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図書館の側にあるローズガーデン。
予算が回らないせいか年々荒れてきていたが、今年はきれいに手入れされている。
気になって時々覗いていたが、やっと咲き始めた。
爽やかな風に乗ってほんのりと甘い香りが漂ってくる。
ベンチに腰掛け薔薇の風を全身に浴びながら、借りてきたホラー小説【首無の如き祟るもの】(三津田信三)でも読もうと思ったが......蜂にさされそうになってやめた。
☆
嬉しいことに我が中国語クラブに、またひとりの紳士が入会することになった。
退職して時間が出来たので、以前勉強したことのある中国語を再開したいとのこと。
熱烈歓迎!!
これで会員は8名となり会の運営に少し余裕が出てきた。
現在男子会員は2名。
我ら息災の女子会員と比べたら、両名とも60歳前後に大病をしている。
稼ぎすぎの壮年戦士たちよ、くれぐれも健康には留意していただきたい。
数年前脳梗塞になったF氏は、言語障害のリハビリに中国語を取り入れることを思いついたと言う。
大きく口を開けないと正しく発音することが出来ない中国語に目をつけたその着想はすばらしい。
本気になった男性の力をあなどることなかれ!
F氏は今や、キャリア10年の我らのほほん女性陣を押さえ学習のリーダー的存在である。
講師のうっかりミスにも容赦なく、講師も緊張するが我らも大きな刺激を受けている。
ところでいつも疑問に思うのだが、語学学習に年齢の限界はないのだろうか?
【日野原重明さん】は、70代で韓国語、80代で中国語、90代でロシア語をマスターされたそうだが、それはスーパー新老人だから出来ること。
我ら凡人は65歳ぐらいが限界ではないかと思うのだが......
当クラブで№2の若さを売り物にしている(?)私は、会員のお姉様たちを観察していると、老化と語学学習の相関関係にやりきれなくなることがしばしばだ。
(1)問題、質問の意図を理解出来ない。しようとしない。
(2)与えられた条件を徹底的に無視する。忘れてしまう。
(3)短文が作れず必ず長文になる。だらだらと言い尽くさないと気が済まない。
(4)抽象的な作文が作れない。自分と家族のことしか表現出来ない。
(5)一方的に話すことは出来るが聞かれたことに答えられない。
(6)発音が矯正されることは絶対にない。
(7)ミスをしても恥ずかしくない。羞恥心が向上心につながらない。
(8)どこで笑ったらよいか分からない。なぜ笑っているか分からない。
(9)10年のキャリアをひた隠しにする。最近始めたばかりよと言う。
(10)中国語を勉強している割には中国の悪口が好き。
等々いくら数え上げてもきりがない。
いたって真面目に勉強しているのだが、なぜかこうなる高齢者学習会。
それぞれが侵すべからざるフィールドを持っていて、その中で独自のワンダーランドを築き上げようとする老人の特質が遺憾なく発揮される。
もちろん私自身にも該当することばかりで愕然とさせられる
要するに後退の実感はあっても進歩の実感が全くない。
それでもやる意味はあるのだろうか? 答はYesだ!
ところでお仲間御婦人達の日常はいずれ我が道
(9)に至ってはまさにですよ!我が身のキャリアを隠さないとならないとは・・
本来なら自慢もしたいところを・・進歩の問題よね
(3)などは身につまされます。だらだらと言っているうちに何が言いたかったか分からなくなってしまう。
年と共に恥じらいも無くなってくるから(7)も頷けます。(9)は10年もやっているとは恥ずかしくて言えない遅々とした進み具合。
あれ?恥と思う気持ちは残っているという事?
新しいことは覚えられないし、苦労して覚えてもすぐ忘れる。
でも全部年齢のせいに出来るし、みんな楽しそうにやっているからいいか!
>我が身のキャリアを隠さないとならないとは
これは悲しい現実で、己をわきまえているからこそ自慢することはいたしません。
キャリアは隠すけれど、年齢は少し上で申請する現象があって、これがちょっと不可解也。
中国語では長文にする技術がないから超短文ですが、得意の日本語では.....
自分で自分に説明する癖があって気がつくとダラダラと長くなっています。
ブログも半分の量にしたいといつも思うのですが、自分で納得いかなくてつい長くなる。
だから他国語でも冗漫になるお姉様たちの気持ちはよく解ります。さすがだと感心します。
>恥と思う気持ちは残っているという事?
あはっ、ここは矛盾するところだけれど、少しは残っているみたい。
あははっ!中国人に中国語で悪口を言うのを目指してください♪
必要に迫られないと語学に限らず上達しないんでしょうね。最近、実感してます。
>(3)短文が作れず必ず長文になる。
これって、逆転の発想で日本語で3行詩を作って中国語に変換してみるってのは??
日本は俳句や短歌のお国柄ですから・・短い文はお手のもの・・・のはず・・ですし。
ホント!私も一度はやってみたい。
キャリア10年なら出来ても不思議はないのだけれど......
>日本語で3行詩を作って中国語に変換
面白そうですね。はまってしまうかも。
ところで、先般我が家にやってきたテンテンに「日本の作家で知っている人は?」と尋ねたら、村上春樹と石川啄木と言いました。
啄木の短歌は中国の教科書で習ったそうです。
盛岡に来たら啄木の故郷だと知ってビックリしたと言っていました。
俳句や短歌は全世界的に愛好者がいるみたいです。
よくわからないけどキッパリ!でいいですね(^^)
「どこで笑ったらよいか分からない。なぜ笑っているか分からない。」
これはリアルに場景が浮かんできて
思わず笑っちゃいました。失礼!
でも、みなさん偉いと思います
継続することに意義があるのでしょうね
頑張ってください
意味があるのかないのか?
いつも自分に問いかけていますが、自分でもよく分かりません。
惚け防止程度の効果はあるような気がしますが(笑)
「笑い」というのは、理解度が一番端的に現れる行動様式ですね。
ここで落ちこぼれが明確になります。
それでいつも私は、笑われるような行動を目指しているのですが.....