるだろうが」
「ダンナは かしこいんですね」
「おまえほどじゃあないよ」
「ヒヒヒーン」
その夜、若者の家を、
「トン・トン」
美しいむすめが立っていました、いいにおいがします、
「わかいおなごというものは いいにおいがするものですよ」
それから、ここに住むようになりました。