呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

旭興 夏のしぼりたて 無濾過生原酒

2024-06-16 | お酒
旭興と書いて『きょくこう』です。
初めて見る銘柄ですよ。
ちょっと遠い酒屋で扱っていましたので
このお酒目当てで遠征してきました。
他にもいろいろ売られていて目移りしたのですが
我慢我慢。他の銘柄も欲しかった…。

という事で今回の一本は旭興
旭興 夏のしぼりたて 無濾過生原酒です。





旭興は栃木県の渡邉酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.kyokuko.net/


開封
おー。結構軽やかに香る吟醸香があります。
色はガラスの酒器に注いで結構しっかりと
分かるほどの黄色です。

では頂きます。
ふむ。ほんのりの甘さに後を追う苦みがある
のでほろ苦い甘さです。酸味は薄め。

お酒自体にそこそこの粘度があり、舌の上に
残る感じがあります。それでも甘さがそこまで
強くないので甘さが残る感じは薄いですが
そこそこ苦みは残ります。

お酒を口に含んで鼻から香りを抜くと花の
香りに近いような吟醸香が香ります。結構香りが
広がる感じが強いです。香り特化のお酒なのかも
しれません。

二杯目を注いで気付きましたがやや白濁しています。
若干滓が残っていたのかも?
あとは無濾過生原酒で且つ16度あるので粘度と相まって
濃い雰囲気をまとっています。


さて二日目
若干甘さが強くなったようにも感じます。
また余韻い残る苦みも主張が強くなり、ちょっと
気になるレベルです。


という事で初めての旭興でした。
精米歩合だけでみると大吟醸を名乗れる50%なのですが
酒造さんのWebには未検査米の為普通酒扱いだそうです。
日本酒度は-1とまぁ飲んだ感じでも数値と味の差は無い
ように感じますが、結構残る感じのある苦みを加味すると
+1くらいにも感じます。

夏のしぼりたてという名ですが上に書いたように粘度が
あり濃いので夏酒に分類して良いものか悩みどころ。

実はこのお酒、四合瓶で1200円ちょっとです。
色々な煽りを受けて価格高騰を起こしている昨今、大吟醸
レベルの精米歩合で無濾過生原酒が1200円台というのは
安すぎて逆に不安になるレベルですね。

上に書いた通り辛口でキレの良い夏酒とはちょっと異なり
ますがコストパフォーマンスは異常に良いお酒なので
見つけた方は飲んでみると良いかもしれません。
コメント
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