呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

糸島産山田錦純米酒 田中六五

2017-11-26 | お酒
新酒の季節ですね。
どれもこれも美味しそうで困ります。

先日、某有名酒店の前を通りかかったんです。
久しぶりなので品揃えを見るだけと入ったんですが・・・

買っちゃいました。
既に飲む予定のお酒は保管中なんですけどね。

という訳で完全ラベル買いの糸島産山田錦純米酒 田中六五(たなかろくじゅうご)です。





ラベルにインパクトがありますね。

福岡県の有限会社 白糸酒造さんのお酒です。
http://www.shiraito.com/index.html
なんたら48的な数字かと思ったのですが、精米歩合みたいですね。
同社の製品に50とか75もありますね。


開封
なんとなく酸っぱい感じの香りがしますね。
炭酸は感じませんが薄にごりしたお酒です。

では戴きます。
おー酸っぱい。香り通りです。
ただ刺刺しさは無く、キツさも少ないので飲みやすいです。

また鼻に抜ける香りが変わっていて良いですね。
凄く遠くに柚子を感じるような不思議な感じ。

うん?二合目を飲み始めるとほんのり炭酸っぽさがありますね。


さて二日目。
酸味は変わらず一番強いです。
ほんのりですが苦味が出てきたかな?ま、気になるほどでは無し。
大変あっさりしており辛口なので食事に合いそうです。

本日はつまみにネギトロを用意。
突飛した変化はありませんが普通に美味い。
酸味こそ強いですがクセの少ないお酒なので食事がすすみます。


それにしても福岡のお酒は酸味が多いんでしょうか?
自分の飲んだ三井の寿、喜多屋、田中六五と全て酸味が多いお酒でした。
同じ九州でも佐賀の七田や熊本の花の香などは甘めのお酒もありますし
たまたま遭遇してないだけかな?
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特別純米酒 にごり「原田」

2017-11-19 | お酒
風邪はひきたくないですね。
書き貯めで平常運転に見えますがここ数日は大分禁酒でした。

早い秋の終わりですが日本酒界隈ではすでに新酒の季節ですよ。
ぼちぼちしぼりたてのお酒が出回り始めています。
こちらもそこに分類されるかな?

さて、今回は山口県のお酒。
株式会社はつもみぢさんの 特別純米酒 にごり「原田」です。
http://www.hatsumomidi.co.jp/





にごり酒です。
今回は珍しく飲む前に撮影。
がっつり白い沈殿物がありますし、蓋の上には炭酸抜き用の穴が空いています。

開封
お、米の香りと乳酸菌のような酸っぱい匂いがします。
またシュウシュウと炭酸の音もしますね。

では戴きます。
ほうほう。思ったほど甘くない。
やはり乳酸飲料のような酸っぱさが突き抜けます。
で、日本酒度+1のわりに後口は結構辛め。
プチプチとした微炭酸も感じます。

色だけは似ている十二六がありましたが、向こうは完全にお酒前段階でした。
ですがこちらは本格的に日本酒です。
まーアルコール度が18度ありますからね。


二日目。
微炭酸は変わらず。
飲む前までブラックコーヒーを飲んでいたせいでしょうか初日よりも甘く感じます。
二日目もアルコールを強く感じますね。


今回の一本も炭酸所以のものか不明ですが苦味が追いかけてきます。
個人的に発泡日本酒は苦手なのでぐぬぬとなる部分もありました。
ただ時季モノと考えればこれはこれでありですね。

上記の個人的懸念を別にしても飲みやすい一本でした。
発泡日本酒を飲むといつも思うのですが、同じ酒造の普通の日本酒も一緒に飲みたいですね。
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純米吟醸 吊るし搾り 一喜

2017-11-15 | お酒
今回は千葉県印旛郡酒々井町にある株式会社 飯沼本家さんの
純米吟醸 吊るし搾り 一喜 です。
http://www.iinumahonke.co.jp/





