呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

東鶴 つるのおんがえし

2019-11-24 | お酒
今回は佐賀のお酒 東鶴 つるのおんがえし





東鶴は東鶴酒造株式会社さんのお酒です。
http://azumatsuru.com/

東鶴は『とうかく』じゃないんですね『あずまつる』なのか。

開封
然程香りは強くないです。
そんな香りですがちょっと濃い雰囲気があります。
どことなく干し葡萄を彷彿とさせるような感も。
色はパッと見でもわかるくらいの黄色がかっています。

では頂きます。
ほ!こう来ましたか。

口に含むと開封時に感じた干し葡萄風とも麹風とも取れる香りが
広がります。その後に控え目な甘さとそれをほんの少し上回る酸味、
後はそれらを締めるような苦味があります。
これらが原酒でよく見られるドドドっと押し寄せる味…と思いきや、
飲み始めに一瞬主張をした途端に消えていきます。
香りと苦味の余韻が少し残りますが引きが早く口当たりはとてもアッサリです。

今回のお酒、日本酒度が-1という話を聞いていました。
マイナスという事は比較的甘めのお酒が多いので構えて飲んだのですが
裏切られた感じです。
これで-1なんですね。知らずに飲んだら日本酒度+5以上はありそうなどちらかと
いうと辛口風のお酒の味わいです。


さて二日目。
風味の変化は少ないです。
味の引きが早く飲みやすさは継続です。

二日目におつまみ投入。
胡椒味のえんどう豆のスナック菓子。
あっさりとしていて甘味の薄い今回のお酒は合います。
胡椒の強さに押されるかとも思いましたがしっかりとお酒の旨みも
出ますので相性は良いようです。


今回のお酒はフルーティーさとはまた違った香りを楽しむお酒だと思います。
とても美味しいお酒でした。

飲んでから調べたのですが今回のお酒、災害復興酒だそうです。
九州の大雨はとてもとても酷かったですからね。
で、純米酒と銘うってありますが大吟醸までブレンドして
火入れしたお酒だそうです。
なるほど新酒と違って落ち着いている訳です。

復興の手助けが出来ませんでしたので次は通常版の東鶴を買おう。
七田、天吹、東鶴と佐賀のお酒を飲みましたがどれもレベルが高いですね。
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紀土 -KID- 純米吟醸 しぼりたて 2019

2019-11-17 | お酒
お酒の四季は巡るのが早いものでつい先日ひやおろしが
出回ったと思ったらもう新酒ですよ。
年間通して飲んでいると好みが多いのはひやおろしですね。
口当たりが柔らかくなるのが良いです。
ただここ数年は秋らしさを感じる前に冬になってしまうので
ひやおろしを楽しむ時期が短いです。

閑話休題
個人的に一発目な新酒でお気に入りの紀土です。





今回の一本は紀土 -KID- 純米吟醸 しぼりたて
紀土は和歌山県の平和酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.heiwashuzou.co.jp/


開封
そこそこ強めの吟醸香を感じます。
陰に麹っぽさがあるようなないような。
色は大分薄めの黄色です。

では頂きます。
一番強いのは甘み、僅差で酸味が抜けてきます。
その陰に開封時の香りと同様の麹っぽさが追随します。
また序盤からエグミに近い辛さとも苦さともとれる
刺激が存在感を示しますが然程しつこくなく消えるので
これはこれでお酒の特徴の一つとしてありです。

初日のおつまみはチッ○スターのサワークリームオニオン。
チープですねぇ。
サワークリームの味が強いのでどうなる事かと思いましたが、
これがビックリお酒の甘味と酸味が際立ちます。
ポテチを踏み台にのし上がるお酒でした。


さて二日目
初日では僅かに一つ抜けていた甘さが控え目に、逆に二番手に
つけていた酸味が大分強くなっております。
またそこそこの存在感を示していた苦味が後退気味。
少々酸味が後を引く感を残しますが全体的にサラリとしておりますので
飲みやすさは初日と変わりません。

二日目のおつまみはこれまたチープな魚肉ソーセージ。
前にもKIDの大吟醸のお供にしてますね。
うーん、寄り添うでもなく離れるでもなく併走してます。
前の魚肉ソーセージはこしょうの効いたスパイシーな味でした。
今回はノーマルのソーセージだったのでイマイチパンチが弱いです。
お酒もソーセージも美味しいけど合うかと言われると微妙…。
そんな感じです。


久しぶりのKIDでしたが十分美味しいお酒でした。
ただここのお酒はどちらかというと熟成させた方が
美味しく感じるような気もしますね。
たまたま飲む機会がひやおろしの続いてきた後なので
新酒の荒削り感が気になっただけかもしれません。

それでも安定して美味しいお酒でした。
入手しやすくブレの少ない酒造さんは貴重です。
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特別純米 太平海

2019-11-10 | お酒
今回は大分久しぶりな茨城県のお酒です。
特別純米 太平海





太平海は茨城県の府中誉株式会社さんのお酒です。
http://www.huchuhomare.com/

開封
香りは…吟醸香っぽさ3割、残り7割は酸味を感じさせます。
色はほんのりな黄色です。

では頂きます。
ほうほう、酸っぱ甘いお酒です。
ただ酸味が鼻に抜ける感は薄く口の中でのみ酸っぱさが
広がります。
結構な酸味、後を追う濃くはないが蜜のような甘さ、そして
後口にしっかりめの苦味が残ります。


さて二日目
甘さと苦味が少し強くなったように感じます。
酸っぱ甘いから甘酸っぱいに近くなったような気も。
それでも一番強いのは酸味ですね。

一応おつまみに魚肉ソーセージを用意しましたが、合う合わないを
判断する前になくなりました。
まぁ可も無く不可もなくといったところです。

ちょっと苦味が引き摺る感が好みではありませんし、然程香りの
広がりもありませんが、何か悪くないというか良い感じです。
酸味が強い割にはしつこくなくサラリと消える感じが良いのかも
しれません。

お気に入りに入れる感じではありませんが、確実に美味しいお酒です。
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雪の茅舎 美酒の設計 純米吟醸

2019-11-03 | お酒
今回は雪の茅舎 美酒の設計 純米吟醸です。





そこそこ買い難いお酒だとか。
狙っていた訳ではないので良く判りませんけどね。
前に飲んだ雪の茅舎 純米吟醸 秘伝山廃が結構美味しかったので
期待が高まります。

美酒の設計は秋田県の株式会社齋彌酒造店さんのお酒です。
http://www.yukinobousha.jp/index.htm

開封
おおー凄く香ります。
うちで飲んだお酒だと栄光冨士に匹敵する
香りの良さと広がりです。
色はホンノリ黄色です。

では頂きます。
口に含んでも吟醸香が香ります。
最初に飛び込んでくるのは甘さですがその後から
麹風の香りを伴った酸味が突撃してきます。
後口にはしっかりとした苦味が残りますね。


さて二日目
香りは初日と変わらず大変良く、広がりも凄いです。
味は甘さが控え目になった感があります。
酸味が強くなり鼻に突き刺さるようです。
また後口に残る苦味も強くなり初日よりも存在感が増しております。
ちょっとクセが強いので初日の方が良かったですね。


甘さこそしつこいとは感じませんが、香り、酸味、苦味と
結構派手に口に広がるお酒です。
とても美味しいお酒だと思いますが、前の秘伝山廃の方が
個人的に好みでした。
また、先週飲んだのが獺祭の限定品という手番の悪さ。
飲むタイミングも良く無かったですね。
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