呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

純米吟醸 天賦

2020-10-25 | お酒
酒屋にて何か変わった日本酒は無いものかと物色して
いたところ鹿児島産とかかれたお酒を発見。
前に二度程飲んだ薩州正宗の親戚かな?と思い調べたら
違うじゃないですか。別の酒造のお酒だ。
これは買わねばと購入した一本です。

焼酎をメインに作っている西酒造さんが日本酒も作り始めました。
純米吟醸 天賦です。





天賦は鹿児島県の西酒造さんのお酒です。
https://www.nishi-shuzo.co.jp/

西酒造さんは宝山という焼酎を作っておりますが、宝山ってかなり
メジャーじゃないですか?
焼酎は森伊蔵と百年の孤独くらいしか知らないのですが宝山は結構
見かけた事がある気がします。


開封
うーん、物凄く遠くで吟醸香が手を振っているように
見える気がします。かなり薄いです。
味も薄いとちょっと嫌ですが大丈夫でしょうか?
色は酒器に注いでもほぼ色が分からない透明です。

では頂きます。
お、甘酸っぱい。
香りの薄さとは裏腹に青りんご風の酸味と甘さが広がります。
後口にはそこそこ印象的な苦みが余韻として残りますね。

どちらかというと甘口のお酒ですが日本酒度でいえば0~-1程度。
甘いお酒というと舌に甘さが残るものもありますが、今回のお酒は
上あごから鼻腔にかけて広がるタイプで舌にはほとんど残りません。
とてもアッサリしております。

初日のおつまみは辛子マヨネーズで味付けしたカニカマ。
甘いお酒であろうと分かった上での用意です。
このつまみ美味しいのですがあんまり日本酒と合った試しが
ないんですよね。
ふむ…悪くない。カニカマの旨味を殺す事なくお酒のさわやかな
酸味が広がります。おつまみカニカマに合う初めての日本酒かも。


さて二日目
風味の変化は少ないですが心なしか酸味が薄くなったかも。
甘さと酸味が3:7だったのが4:6な感じ。

二日目のおつまみはうちの定番海鮮丼。
甘いお酒なのでちょっと気になります。
うん、醤油メインの海鮮丼と一緒に飲むと甘さが広がります。
その甘さもしつこくなくサラリと消え、生臭さも感じさせないので
これはこれでありですね。甘いお酒で合うのは珍しいかも。
つまみと合わせるとお酒が栄えます。
ちなみに甘いお酒に合うガリですが今回ももちろん良し。
困った時のガリはありですね。



今回は鹿児島で二件目の日本酒でした。
焼酎では有名な酒造さんですが正直日本酒はそう上手くは
いかないのでは?という考えが先行で飲みました。
まーしっかりと裏切られて嬉しいです。

流石に秋田、福島、新潟辺りの強豪に噛みつけるほどでは無いと
思いますが他県の酒造がうっかりすると足元を掬われるかも?と
危惧する位の美味しさはありました。
とりあえず九州でいえば福岡、佐賀辺りが強豪ですからこの辺りと
張り合ってくれると嬉しいですね。

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久しぶりの日本酒外 酎ハイ

2020-10-21 | 番外編
不定期の日本酒外編です。


といっても前に書いたまま あまりお気に入りは
変わっていなかったりします。

一番飲んでいるのはこれ


サントリーのこだわり酒場 レモンサワー
https://www.suntory.co.jp/wnb/kodawarisakaba/
前にも書きましたが甘くないのが良いです。

ただこちらも前に書きましたが9%の方は違和感があるので
あまり好きではないですね。


で、他に最近飲んだ物


氷結ストロング 辺塚だいだい
https://www.kirin.co.jp/company/news/2020/0901_01.html

以前はよく氷結を飲んでおりましたがどれも甘いんですね。
暫く飲んでおりませんでしたが今回の辺塚だいだいは限定出荷
との事で買ってみました。

ふむ、甘さはそこそこあるものの香りの強さが前面に出ます。
その香りも柚子ほど強烈ではなくふんわりと香る感じ。
これはなかなか美味しいです。
ただ限定版なので通常販売にはならないでしょうね。


さらに同じくキリンの氷結シリーズ


氷結 無糖レモン
https://www.kirin.co.jp/products/rtd/hyoketsu/muto/

7%の方ですね。
うーん。上に氷結は甘すぎると書きましたがこれは甘くないです。
ただ5削れば良い所を7削ってしまったような。
確かに甘くないけどやりすぎじゃない?と感じました。
一回飲めば十分かな。


