呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

こなき純米吟醸 無濾過原酒生 なかどり山田錦 2022

2022-04-24 | お酒
今回の一本は約1年ぶりながら同酒造のお酒は
5種目というこなき純米。

こなき純米吟醸 無濾過原酒生 なかどり山田錦 です。





こなき純米は鳥取県の千代むすび酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.chiyomusubi.co.jp/


開封
とてもとても良い吟醸香が漂います。
2021年に美味しい一本を飲んでいるので期待が
高まりますね。
色はガラスの酒器に注いでそこそこ分かりやすい
黄色です。

では頂きます。
ほー。華やかな香りがスッと鼻に抜けます。
口に含んだ瞬間は甘酸っぱさがありますが
甘さの残る感じは大分薄くすっきりとした
印象が強いです。

後口に強くはないですが存在感のある苦みが
ありますので全体的な味の傾向は辛口でしょうか。
昨年飲みましたこなき純米と同じく日本酒度は
+1~2くらいという感じかな。

少し鋭さのある吟醸香が薫るちょっと辛口のお酒です。
中々香りの良い辛口という物に遭遇するチャンスが
少ないのでとても良い感じです。

初日のおつまみはコンビニ製の笹かま。
練りものは好きなのですが何故か笹かまは苦手だった
んですね。なんでだろ?
改めて笹かまを食べてみましたが…微妙。
どこかで聞いた気がしますが海苔とカマボコは味と
値段が比例するとか。
100円の笹かまはダメだったか?

で、お酒と合わせてみると笹かまが美味い!
お酒の甘味も増すので好き嫌いが分かれそうですが
個人的にかなりあり。

次いでのおつまみはさわらの西京焼き
西京焼き自体甘めの味なんですね。
こちらも笹かまと同じくお酒の甘さが強くなります。
西京焼きの甘味よりも増しますのでこれまた辛口
推しの人にはしっくり来ないかもしれません。
ただ西京焼きの味はお酒ありの方が断然美味しいので
個人的にはこれまたありです。


さて二日目。
香りが少し強くなったように感じます。
どことなく刺激を纏った感じも受けますね。
味は酸味が控えめに、甘さと苦みが増したように
思えます。

二日目のおつまみは最近お気に入りのイカソーメン。
イカソーメンも初日の西京焼きと同じくお酒の甘味が
強く感じられます。二日目になってお酒の味が濃くなった
分の重厚さもありますね。
合う合わないに関しても初日と同じく好みが分かれる所。
個人的にはありです。


2021年の4月以来のこなき純米でした。
よくよく見ると2021年と同じ銘柄のお酒でした。
包装が違っただけですね。
前の一本のフレッシュさが鮮烈且つ美味しかったので
今回もほぼ同じ時期のこなき純米を買ってみましたが
大当たりでした。

何度か同酒造の千代むすびを飲んでいますが、辛口の
良いお酒ではありましたが飛びぬけたインパクトは
無い、言い方は悪いですが普通のお酒でした。

が、昨年飲んだ生酒のこなき純米は辛口でありながら
香りのフレッシュさを味わえる逸品でした。

うちの場合大多数が生酒ではありますが『生酒こそ至高!』
等とは言いません。
ただ今回のように鮮烈な香りが活かせるのは生酒ならでは
なんですね。
これを飲んでしまうとがっつり火入れしたお酒と比較
するのはあまりにも酷な気がします。

完璧に火入れした日本酒と生酒はカテゴリー的に別物
とした方が良いかもしれません。

という訳で狙って買ったお酒が大当たりだと嬉しいものです。
2023年もまた買えると良いですね。
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敷嶋 1歩目 特別純米 無濾過生原酒

