![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/fc/5b03be850ff5c402ac7a331893c4cb1d.jpg)
3月の声を聞くと冷気もさすがに鳴りを潜める。
このまま順調に気温が上昇するとは思えないが春はもう目前。
暖かい陽ざしを浴びて水耕の風信子(ヒヤシンス)が一気に開花、ももちゃんドールは春の夢のなかでまどろむ。
さて、どこかに出かける時(買い物、散歩、旅行、映画など)、あなたは以下のどのスタイルを選ぶ?
(1)夫婦で揃って出かける
(2)つれあいに留守番をさせてひとりで出かける
(3)つれあいに出かけさせてひとりで留守番をする
もちろん私は(2)...ではなく(3)だ!
留守番が好き。ひとりでいて、誰の為にもならないことをする(もしくは何もしない)ことが一番リラックス出来る時間だから。
時々ひとりにさせてくれるなら、ダイヤも毛皮も着物もいらない。
しかし私のこの趣味はなぜか理解されがたく、何度説明してもオットーは分かろうとしない。
むしろオットーは、自分ひとりで楽しむことに罪悪感を感じていて、何をするにも私と一緒にやることが女房孝行だと考えている節がある。
ところが今回娘の方から、とても素敵な提案があった。
「夫婦で四国旅行をするのよ。横浜でココア(犬)の世話をしながら一週間留守番をしてくれると助かるんだけれど...いかがでしょうか?」
ひとりになりたがりの私の性向をよく理解している娘が、どうやら自宅の留守番にかこつけて「解放された一週間」の時間をプレゼントしてくれるらしい。
「あはっ、最高!! 行く♪行く♪」
この冬の長く厳しい寒さでちょっと鬱気味になっていたから、気晴らしにはちょうど良い。
家事や雑事から解放されることもありがたい。
オットーに留守番を押しつけて出かけようとする我が重症のエゴイズムに関しては、この際目を瞑ってもらうことにする。
世間一般の常識では、私の年齢なら孫の世話にかり出されるのが大勢を占める。
でも孫よりもうんと気楽で責任のない犬の世話、今回に限っては孫がいないことに感謝、感謝。
「オレの世話より犬の世話の方が大事なのか?」
オットーには嫌な顔をされたが振り切って出かけた。
で、私は横浜で一週間何をしてきたかと言うと...
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/70/8652664d25833ec858a0fc79ca6bd6c4.jpg)
『鶴見川』
娘の住居のすぐ傍を流れる鶴見川の川辺を毎日ココアと、あるいはひとりで黙々と散歩した。
鶴見川は日本で一番汚い川として有名だそうだが、特にヘンな匂いもしなかったし、鳥もいたし、河川敷や遊歩道は広々と整備されていて気持ちがよかった。
早春の遊歩道は、マラソンやウォーキングやサイクリングをする人たち、犬の散歩をする人たちなどが行き交い一日中活気に溢れていた。
鶴見川は、源流から河口までの全長42.5キロの大部分の河畔を歩くことが可能、日本で一番散策者が集まる川としても有名だそうだ。
私は毎日、今日こそはどこまでもどこまでも歩き続けようと決意して家を出るのだが、たいていは3・4キロも行けば疲れてしまって、帰りはいつもバスに乗って戻ってくることになるのだった。
鶴見河畔以外の道もあちこち歩き、旧東海道を見つけ芭蕉の句碑も発見した。
お腹が空いたら安くて美味しそうなお店を探してひとりご飯。
一週間の滞在中に3回も行った印度カレー屋さんがある。
鶴見川の近辺の風景にすっかり魅せられてしまった私は、住居からあまり遠く離れることなくのんびりと穏やかな時間を過ごし無事留守番の任務をやり遂げた。
もしもう一度留守番をさせてくれるのなら、次回はしっかり体調を整えた上で2・3日かけて鶴見川の全長を歩いてみたい。
私も転勤の色々な雑事から抜け出して、お休みが欲しいです。誰かプレゼントしてくださーい。(涙)
横浜素敵な町なんですね。おかげ様で少し旅気分になりました。ありがとう、nihaoさん!