さらにさらに
こちらはこだわり酒場より美味しいかも
居酒屋で超人気のレモンサワー 樽ハイ倶楽部


https://www.asahibeer.co.jp/taruhai/

アサヒビールの酎ハイですね。
個人的にはこれが一番ヒットかも。
上のWebサイトを見るとプレーンというのもあるんですね。
見た事すらないや。

レモンサワーは香り、甘味とバランスが良いです。
出来ればこだわり~よりも飲みたいのですが売ってない。
東京なのでコンビニは多いのですが一店舗でしか見かけません。
しかもかなり端にやられている酷い扱い。
氷結には勝てないか…。


※20201104 追記
上に書いたキリンの氷結 無糖レモン の4%版を飲んでみました。
確かに甘くない。香りもレモンっぽい。
でもレモンってこんな感じだったかな?という感想も前に出てきます。
あとは後口に苦いような渋い風味が舌に残りますね。

本物のレモン果汁100%をウォッカを混ぜた味と比べた時に差異は
少ないのかもしれません。
ただ単体でこのお酒を飲むと何か騙されてる感じがする。
そんな味です。


日本酒外 酎ハイ編でした。
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来福 純米吟醸 ひやおろし

2020-10-18 | お酒
今回は茨城県の来福です。
一度飲んだような…と思い起こしてみると
大分前に実家への土産で買った覚えがあります。
その時は結構切れの良い辛口のお酒だった気がします。

今回の一本は来福 純米吟醸 ひやおろし です。





来福は茨城県の来福酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.raifuku.co.jp/


開封。
強くはないですがほんのりと吟醸香があります。
どことなく鋭さを彷彿とさせる感もありますので
酸味が強いのかも?
色はほぼ透明です。

では頂きます。
なるほどなるほど。
一番強いのは酸味でレモン風?クエン酸?といった感じの
すっきりとした香りが鼻に抜けます。
甘さはかなり控えめ、苦みは殆ど感じられません。
とてもたとえが悪いのですが市販されているレモン風味の
水からレモンの香りを抜いて美味しくした感じ。レモン風味の
水は人工的な香りがしますがあれが自然になったような…
分かりにくいですね。

後口に苦みとは違う麹の香りなんでしょうか?独特の匂いが
残りますがこれも存在感はありますが嫌味はないです。

とても爽快感のある口当たりの良いお酒です。


初日のおつまみは某コンビニのタンスティック。
あっさりめの今回のお酒では肉に負けてしまうかも?と
危惧したのですが悪くないどころかお酒の味が勝りました。
レモン風味がついているタンスティックなのですがその酸味を
上回るお酒の酸味が出てきます。これは相性が良いです。
今回のつまみの選択は久しぶりに当たりでした。



さて二日目
あっさりさ加減は変わらずですが後口に
残るアクセントの苦みが増えてきました。
辛口風だったのが辛口に変わったようです。
初日、二日目とどちらもいい感じですが
やはり初日の方が個人的には好きかも。

二日目のおつまみは某コンビニの豚タンの
味噌焼き?。三角のパックのやつですね。
個人的にはかなりストライクです。
そういえば某7のつくコンビニでも同形の
牛カットステーキ&ポテトがヒットしていましたね。
あれも美味しかったですが共通して言える事は
量が少ない。

そういえば昨日もタンスティックでしたね。
連続タンだ。二日目もしっかり肉に合って
良い組み合わせです。つまみがあっという間に
無くなるのだけが残念です。



前に飲んだ来福が可もなく不可もなくというイメージでおりましたので
今回は正直な話期待はあまりしていなかったのですが、想像よりも全然
良い美味しいお酒でした。
派手さは無いもののどこをとっても嫌味の無い素直なお酒です。

日本酒は骨太な生もと、山廃でなければ!という濃い風味が好きな方には
向かないでしょうが、日本酒は匂いとかクセがちょっと という方に
是非お勧めのお酒です。
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紀土 -KID- 純米大吟醸 精米歩合四十五

2020-10-11 | お酒
約1年ぶりの紀土です。
買ってからしばらく放置で忘れていましたが純米大吟醸でした。
ちょっと勿体なかったかな。

今回の一本は紀土 -KID- 純米大吟醸 精米歩合四十五です。






紀土は和歌山県の平和酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.heiwashuzou.co.jp/


