呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

萩錦 土地の詩 秋の純米

2023-09-24 | お酒
今回の一本は 萩錦
萩錦 土地の詩 秋の純米です。





萩錦は静岡県の萩錦酒造株式会社さんのお酒です。
http://haginishiki.com/
…荻と萩の違いって難しいですね。


開封
そこそこの醸した感のある香りがあります。
日本酒度は+7とラベルから分かっておりますが
そこまで酸味がある感じはないですね。

色はガラスの酒器に注いで結構しっかりと分かる
程度の黄色です。


では頂きます。
ふむふむ、なるほど日本酒度+7というのは妥当な
味です。かなりの辛口。で酸味も辛口なりにあり
ますが主体は苦みです。
その苦みも結構な存在感はあるもののしつこく残る
程では無く、ほどほどで退いていきます。

初日のおつまみは焼き鮭。塩鮭ですね。
たまに食べたくなります。
辛口だけあってつまみに合いますが、ちょっとお酒の
苦みが強いのでお酒優位です。
もう少し濃い味のつまみでも良いかもしれません。


さて二日目
全体的に味が濃くなった感じがします。
またお酒を口に含んだ際の香りも強めに。
苦み主体の辛口なのは変わりません。

二日目のおつまみは定番化しつつあるからあ〇クンの
タルタルソース味。濃い味を持ってきました。
タルタルの風味を抑えてお酒の酸味と香りが増します。
塩鮭よりは頑張ってる感がありますね。
もっと強いチキン南蛮などを持ってくるともっと良いかも。
うむむ、後味に残る苦みも増した気がします。
個人的にはちょーっと残りすぎかなと。


程よい酸味としっかりとした苦みのある真っ当な辛口の
お酒でした。ほんのりと麹っぽい香りはあるものの強く
なく、クセも少ないので辛口好きには向いていると思います。
ただ個人的には何度も書いているように日本酒の苦みは
あまり得意では無いのでもう少し苦みが弱かったらなー
などと好き勝手に言ってみます。
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???(トリプルはてな)2023

2023-09-17 | お酒
今回の一本はトリプルはてな2023版

…買い逃したとは言ったが買えなかったとは
言っていない!
前回の信濃鶴の際には買えなかったと書いたのですが
やはり飲みたいと思い検索検索。

店頭買いはほぼ壊滅に近いのとそもそも町田酒造の
お酒を扱っている店が多くない。
ではネットまわりで探してみます。
当然ですがオークション等の転売は最初から論外。
いくら入手が難しくてもそんな輩に払うお金はありません。
そもそもキチンと温度管理等されているか不明ですし。
また、価格を上乗せさせて売っている酒店もパス。
乗せた分が酒造さんに行くならちょっと考えるかも?

という訳で定価で買える店を探して通販です。
要冷蔵のお酒なのでなんだかんだでレアモノの4合瓶の
お酒くらいの価格になってしまいましたが…お酒代くらいは
稼いでいるので良いのです。多分。





???(トリプルはてな)は群馬県の株式会社町田酒造店のお酒です。
https://www.seiryo-sake.co.jp/

毎年の事ですが酒造米、精米歩合、日本酒度、使用酵母、
その他諸々が謎なお酒です。


開封
かなりフルーティーな香りが漂います。
お酒を注いだ時にわずかに気泡が出ましたので
まだ微炭酸が残っているのかも?
色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる程度の
黄色です。

では頂きます。
炭酸はあるかも?という程度の刺激っぽさを感じますが
ほぼ無しで良いでしょう。
軽やかに甘酸っぱいすっきりとしたお酒です。

初日のおつまみはカキフライ。
そろそろ旬でしょうか。
好物なのですが中々美味しい店を知らなくて困りもの。
今回はデパ地下風のところで購入。
…うーん、カキの味が薄い。で衣が厚い。
お酒との相性は甘いお酒ですがつまみと合わせると苦みが
増してこれはこれでありな感じに。
つまみの味がボンヤリだったのが残念。

次いでのおつまみは筑前煮
筑前煮はカキフライ以上の好物です。
煮しめでもOK
ひと月筑前煮と白米だけでも全然余裕です。
その筑前煮とお酒を合わせてみます。
お酒の甘さがちょっと強めかも?と感じますが概ね良好。
東京で煮物と食べると妙に甘い事もあったので危惧しました
が今回はそこそこ辛口でした。良い感じ。


