たぬ吉が、六甲に仕事に行かなくなって、3か月余り・・・。
6時半に起きて、お弁当を持たせて送り出さなくてよくなった。
当然、起床時間が遅くなる。
ねこ吉は、不眠症気味なので、早くから目は覚めているけど布団からはなかなか出られない。
うつらうつらしてしまって、「ギャー!」って時間になってしまったことも何度か・・・。
今日は、7時半起床。
8時半ごろ、洗濯物を干しにベランダに出た。
メジロや、ヒヨドリに食べさせてやろうと、紙の上に半分に切ったポンカンを置いていた。
食べた跡はあるけど、今年はまだ写真は撮れていない。
今朝、ポンカンはひっくり返ってベランダの隅に吹き寄せられて、紙は飛んで行っていた。
そういえば、昨夜は随分激しい風が吹いていたなぁ・・・。
洗濯を干しながら、孟浩然の「春暁」を思い出す。
中学3年、我が尊敬するM先生に教えてもらった。
漢詩「春暁」「静夜思」「春望」を習った。
全部覚えて、一人一人暗唱したと思う。
お蔭さまで、この年になっても暗唱できる。いや、「春望」はちょっと危ないなぁ。
春 眠 不 覚 暁( 春眠暁を覚えず)
本当になかなか布団から出られません。
処 処 聞 啼 鳥 (処処啼鳥を聞く)
洗濯を干していると、何処かで鳥が鳴いている。スズメですが・・・。
夜 来 風 雨 声 (夜来風雨の声)
昨夜、凄い風だった。春の嵐か?
花 落 知 多 少 (花落つること知る多少)
クーラーの室外機の上に置いていた年末に二楽園で買った寄せ植えが、転がり落ちてエライことになっていた。
「落つること知る多少」どころの騒ぎじゃありません。
M先生、「春暁」は、典型的な起承転結の漢詩ですよね。
京は三条糸屋の娘
姉は十六妹は十四
諸国(諸)大名は弓矢で殺す
糸屋の娘は眼で殺す
これは、頼山陽が起承転結を教えるときに使った例らしいけど、先生はねこ吉達に教えてくださいましたね。
先日、M先生のお宅に伺ったときに、「先生の授業は高校の授業だったね。」と皆で言い合った。
ねこ吉には、背伸びした授業が、とても興味深かったんです。
中学3年で、知識が留まっておりますが・・・。
M先生に教えて頂いたことは、何年たっても四季折々ふとしたきっかけで思い出します。
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