呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

39-Special Thanks 2022- 純米大吟醸 無濾過生原酒

2022-12-25 | お酒
予定通り大吟醸を飲みますよ。
今回の一本は39-Special Thanks 2022-です。





39-Special Thanks 2022-は千葉県の合資会社 寒菊銘醸さんのお酒です。
https://kankiku.com/

開封
開けた瞬間に強く香る吟醸香があります。
流石大吟醸といったところでしょうか。
嫌でも期待が高まります。

色はガラスの酒器に注いでギリギリ分かる
程度の黄色味です。


では頂きます。
ちょいと冷やしすぎな感はありますが酸味が
やや強めの甘酸っぱさ。同時に比較的印象が
残る苦みも並走します。
特筆すべきは口に含んだ際の香りの良さ。
開封時に漂った香りが口腔内から鼻に抜ける
感じは大変心地が良いです。
この辺りは流石大吟醸といったところでしょうか。

苦みもしっかり存在しますが全体的な味の傾向は
大分甘め。日本酒度でいうと-3~-5くらいか
もっと甘いかも。
完成度の高さは流石寒菊酒造の大吟醸です。

初日のおつまみはクリスマスイヴなのにトビウオの乾物。
単体でかなり美味しいつまみです。
甘辛い味なので甘いお酒でも拒絶感は無し。
魚の内臓の苦みも和らぐのは凄いですね。
ややお酒有利になりますが悪く無い組み合わせです。


さて二日目
初日と変わらず華やかに香る甘酸っぱさです。

二日目のおつまみは連続乾物。
しかも二日目はめざし、カタクチイワシです。
初日のトビウオは旨味が強かったですが、二日目の
めざしは塩辛さが目立ちます。
それゆえかお酒の甘さが際立ちます。
悪くはないですが辛口のお酒の方が良い気もします。


少し前から人気の寒菊酒造さんのお酒、しかも大吟醸でした。
個人的な感想だと寒菊さんのお酒は大吟醸が飛びぬけて
美味しいですね。
元々大吟醸自体大変贅沢なつくりですので美味しいのは
当たり前なのですが、それでも寒菊さんの大吟醸は格別。
年末年始はイベントが多かったり何かとウキウキする
空気感が増しますが、そんな時に飲むにはピッタリの
一本です。もちろん新年向きでもありますね。

一応2022年最後の更新です。
2022年は良いような悪いような微妙な年でしたが
終わりよければすべて良し を体現するような良い
お酒を飲めたので満足です。

酒屋さんは年末まで営業しておりますし、書き入れ時
且つ贈答用に良いお酒が並びますので追加もあるかも。


2022年は大変お世話になりました。
2023年も美味しくお酒を飲みたいものです。

皆さま飲み過ぎに注意して良いお年をお迎えください。
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国権 純米生酒 てふ Tefu 2022

2022-12-18 | お酒
平年通りであれば12月は大吟醸進行で行きたかったのですが、
気づいたら12月だったという感じです。

という事で今回の一本は大吟醸では無い二年強ぶりのてふです。





以前飲んだてふは紺色でしたが今回は瓶も含めて真っ白です。
2022と付けて分けましたが同種なのかどうかは不明です。

てふは福島県の国権酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.kokken.co.jp/


開封
ほう、とても芳しい吟醸香があります。
フルーティーさがあるので甘酸っぱい傾向ではないかと
予想します。

色はガラスの酒器に注いでもそこそこ分かる程度の
黄色です。


では頂きます。
ふむ。思ったほど甘く無いです。
傾向としては前回の山川光男と似ています。
ただ山川光男より甘く、口に含んだ際に吟醸香が
広がる感じはてふの方が強いです。

またてふの方がサラリとした感があり、粘度はほぼ
無し。ただ苦みが比較的強いのは似ていますね。

日本酒度でいうと+2~3くらいでしょうか。
甘口というほど甘くは無し、でも辛口というには
ちょっと甘い雰囲気多めといったところ。


初日のおつまみはカニカマ。
かまぼこ寄りのチープなやつです。
うーん、悪くは無いのですが今回のお酒にはもう少し
良いつまみもあったのではと思ってしまいます。

次いで前回に引き続きの白菜の漬物。
二日目に食べた物と同じです。
前回の相性の傾向を知っておりましたので期待して
おりませんでしたが、思いの外合います。
前回よりお酒の香りの広がりがあって良いです。


さて二日目
開封時の香りはかなり飛んでしまった感じです。
それでも口に含んだ時に広がる香りは健在。
味は酸味と苦みがアップで甘さが控えめに。

二日目のおつまみは控えたんじゃなかったか?の
○らあげくん。Wコンソメ味という品です。
ポテチのコンソメ味そのまんまでしかも濃いです。
物凄いスナック感。
ここまで味の濃いつまみで大丈夫かな?と危惧しましたが
全然問題無し。良い感じです。
ただ今回も残るもう少し良いつまみがあったのでは感。


てふで生酒という文言に惹かれて突撃でしたが
思ったよりも全然落ち着いたお酒でした。
お水のようにとまではいきませんが、クセが少ないので
結構ガブガブと飲めてしまうお酒です。
またどちらかというと甘口傾向寄りではあるものの
つまみに合う香る辛口で良い感じです。

