呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

純米大吟醸 磨き三割九分 槽場汲み 無濾過 獺祭39

2019-10-27 | お酒
今回は獺祭
純米大吟醸 磨き三割九分 槽場汲み 無濾過 獺祭39 です。





通常は黒?深緑?な瓶ですが今回は白濁系ですよ。
見た事のない銘柄は買うしかないでしょ。
しかも
『純米大吟醸』で『精米歩合39%』で『槽場汲み』で『無濾過』な
獺祭とか超贅沢なお酒です。

獺祭は山口県の旭酒造さんのお酒です。
https://www.asahishuzo.ne.jp/

開封
控え目ながらしっかりとした吟醸香を感じます。
色は瓶に入っていると黄色見がありますが、酒器に注ぐと
ほんのりです。

では頂きます。
ほう、こういうお酒ですか。
飲み始めは瞬間的に甘いです。
そのすぐ後に華やかな香りが追って、中盤からは強くは無いですが
酸味と辛さが拡散します。
なんというかぶわーっと広がる感じ。
それでも辛さ的には日本酒度+2程度だと思います。

正直な話、ほんわかと甘く香るお酒かと思っていたので
辛さの後追いにビックリしました。
ただ厭味もなくサッと消える様はさすが獺祭で大吟醸といったところでしょうか。

初日のおつまみは大根と鶏肉の煮物。
大根は美味しいのですがちょっとクセがありますよね。
お酒の風味を潰すか、はたまたお酒がドヤ顔で前面に出てくるか…。
おや。
おつまみと一緒に飲むといきなり獺祭が脇役に徹しました。
しかも完全に裏方ではなく、香りと弱めの甘さの主張はするという
おつまみは立てるけど自己主張も忘れないという感じ。


さて二日目
甘さと辛さが増えたような感じがします。
うーん、このお酒は素直に美味しいですね。
苦さに近い辛さが増えて残念になるお酒が多い中、今回のお酒は
厭味になる前で止まっています。

二日目のおつまみは肉じゃが。
初日と同じく食事は邪魔せず、それでいて主張も忘れずな良い塩梅。


約1年ぶりの獺祭でした。
獺祭という日本酒でもかなりメジャー且つトップブランドな銘柄だけに
揺ぎ無い美味しさでした。
ただあまりにも高尚過ぎて飲むたびに粗探しをしてしまう自分が
ちょっと嫌です。
単純に『美味しい!』で済ませられれば良いんですけどね。
それじゃネタにならないし難しいところです。 
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山廃仕込純米酒 片野桜 無濾過生原酒 2019

2019-10-22 | お酒
2019年も勿論購入してますよ。
個人的お気に入りの大阪のお酒 山廃仕込純米酒 片野桜 無濾過生原酒です。





片野桜は大阪府の山野酒造株式会社さんのお酒です。
http://katanosakura.com/

購入したのは春でしたが、好きなお酒なので後回し と先延ばしにしていたら
半年過ぎてしまいました。
冷蔵庫に入っていたとはいえ、これはやっちまったかい?

開封
香りはかなり薄いです。
遠くに麹っぽさがあるようなないような。
熟成したアルコール臭っぽさもあるのは寝かせすぎたせいでしょうか?
香りの薄さに対して色は結構な黄色です。

では頂きます。
ふむ、寝かせた分濃くなったのか味が太いです。
正直、老香(ひねか)が出てしまってるかも?と思ったのですが
それも無く良い感じに熟成しているようです。
一番強いのは酸味ですがまろやか。
ついで印象に残るのは苦味ですがこれもまろやか。
本当に少しだけ麹の香りをさせつつ、しっかりとした旨みを感じさせて
くれます。
今回の片野桜もほんのり粘度があるようです。


さて二日目。
ちょっと甘さが強くなったように感じます。
初日は熟成の濃さかと思ったのですが、もしかすると山廃の濃さが
出ているのかもしれません。
二日目になって米の香りと旨みを強く感じます。
鼻から香りを抜くとフルーティーさとはまた異なった米とも麹とも
いえる風味が広がります。これがまた良い。
やはりここのお酒はお気に入りです。


