呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

かたの桜 特別純米 雄町 2021

2022-01-30 | お酒
実は2021年終盤ころからヤキモキとさせられておりまして。

個人的お気に入りだったかたの桜が2021年は飲めて
いなかったんですね。ちょっと前に書きました通り
某家電量販店のお酒コーナーで売られていたので余裕を
かましていた所、売れ行きが芳しく無かったのか?
品物が姿を消しました。

さらに良く訪れる酒屋にも入荷した形跡が無い。
これは通販すべきなのか?そもそも通販してるのか?
とちょっと狼狽えていた所、年末に入荷されました。

という事で今回は個人的お気に入りのかたの桜







かたの桜は大阪府の山野酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.katanosakura.com/


開封
フルーティーさとはまたちょっと違う良い香りがします。
醸した感のあるアルコールや老香とも違います。
どことなく甘っぽい雰囲気を受けます。

色はガラスの酒器に注いでギリギリ分かる程度の黄色です。


では頂きます。
ほう。かたの桜ってこんなでしたか?
と思うような甘酸っぱさがあります。
香りは例年ほどでは無いものの心地よさが鼻に抜けます。
後口に僅かに苦みが残りますが嫌味はありません。
むしろこれが無いとちょっと嫌かもという存在感。
強い旨味は今作も健在です。

ふむ、よくよく見ると今回のかたの桜は山廃では無いんですね。
その分ワイルドさが少し控えめなのかもしれません。

日本酒度でいうと+1~+2くらいかなと。
今までも強く辛口というお酒ではありませんでしたが、
どちらかというと辛口風のお酒でした。今回は思いの外
甘さを感じられるので上記の数値に感じました。


初日のおつまみはイワシの佃煮。
頂き物です。イワシも高級魚扱いになってしまうんですかねー。
今回の佃煮は結構甘め。
いつものかたの桜であれば文句なしの相性だったのでしょうが、
今回の一本は甘さが目立ちますので悪くは無いがもう少し
辛くても良かったかなと。
それとおつまみと合わせて気付いたのですが微炭酸が
残っている感じがします。


さて二日目
開封時に炭酸の抜けた音がしたのでやはり多少発泡が
残っているようです。甘さは若干弱く、酸味は強くなった
ように感じます。

二日目のおつまみは銀ダラの西京焼き。
甘めの西京焼きに多少甘いお酒がどうでますか。
…うん、お酒の勝ち。
これもイワシと一緒で悪くはないですがもう少し辛口の方が
良かったかなというところです。


念願のかたの桜でした。
2021年に間に合わなかったのがちょっと残念でしたが、
とりあえず飲む事が出来たのは嬉しいですね。
味的には香り良く、旨味があって良かったですがやはり
山廃の辛口が飲みたかったかなーと。
と言いつつ二本目を買っていたりするのですが。
2022年物も必ず飲まねば。
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傳一郎 手造り純米吟醸

2022-01-23 | お酒
今回は静岡のお酒 傳一郎 手造り純米吟醸 です。







傳一郎は静岡県の國香酒造株式会社さんのお酒です。

『くに』に『かおり』で『こっか』『こくか』と読み
みたいですが『こっこう』です。

更に傳一郎です。すみません読めません。
『でんいちろう』だそうです。


開封
香りは吟醸香といわれればそうかもしれない
というレベルのとてもとても遠くに感じられる程度。
色も大分薄く黄色っぽく見えるかも?という感じです。

では頂きます。
ほー。
珍しく強めに感じるのは苦みに近い辛さです。
甘さはほぼありません。
で、少し刺激をまとったアルコールとも麹っぽさとも
とれる香りが鼻に抜けますがそれだけ。
苦みも香りも飲み干す時にはスカッと消えています。

後口に極々僅かに苦みと香りのあった痕跡がある
ようにも感じますがとても薄いです。

なるほど+8の日本酒度は伊達ではありません。
苦すぎる、酸味が強いという事は無く、真っすぐ実直な
辛さという感じです。

初日のおつまみはどうしてこれになったという激辛の
カルパス。小さいサラミですね。
カルパス単体だとそこそこ辛さは残るものの激辛かな?
という程度。よくあるカップ麺の激辛レベルを想像すると
肩透かしです。

で、今回のお酒と合わせると辛さが緩和され、お酒の
米の風味が出てきました。もしかすると今回のお酒は
つまみ次第では化けるかも?
安いつまみながら悪くはないです。

次いでのおつまみはたまに登場するイカの耳。
うーん、悪くは無いのですがお酒が辛く感じます。
辛いおつまみの方が栄えるのかもしれません。


さて二日目
僅かに後を引く苦みが強くなったようにも感じます。
それでも見事なまでの引きっぷりでキレの良い辛口です。

二日目のおつまみは某鉄道会社のぬれせん。
頂き物です。
うむむ。初日のイカの耳と同じく悪くは無いのですが
お酒の辛さが際立ちます。中々難しいお酒です。

こうなったら定番を出します。
毎度おなじみ海鮮丼。マグロばっかり。
これはもう定番の美味さです。
お酒の辛さが控えめになり生魚の美味さが引き立てられます。
刺身にはやっぱり日本酒ですね。