2022-04-18 | お酒
あれ、投稿忘れですよ。
記事をまとめて、写真を撮って そこで満足してました。
という事で今週分を焦ってアップ。


今回は敷嶋 1歩目 特別純米 無濾過生原酒 
聞いた事の無い銘柄なのでとりあえず買ってみました。





敷嶋は愛知県の伊藤株式会社さんのお酒です。
https://shikishima-ito.com/


開封
とても良い吟醸香があります。
香りからの予想では甘さが強くそして
苦みが残りそうな感じです。
色は極々薄めの黄色です。

では頂きます。
少し刺激を感じさせるようなツンツンした
風味の甘酸っぱさが広がります。
後口に比較的強めの苦みもありますので
開封時に感じた味そのものといったところです。
全体的なイメージでは日本酒度+1といった所
でしょうか。飲んだ瞬間は甘酸っぱいです。

そういえば開封時にシャンパンのようにポン!
と小気味良い音を立てて栓が抜けました。
味の微妙な刺激と合わせて考えると僅かに
炭酸が残っているのかもしれません。

初日のおつまみは今週もイカソーメン。
某数字のコンビニ版はあまり合わない味でしたが
青いコンビニ製のは美味しいです。
ちなみに貝ひもは数字のコンビニの方が美味しいですね。

閑話休題
イカ特有の海鮮臭さを取ってくれるのは日本酒
ならではです。ただ苦みがドドンと出てくるので
個人的には良い感じでは無いです。
上で感じた通り炭酸由来の苦みっぽくもありますので
二日目以降は多少落ち着くかもしれません。

さて二品目
久しぶりのサバの味噌煮の缶詰。
世界情勢が不安定でノルウェー鯖は大丈夫なんでしょうか?
サバの味噌煮は安定して美味しいですね。
今回のお酒と合わせると甘酸っぱさがもう少し大人しい
方が良いなと思うところはありますが概ね良好。
イカソーメンで気になった苦みがサバ味噌と合うのが
良い感じです。


二日目です。
初日の甘さが大分減りました。
逆に酸味と苦みが増してかなりな辛口になりました。
こんなにも変わるのか!というくらい。
二日目だけだと日本酒度は+7以上ありそうなレベルです。

二日目は毎度の海鮮丼。
初日のイカソーメンと異なり苦みは控えめになり、
お酒の甘味が目立つようになります。
生臭さは消えたもののあまり引き立てる感は無いですね。


初めての敷島でした。
一度閉めてしまった酒造さんの復帰一本目だとか。

個人的にはちょっと強めの苦みがあまり得意では
ありませんが、クセは無く味も良いので全体的な
完成度は中々高めかな というのが初日の感想。
二日目で結構化けてかなり辛めになったのはあまり
好きでは無い変化です。


ちょっと調べた感じでは色々宣伝をしているようですね。
復興の為にクラウドファンディングを行っていたよう
なので知られてはいるようです。
あと知名度を上げるのは継続してお酒を出荷出来るかですね。
やはり買いたい時に物が無いとか、そもそも売り出された
気配が無いと忘れ去られてしまいますし。

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斬九郎 特別純米 生酒

2022-04-10 | お酒
今回の一本は斬九郎 特別純米 生酒
長野県の日本酒です。





斬九郎は長野県の合資会社 宮島酒店さんのお酒です。
https://www.miyajima.net/


開封
フルーティーさとはまたちょっと違った感のある
吟醸香でしょうか?強めの香りがあります。
辛口風の匂いにもとれますね。
色はガラスの酒器に注いでギリギリ分かる程度の
黄色です。

では頂きます。
ほうほう、これはストレートな辛口です。
甘さはほぼ無く尖った酸味が飛び込んできて
そのまま鼻に抜けます。抜けが早いです。

後口にはこれまた辛口を象徴するような強めの
苦みが比較的長く残ります。
ただ飲んだ後の感想は苦いより酸っぱいですね。
抜けたはずの酸味の残骸が後になって出るようです。

鼻から抜けた香りは酸味の陰に藁のような麹風の
香りが残ります。
日本酒度でいうと+12~+15くらいあるかもしれません。

初日のおつまみは日本酒の友、イカ。
最近登場が多い気がするイカソーメン(乾物)です。
今回のお酒と合わせるとお酒の苦みこそ弱くなりますが
酸味は強くなる感じがします。
もちろん辛口のお酒なのでつまみとの相性は良いです。
普通に塩辛さメインの味付けのイカでしたが案外唐辛子
等の辛い味付けでも行けるかもしれません。