更新がないのでどうされてるのかと思ってました。
横浜なら暖かくて散歩も気持ちいいことでしょう。
以前はいっつも主人とベッタリでしたが、この頃はお互いに好きなことをするが増えてきました。
一人は楽ですね。
なんと、あちらは暖房がエアコンだけ!
ゆっかりんさんには共感していただけると思いますが、北国育ちの私は、ストーブから赤い炎が出ていなければ暖まった感じが全然しないんです。
どんなに高温に設定しても芯からあたたまらない。
都会の人は慣れていて平気かもしれませんが、私、寒くて寒くて(^_^)
だからせっせとウォーキングしていたの。
でも自分のペースだけでのんびりと過ごすことが出来て楽ちんでした。
いつもひとりでいたいわけではなく、たまにひとりになれると嬉しいですね。
私は家にいても「何時までには○○をしなければ」というような、自分の決めた時間に結構囚われて追われているので、今回のような100%解放された時間が時々は欲しいです。
ブログの更新がなかなか思うようにいかないのは...これもやっぱり歳のせいかな?
集中できなくて困っています。
孤独は嫌い
安心できる一人時間ってどうしてあんなに開放感に満ちるのでしょうか??
う~ん。。私も(3)ですね。
一緒が好きなオットー氏、次回は一緒に…??
夏は夫はゴルフに行く事が多いので(3)
ゴルフに出かけてくれると実はホッとしますが、夫は自分だけ遊びに行くのはちょっと気が引けるみたい(笑)
鶴見川、私も娘宅に行った時は必ず一度は歩きます。
そうです。そうです。およよさん、うまいこと仰る!
不安材料があるのは駄目! 孤独も駄目!
暮らしや経済、すべての安心に裏打ちされた[ひとり待ち時間]が最高!
...なんてこと言っていると、主婦って大変我が儘な生き物であることに気がつきますが
特別ハイレベルのことを望んでいる訳ではないし、また望むべくもないし。
ちゃんと身の程は知っている(^_^)
だから世の中の男性たちも、安心してどんどん外に飛び出していって欲しいものです。
きっとひとりで身の回りのことをするのが面倒なのでしょう。
安心して留守番をさせることが出来る夫は自立した夫だと思います(^_^)
作家の五木寛之さんは、身の回りのことは全部自分でやることを心がけていて、食事も作っていらっしゃるそうです。
そして奥様の立場を尊重し、その行動は一切ノータッチと仰っていましたが...やっぱり一流の男はどこか違う?
それとも五木寛之さんをそのようにさせた奥様が凄い?
お会いしたかったですね。
さて、質問の方は、
1もあり2もあり3もありという
非常にわがままな答え。
一緒に楽しみたいこともあるし、
一人で出かけたいことも多々あるし、
夫が一人で出かけてくれることもOK!
でも仕事に追われて、
どの時間もあまり作れません。
現実は厳し~い。
男性の方が、さびしがりやで臆病だと思いませんか?
自立した夫を育てる?のも奥方の腕の見せ所ですよね。
次回、こちらのいらっしゃる時には、
是非知らせてくださいね。
ごめんなさいね。
これからはこのような機会が増えそうなので待っていてください。
yumekoさんから戴いたヒヤシンスが咲きましたよ。
一足先に春の香りと華やかな色彩を楽しみました。
>男性の方が、さびしがりやで臆病だと思いませんか?
ホント、その通りだと思います。
特に退職後はその傾向が顕著で、妻の手を煩わせる男性が増加します。
妻はどんどん逞しくなって自立していくから、心理的なすれ違いが深刻になる前にお互いに歩み寄る必要があると思います。
熟年夫婦の安泰のためには、(1)(2)(3)のバランスが大切ですね。