呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

燦然 山廃仕込み 純米「雄町」生原酒

2020-01-26 | お酒
今回の一本は燦然 山廃仕込み 純米「雄町」生原酒





昨年末に漸く見つけた御前酒に引き続く岡山県のお酒です。
そういえば燦然のラベルを見かけた事はありましたが岡山県のお酒とは
つゆ知らず。冷蔵庫に余裕がある時にも見かけませんでしたからね。

燦然は岡山県の菊池酒造株式会社さんのお酒です。
http://kikuchishuzo.co.jp/


開封
酸味でしょうか?鼻にツンとくる感じの香りがします。
山廃由縁のものかもしれません。

では頂きます。
ふむ、傾向としては個人的にお気に入りの片野桜に似てます。
そこそこ強めの麹風の香りと旨味が広がります。
確か片野桜も山廃で雄町でした。この辺が似てきているんでしょうか?

片野桜と大きく異なるのは甘味で燦然の方が強いです。
その甘味の陰に弱めの苦みが並走してきます。
甘味と苦みが後を引きますが良い余韻ですね。

初日のおつまみは久しぶりの貝ひも。
うーん、お酒もおつまみも美味しいのですが相乗効果は無いですね。
悪くは無いけどちょっとテンポがずれているというか。
無理にユニゾンさせるくらいなら別々が良いよねとなってしまいます。


さて二日目
酸味と結構な苦みが出てきました。
悪くはないですね。
ただ初日の方が美味しかったので生酒は開けたらすぐに飲まないと
ダメですね。

そんなこんなで出会えた燦然はいい感じに当たりです。
いつの頃からか山廃はどちらかというと苦手 という先入観が
あったのですがよくよく考えてみれば雪の茅舎で美味しいと感じたのは
山廃ですし、お気に入りに入っている片野桜も山廃でした。
偏見は良くないですね。

今回の一本も大変美味しいお酒でした。
単純に燦然→岡山のお酒という理由だけで選びましたが当たりを引くと
嬉しいですね。
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きのえね 純米大吟醸生原酒直汲み

2020-01-19 | お酒
今回の一本はきのえね 純米大吟醸生原酒直汲み





何度か飲んでいますがきのえねは千葉県の株式会社 飯沼本家さんのお酒です。
http://www.iinumahonke.co.jp/

開封
とてもとても良い吟醸香が漂います。
飯沼本家さんのお酒は過去に飲んだ物も大変美味しかったので
期待大です。
色はほんのりの黄色。透明の酒器がわずかに色がつく程度の薄さです。

では頂きます。
あまーい。
久しぶりにしびれるくらいの甘さです。
並走して酸味もありますが甘さが突き抜けます。
ただこれが粗い甘さではなく大吟醸なのでとてもまろやか。
何かのシロップのようにも感じますが後味はすっきりなので
甘口の日本酒好きにはお勧めの一本です。

その他、感じられるのはそこそこの粘度があるようです。
また隅っこの方にわずかばかりの苦みがアクセントとして存在します。

ふむ。飲み進めると開封時の香りがあまり感じられないようです。
ただお酒を口に含むと甘味と香りが口中に広がります。

このお酒は食事には合わない気がします。
無理に合わせようとするとお酒の邪魔になってしまう気がしますね。

と上に書きましたが一応初日のおつまみを投入。
今回はかきもち。もち米を揚げたお菓子です。
かきもちは塩味、お酒は甘口、喧嘩しないかね?
と思ったのですがどちらもお米が原料なので悪くない。
お米同士の相性は抜群ですね。


さて二日目
生酒恒例の酸味増し。また苦みも増しています。
ほんの少し麹っぽい香りも感じられるようにもなりました。
贅沢をいうと初日の方が個人的に好みですが、二日目も美味しさは
揺るがないですね。


年始で出掛けた際に見つけた一本でした。
初めに見た時は飯沼本家さんのお酒だ という程度でしたが、
『純米大吟醸』『生原酒』『直汲み』というコンボを見た瞬間に
即買でした。

同酒造さんの一喜がお気に入りですが既に製造を終了してます。
とても残念でしたが、今回のきのえねは一喜に匹敵するくらいの
美味しさでした。
この一本もお気に入りに入れておこう。

危惧するのは来年以降も買えるのか不明というところ…。
身近な場所で買ったのでは無いので次もしっかり買いたいところです。
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成人の日

2020-01-14 | 日記
昨日1月13日は成人の日でしたね。

新成人の皆様おめでとうございます。
晴れて飲酒の解禁です。
といっても飲みすぎは良くないですが。

新成人にコンビニの日本酒を勧めている記事を見かけました。

コンビニ…
必ずしも悪い物ばかりではありませんが、紙パックや
ワンカップですと結構味がきつかったりします。
そのキツさ故に日本酒は苦手という方が結構な数居ります。


初めて日本酒を飲むのであれば

〇少し高級な飲み屋できちんと銘柄の書いてある日本酒
〇日本酒の瓶を冷蔵庫保管してある酒屋
どちらも無いのであれば
〇高級デパートの地下にあるお酒屋

この辺りでお勧めを聞いて買う、もしくは飲むのが良いかと思います。


上記のどれも無いし、手っ取り早くおいしい日本酒を飲みたい!
というのであれば『獺祭』を買いましょう。
日本酒のランクでいえば上位ですし、味のブレも少なく買いやすい。
無難という言い方は失礼になりますが良いお酒を初めに飲むのは指標になります。
ここから甘いの辛いのと嗜好を広げるのが良いでしょう。
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薩州正宗 純米酒