初めての國香酒造さんのお酒でした。
珍しくストレートに辛いという表現がピッタリの味でした。
何度もしつこく書いておりますが苦みの強いお酒は苦手です。
ただ今回のお酒はとてもキレがよく苦いより辛いが際立つ
お酒で、好みとは言えませんが嫌いでは無いです。
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きのえね 純米大吟醸生原酒直汲み 2021

2022-01-16 | お酒
今回の一本は2020年の初めにも飲みました
きのえね 純米大吟醸生原酒直汲み です。





緑の目を惹くラベルと呪文のようなとても強い
文言の並ぶワクワクするお酒です。
2021年末に買えましたので久しぶりに飲めます。

きのえねは千葉県の株式会社飯沼本家さんのお酒です。
http://www.iinumahonke.co.jp/


開封
とても良い吟醸香があります。
色はごくごく薄い黄色でほぼ透明に見えます。

では頂きます。
強めの酸味と舌にわずかにピリっとくる刺激が
あるようです。微妙に炭酸が残っているのかも。
で、2020年に飲んだ時と同じように強い甘さが
際立ちます。

2020年にはそこそこの粘度があると書いておりますが
2022年(2021年製造)はわずかな粘度を感じる程度です。

ただ以前と同じく後口に一応の存在感を感じる程度の
苦みがあります。

全体的な味はやはり甘いお酒です。日本酒度は-5~-7
くらいかなと。それでも変な雑味の無いスッキリとした
味わいなのでとても飲みやすいです。

初日のおつまみは良く登場する貝ひも。
うーん。生臭さは緩和するものの甘いお酒が強いです。
悪くはないんですけどね。


さて二日目
変化は少なく甘酸っぱさは健在です。

二日目のおつまみはまたじゃ○りこ。
甘いお酒ですからねぇ。
今回も悪くは無いですが味の増減は無し。
どちらも単体で味わうのが良いかと思います。



そんな訳で2022年二本目は個人的に好きな酒造さんの
好きな銘柄でした。
2021年物も大変美味しく飲めて良かったという一本です。

流石に同銘柄を今から買うのは難しいでしょうが、同じ
飯沼本家さんのお酒は色々出ており、味の傾向も近いですから
甘いお酒が好みという方にはぜひお勧めです。

2022年末にも買いたいですね。
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桂月 超辛口特別純米酒60 生酒

2022-01-09 | お酒
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、新年一本目は高知のお酒 桂月。
桂月 超辛口特別純米酒60 生酒です。





すっかり飲んだ気でいましたよ。
名前だけはしっかりと覚えていますので頻繁に見かけたんですね。

桂月は高知県の土佐酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.keigetsu.co.jp/


開封
ごく僅かに吟醸香っぽい香りがあります。
どことなくシャープさを感じるのは気のせいでしょうか。
色はガラスの酒器に注いでギリギリ黄色っぽさが
分かるかどうかという程度です。

では頂きます。
ふむふむ。超辛口とありましたので恐る恐るという
感じで飲んでみましたが思っていたよりは辛くないです。

そこそこの酸味がスッと抜けるので開封時に感じた
シャープさという表現は合っていると思います。
辛さは後口に結構しっかりめの苦みが残りますので
なるほど超辛口という感じ。それでもしつこく残る感は
薄いのでキレの良さが先行します。

2021年11月のお酒ですが雰囲気は夏酒のスキっとした
イメージが浮かびます。

鼻から香りを抜くと強くは無いもののツンツンとした
刺激がありますが、その陰にふんわりと良い香りもあります
ので地味な良さがあります。


初日のおつまみはじゃ○りこ
うーん。そこまで味の強いスナック菓子では無いのですが
お酒が頑張る気が無いようです。合わないというより合わせる
気が無いといったところでしょうか。
お酒単体の方が美味しいです。

次いでサバの塩焼き
じゃが○こより格段に良いです。
ただそれほど強く出るお酒では無いので控えめでもあります。


さて二日目
ちょっと酸味が強くなった感じがありますが、抜けの良い
辛口である事は変わりません。
二日目も超が付くほど辛いかな?という感想です。

二日目のおつまみも連日のサバ。
サバのおろしポン酢和え。
ふむ。やはりサバだと相性バッチリという程でも無いですね。
もちろん悪くないですし、辛口のお酒ですが甘さも感じられ
良い感じではありますが控えめです。
二日目のサバがかなり美味しかったのでそれに助けられたかも。



2022年一本目のお酒でした。

やはり高知のお酒は鰹と合わせたいですね。
初夏は難しいとして戻り鰹の時期には食べに行きたいな。

2022年もよろしくお願いいたします。
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