呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

無窮天穏 生酛 純米吟醸 天雲

2021-10-31 | お酒
今回は島根県のお酒。
とても久しぶりな気がしていましたが1年ぶりでした。

無窮天穏 生酛 純米吟醸 天雲です。





天雲は島根県の板倉酒造有限会社のお酒です。
https://www.tenon.jp/

開封
きっちり醸した感のある香りがします。
後から気づきましたが生酛由来の香りかもしれません。
結構太い感じがあるので味が濃いのでしょうか?
色はガラスの酒器に注いでもわかる程度に黄色です。

では頂きます。
一瞬開封時に感じた濃い香りが口に広がりますが
本当に一瞬だけ。その後の味はとてもとてもアッサリ
かつサラリとしており口当たりが良いです。
酸味はほぼ分からず。甘さは薄め。しっかりと辛口ですが
辛すぎる事はなくフラットです。

後口にわずかな苦みを伴った香りが余韻を残しますが
これも然程目立たず。
何度か遭遇していますがガブガブ飲める危険なお酒です。

初日のおつまみは柚子胡椒の香るチキンサラダ。
ふむふむ、極端にお酒が作用するという程ではありませんが
サラダ単体よりも確実に美味しくなります。
今回のお酒はあくまでも裏方に徹しますので食事の邪魔を
しませんね。

二杯目を注ぎにいってラベルを見ました。
なるほどガブガブ行ける理由はアルコール度が13度なんですね。
通常の日本酒は15度ですし、生酒等では16以上も普通にあります。
それらに比べると低いので飲みやすいのでしょう。
とはいえ13度なのでビールや酎ハイよりも高いので要注意です。


さて二日目
ほんの少し酸味が出てきたようにも感じますがそれでも微弱。
口当たりが軽いのは初日と変わりません。

二日目のおつまみはうちの定番海鮮丼。マグロばかり。
何度か書いているように日本酒と魚介類の相性は抜群ですが
今回のお酒はこちらも初日と同じく裏方に徹します。
極々僅かに甘味が増す感はありますが派手に前に出てくるお酒
ではありませんでした。


ラベルにある通り穏やかなお酒でした。
生酛というと味わい深さはあるもののクセが強いお酒も
ありますが、今回のお酒はとても飲みやすい一本でした。
今の時期には良いお酒ですね。
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まとめてあります

2021-10-25 | 日記
前に書きましたよね?
と自信がないので日記の方にも書いておきます。

トップページの最上段にある

飲んだ日本酒一覧まとめ


に今まで飲んだ日本酒の一覧をGoogleスプレッドシートに
まとめました。
ラベルに記載されている情報と酒造のリンクを集めてあります。
漏れや誤記がありましたらツッコミを入れてくれると嬉しいです。

週1のブログの更新後にこちらのスプレッドシートも更新しております。

日本酒の詳細を記載している酒造さんもありますので
各種の数値が気になる方は御覧になってください。
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志太泉 純米原酒ひやおろし

2021-10-24 | お酒
今回は新規開拓のお酒屋で探しました。
8割くらいは見た事のあるお酒でしたが、知らない
銘柄もそこそこありました。

そんな中の一本。
志太泉(しだいずみ) 純米原酒ひやおろし です。





志太泉は静岡県の株式会社 志太泉酒造さんのお酒です。
https://shidaizumi.com/

開封
中々良い香りがあります。吟醸香とはちょっと
違うような。どことなく濃く甘い雰囲気を受けますが
実際はどうでしょう?
色はそこそこしっかりとした黄色見があります。

では頂きます。
ほうほう。
一瞬甘い雰囲気がありますが残る程強くないです。
同時にこれも瞬間的に酸味が出ますがサラリと消えます。
序盤から後口にかけて然程強くはないもののしっかりと
印象の残る苦みがありますので辛口のお酒です。

飲み干した後に独特の醸した感という程強くなく吟醸香
ほど華やかでは無い香りが口に残ります。
これが中々どうして悪くない。ひやおろしと相まって
ほっとする香りです。

二回目に酒器に注いだ際にラベルを見ると日本酒度は+3
とありました。そうかー知らずに飲むと+3だなとも思い
ますが、数値を見てから飲むともう少し辛口かも?と
思える味です。