町名に酒の字が入ってますよ。
井戸から酒が湧いた伝説があるからこの町名だそうで。
そんな土地のお酒が不味いはずが無い!と思いたい。

このお酒、吊るし搾りなんです。
機械や人力じゃなく自然の力で搾る方法ですよ。

開封
繊細な吟醸香がします。
それほど強くはないのですがスッと通った感がありますね。

では戴きます。
おー。口当たりが大変まろやかで優しいですね。

口に含んだ瞬間は甘めで開封時に感じた香りが広がります。
物凄く薄くして上品にしたバナナのような香り・・・あんまり近くないか。
とにかく心地よい香りが広がります。

後口にはほんのりですが辛味が残ります。

全体的に雑味が無いですね。
これが吊るし搾り故のものなんですかね?
だとするとこの絹のような滑らかさはなるほど納得という感じです。

初日のおつまみはビーフジャーキー。
こんな繊細なお酒だと思ってなかったんですよ。
悪くは無いですが牛臭さが邪魔だなぁ。

珍しくおつまみ第二弾。
ちょっと高めのサバの味噌煮(マ○ハ産製)
味噌が甘めのせいか甘めの日本酒でも合います。
脂の乗った推定ノルウェーサバが美味い。
何度か書いていますが生臭さを消して美味さを引き出す力は凄いです。


二日目
今までの生酒と同じように辛味、酸味、苦味が増えました。
それでもまだ丸いですね。


残念な事にこの一本を最後に一喜シリーズはお終いだそうです。
狙って買った訳ではないので本当にラッキーだったかも。
かなり美味しいお酒でしたので継続して欲しい気持ちもあります。

今ならまだ買えるお店もあると思います。
まだ飲んでいない方、今まで飲み続けて来た方は是非とお勧めしたいです。
・・・残っていたらもう一本買っちゃいますよ?
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純米吟醸酒 えぞ乃熊

2017-11-09 | お酒
こちらも久しぶりの北海道のお酒です。
北海道旭川市にある高砂酒造株式会社さんの純米吟醸酒 えぞ乃熊です。
https://www.takasagoshuzo.com/





開封。
おおお。甘酸っぱい吟醸香が飛び込んできます。
パイナップルを彷彿とさせる甘い香りですね。
久しぶりだったせいか強く感じますね。

では戴きます。
香り通り甘めです。酸味も程よくあるのですがそれ以上にあるのが苦味です。
結構気になりますね。
香りが素晴らしいだけに、こちらに転びますかと意表を突かれます。

系統としては福島の廣戸川の純米吟醸酒に似ていますね。


二日目
初日と変わらず甘い香りは鮮烈です。
酸味はほとんど変わらず、甘味が目立ちます。
で、初日に気になった苦味が相変わらずありますね。
もう少し苦味が残らなければかなり好みだったんですけどね。

とはいえ十分美味しい日本酒に入る一本だと思います。
北海道もなかなか侮れないですよ。
東京で買いにくいのは一も二も無く距離でしょうね。
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喜多屋 特別純米 一度火入れビン貯蔵

2017-11-03 | お酒
久しぶりの九州のお酒です。
福岡県にある株式会社 喜多屋さんの 喜多屋 特別純米 一度火入れビン貯蔵 です。
※後から気付きましたが蒼田という名なのかな?
http://www.kitaya.co.jp/





写真を撮っていて気付きましたが山廃仕込なんですね。

開封
華やかな薫りがしますね。
色は結構黄色がかってる感じもあります。

では戴きます。
麹の薫りと共に強い酸味が飛び込んできます。
それを追うように同じく強めの苦味が併走してきます。
ただ単に酸味と苦味の効いたお酒だと遠慮したいところですが
じんわりと旨味も効いておりなんともいえないバランスを取っています。

前にも書いた気がしますが苦味が辛さの一部だとすると結構な辛口です。
ただあっさりと消えるのでついもう一口となる不思議なお酒ですね。

口当たりはかなりまったり。粘度を感じます。
結構なすっぱ苦さなので似たお酒を探すのが難しいです。
日本酒はどこまで奥が深いんだか。

今回は300ml瓶なので一日のみ。
水炊き風の鍋で飲んでみました。
うーむ、暖かい物と合わせると鼻に抜ける酸味が増えるんですね。
水炊きだとちょっと弱く酒の強さが目立ちます。
個人的にはありなんですが、油の濃い肉の方が合う気がします。

苦いお酒は苦手で、出来れば強すぎる酸味も遠慮したい方なのですが
このお酒はありですね。
存在を確立しているとでも言いましょうか。
個性という単語で片付けてしまって良いものか悩ましいですがそのくらい
特徴的なお酒です。
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