呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

純米酒 若蔵 KURA Challenge 2018

2018-06-24 | お酒
さて今回は半年振りの北海道のお酒です。
日本酒のメジャーどころでは無い県を見るとつい買いたくなってしまうんですね。
新潟とか福島のお酒で全然手を出していない銘柄もあるんですけどねぇ・・・。

という訳で今回の一本は北海道の高砂酒造さんの
純米酒 若蔵 KURA Challenge 2018 です。
https://www.takasagoshuzo.com/





若蔵(わかぞう) です。
ふむ。
よくよく見ると前に飲んだえぞ乃熊と同じ酒造さんのお酒でした。
という事は味の方向性が判るような気が・・・たぶん。

開封。
強くはないですがしっかりした吟醸香が漂います。
ラベルにはグレープフルーツとありますが近いかなぁ?

では戴きます。
ほう、口に含むと薫りますね。
一番強いのは酸味です。
で、結構甘いのかと思いきや甘味は薄いですね。
日本酒度が-3の割には然程甘く感じません。
前のえぞ乃熊とは方向がちょっと違いました。
ほんのり粘度があるようにも思えますが、口の中で消えるのが早いです。

えぞ乃熊に似ているといえば今回のお酒も苦味が追います。
ただ甘みが薄い分アクセントになってこの苦味が無いとつまらない味になりますね。
なるほど、飲んだ感じは甘味の抑えたグレープフルーツというのが近いかもしれません。

杯からの香りは薄いものの口に含んだ時の香りが強く好みです。
鼻から抜ける香りがとても心地よいですね。

初日のおつまみにいつもの貝ひも。
・・・うん、普通。
次いでちょっと気の早い枝豆。
お!これはちょっと塩辛い味付けだったのですが、ほんのり甘めの今回のお酒に合います。
美味しくて幸せです。


さて二日目。
傾向は初日と変わらず。
ちょっと酸味が増えて後口に残る感じがありますね。


Webサイトを見るとかなり若い方が作られたお酒のようです。
個人的にはかなり好きなお酒です。
香るけど甘味控え目というお酒の遭遇率が低いからなんですけどね。
えぞ乃熊と今回の若蔵共に某有名店での購入でした。
良いお酒なのでもっと広く売られると嬉しいですね。


最近は若い杜氏も増えていますし、女性の杜氏も活躍していますね。
ビールを追い越せは無茶だとしても焼酎、ワインを抜かす勢いになって欲しいですね。

お気に入りに入れたいのですが今回の一本は挑戦の為の一本な感じがするんですね。
次も同じ傾向のお酒を出してくれると嬉しいのですが、方向性がずれると悲しいかな。
暫定で入れておこう。
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三百年の掟やぶり 純米吟醸 無濾過 槽前原酒

2018-06-17 | お酒
狙った訳ではないのですがここ最近、山形率が高いです。
もう一本控えている七のつくあいつも山形ですし。
次回は山形回避でいこう。

という訳で今回は山形県の寿虎屋酒造株式会社さんの
三百年の掟やぶり 純米吟醸 無濾過 槽前原酒 です。
http://kotobukitoraya.co.jp/
読めない社名だと思ったらそのままコトブキトラヤだったんですね。





中々壮大なネーミングです。
三百年だと江戸時代でしょうか。
実際に創業は江戸時代からの酒造のようですね。
流石に1000年単位を越すと胡散臭さが増えます。
いっそ10万年とかにしてしまえば一周回って浪漫が出そうな気も。
(日本酒の起源が吹き飛びます)

閑話休題


開封
ぶどうのような甘い吟醸香がします。
日本酒度が+1との事なので結構甘めのお酒かもしれません。

ではいただきます。
ふむ。強く甘酸っぱい。
同じ山形の栄光冨士のお酒は甘味と香りが広がりますが、今回のお酒は
それらがギュッと凝縮された感じを受けます。
確かに強い甘みと香りなのですが消えるのが早いです。
もう少し香りの余韻が残ると良かったかな。

あとは甘味の陰にエグミに近い苦さがあります。
ただ甘さの演出の一つにも感じますのでこれはこれで良し。
二日目にこの苦さが強くなるとちょっと鬱陶しいですね。


さて二日目。
昨日危惧しました苦味ですが初日とほぼ変わらず。
その変わり酸味が強くなった感じがします。
初日は甘酸っぱいでしたが二日目はすっぱ甘いに。
ただその強めの酸味も消えるのが早いので嫌な感じは無いです。

二日目はおつまみに某じゃ○りこを投入。
うん・・・。塩気がアクセントになる程度。
そもそもじゃ○りこに合う日本酒というものがあるのかというレベルです。


特筆に値する美味さがある訳ではないですが、突飛な部分もありませんので
安心して飲める一本でした。
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金戎 無濾純米過生原酒 雄町

2018-06-10 | お酒
今回は久しぶりな金戎です。
香川県の西野金陵株式会社さんの金戎 無濾純米過生原酒 雄町です。
http://www.nishino-kinryo.co.jp/





開封
軽やかな吟醸香がします。
濃くないのかな?

では頂きます。
お、フルーツジュースのような甘酸っぱさが広がります。
強いのは酸味ですね。
で、香りから感じたようにかなり軽いですね。

初日のおつまみはちょっと気が早い枝豆。
うん、甘酸っぱいお酒には微妙。
仕方ないですね。


さて二日目。
初日とほぼ変わらず。
初めて金戎を飲んだときに書いておりましたが、やはりこのお酒は
梅の香りを抜いた梅酒っぽいです。
今回のお酒は結構サラリとライトな感じなので味の薄い梅酒感があります。
(梅酒感が薄いだけでキッチリ日本酒です)

二日目のおつまみはお刺身。
うん、これも合わないです。
ラベルには脂の乗ったサンマとありますが・・・難しい気もします。


前に飲んだ金戎二種は秋酒だったかな?
あちらは粘度も高く濃い感じがありました。
今回の金戎は同じく無濾過ですがとてもアッサリで飲みやすいです。
製造が12月なので春酒に入るかもしれませんね。

そういえば1本目、2本目の金戎は17度以上の濃いお酒でした、
今回アッサリに感じたのはアルコール度数が13度のせいもあるかもしれませんね。
個人的には濃いほうがここのお酒は好きです。
日本酒の標準的な濃度である15度のお酒も飲んでみたいですね。
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黒龍 貴醸酒

2018-06-02 | お酒
今回は変り種で貴醸酒です。
ぐぐってもらえば出てきますが、普通日本酒は水、米、米麹で
作りますが水の変わりにお酒で醸造したものが貴醸酒です。
コストがかかってるお酒ですね。

今回の一本は福井県の黒龍酒造株式会社さんの黒龍 貴醸酒です。
http://www.kokuryu.co.jp/






では開封。
凄く甘い感じの香りがします。

いただきます。
おー。
すごく甘いです。
梅酒から梅の香りを取った感じに似てるかな。
甘さと香りが口いっぱいに広がるのですが、消えるのも早いです。

お酒自体の粘度が高く舌にネットリと残ります。
が、これまた消えるのが早いのでしつこさは皆無です。

強い甘みと粘度があるお酒でインパクトは強いです。
ただし飲んでみるとすごく繊細で美味しいです。

難を挙げるとすれば高いんです。
今回飲んだのは150mlで500円。
一升瓶で換算すると大体6000円くらい。
かなり上位の純米大吟醸酒が買えちゃいます。

500円の価値があったかと聞かれると判断する前に無くなったと
いうのが正直な感想。
ただ美味しいのは確かなので機会があったら飲んでみたいですね。
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