呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

酒屋 八兵衛 山廃純米酒

2017-10-29 | お酒
今回は三重県にある元坂酒造株式会社さんの
酒屋 八兵衛 山廃純米酒です。
http://www.gensaka.com/

上記のWebサイトに写ってるのは酒造さんでしょうね。
いい場所だな~。





開封。
ここ最近濃くクセの強いお酒ばかりでしたが、今回はほんのり甘い薫りがします。

では戴きます。
お、薫り通り甘酸っぱい。
酸味の方が強く、弱い甘みが後を追いかける感じ。

華やかな薫りがあるのですが、追いかけようと口の中で転がすと
逃げていくように消えます。
口当たりも軽くサラリとしていますね。

む、飲み終わりの余韻は少し苦味を感じます。
ただ存在感を残す程度で刺刺しさは無いです。
気になるのはこの苦味、二日目以降は強くなりそうな感じがするんですよね。


二日目。
このお酒も他と同じように酸味が増えてる感じがします。
また鼻に抜けるアルコール感も出てきたようです。
初日に懸念した苦味はほぼ変わらず。余韻は残りますけどね。

甘い辛いでいうと甘い方に傾いているお酒なのでつまみに合うのか謎でした。
で、今回も前回と同じくカニカマ。
ふむふむ、中々どうして悪くないです。
カニカマもお酒も美味しさが増えました。

クセが少なくしつこさも無いので飲みやすいお酒でした。


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大七 純米生もと2017 リベンジ

2017-10-22 | お酒
前回の北洋はアンテナショップにて購入しました。
その道すがら他県のアンテナショップも覗いたのですが
あれこれ手を出したくなるお酒が多くて困りました。

それでも我慢をして帰宅を急いだのですが、某有名店にて
オーラを放つ一本がこちらを見てました。





という訳で大七リベンジです。
大七は福島県の大七酒造さんのお酒です。
http://www.daishichi.com/

2016年の3月に福島の大七に挑戦しましたが、結構味がキツく個人的には
イマイチという判定でした。

もしかすると管理状況があまり良くなかったのでは?
などと思ったんですね。
今回は生詰めなので違うかもしれないという期待もこめてのリベンジです。

開封。
ほぼ無臭。
遠くの方にアルコール臭があるかなという程度。

では戴きます。
薫りが濃いっ。方向性は前の大七と一緒ですね。
ただ前は鼻に抜けるアルコール感が強かったのですが今回はそれが薄め。
醇酒という分類に入るもののようです。
これが生もとのお酒なんですかね?

東京の丸眞正宗は草っぽいという表現をしましたが、ここのお酒は木のようです。
傾向でいうと前回の北洋に近いですね。
ただ向こうほどアルコール濃度は強くないので多少弱めです。
それでもフルーティーな廣戸川や風が吹くに比べるとハードパンチャーですね。

口当たりが華やかで、後に苦味がズズズと残るお酒がいくつかありましたが、
このお酒は口当たりこそ強烈なものの後味は旨みの余韻を引き摺り心地よいです。


さて二日目。
相変わらず器からの薫りは薄いです。

お。口に含んだ時の木のような薫りが大分減りました。
逆に酸味が強くなっています。
二日目に酸味が増えるのは良くある事ですが、今回は好転してる感じ。
アクセントが増えていい塩梅です。
旨みの余韻は変わらずありますので二日目の方が好きですね。

初日の段階ではパンチが強いので合う食材は無いのでは?と思っておりました。
が、二日目の豹変具合にびっくり。
期待はせずにカニカマという微妙なつまみを当ててみましたが案外すんなり合ったり。
この変わり具合は面白いな~。


そういえばこのお酒



こんなラベルが貼られておりました。
何となく職人が丹精こめて手作りしました!という感が出ますよね。
自分もこれに惹かれましたし。
ただぶっちゃけるとただのシールなんですよね~。
こういうのを見ると演出というか装飾って結構重要だなと思います。
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無濾過生原酒 北洋

2017-10-15 | お酒
富山のお酒 無濾過生原酒 北洋です。





本江酒造株式会社さんのお酒です。
http://hokurikumeihin.com/hongousyuzou/index.html
本江でホンゴウと読むんですね。

開封。
無濾過生原酒だそうですが色は結構薄め。
薫りは遠くの方に麹っぽさがあるような無いような。

では戴きます。
おう、一言でいうと濃い。
で麹の薫りと甘さが口に広がります。
ただその甘さと薫りもすぐに消えて辛さがドドンと出ます。
一瞬甘いですが日本酒度+3~5くらいの辛さはあるかも。
この辛さは醸造アルコール由来のものかなぁ?