さて二日目
初日に飲みすぎたので一杯しか残りませんでした。
最後はわずかに滓が残っていたせいか分かりませんが
少ない炭酸感と苦みが増しました。
甘酸っぱさが主体なのは変わりませんので美味しさは継続です。


そんな訳でトリプルはてな2023年版でした。
信濃鶴の時に書いたように2023年のトリプルはてなは数量が
かなり少なかったようで買うのが大変でした。
大変美味しい一本ではありましたが、通販で買ってまで飲む
価値があるかと言われると中々悩ましい。
限定のお酒との出会いは一期一会、買えたらラッキーな程度が
一番良いです。

2024年は普通に買えると嬉しいな。
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信濃鶴 田皐

2023-09-13 | お酒
さて9月です。
この時期になると町田酒造の限定酒、トリプルはてなが
出る頃です。
そろそろかなとやんわりと構えていたのですが急に
発売になりました。
で、ちょっとノンビリしすぎておりまして慌てて店に
向かったのですが売り切れ。
聞いてみたところ2023年は数が少なかったそうで1日
もたなかったとか。
厳しいですね。仕方がないので同価格帯のお酒を一本
買ってきました。

という訳で今回の一本は信濃鶴。
信濃鶴 田皐です。





2020年に同じ銘柄を飲んでおりますが前は生原酒、今回は
その記載がありませんし要冷蔵ではありませんので加水、
火入れ済みでしょう。

信濃鶴は長野県の酒造株式会社 長生社さんのお酒です。
https://shinanotsuru.com/

開封
おお、ちょっとビックリするくらい香ります。
しかもフルーティー。
大分前に飲んで記憶に残っていないので、勝手に
辛口では?とか思っていました。
色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる程度の
黄色です。

では頂きます。
開封時の香りそのままに甘酸っぱさが広がります。
それと並走して大人向けのプリンに敷いてあるカラメル
レベルの苦みが追いかけてきます。

で、前回信濃鶴を飲んだ時と同じ感想がでました。
風味が上あごから鼻に抜けて舌に残る感じがかなり
薄いです。
舌に残るのはそこそこ存在感をみせる苦み。
なので飲み干した後だけの感想だと結構辛いです。

お酒を口に含むと上あごと鼻腔を華やかな香りが
包みます。香りを飲むという表現は変ですが香りを
楽しむお酒ですね。

前回の感想では初日は好印象だったものの二日目が
ちょっと残念だったようです。


さて二日目
といいつつ実質中1日空けての三日目です。
香りは若干柔らかめになりました。口当たりもなめらかに
なった感があるので間を空けた方が飲みやすい感じもあります。

香りが少し薄めになってしまったのは残念ですが
飲みやすさは変わらずです。
というか前回の生酛のかたの桜の直後に飲んでいるので
かなり飲みやすい。


約3年ぶりで狙わず買った信濃鶴でした。
が、こんなに美味しかったか とビックリする味でした。
しかも価格高騰中の日本酒の中では安い方。
このお酒にコストパフォーマンスも含めて張り合えるのは
七賢くらいしか無いような…。
トリプルはてなが無かったのは残念ですが代わりにと買ったのが
申し訳ないくらい良いお酒でした。
また買いに行こう。



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かたの桜 生酛純米無濾過生原酒

2023-09-10 | お酒
最近東京で入手出来る片野桜のバリエーションが
増えて嬉しいですが、また見たことの無い銘柄が
ある事を知りました。
これは飲まないとダメですよね。

という事で今回の一本は
かたの桜 生酛純米無濾過生原酒です。




かたの桜は大阪府の山野酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.katanosakura.com/


開封
いつもの山廃の香りに近いですが少し
強めに感じます。またどことなく酸味を
彷彿とさせる感もあります。


では頂きます。
おー、酸っぱい。かなり酸味が強めです。
なるほどこの感じは生酛ならではかもしれません。
酸味7に対して甘さは2くらい。陰に苦みと
麹風の香りがありますが酸味の前では印象が
薄くなります。

初日のおつまみは牛ホルモン焼き
濃いお酒と分かっていたので合わせました。
流石生酛、勿論合いますし濃い味だろうが脂が
あろうが余裕で受け止めます。
お酒の主張が凹む感はありません。
強いお酒ですね。


