日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

「ベルリン国立美術館展 -学べるヨーロッパ美術の400年-」に行ってきました (2012.8.31)

2012年09月12日 | イタリアの美術館・博物館
「ベルリン国立美術館展 -学べるヨーロッパ美術の400年-」に行ってきました (2012.8.31)


またしても金曜夕方を選んで行って来ました 「ベルリン国立美術館展 -学べるヨーロッパ美術の400年-」@上野の国立西洋美術館(9月17日まで開催)

とにかくベルリンの美術館群からコレクションがたくさん来るということで楽しみにしていたのですが やはりイタリアの絵画も多く 第1章から第6章までゆっくりと鑑賞できました

クラーナハの「ルクレティア」のまなざし レンブラントの「ミネルヴァ」の荘厳さ   セバスティアーノ・リッチ「パテシバ」の怪しい魅力に魅了されましたが レオンハルト・ケルンの「ガイア、もしくは人喰いの擬人像」の 人の足をむさぼり喰らう老女のその表情に圧倒されました


けれど今回私は なんといってもレンブラント派の「黄金の兜の男」が見たかったのです  
この絵は昔からベルリンの観光パンフレット等で何度となく目にしていたけれど 実物を見てみると まばゆいばかりに光輝く黄金の兜のその下の男の面影のなんと悲しげな表情…これは30年戦争の悲惨さを憂いているのだそうです 複製画も売っていたけどあの目を射るような金の兜の光は感じられず やはり本物でなければ味わえないものを確かに感じました

フェルメールの「真珠の首飾りの少女」があるとはいえ ここは「マウリッツハイス美術館展」(「真珠の耳飾りの少女」が展示中)ほどの混雑ではなく この絵にも十数名ほどしか並んでいなくてすぐに見られました 

そして素描の中ではなんといっても 特別展示されていたミケランジェロの「聖家族のための習作」が素晴らしかった!!  そして昔訪れたペルガモン博物館や東ベルリンのウンター・デン・リンデン通り沿いの美術館群のことを 遠い昔の思い出をずっと探っていたのです…もう30年も前のことです


美術館を出たら満月がとてもきれいだった!! 朝行くよりも涼しくて金曜夕方はおススメです(金曜のみ夜8時まで):
ベルリン国立美術館展 -学べるヨーロッパ美術の400年-」は こちら

そして来年の国立西洋美術館では3月2日(土)~6月2日(日)まで 「ラファエロ」展が予定されているそうです 今年はレオナルド・ダ・ヴィンチにフェルメール そして来年はラファエロですね(^o^)/


また今年の10月3日(水)~12月23日(日)まで 「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」展も開催予定です 
国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
詳しくは こちら



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