2020-01-12 | お酒
約3年前に一度飲んだ鹿児島産の日本酒再び。
薩州正宗 純米酒です。





薩州正宗は鹿児島県の薩摩金山蔵株式会社さんのお酒です。
https://www.hamadasyuzou.co.jp/kinzan/

あれ?前は濱田酒造株式会社さんのお酒だったのでは?と思いましたが、
どうやら濱田酒造グループ内の薩摩金山蔵という事のようです。

アンテナショップか現地でしか買えない物と思っておりましたが
良く行くお酒屋さんに入荷しておりましたので飛びつきました。


開封
香りは強くありません。
吟醸香というよりは酸味を感じさせる香りが遠くにあります。
色はほんのり黄色です。

では頂きます。
ほう。
一番強いのは甘みでしょうか?それでもかなり控え目。
併走するのは酸味でこれもまた控え目。
後口にほんの少しだけ苦味がありますがこれまた控え目。
で一口目の感想は『米』。米の風味を強く感じられます。

前の薩州正宗の純米吟醸酒の際は薄いと書いておりますが、今回は
同じくあっさりとはしていますが薄い感じはありません。
ラベルにはやや甘口とありますが、個人的な感覚ではどちらかというと
辛口風のお酒でしっかりとした米の味があります。

前に飲んだ薩州正宗は純米吟醸でした。で、今回は純米酒です。
案外精米歩合はほどほどに米の香りを残した方が味の出る日本酒なのかも
しれません。

初日のおつまみはタレの焼き鳥。
つまみと一緒に飲むと酸味を強く感じられます。
ツンとした刺激が鼻に抜けますがこれはこれでありです。


さて二日目
口当たりの柔らかさは継続。
少し後口の苦みが引きずる感じがありますがそれほど悪くはないです。

二日目のおつまみはじゃ〇ビーの完熟梅味。
梅風味のポテトスナックです。
結構強めの梅の酸味がお酒を引き立てます。
これは美味しい。


以前の薩州正宗を飲んだ際はあまり評価が良くなく、ちょっと辛口の
感想でした。
が、今回の一本はしっかりと美味しい日本酒で鹿児島代表を誇れる
レベルだと思います。

ただ名だたる銘酒と比較するにはやはりちょっと主張が弱く感じられますので
更なるレベルアップを期待したいです。

それと鹿児島産の日本酒が増えると良いですね。
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水府自慢10号 純米大吟醸生酒無濾過原酒 2019

2020-01-06 | お酒
あけましておめでとうございます
2020年もよろしくお願いいたします

さて年明け一発目は予定通り大吟醸です。







2017年にも一度飲んでおります 
水府自慢10号 純米大吟醸生酒無濾過原酒
です。

水府自慢は茨城県の明利酒類株式会社さんのお酒です。
https://www.meirishurui.com/

開封
どことなく青リンゴを彷彿とさせるような吟醸香があります。
香り自体はそれほど強くはありません。
色はほんのり黄色が分かる程度ですね。

では頂きます。
2017年に飲んだ時と同様にとても強い酸味が抜けます。
また前は無かったような気もするのですが麹風の独特の
香りも鼻に抜けます。
甘味はほとんど感じられませんが、後口にはしっかりとした苦味が
残ります。前は僅かとありましたが今回は強めです。

前回の水府自慢はワインっぽいとありますが、今回は上記の麹風の香りと
強い苦味がありますのでワインっぽさもありますがしっかりと日本酒です。

ふむ、ちょっと苦さがキツイのでどうしようと思案していたのですが、
室温に馴染んでくると苦味もグレープフルーツ並みに落ち着くようです。
弱くはないですがこれならばありなレベルです。


さて、満を持しての純米大吟醸でしたが2017年に飲んだ一本よりも
クセが強くなっているようです。
毎年同じように造っても同じ味にはならない日本酒ですから、変化が
出てしまうのは仕方がありませんね。
とはいえ上に書いたように冷やしすぎなければ結構飲めるレベルに
落ち着くので温度が肝ですかね。

苦さ以外の部分でいえば酸味こそかなり強いですがツンツンしません。
舌触りも滑らかで流石大吟醸といったところです。
日本酒は酸味と苦さこそ正義!という方にはお勧めです。


※20200106追記
書かなくても良いかなと思ったので2日目がありませんでしたが追記です。

初日と比べて香りが強くなった感じがします。また、甘味も結構目立つように
なりました。
どことなく炭酸な感じもあり初日よりも美味しく感じます。
が。
初日から気になっている苦味の強さは健在。
苦味が弱ければなぁ…。

二日目におつまみ投入。
ジャンクなジャンクなフランクフルト。
おー、肉肉しさが苦味を緩和してくれます。
大吟醸とフランクフルト ミスマッチ感満載ですが悪くない。
というか友と呼んでも良いでしょう。
つまみが良い感じに働いた一本でした。

次回はある意味とてもレアなお酒の再来です。
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