さて二日目
強い酸味は変わりませんが少し味が丸くなったのか
はたまた慣れたのかは分かりませんが濃すぎると
までは行かない感じ。それでも十分強いですけどね。

二日目のおつまみは定番化しつつあるからあ〇クン。
今回はプロテインにんにく醤油味。ちなみにデカです。
うーん。にんにく醤油の味は良いのですがプロテインが
入っているせいか食感がモソモソします。おからに
食感は近いかも。これはハズレですね。

今回のお酒と合わせるとにんにく醤油程度には負けません。
個人的推しのタルタルにすべきだったかも。



という訳で初めての片野桜の生酛版でした。
もともと山廃でもワイルド感がある片野桜ですが
さらに上を行く感じがありました。
それでも好みのお酒だからかもしれませんが悪く
尖った部分は少なく、アルコール度が17度の割には
飲みやすい一本だと思います。
それでも生酛なので軽くフルーティーな日本酒と
比べると力強さはあります。

個人的にはやはり山廃の方が好みですかね。
生酛も大変美味しいのですがやはり強烈且つ鮮烈で
ちょっと飲み疲れる部分があります。
年1くらいでコンスタントに飲めると良いかなと
いった感じ。
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旨口 特別純米 天上夢幻

2023-09-08 | お酒
何か連投気味になっておりますが飲んだのは先週です。
という一本は旨口 特別純米 天上夢幻







天上夢幻は宮城県の株式会社 中勇酒造店さんのお酒です。
https://tenjo-mugen.co.jp/

開封
香りは然程強くはありません。
それでもスッと鼻に入ってくる香りはどこか
酸味が強そうな雰囲気があります。


では頂きます。
お、これはビックリ。
酸味強めの辛口を予想していましたが、口に含んで
みるとまるで水のよう。

それでも飲み始めにわずかな苦みとコメの風味が
鼻に抜けます。ただこれもしつこくなく消えるのが
とても速いです。
ごくわずかに甘味はありますが酸味は皆無。
全体的な味の傾向は辛口です。
日本酒度で+2あるかどうかといった感じでしょうか。

似ている日本酒だと…比較対象があれで申し訳無い
のですが、白鶴の生貯蔵酒に風味は似ています。
生貯蔵酒から所謂『日本酒』的な匂いを取って、
飲み始めと余韻に旨味を残した風。
簡単にいうとランクを上げた感じですね。


初日のおつまみは味カレー
https://yamatoseika.com/

某か〇ぱえびせん風のスナック菓子でほんのりと
カレーの風味がついているお菓子です。
辛くなく子供でも食べられますし素朴な風味が
美味しいお菓子です。

今回のお酒と合わせると、お酒のどこに風味が
隠れていたんだろう?と思うくらいお酒の味が
広がります。
地味なつまみでお酒が美味しい。なかなか侮れない
かもしれません。

次いでのおつまみは個人的お気に入りのヒジキのサラダ。
ふむ、これもつまみとお酒の両方が美味しいです。
ただ個人的には最初の味カレーの方が好みです。


さて二日目
若干甘酸っぱさを感じられるようになりました。
それでも水のようなスッキリ感は継続。
個人的には二日目の方が好みです。

二日目のおつまみは某コンビニで売られている豆腐バー
タンパク質が摂れるという豆腐をギュッと固めた奴ですね。
全体的に味はかなり淡泊薄味。
それでも中々食べ応えがあるので最近のお気に入り。
個人的に柚子胡椒味が良いですね。
で、今回のお酒と合わせると…悪くはないのですがどうにも
つまみの味が薄すぎです。
食べてみるとこの薄味が良いのですが如何せんお酒の
つまみとしては弱すぎのようです。


という事で天上夢幻でした。
上に書いておりませんが賞を受賞した一本だそうで。
前にも書いた気がしますが飲む人の趣向に依って高評価か
そうで無いかが分かれますよね。
なので賞を取ったぞ!とあっても参考程度に留めています。

で、今回のお酒ですが単体ですとなるほど可もなく不可もなく
というかクセが無いので大変飲みやすい。
へー、こういうお酒が賞を取るんだね
等と思っておりましたが、つまみと合わせる事によって
化けました。つまみを合わせる事によってもお酒も美味しく
なるという良いパターンでした。
日本酒の品評会とかつまみもあるんですかね?
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番外編 白鶴 生貯蔵酒