さて二日目
口当たりが少しなめらかになったように感じます。
それでも強い酸味に後味に残る苦みは健在ですので
辛口感は変わりません。

二日目のおつまみはピリ唐の唐揚げ棒とレモン風味の
から○げクン。唐揚げ率が高いな。
どちらも良い感じに美味しいです。
お酒の辛さがほんのり和らいで飲みやすくなり、甘さも
微妙にですが感じられるようになります。


久しぶりに直球な辛口のお酒でした。
ガッツリ火入れした辛口の日本酒も良いですが辛口で
ありながら香りあり、フレッシュさもある辛口生酒も
良いものです。
何度か書いておりますが個人的には甘く香る日本酒の
方が好きですが、今回のような真っすぐな辛口も飲んで
みるとこれはこれで全然ありです。

自分が飲んだ長野のお酒は辛口傾向が強いかも?
たまたまかもしれませんけどね。
新潟が淡麗辛口ばかりだと思っていたところに『あべ』
『村祐』『越の誉』などなど甘く香る日本酒があった
という例もありますからね。



そういえば日本酒界隈はもう夏酒が出回り始めたそうで。
まだ4月に入ったばかりなんですけどね。
辛口傾向が強く、すっきりとした飲み口の夏酒は好きですね。
ただ出来れば本当に暑い時期に飲みたいものですよ。
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郷宝 特別純米 吟風

2022-04-03 | お酒
今回の一本は北海道産の日本酒。
郷宝 特別純米 吟風です。





郷宝は北海道の箱館醸造有限会社さんのお酒です。
http://gohhou.jp/


開封
なかなか良い吟醸香があります。
甘そうな雰囲気がありますね。

ここ最近飲んだ日本酒の中では比較的
黄色っぽさが目立つようです。それでも
ミリンほどではありません。


では頂きます。
先週飲みました澤乃井を無糖の香り付き水
と表現しましたが、今週の郷宝は甘酸っぱさが
ついた水に近いです。
甘さの程度は酸味強めのサクランボといったところ。

口に含んで香りを鼻から抜くと独特の麹っぽい
香りがあります。独特ではありますが嫌味はないです。

お酒自体のキレは良くさっぱりとした飲み口ですが
僅かに粘度があるようにも感じます。

後口にそこそこ存在感のある苦みがありますが
しつこくは残らないので良いアクセントとなって
おります。

全体的な味の傾向は甘酸っぱさはあるものの
辛口でしょうか。数値的には+2くらいあるかも
しれませんが飲んだ感じは±0あたりかなと。


初日のおつまみはポテトチップ。
何となく選んだ物が北海道産ポテトにオホーツクの
塩を使ったという品物。お酒と合わせて北海道尽くしです。
お酒と合わせると酸味が強く感じられます。
麹っぽい香りも強くなる感じがありますので
人によっては苦手と感じる方も居るかもしれません。
個人的には合っていると思います。



さて二日目 といきたい所なのですが、珍しく
初日で4合飲んでしまいました。そんな訳で一日分
だけです。


初日の最後の方は温度も高めになって来たのもあり
結構酸味が強く感じられるようになっておりました。
飲み始めよりも辛口でしたね。

全体的には平均以上で美味しいお酒だと思います。
ただ前の澤乃井と比べるとちょっと魅力が薄いかなと
思う感じもありました。この辺りは個人の嗜好が出て
しまっているので最終的な評価は個々にお任せします。


さて、以前飲んだ十勝に引き続き北海道のお酒でした。
上にも書いたように突飛した強さは無いものの普通に
美味しい良いお酒です。
前に飲みました千歳鶴も東京で買えるようになって
おりますし、北海道産の日本酒の選択肢が増えるのは
嬉しいですね。
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