呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

まんさくの花 純米吟醸生原酒『中ぐみ』

2019-01-27 | お酒
今回はまんさくの花





秋田県の日の丸醸造株式会社さんのお酒です。
https://hinomaru-sake.com/

ちょこちょこ見かけていたので気になっていた一本です。
しかも今回の一本は純米吟醸生原酒、中ぐみです。
期待が高まりますね。

開封
色は大分薄いのですが香りが華やかです。
凄くいい吟醸香ですね。

では頂きます。
ほう、甘・・・くない。
華やかな香りが口に広がるのですが予想に反して
甘味が薄いです。
かわりに酸味が結構強め。
酸味を追うように苦味が味を引き締めてくれています。

華やかな香りも口腔内で完結するタイプですね。
鼻から香りを抜いても酸味の余韻程度しか残りません。

初日のおつまみは久しぶりの貝ひも。
あまり甘くないお酒なので中々良い感じ。
ただ強い酸味を消せるほど強いつまみではないので
酸っぱさが際立ちますね。
悪くはないですが合っているとは言い難いそんな感じです。


二日目
初日と変わらず突飛しているのは酸味です。
突き刺さるというよりは広く酸っぱいです。
次いで苦味がかなり強く感じられるようになりました。
結構存在感が気になります。

二日目のおつまみはラー油味の海老煎餅。
ピリ辛で美味しいお菓子に今回の日本酒・・・うーん。
ラー油の辛さで甘味が少し出てきますが、さらにそれを抑え込む
酸味と苦味。強くないのに自己主張は凄いです。
酸味の相殺という意味で酢豚とかなら良い感じかもしれません。

なんだか悔しいので追加のおつまみ投入。
ぶり照り焼の缶詰。頂き物です。
缶詰単体で凄く美味い。肉厚の魚が良いですね。
そもそもブリが美味しい魚ですからねぇ。
で、お酒との相性ですが、これが中々悪くない。
苦味は殆ど感じられず、強い酸味がアクセントになって
とても良い感じです。


純米吟醸の中ぐみ(中取り)とあっては否でも応でも期待は
高くなってしまいます。
香りは良いですし、中ぐみとあって良い塩梅なのですが
強い酸味の主張があまり合いませんでした。
今回のブリの照り焼きのように合致したおつまみがあると化けそうなお酒です。
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宗玄 能登乃国 旨口

2019-01-24 | お酒
宗玄を頂いたので急遽登板。







今回の一本は宗玄 能登乃国 旨口という品。
宗玄は石川県の宗玄酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.sougen-shuzou.com/index.html

以前飲んだ宗玄は純米の生酒でしたが、今回は火入れ、加水済で醸造アルコールの
加わった本醸造酒となっております。

開封。
ふむ、生酒ではないので華やかな香りは無いです。
きっちり火入れしましたよ的なアルコールの匂いがしますね。

では頂きます。
ほんのり甘さが広がります。
酸味はほぼ0で米の旨みがぶわーっと広がります。
口当たりは柔らかく比較的粘度が高めで舌に残る感じ。
それでも癖は無く苦味が後を追う事もないので余韻は大変良いです。

正直貰い物だったのでありがたく頂きましたという感じにまとめなければ
ならないかと思ってましたが、十分すぎる位美味しかったです。

前の宗玄や同石川の手取川の印象も良かったですが更にハッとさせられる一本でした。
出会えていないだけで石川県ってかなりポテンシャルが高いんじゃないかな?
手取川、宗玄以外の石川県のお酒を飲んでみたいですね。
そういえば天狗舞も石川でしたね。あまり会えてないな・・・。
もちろん宗玄もまた飲みたいです。
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純米大吟醸 無濾過生原酒 森のくまさん おりがらみ:妙延

2019-01-20 | お酒
今回はお気に入りの山形の酒造 栄光冨士の森のくまさんです。





正式名称?は純米大吟醸 無濾過生原酒 森のくまさん おりがらみ:妙延と長いです。
森のくまさんは冨士酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.e-sakenom.com/