2023-09-07 | 番外編
急に日本酒が飲みたくなったのでコンビニで買える
日本酒という番外編です。

という訳で番外編の一本は白鶴 生貯蔵酒




白鶴は兵庫県の白鶴酒造株式会社のお酒です。
https://www.hakutsuru.co.jp/

開封
香りは…とてもとても遠くに醸した風の
香りがあるようなないような。
よくある『日本酒』の香りです。
色はすっきりと抜ける透明です。

では頂きます。
うん、とても軽い。
すっきりと切れが良く軽いでは無く、ほぼ
単純に味に厚みがないです。
どこかで似たような味を…と思い出したら
ありました。
『まる』です。
ああ、同じ白鶴酒造さんのお酒じゃないですか。
なるほど味の傾向が似る訳です。

お酒自体はそこそこの辛口でやんわりと粘度が
あります。
ただ『まる』には入っていた糖類と酸味料が無い
分かなり素直。
『日本酒』とか『生貯蔵酒』だけ書いてあるお酒の
類には違いないのですがダントツで飲みやすく
美味しいと思います。
よくあるクサい日本酒的なニオイもかなり薄め。
変な癖もないので食中酒としては優秀だと思います。


という訳で突発のコンビニで売っている日本酒
白鶴 生貯蔵酒でした。
前の『まる』と同じく悪くないです。

いわば在るべきポジションの分かっているお酒
といった所。
もちろん小瓶のサイズの有名銘柄のお酒もありますし、
逆にもう少し頑張ろうよというスカスカな味のお酒も
存在します。
そんな中、手軽な価格で大きなクセもなく、それでいて
どの食事にでも合うのでは?というオールマイティー感を
出せるのはこの位置を狙って売っていますね。

凄く美味しいかと言われると大変微妙。
では不味いかと言われると普通に飲めるし、食事にも合うし
で口ごもる感じ。
そんなお酒でした。



ああ、飲める安めの日本酒ですが、やはり
初めての日本酒!
には向かないと思います。
念のため。
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三冠 雄町 純米 無濾過生原酒

2023-09-03 | お酒
今回の一本は三冠
三冠 雄町 純米 無濾過生原酒です





三冠は岡山県の三冠酒造有限会社さんのお酒です。
http://www.sankan.co.jp/

開封
とても濃い匂いがします。
フルーティーさは無いですがなんとなく
甘く厚い感じがするのは気のせいでしょうか。
色はガラスの酒器に注いでそこそこ分かりやすい
黄色です。

では頂きます。
おー、濃い。とても濃い。
18度以上というのはラベルを見て知っていましたので
構えて飲んでみましたがそれでも濃い。
苦み主体の甘さと酸味ほどほどといった感じ。

傾向的には苦いに近い辛口なので割っていい感じに
なるかは微妙。炭酸だといい感じかなぁ?


さて二日目
初日よりも酸っぱ苦さが増して辛口感もアップ。
そこに濃さは健在なのでかなり強めのお酒です。

二日目はやはり割ってみようと氷を用意。
炭酸でも良かったのですが甘く香るお酒とはちょっと
異なるので氷の方が良いかなと。

結果は、ふむ悪くない。良い感じの傾向になりました。
絶対氷を浮かべるべき!という程ではありませんが
キツさがなくなり美味しくいただけます。

二日目におつまみ投入。
某コンビニ製のな〇チキレッド。
レッドと付くと唐揚げのあいつのようです。
単体で食べると中辛+くらいの辛さ。
自分は辛い物は苦手なのですがこのくらいなら
平気な感じ。それでも舌がちょっとヒリヒリする
感じが残りますね。

で、今回のお酒と合わせると濃い味のお酒が辛く
油の強いチキンを迎え撃ちます。
強い味に合いますね。
辛くて油が多いといえば中華料理ですね。
中華にはいい感じに合うかもしれません。


初めて見るお酒でお気に入りの繋ぎな感じで買った
一本でした。
それが予想以上のハードパンチャーでビックリ。
エキシビションマッチのはずが本戦より厳しい。

『無濾過』『生』『原酒』と今では普通になってしまった
日本酒の売り文句ですがうっかり慣れすぎたのかもしれません。
今回のお酒はそれって本当に至上ですか?と言われた
気がしました。

さすがに無濾過な原酒はきつめでした。
それが氷の融ける塩梅でとてもいい感じになります。
今回のお酒の場合加水が必須に感じますね。
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