初日のおつまみはサバのキムチ煮の缶詰。
うーん、今回も微妙。味噌煮と違ってキムチの汁に
とりあえず漬けただけな味です。ほぐして汁をよく
馴染ませればいい感じなのかもしれませんが、素のまま
だとキムチの味とサバの味がそれぞれ自己主張するだけ
で終わります。
お酒と合わせてもキムチとサバの歩調のズレばかりが
気になる結果に。ハズレだなー。


さて二日目。
初日の後口に感じた独特の香りが強くなっています。
全体的に味が濃くなった感がありますね。

二日目のおつまみはイカの耳。
素でも美味しいイカの耳がお酒と合わせて食べると
美味しさ倍増。ヒレ酒とは違いますが旨味がじわーっと
出るのが良いですね。



初めて飲んだ志太泉でした。
もしかすると新酒や春酒だともっとツンツンした力強い
苦みのあるお酒なのかもしれません。
ただ、今回はひやおろしという事で良い感じに角が取れて
とても上手く作用したようにも思えます。

程よい主張がありつつもグイグイ押す感じの無い適度な
辛口はお気に入りに入らなくとも取って置きたい一本ですね。

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雄東 生酛造り純米大吟醸

2021-10-17 | お酒
今回は初めて飲むお酒、雄東 生酛造り純米大吟醸です。





雄東は栃木県の杉田酒造株式会社さんのお酒です。
http://sugitasyuzou.co.jp/index.html


開封
華やかさとは違ってはいますがそれでも
良い香りがします。どことなく鋭さを彷彿と
させます。
また、しっかり醸した感のある香りも遠くに
あるようです。
色はガラスの酒器に注いでほんのり分かる程度の
黄色です。

では頂きます。
とてもとても柔らかいです。
一番強めに飛び込んでくるのは酸味ですがこれも
ほんのり。甘さも大分柔らかめ。苦みも柔らか。
製造日的に春酒なのかな?結構長く冷やされていた
からか、それとも大吟醸だからかは不明ですが
ひやおろしのような柔らかさです。
後口に少し乳酸飲料っぽい香りが残りますね。

日本酒度でいうと-1~ギリギリ+1かという程度です。
アルコール度数は平均的な日本酒よりも高い16度ですが
とても飲みやすく口当たりも良いので危険なお酒です。


初日のおつまみは某コンビニ製のポン酢で食べるモツ。
かなりしっかりと臭みを取ってあるので食べやすいです。
今回のお酒と合わせるとおつまみもお酒も美味しいです。
主張が強くないのでどの食事にも合いそうな感じです。


さて二日目
少し酸味と苦みの主張が出てきたように感じます。
そういえば今回のお酒は生酛造りだったんですね。
生酛といえばワイルドな味のイメージがありましたが
二日目に僅かに片鱗が見えるかも?という程度でかなり
大人しめでした。

二日目のおつまみはカップのおでん。
コンビニで売っていた品です。
うーん、お酒と云々という前に味は微妙です。
そういえば昔缶のおでんも売っていましたが、あれも
味が微妙だったんですね。
おでんを食べるのであれば最低でもコンビニ製かなー。
という訳でお酒との相性は特にコメントなしです。


初めての雄東でしたが大変美味しい一本でした。
ふと飲んだ記録で栃木を見返すと
若駒、姿、仙禽と強者が多いですね。
気付いていないだけで栃木も良い酒造がありますね。
案外関東は強豪揃いなのかも。
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???(トリプルはてな) 2021

2021-10-10 | お酒
1年ぶりかと思いきや2年ぶりだった???(トリプルはてな)です。





買いに行ったのが店頭に並んでから暫く経った時期だったんです。
で、やはり遅かったか品物が見えず。
買い逃がしたーと悔しく思いつつ一縷の望みをかけて店員さんに
聞いてみると出してくれました。
聞いてみるもんです。