2017年版も発売されておりましたが、買おうと向かった時には既に遅く
買い逃した一本です。
2018年版は予め構えておりましたので無事捕獲。

森のくまさんとはまた突飛なネーミングと思ったら、酒造米の名が
森のくまさんなんですね。
酒造米の森のくまさんは熊本産だそうです。
で、この銘柄は熊本地震の復興祈願を込めての一本となっております。
売上の一部が寄付されるそうです。
なるほど、支援も兼ねているので売り切れたのかもしれませんね。
ちなみに2018年版も減りが早いような気がしますよ。

開封。
おりがらみとあって白く濁っております。
香りはほとんど無いですね。凄く遠くに乳酸醗酵のような酸っぱさを
感じる程度。

では戴きます。
むむ、酸味が強いです。
おりがらみ由縁の炭酸がまだあるようです。
で、強めの刺激が鼻に抜けます。
日本酒度が-1との事でしたので甘さに構えましたがこちらは
まったく肩透かし。
確かに甘味はありますが炭酸特有の苦味がありますので後口は辛く感じます。
開封時に感じた乳酸っぽさもほんのり舌に残る感じ。

初日のおつまみはジャンクなじゃが○こ
塩辛いスナック菓子なのでお酒の甘味が引き立ちますが・・・合わないですね。
甘めのお酒というのもありますが、単体で飲むのが一番なような気がします。


さて二日目。
酸味は変わらず。甘味もほどほど。
まだ変わらず炭酸感も残ります。
んー苦味が増えたからか辛口っぽさも増えています。

二日目のおつまみはか○あげくん。
これも甘さが際立ちますね。
やはり単体で飲むのが良いのかな。


甘く香るいつもの栄光冨士とは少し違った感があります。
確かに甘さはあるのですがおりがらみ感の方が強いです。
十分美味しいのですが前にも書いたように炭酸と苦味が苦手で・・・
おりがらみはあまり得意ではないんです。

まぁ、2020年も発売するようであれば買うかもしれませんけどね。
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雪の茅舎 純米吟醸 秘伝山廃

2019-01-13 | お酒
昨年以来の一本です。
雪の茅舎 純米吟醸 秘伝山廃





雪の茅舎は秋田県の株式会社齋彌酒造店さんのお酒です。
http://www.yukinobousha.jp/index.htm

開封
ふむ、華やかな吟醸香が漂います。
ただ濃いという感じはなくフワリと香りますね。
色は結構薄めの黄色です。

では頂きます。
一番強いのは酸味でしょうか、その直ぐ後に甘味が追います。
が、どちらもかなり軽くサラリとした口当たり。
最初の吟醸香と同様にフワッとした感の香りが広がります。
後口にはほんのりの苦味が残りますが厭味は無く存在感だけ
しっかりと現しています。
うん?苦味の中に焦げっぽさを感じます。
本当に僅かなので個性と呼べるレベルですけどね。

久しぶりに危ないお酒です。
うっかりするとガブガブ飲めてしまう一本です。

前の雪の茅舎が結構甘めでしたので構えて飲んだのですが
肩透かし感があります。
位置的には辛口では無いお酒ですがこれは案外食事にも合うかも?


という訳で初日のおつまみはサバの西京漬け という缶詰。
頂き物です。
ふむ。これは・・・なんだ?
今回の日本酒は美味しいです。
サバの西京漬けも美味しいんです。
が、相乗効果が無い。
相手を潰す感も無し。
日本酒特有の生臭さを消す効果はあるものの、美味しさは併走しています。
干渉はなるべくしないので一緒にゴールを目指しましょう的な。
こういうお酒もあるんだなぁ。

それではこれでどうだ!と匂いの強い餃子を投入。
強い匂いには酸味と苦味が張って来るのですがそれだけ。
相手を潰さず己は潰されずにしっかりアピールをしてきます。

なんですかね。
目的地は一緒なのに一切係わらない感。
仲良く出来たらもっと楽しいのにな~ という感じに近い感覚を受けます。


さて二日目
香りは変わらずフルーティー。
口当たりも軽く飲みやすさ継続です。
少し苦味が強く感じますね。
それでも弱いグレープフルーツ並なので全く問題なし。
ちょっと個性が出てきて良い感じかも。