極端に甘口好き、または甘さを許せない頑固な辛口好き
には絶対飲ませられてないふよふよした感じがあるのは
特徴でもあり、欠点?でもあるのかなと。
甘すぎも辛すぎも嫌という方には良いお酒だと思います。
難点はてふの生酒はあまり出てこないようなので、遭遇
し難いといったところでしょうか。

次回は2022年最後の更新予定です。
2022年の年末、そして2023年の一発目は大吟醸を予定
しております。
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山川光男 2022ふゆ

2022-12-11 | お酒
今回はこのおじさんのラベル



山川光男さんですね。
山川光男 2022ふゆ です。



誰だよという話になりますがこのお酒は
山形県にある四酒造

『山』形正宗を作っている水戸部酒造
楯野『川』を作っている楯の川酒造
東『光』を作っている小嶋総本店
羽陽『男』山を作っている男山酒造

で山川光男 です。
四酒造の合同プロジェクトになります。
http://yamakawamitsuo.jp/
結構前から存在は知っておりましたが漸く飲みますよ。


開封
なかなかいい感じのフルーティーさがあります。
香りから想像するにサラリと甘い雰囲気ですね。
色はガラスの酒器に注いでそこそこ分かる黄色です。

では頂きます。
おや、甘くない。
酸味強めの香りが口腔に広がり鼻に抜けますが
甘味は極僅か。その代わり結構印象的な苦みがあります。
開封時の香りから受けたイメージのサラリ感はありますが
甘さは無かったですね。

ふむ、飲み始めはサラリと感じましたが僅かに
粘度があるようです。それでもしつこくなく舌に
滑らかに広がります。
時期的に新酒かと思いましたが案外ひやおろしだったり
するんでしょうか?口当たりがまろやかです。

苦みの余韻がかなり後々まで残るので飲んだ後の
感想は辛口。
日本酒度でいうと+5以上あるように感じます。


初日のおつまみはカロリー控えめ白菜の漬物
…極端だ。
辛口のお酒なので相性は悪くないです。
この感じだと水炊き等の鍋物にも合いそうですね。
冬場は白菜が美味しいですよ。


さて二日目
少し酸味が目立つ感じになりました。
味の傾向は変わらず。
ちょっと冷やしすぎました。

二日目のおつまみは…また白菜の漬物。
初日とは別物です。
初日よりも味が濃いためお酒の甘味を感じますね。
ただもっと良いつまみを用意すれば良かったかなとも。


Webサイトを見て初めて知りましたが季節毎の銘柄に
よって製造しているのが上記の4酒造がローテーションで
担当しているんですね。
という事は合同プロジェクトではありますが微妙に味の
傾向が酒造依存というか特徴が出るのかもしれませんね。
ちなみに今回の山川光男は男山酒造さんが製造しているようです。

買って初めて知る事実。
これは他の酒造が担当している山川光男も飲みたくなりますね。
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しぼりたて 清嘹

2022-12-08 | お酒
パソコンが吹き飛んでいたので遅延です。
メモっておいて良かった。

今回は町田酒造の清嘹(せいりょう)
しぼりたて 清嘹 です。





いつもの町田酒造というカラフルなラベルの銘柄と
違い、懐かしい雰囲気の日本酒らしい日本酒です。
Webサイトを見るとこちらの方が町田酒造の主力っぽい
ですね。

清嘹は群馬県の町田酒造のお酒です。
https://www.seiryo-sake.co.jp/


開封
ふむ、同酒造の傾向通り爽やかに甘い感じの
吟醸香があります。
町田酒造のお酒はどれも好みなので期待が
出来そうです。

色はガラスの酒器に注ぐと色の具合は分かりませんが
滓がらみなので濁りと炭酸の粒が結構残ります。


ではいただきます。
味もいつもの町田酒造の傾向をなぞっておりますが
アルコール度数が18もあるので濃いです。
で、結構な苦みもあるので甘苦い炭酸味です。
えぐいという程では無いので苦みが苦手ですが
これはこれで良いかも?という感じです。

日本酒度は甘さだけ追うと-2くらいでしょうか。
ですが苦みの方を追うと+2以上あるように感じます。
全体的には辛口に感じますが、辛口好きに飲ませると
かなり甘いという評価になりそうな難しい味です。

初日のおつまみはサワークリーム味のポテチ。
ダイエットしろ令が出てしまったのであまりハイ
カロリーなおつまみには手を出しにくくなりました。
ま、たまには良いでしょう。
今回のお酒と合わせると…うーん。
酷いという程ではありませんがとても微妙。
ビールの方が合うよねという感じ。

初日の二杯目
吹き出すかもーとあったのでそっと開けたのですが
全然大丈夫でしたので、瓶の底に溜まっていた滓を
混ぜてみます。
ほうほう、乳酸飲料感が追加されました。
苦みは慣れたせいか二杯目は然程気になりませんね。
このお酒は炭酸の具合を確認したら一旦混ぜた方が
美味しい気がします。


という事で今回は町田酒造さんのしぼりたて 清嘹でした。
流石町田酒造のお酒といった感じの美味しさでした。
殆ど見かけないのは売り方を分けているんでしょうか?
見つけたらまた飲んでみたいですね。
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