呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

三千櫻 純米 Regular Class

2021-03-07 | お酒
北海道にこんなお酒があったかな?というのと、
同じような銘柄を見た記憶があったなというのが
あって買ってみました。
調べてみると元は岐阜の酒造さんで北海道に移転だそうです。

という訳で今回は三千櫻(みちざくら) 純米Regular Class





三千櫻は北海道の三千櫻酒造株式会社さんのお酒です。
https://michizakura.jp/


酒造の移転となると古くからの顧客がどう思うかというのも
ありますが、日本酒を作る環境が一番ネックですね。
酒造米ならば他から買い入れるという事も可能ですが、日本酒で
一番大事な水は難しいです。
北海道であれば水は美味しいと思います。ただ元の岐阜の
水質とは明らかに異なる訳でそこをどうするかが問題になるかと。

新規の酒蔵を開くのであれば難題は多いものの0からの出発が
可能です。それが酒蔵の移転となると背負っている物が異なり
足枷というかプレッシャーにもなってしまいます。

今までの味を継承するのか、はたまた心機一転新しい味の開拓を
行うのか これは杜氏さんの一大決心でしょうね。



開封
花粉が酷く鼻が詰まり気味ですがそれでもスッと通る吟醸香が
あります。
フルーティーさの中に鋭さがあるようにも思えます。
色は濃くはありませんがしっかりと分かる黄色っぽさです。

では頂きます。
ほう、開封時に感じたシャープさをもった酸味が飛び込みます。
同じく香りも鼻に抜けます。
開封時に感じた酸味を帯びた吟醸香とほんのりと麹っぽさも
混ざった絶妙な風味です。

全体的な味でいうと日本酒度は+2~3程度なほんのり辛口風。
甘味は薄く酸味が主体ですがその酸味も強くはなくアッサリです。
とはいえサクッと風味が消える訳でもなく、じわーっと後味が
残るので良い余韻を残してくれます。

初日のおつまみは先週に引き続きサンマの佃煮と〇ゃがりこ
感想を書く前にお酒がなくなりました。
かなり脇役に徹する感があります。
もちろんお酒があった方が美味しく頂けています。



さて二日目
少し酸味が強くなった感があります。
極わずかに苦みも出てきたようです。
ただキレの良さは変わらずすっきりとした辛口です。

二日目のおつまみはキムチチゲ
それほど辛くない品です。
お酒の旨味がほんのりと出ますが全体的な主張は控えめです。



岐阜時代の三千櫻のお酒を飲んだことがありません。
なので比較は出来ませんが美味しい一杯です。
飲み始めのインパクトは薄いですが一杯、二杯と重ねると
旨さが出てくるいぶし銀のようなお酒でした。

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