日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

雪の舞う中「Ryts MONET “sisters”」展に行ってきました(2014.2.14)@Gallery Coexist-Tokyo

2014年02月15日 | イタリアの美術館・博物館
雪の舞う中「Ryts MONET “sisters”」展に行ってきました(2014.2.14)@Gallery Coexist-Tokyo

またしても大雪となった2月14日(金) イタリア文化会館からちょっと足を伸ばして東西線の木場にあるgallery Coiesist-Tokyoで開催中の「Ryts MONET “sisters”」展に行ってきました 
駅ナカでチョコレートを売っていたのでようやく今日がバレンタインだって思い出した(笑)


Ryts MONET氏はバーリ生まれで現在はヴェネツィアで活躍中の若きイタリア人アーティスト 
初の個展となるこの展覧会では 2013年2月に石巻で撮影された映像作品を中心に展示されていました ここに来るのは初めてです

石巻市とローマ近郊のチビタベッキアが姉妹都市であることからこの展覧会に”sisters”というタイトルがつけられたとのこと 

ヴェネツィアのビデオ映像ではためくそれは防寒用のきらきらした生地(助けを求めやすく光る素材となっている) その同じ素材で作られたキューブ状のオブジェ
 
また 世界にちらばる多くの「自由の女神像」のレプリカを版画のようにして飾った88点の作品の表すものは...? 私はこんなにたくさんの自由の女神像が世界中にあるなんて知りませんでした!

チヴィタベッキアにある聖母マリアの像が 血の涙を流したといわれています 
その聖母マリアと 石巻の自由の女神像をシンクロさせた作品 
そう HPにあった「自由の女神像」は 石巻にあったものなのです 
震災で半壊し こんな形になって...

震災2年後の石巻で撮影された映像もまた ハメルンの笛吹男になぞらえた黙示録的なものでした 
人っ子ひとりいないがれきの残る街で ひとり笛を吹く男 その彼が着ているのは 放射線防護服でしょうか? 象徴的な作品でした


「人間の活動のわずかな痕跡のみが 人類の消滅後に生き残るであろう」との言葉に 昔見たSF作品を思い出してしまいました 


    * * *

会場でいただいたハガキで ここの一階にある アース+ギャラリー(Earth+Gallery)の次回の展示は 「小松冴果 個展 呼吸するように創る」 (2014.3.1~3.16)と知りました 
3月9日(日)にはワークショップ「陶で創るアクセサリーパーツ」も開かれます なかなかに魅力的です

知らない世界を垣間見て 雪の中を行ってよかった!!

gallery Coiesist-Tokyo様に この場を借りましてお礼申し上げます

展覧会のお知らせは こちら (2014.3.2(日)まで開催、月曜休館、入場無料)



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