という訳で原料の酒造米と米麹は国産である事。
アルコール度数が16度である事。
それ以外は全て謎という2021年版の???(トリプルはてな)
を飲みますよ。

???(トリプルはてな)は群馬県の株式会社町田酒造店のお酒です。
https://www.seiryo-sake.co.jp/


開封
とても良い吟醸香があります。
どことなく酸味と苦みを彷彿とさせる感が
ありますが実際はどうでしょう?
色はごくごく僅かに黄色でほぼ透明に見えます。

では頂きます。
ふむ、ほんのり甘酸っぱい。で感触が不思議。
甘さが上あご前面から抜け、舌にはお酒のなめらかさが
残ります。で、上あごの奥に苦みを感じます。
なぜか舌にはあまり風味が残らない そんな不思議な
飲み口です。

お酒の粘度が多少あるのでしょうが味のキレは良く
しつこく残りません。ただ上に書いたように舌を
包み込むような感触があるのが不思議です。

日本酒度でいうと0~+1という程度かな。
もう少し辛口に振っても良い気もしますが傾向としては
しつこさのないほんのりな甘めなのでこのくらいかと。

初日のおつまみはサバの味噌煮。缶詰で貰いものです。
茨城の波崎と千葉の銚子で水揚げされたサバで
作っているそうです。
という事はマサバなんでしょうか?
缶詰のサバの多くはノルウェー鯖ですね。
個人的にはどちらも好きです。

今回のお酒との相性は悪くはないですが良くもなし。
そもそもサバ味噌自体が甘めなのでお酒の甘さと
かぶります。
しかも今回のサバ味噌は味が濃いめなのでお酒は
甘さの無いガッツリ辛口が良かったかなとも思います。


さて二日目
初日と変わらず柔らかめの甘酸っぱさに舌を包む
滑らかさ?は健在。

二日目のおつまみは週末の定番海鮮丼。
やはり甘酸っぱさとの相性は今一つ。
では甘い系等のお酒に合うガリを投入。
ガリには合いますねー。ガリでは無くお酒が栄えます。
お寿司なのに甘いお酒を用意しちゃったよという方は
ガリと一緒に飲む事をお勧めします。


2年ぶりのトリプルはてなでした。
2年前には舌に刺激がある風味のようでしたが今回は
舌になめらかさを残す不思議なお酒でした。

とても美味しいお酒でしたが次は無いと思うと飲めて
嬉しいような、一回限りで悲しいような複雑な感想です。
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七賢 純米 ひやおろし

2021-10-03 | お酒
今回はお気に入りの七賢
七賢 純米 ひやおろしです。





七賢は山梨県の山梨銘醸株式会社さんのお酒です。
https://www.sake-shichiken.co.jp/

前に飲んだのは1年半前だったんですね。

開封
精米歩合は70%ですが良い吟醸香があります。
色はごくごく僅かに黄色っぽさがある程度です。

では頂きます。
ふむふむ。
お酒を口に含むと一瞬ベリー系の香りが抜けますね。

ラベルの背面にどちらかというと辛口傾向とありました
ので構えて飲んでみましたが、七賢にしては辛口という感じ。

大分酸味強めの甘酸っぱさなので酸味だけで見ると
辛口かもしれませんが、甘さもほんのりありますので
本格的な辛口のお酒と比較すると柔らかめです。

と書いておりましたが後口にそこそこな苦みが
残る事に気付きました。この辺を加味しても日本酒度は
+2~3くらいかなと。

初日のおつまみはうちの定番海鮮丼でマグロばかり。
それほど辛口でも無いしと期待していませんでしたが
これがまた化けます。
お酒単体では強かった酸味が嘘のように控えめになり、
余韻にお酒の香りを残す程度の自己主張で〆ます。
これは良いです。


さて二日目
初日とほぼ変わらない味です。
やはり辛いというよりは甘酸っぱいに近い酸味が強いです。

二日目のおつまみはサバの塩焼き…なのですが用事を
こなしつつぐびり、パクリとしていたら無くなっていました。
美味しかったのは確かです。



ひさしぶりの七賢でした。
突飛した味ではないですが落ち着いて味わえる一本です。
個人的に七賢のひやおろしは初めてでしたのでその辺りが
どう出るか興味があったのですが、口当たりこそまろやか
ではあったものの味の傾向はどちらかというと春酒っぽい
フレッシュ感を受けました。

前二回は初挑戦が並びましたので、間に落ち着いて飲める
お酒を挟むのも良いですね。

次は前も飲んだことがありますが味が不明なアレの予定。

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