The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

静御前はShaman 下

2018-01-18 14:32:11 | 世界経済
 
 その時、鎌倉の八幡宮に、もうひとつのカマクラが浮かび上がった、舞台にはシズカ(静御前)、  
  ♪ シズカなあーらー ハナならーばー  
    さーくとーきも ちーるとーきもー  
    見ててー ほしーのー あーなーたにー      

    イェーイ
    しずかー  
    しずかー  
    しずかー  

 シャーマンは時間と空間を飛行する、こ国の本質は、数千年に渡って展開されてきたこの宗教的好意かもしれない、年々、増加する外国人観光客は、これに魅(ひ)かれているのではあるまいか。

   よしのやま 峰の白雪 踏み分けて
     入りにし人の あとぞ恋しき    

 鬼をも恐れぬ鎌倉のもののふが、袖でなみだをぬぐう、
   あとぞ こいしき  
   あとぞ こいしき   

 「おのれ しずか どうしてくれようか」
 「うたわせて ください   
  うたわせて ください  
  政子 一生のおねがいです」 
 「まわせて ください    
  まわせて ください 
  一生の 一生の おねがいです」 
 
 「戦いが おとこの いのちなら   
  恋は 恋は おんなの おんなの いのちなのです」   

 このエピソードは事実か、というのは、この時。静は身ごもっていたからで、しかし、事実でなくとも真実。カマクラは、
 「おんなの子なら ゆるすが おとこなら ころす」
 男の子だった、静は放そうとしない、やがて、取り上げられ、波の上に置かれた。  

 ところで、昭和天皇が御行幸の折、
 「この辺に しずかの墓があったはずだが・・・」

 これもまた、日本の歴史の美しいヒトこまになった。