二日目のおつまみはチープにじゃがりこ
うん、近づきも離れもしない距離感をキープです。
相手を潰しも引き立てもしない、我が道をいく味は凄いな。


結論からいうと凄く美味しいお酒でした。
できればまた飲みたいです。
ただ単体で飲むにはかなりアッサリで香りの良い水のよう。
ではおつまみをと用意しても相乗効果が薄いお酒です。
物凄く優等生なのに使いどころが難しい そんな一本でした。
素麺とかにゅうめんのようにアッサリとしつつもカツオの風味が残る
そんな食べ物なら良い相方になれたかなぁ?
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かたの桜 特別純米 中汲み無濾過生原酒 2018

2019-01-06 | お酒
さて、2019年一発目予定だった二発目のお酒は
お気に入りの一本かたの桜。
かたの桜 特別純米 中汲み無濾過生原酒です。





「雄町」生原酒 かたの桜 特別純米 中汲み無濾過生原酒(30BY)
までが正式名称かな?

かたの桜及び片野桜は大阪府の山野酒造株式会社さんのお酒です。
http://katanosakura.com/

開封。
吟醸香を彷彿とさせる香りはありますが強くないです。
色は比較的薄め。

では頂きます。
甘さは控え目、それを少し上回る酸味に結構目立つ苦味があります。
鼻から香りを抜くと麹っぽい匂いがしますね。
と初めて飲んだ片野桜の感想と一緒になっています。
以前は濃いという感想を書いておりましたが、確かに濃いのもあるのですが
アミノ酸度が高い気がします。旨みがありますね。

初日のおつまみは甘辛い味噌でコーティングしたピーナッツ。
甘辛いとありましたがほぼ甘く、ちょっぴりピリ辛。
濃いお酒ですが濃いおつまみも合いますね。
甘いおかしでもいけます。


さて二日目。
変化はあまり無いように感じます。
飲んでいる状況が異なるので一概に比較は出来ませんが、初日よりも
甘く感じるかな?という程度。

二日目のおつまみは某からあげ君と定番のマグロの刺身。
・・・美味い美味いと飲んで食べたらメモする間も無く終わりました。
初日に飲みすぎた。


そういえば先の平成29年版は日本酒度+3、酸度1.6。平成30年版は日本酒度+2.8、
酸度1.5と微妙に異なっていたんですね。微妙に異なる辺りが生もので良いですね。
そういえば酸味が弱かったかも?ですが平成30年版も美味しい一本でした。
が、しっかり味わう前に無くなった感があります。
・・・まだ買えるかな?もう一本いっておこうかな。
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みむろ杉 特別純米酒 辛口 露葉風 無濾過生原酒

2019-01-03 | お酒
あけましておめでとうございます。
2019年もよろしくお願いいたします。

さて、2019年一発目はお気に入りでいく予定でしたが
正月に飲んだ日本酒が美味しかったので更新。

今回のお酒はみむろ杉 特別純米酒 辛口 露葉風 無濾過生原酒





みむろ杉は奈良県の今西酒造株式会社さんのお酒です。
http://imanishisyuzou.com/

正月のおみやげに買った一本です。
今回はじっくり味わう前に無くなってしまったので簡易的。

風味は比較的強めの酸味とほんのりと癖のある麹風の香りがします。
ただ口当たりはかなりあっさり。
ラベルにある通り辛口で口当たりが良いので食事に合いますね。

正月らしくニシンの昆布巻きと一緒に飲んでみます。
これは良いですね。凄く美味しいです。
新年一発目に良いお酒を飲みました。

おや、そういえば以前にもみむろ杉を飲んでいましたね。
濃かったと記録が残っていますが今回の一本無濾過生原酒でありながら
かなり飲みやすかったです。

同じ酒造、銘柄でも吟醸、大吟醸、純米だけでも味が変わりますからね。
そこに酒米まで違ってくるとほぼ別のお酒ですよね。
更にいうと年によっても味が違うんですよね。
全部網羅は無理ですねぇ・・・。
可能な限り飲んでいこう。

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