The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

The cunning policy of British Empire ・イギリスの狡猾なアジア政策 下

2017-09-02 11:12:16 | 世界経済

 アヘンの吸引は、「トローン」としたいい気分にさせてくれるようだ、骨と皮になっても極楽にいる心持ち、まさに亡国のケムリ、日本が台湾に入った時も同じような光景が、いたる場所で展開していた、台湾総督府は。これを規制し、薬局でしか購入できないようにして、徐々に、この民族滅亡の悪習慣を止めさせていった、明治の日本人のモラルの高さであり、心ある台湾人・本省人や台湾土着の元の高砂族の人々は高く評価しているのではあるまいか。
     
 さて、現在の状況。イスラム国に支配されていた都市が解放されると多くの死体が発見される、イスラム国はスンニ派だが、処刑された人々は、シーア派やヤジデイ(Yagidi)派、イスラム教の信者なのに残念なことだ。

 イスラム国の狙撃兵が潜伏しているビルは、ビル全部を破壊したらしい、飛行機による爆撃と重火器の砲撃、メチャクチャに破壊したのだが、当然、巻き添えになる人も多い、それと、どれだけのカネが使われたか、まあー 生きるの死ぬかだから、そんなことは言ってられないと思うが、Americaの軍需産業の利益はどれくらいか。

 広大な中東地域の大半は、砂漠と言うよりは土漠(どばく)で砂ではなく、カチカチの地面で農作物の栽培は不可能、昼間は40度以上で夜は零下何十度、そして、ここでは、時々、溺れて死ぬ人がいるらしい、それは、雨が降ると、大量の水は、固い地面に吸いこまれない、あっという間に洪水になり、鉄砲水になる、タイヘンな土地である。

 ラクダというトボケタ動物が、フラフラしている。

 だから、国など成立できなかった、イギリスが勝手にラインを引き、国にして、自分が気にいった部族の首長をバック・アップ、ところが、ここに石油が出たから、ややこしくなった。

 サウジアラビアは、当初は、イギリスが支援したが、第二次大戦末のヤルタ会談で、イギリスのチャーチルとアメリカのルーズベルトが対立する、したたかなサウジの王は条件のいいアメリカを選んだ、この交渉は知恵の限りをつくした綿密なものだったらしい、だが、こうしてサウジの莫大な石油がアメリカのものになり、戦後のあの発展の原動力になる、ルーズベルト最後の大バクチが成功したのだ。