呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

大七 純米生原酒 生酛

2022-10-30 | お酒
今回の一本は個人的に出会いたかったお酒の一つ。
大七 純米生原酒 生酛です。





大七の生酒に会えるとは! そんな感じです。

大七は福島県の大七酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.daishichi.com/


開封
生酛っぽい強めの香りとほんのり甘さのような
雰囲気があります。
色はガラスの酒器に注ぐとほぼ色が分からない
位透明です。

では頂きます。
ほんのりの甘さに強く酸っぱく辛い!
ここ最近飲んだお酒は辛口が続いており、その辛さは
どちらかというと苦みが強かったのですが、今回の
大七は苦いより辛いを強く感じます。

お酒自体には少し粘度があるようで舌に残る感じがあります。
日本酒度でいうと+5あるかな?という程度。
辛口であり、辛さの余韻も比較的長めに残りますが
しつこさは無く飲みやすい一本となっております。

初日のおつまみは鮭の塩焼き。
前の大七+海鮮がつよつよでしたので期待大です。
鮭はそこそこクセがありますよね。
では酒と鮭を…酒美味っ。
辛口のお酒ですが甘味が広がります。
上にクセがあると書きましたが鮭の存在感が失せ
お酒の旨味だけが広がります。
つまみを踏み台にするお酒ですね。
今回も海鮮との相性は抜群です。


さて二日目
開封時の香りは大分飛んでしまったようです。
味は酸味アップで辛さも増した感じがあります。

二日目のおつまみはいかそうめん。
海産物なので合うと思って買ってみました。
うーん、悪くはないですが昨日の鮭ほどでは無いです。

次いで週末定番の海鮮丼。今回はマグロばかり。
これは大当たり。マグロもお酒も美味しいです。



個人的に4本目の大七でした。
一本目の大七の評価が正直あまりパッとしませんでした
ので、個人的に大七へのイメージがあまり良くありません。
ただ3本目の大七 純米生酛 爽快冷酒が良かったので
好感度はアップ。そこに今回の生酒で大幅アップと
いった感じです。

完璧に火入れした大七を好まれる方が今回の生酒を飲むと
何か違うとなってしまうかもしれません。
ただ大七の味の傾向が好きである程度の変化を許容
出来る方が飲むとこういった大七も良いねとなる
そんな一本でした。

個人的には生酒好きですので今回の風味は良いですね。
生酛の味の強さと生酒のフレッシュさを味わえる良い一本です。

おつまみの話にも書きましたが海鮮との相性は今まで
飲んできた日本酒の中でもトップクラスです。
今の時期だと戻り鰹かそろそろサンマかという所ですが
今回のお酒に合わせたいですね。
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蒼斗七星 特別純米65 木槽搾り

2022-10-23 | お酒
今回の一本は島根のお酒
蒼斗七星 特別純米65 木槽搾り です。





蒼斗七星は島根県の青砥酒造株式会社さんのお酒です。
https://aotoshuzo.co.jp/


開封
吟醸香とはちょっと違う濃い香りがします。
どことなく酸味が強そうな雰囲気も。

色はガラスの酒器でなくてもしっかり判別
出来そうなくらい黄色です。その黄色も
どことなく青みがかっているようにも見えます。

では頂きます。
!結構甘く、そこそこ酸味があり、がっつり苦いです。
しかも濃い。とても濃いです。
そういえば今回のお酒は無加水でアルコール度数が
17度なんですね。それは濃いはずです。
昔飲んだ富山県の北洋を彷彿させる味ですね。

初日のおつまみはヒジキの和え物。
うん、分かってはいましたが太刀打ち出来るつまみ
では無いです。お酒が強いですね。


さて二日目
若干甘味が強くなったように感じます。
全体的な味の傾向は変わらず。当然のように強く濃い
お酒である事は変わりません。



今回も前回に引き続き初めての酒屋で買ったお酒でした。
知らない銘柄&県買いでしたが濃かったです。

苦みも強いお酒ですが甘く苦いのはそこまで嫌いでは
無くバランスは思いの外悪くないです。
また鼻から抜ける香りはフルーティーと違い、ほんのり
麹っぽさを残しつつも木工製品のような芳しさがあり
かなり好みです。

ただ上に書いた通り濃いのがちょっとキツイかな。
水を飲みながらだと良い感じでしたので、加水して
調整の入ったお酒は大変良い塩梅かもしれません。
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隆 純米吟醸 美山錦

2022-10-16 | お酒
今回は久しぶりに手持ちのお酒が無かったので買い出し。
新規開拓です。
知らないお酒屋で知らない銘柄を見つけると嬉しいですね。
どれも欲しくなるのが困りものですが。

という事で今回の一本は隆 純米吟醸 美山錦です。
隆で『りゅう』だそうで。…『たかし』じゃないんですね。





隆は神奈川県の合資会社 川西屋酒造店さんのお酒です。
https://kawanishiya.wixsite.com/kawanishiya/home


開封
火入れ故かそれほど香りは強くありません。
どことなくシッカリと醸した感があります。
また酸っぱい感じも纏っているような。

色はガラスの酒器に注いでうっすらと色の
分かる程度の黄色です。


では頂きます。
ほ!酸っぱい。香りから想像した通り酸味が抜けます。
前回の酔鯨は鼻から香りを抜こうとすると消える
感じがありましたが、今回の隆はかなりツンツン
させる刺激が鼻を直撃します。

かなりな辛口のお酒なので当然のように苦みも
あるのですがあまり口腔内に残る感じが無いです。
というか酸味の余韻が強く残るので目立たない
だけかもしれません。

二杯目を注ぐついでにラベルを拝見。
日本酒度が+6だそうで。
飲んだ感じだと普通に二桁くらいありそうな辛さ
なんですけどね。味のバランスで数値よりも甘い
辛いが分かれるのはいつもの事です。