ちょっと寝かせすぎたか?と思いましたが大変良い方向に転んでいて
美味しいお酒でいてくれました。

そろそろ飲まねば!という気分で開けたのですがもうちょっと取っておいても
良かったかななどと思っています。
沢山飲みたいけど飲むと無くなってしまうんですね。
今更ですが2本買っておけば良かった…。
2019年も美味しい一本でした。
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???(トリプルはてな)

2019-10-13 | お酒
今回は群馬のお酒 30BY 町田酒造別注企画 ???(トリプルはてな)です。





???(トリプルはてな)は群馬県の株式会社町田酒造店のお酒です。
http://www.seiryo-sake.co.jp/

ラベルを見て分かるとおり酒造米と米麹は国産である事、アルコール度数が
16度である事、それ以外は謎のお酒となっております。

開封
蓋を開けただけで思わず嬉しくなるとても良い吟醸香が漂います。
青リンゴを彷彿とさせるようなフルーティーな香りです。
色はそこそこの黄色っぽさ。

では頂きます。
開封時の香りをそのまま味にしたような甘酸っぱさが広がります。
特に酸味が強いように感じますね。
香りを鼻から抜くと華やかさの陰に米っぽさや麹風の香りもあります。
後口には結構な存在感のある苦味が残ります。
飲み始めは甘いのですが苦味の存在が大きいので結構辛いかも?という
感想に落ち着きます。

ん?微炭酸っぽいピリピリ感もありますね。
この時期に??
単なる酸っぱ苦さが炭酸に感じたのかもしれません。
が、ラベルを見るとおりがらみなんですね。
もしかすると本当に炭酸かもしれません。


甘く香るお酒が好きな自分としては結構良いと思いました。
が。
色々謎なお酒だけに今回の評価は今季一本限りなんですね。
???は毎年造られているようですがそもそも実験的な物なのか
その場にあった米、麹で作ったのか、それともネタ売りなのか、
はたまた全く別のものなのかは分からないんですね。
なので今年が美味しくても次の回は分からないというお酒です。

とはいえ2019年版の???は大変美味しいお酒でした。
買えるのであれば来年以降も飲んでみたいですね。



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今西 純米吟醸 朝日

2019-10-06 | お酒
今回は奈良のお酒 今西 純米吟醸 朝日です。





今西は今西酒造株式会社さんのお酒です。
https://imanishisyuzou.com/

あれ?ここ…みむろ杉を造っている酒造さんじゃないですか。
日本酒名だけでは気付くはずもなく。

開封
遠くにフルーティーな香りがします。
僅かなのであまり強くはないですね。
色は本当に少し黄色いだけでほぼ透明です。

では頂きます。
シャープな甘味が最初に飛び込みます。
それでも強くなく、アッサリと消えるのでしつこさは無いです。
後口は結構後を引く苦さが残ります。
鼻から香りを抜くと良い感じですが結構ツンツンします。

初日のおつまみは辛味噌味のホルモン。
甘さの強くないお酒なのでそれほど悪くは無いです。
脂っぽさもスッキリとさせる日本酒は優秀ですね。


さて二日目
キレのよさは変わらずですがなんとなく濃く感じます。
煮てはいないのですが煮詰まったとでも言いましょうか。
甘苦さが口に広がります。
例えるなら…漬けすぎてしまった甘さ控え目の梅酒内の梅の実。
そこから梅の香りを取った感じ。


ほんのり甘くキレのよいお酒という表現にまとまるかと思いきや、
後味の苦味を伴った辛さが一番印象に残るお酒でした。

全てにおいて平均点を上回る味だと思います。
ただ個人的に評価するのが難しい。
全体的に良い感じではあるものの優等生というまでには至らず。
かといってダメなところがあるかというと全てにおいて平均点以上。
甘さなり香りなり、一点突き抜けていると良くも悪くも お!?と
なるんですけどね。
うーん。
結構な美人(イケメン)だけど好みではない。
これが一番近い評価かな?
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