何度も書きますが兎に角濃いです。
アルコール度が19~20度だそうです。
普通の日本酒は15度ですからこのお酒はかなり高め。
張り合える食材を探すのが難しそうだ。

という訳でサンマの佃煮の缶詰を投入。
サンマじゃ勝てませんでした。お酒が強すぎる。

このお酒はロックでもいいかもしれませんね。
ロックは寒いのでお湯割り?日本酒のお湯割りってあるんだろうか・・・。


さて二日目。
二日目も変わらず薫りは薄め。

で、味ですが麹の薫りが強くなってます。
もちろんパンチ力は持続中。
日本酒特有のアルコールが鼻に抜ける感じも強いです。
これは日本酒が苦手な人は飲めないやつかも。

素性は結構良いので、加水して調整したお酒を飲んでみたいですね。
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純米 廣戸川 秋あがり

2017-10-09 | お酒
久しぶりな気がした廣戸川です。





と思ったら4月に飲んでましたね。
ただひやおろし(このお酒の場合は秋あがり)は初めてかも?
製造元は福島県の松崎酒造店さんです。

開封。
お。開けただけで吟醸香が広がります。
いーですねー。

では戴きます。
ふむふむ。開封時に感じたのとこれまで通りで薫るお酒です。
開封時、口に含んだ時、鼻から抜いた時、全てが心地よいです。

ちょっとおや?と思ったのは甘みですね。
薫りは今まで飲んだ廣戸川に共通して良かったですが、今回のお酒は
甘みが結構控え目。
ひやおろしになった分、大人しくなったかな?

苦味もここのお酒は比較的目立ちますがこれもまた角が取れた感があります。
じわーっとした自己主張はありますけどね。


さて二日目。
毎回廣戸川の二日目は好転していない気がするのですがこのお酒はどうでしょう?
うーむ。
辛さともエグみとも言える苦さが出てきました。毎回同じ感じですね。
余韻を残すというよりも苦味が残ると言った方が近いです。
薫りは初日とあまり変わらないんですけどね。
やはり廣戸川は開けたらすぐに飲むべきかなと思います。

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誠鏡 ひやおろし純米原酒

2017-10-01 | お酒
本日10月1日は日本酒の日だそうですね。
少しでも消費が増えると良いですね。
人気が出すぎて買いにくくなったり、味が落ちるのは困ります。

今回は広島県にある中尾醸造株式会社さんの誠鏡 ひやおろし純米原酒です。
http://www.maboroshi.co.jp/





開封。
ん?薫りが鼻に抜ける感じがありますね。
どことなく炭酸っぽい?
爽やかさを感じさせます。
ひやおろしなんですけどね。

では戴きます。
ほうほう。ん?
熟成された麹風の薫りと、ほんのりの甘みがポンとでて
その後から強くはないけどシッカリ残る苦味がじわーっと残ります。
全体的にあっさり気味。
ただじっくり味わうとお米の旨味がしますね。

最初に口に含んだ時のまろやかさはひやおろしだねと思わせますが、
その後の抜ける感じは夏酒といっても良いですね。
日本酒度も-1とありますが結構辛く感じます。
+4~5くらいありそうな味です。

似たようなお酒を記憶から探しますが・・・近いものもあったような無いような。
日本酒もフルーティーとか炭酸入りとか色々ありますが、このお酒はザ・日本酒
という感じです。


さて二日目。
ふむ。一日目と比べて大分落ち着いてひやおろし感が増しました。
やはり辛口風ですが旨みが前面にでて隠れた苦味がアクセントになっています。
一日目、二日目とどちらも良い感じで楽しめました。


このお酒は凄く表現が難しいのですが標準的という一言で表してみました。
標準的な日本食を教えて といわれて寿司やスキヤキは出しにくいですね。
出すならば白米、味噌汁、アジの干物という感じです。
それと同じく、標準的な日本酒を といわれて獺祭を出すと物凄くハードルが
上がりますよね。そういう時に標準の日本酒ですといって出せる一本な気がします。

日本酒に慣れた人が飲んでも、ああ確かに日本酒らしい日本酒でしっかり美味いね
と言えるかと思います。


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