開封
とてもとても良い吟醸香が漂います。
パイナップル風な感じを受けます。
色はガラスの酒器に注いでかろうじて分かる程度の黄色です。

では頂きます。
強すぎず弱すぎずとても良い塩梅の甘酸っぱさが広がります。
それでも多少強めなのは酸味でしょうか。
比較的残る酸っぱさが口に広がります。
後口にはこれまた良い塩梅の苦みがほんのりと残ります。
これは美味しい。

初日のおつまみはカニカマバー。
最近はカニに寄せた物が多いですが今回のおつまみは見た目と
僅かな香り以外はほぼカマボコ。
うーん、甘酸っぱいので合うとは言い難いです。

次いで糖質0なサラダチキンバー スモークペッパー
折角の糖質0なところに日本酒の糖分を投入です。
むぅ。チキンバーはソーセージのようで結構美味しいです。
ただ今回のお酒には合わないですね。



さて二日目
芳しい香りがあまり飛んでいないようでニッコリ。
パイナップル感が強くなったようにも思えます。

二日目のおつまみは鯵の南蛮漬け。
甘酢は寿司のガリと同様に甘めなので合いますね。
ただベストマッチとは言い難いのもあります。



今回は好きな酒造さんのお酒でしかも純米大吟醸でさらにお気に入りな
酒造米の山田錦のお酒という事で評価はちょっと甘いかもしれません。
それを踏まえた上でも純米大吟醸という最上位のお酒の威厳を見せ
つけられた感があります。
全体的な味の傾向は甘めですが甘味、酸味、苦みとバランスのとれた
優等生なお酒でした。

難を挙げるとすれば食事にあまり合いそうも無い所でしょうか。
それはそれで秋雨でも聞きながら単体で飲むのが良さそうです。
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福知 三萬二千石 ひやおろし 特別純米酒

2020-10-04 | お酒
今回は京都のお酒
福知 三萬二千石 ひやおろし 特別純米酒 です。





福知 三萬二千石 ひやおろし 特別純米酒 は京都府の
東和酒造有限会社さんのお酒です。
https://towa-shuzou.jp/


開封
しっかり醸した感があります。
さわやかというよりは重厚。
濃いイメージが沸きます。
色はかなり強めの赤味がかった黄色です。

では頂きます。
ほらきた濃い味…でも無いか。
開封時に感じた醸した感のある濃い香りが
口に広がると同時にすぐに鼻に抜けます。

一番強いのは珍しく苦みで後を追う酸味。
ですが全体的に消えるのが早いのでこれは残って
欲しい苦みです。

香り、苦みと濃いのにしつこくない。
明らかに辛口のお酒ですがこういう傾向もあるんだな
とまた日本酒の新たな一面を見た感じです。

初日のおつまみはパスタサラダ。なんでだ。
今回のお酒は苦み主体なので辛口とはいえあまり
食事に合わない感じがするんですよね。
ほう。パスタサラダについていた豚肉と一緒に飲むと
苦みが薄れます。そしてつまみを立てる良い塩梅。
さらにお酒の香りはきちんと主張するすばらしさ。

で。本命?のパスタの方。
うむむ、パスタではちょっと弱いようです。
豚肉並に主役を張れるキャスティングでないとクセの
強さが目立ちますね。

今回は推定辛口のお酒と断定していたのでつまみ第二暖。
サバの塩焼きです。
ふむ、流石にサバとの相性は良いです。
ただちょっとサバが大人しすぎてお酒が強い感じもあります。
〆サバとかコハダの握り等の匂いが強い物だともっと良いかも。



さて二日目
火入れ済みのひやおろしとあって風味の変化は少ないです。
ただ主体の苦みと酸味が後を引く時間が長くなったようにも思えます。
辛口度がアップしていますね。

二日目のおつまみは定番海鮮丼。
高級な品では無いので少々生臭さも残っておりますよ。
やはり大当たり。
少し生臭いような香りの強い物の方がお酒に合います。
お酒も海鮮丼も美味しい素晴らしい組み合わせです。



お酒単体では毒は無いけどちょっとクセの強い役者です。
ただおつまみという主役を投入してみると脇役ながらきっちり立てる
名バイプレイヤーといった感じ。
ただ主役もしっかりと芯の通った実力派や古参でないと主役を食うぞ?
という感じもあります。

こういうお酒の評価は難しいですね。
先発には絶対無理だけどここぞという時のリリーフのような。
濃い味の肉料理とか、お寿司には必ず合うお酒。
そういう評価です。
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