初日のおつまみは缶詰のイカ。
前にも書いた気がするのですがイカは匂いが
強いですね。特に缶詰は顕著に出る感じです。
ちょっとクセが強いかなと思いつつ今回のお酒と
合わせてみます。
これは美味い。匂いが薄まり旨味が増します。
良い組み合わせです。



久しぶりの神奈川県のお酒でした。
うちでのんだ神奈川県のお酒はどれも辛口ですね。
単体で飲むと酸味の強さで好みが分かれる所ですが
つまみと合わせると本領を発揮してくれます。
今回は用意出来ませんでしたが塩辛と合わせても
良いかもしれません。
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酔鯨 純米吟醸 吟麗秋あがり(白露)

2022-10-09 | お酒
今回の一本は予告通り動物の名前が入っているお酒。

ちょっと探すと鶴、亀は多いですね。
変わり種だと猿とか熊もありましたね。
龍は動物になるんですかね?
あと…美人も動物といえば動物か。

という事で今回の一本は鯨
酔鯨 純米吟醸 吟麗秋あがり(白露)です。





酔鯨は高知県の酔鯨酒造株式会社さんのお酒です。
https://suigei.co.jp/


開封
遠くに醸した感のある香りがしますが強くは無いです。
とても薄っすら。
色はガラスの酒器に注ぐとほぼ透明です。

では頂きます。
ふむ、キッチリとした辛口です。
一番強いのは酸味ですが強すぎず良い塩梅。
この酸味、舌の上だけで酸っぱさを感じさせ、鼻から
香りを抜こうとするとスッと消えます。

後味に苦みもいるよという程度の余韻が残りますが
然程邪魔や嫌味になる感じはありません。

そういえば前回の篠峯もそうだったのですがひやおろし
(秋あがり)物です。
前回はそれほど感じなかったのですが、今回の酔鯨は
ひやおろし特有の口当たりの良さがあります。
極々僅かに粘度があるようにも感じますがとても飲み
やすくなっています。


初日のおつまみ?は天ぷらソバ
ソバ通はざるそばでお酒を飲むんでしたか。
有名な藪そばの店も行けない距離では無いのですが
結構高価なのとそこまで食通では無いですからねぇ。
立ち食いソバで満足出来ます。

さて、今回はコンビニのソバですがお酒と合わせると
どちらも美味しい。
↑で本格ソバを回避みたいな事を書いていますが、
揚げたてのかき揚げソバとお酒はとても良い感じなのかも
しれませんね。出てくる日本酒のレベルにもよりますが。


さて二日目
結構酸味が強くなった感があります。
それでも強すぎという程では無いので飲みやすさは継続。

二日目のおつまみは春雨のサラダ。
ごま油が効いていて美味しくお酒にも合います。
サラダが美味しいのかごま油が美味しいのか分かりませんね。
多分ごま油の効果でしょう。


ここ三年ほど年1で飲んできている酔鯨です。
メジャーな銘柄なのもあって安定感は高いですね。
味的には前の篠峯よりも飲みやすい辛口でやはり良いお酒です。
毎回書いている気がしますが戻りガツオで飲みたい一本です。
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篠峯 秋晴 山田錦

2022-10-02 | お酒
今回の一本は随分と久しぶりに飲む篠峯。
篠峯 秋晴 山田錦です。





篠峯は奈良県の千代酒造株式会社さんのお酒です。
https://chiyoshuzo.co.jp/

開封
強くはありませんが鼻にスッと入ってくる感じの
吟醸香があります。酸味強めの甘酸っぱさを彷彿と
させますね。

色はガラスの酒器に注ぐとかなり濃いめの黄色です。


では頂きます。
ふむ、香りから予想した強めの酸味は正解でしたが
甘味はほぼ無いですね。
後口にどっしりと居座る感じの苦みが残ります。
結構な辛口です。

お酒自体に少な目ですが粘度があり、舌に残る感じが
あります。

初日のおつまみは辛胡麻だれの水餃子。
胡麻だれの味が結構強めですが今回のお酒は負けて
いません。辛口のお酒の良さが出ているようです。


さて二日目
若干酸味、苦み共に角が取れ始めた感がありますが
それでもかなりの辛口。しっかりと残る苦みの強さは
衰えた感がありません。

二日目のおつまみは久しぶりの蒸し鶏の胸肉。
流行り始めてからのバリエーション増加は凄いものが
ありますね。今回は王道のサラダチキン。

チキンがとても淡白というのもありますが、お酒の
強さは相変わらず突飛しています。
濃い味という程でも無いのですが主張は強いです。

途中でラベルを見たのですがアルコール度数が17度
なんですね。アルコール分が濃いお酒はやはり強く
感じます。先週の村祐が13度だったのも濃く感じる
要因かもしれません。


お気に入りに入っていた割に飲んでいなかった篠峯です。
過去の記事を振り返って驚きましたが6年半前なんですね。
なんてこった。
それは置いといて、久しぶりの篠峯でしたが前は生原酒で
今回は火入れされた物のようです。
時期が異なり、精米歩合も違い純米酒と吟醸酒。さらに
酒造米も雄町と山田錦と異なりますので風味は全く異なり
ました。

ぶっちゃけると甘めのお酒と思っていましたよ。
思いの外辛くて想像の真逆でしたのでやっちまったいな
感想です。

ただ辛口好きなら納得できる味だと思います。
香りの少ない辛口酒も多いですが、今回の篠峯はお米を
感じられ中々悪く無いです。(開封時に吟醸香と書きましたが
飲み進めるとほぼ分かりません)

次はフルーティーな篠峯が飲みたいですね。


次回は動物の名前が入っているお酒です。
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