呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

鶴齢 純米酒 山田錦

2020-03-29 | お酒
皆様コロナで疲弊してませんか?
まず人混みは避ける、キチンと手を洗う
その上でキチンと食べてキチンと寝る

これで乗り切れると思いますよ。
ストレスも良くないので美味しくお酒を飲みましょう。

という訳で
今回の一本は鶴齢
鶴齢 純米酒 山田錦 です。





新潟県の青木酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.kakurei.co.jp/

開封
フルーティーでは無く、しっかり醸した感のある香りがします。
香りだけだと前に飲んだ片野桜に近いですね。
山廃ではないですがワイルド感があるようです。

では頂きます。
ほー、酸っぱい。
まず飛び込んでくるのは強めの酸味です。
そして酸味と共に麹風の香りが鼻に抜けます。
ただ酸味、香り共に抜けるのがとても速いので口当たりは軽やか。
酸味は苦手ですがこの抜けの良さは心地よいです。

甘味はほぼ無いので辛口に分類されるのでしょうが、辛口にしては
軽すぎ。水のようではないのにグビグビいける一本です。

初日のおつまみはうちの定番でもある貝ひも
貝ひもの旨味にお酒の酸味が合いますね。
今回ばかりは甘いお酒じゃなくて良かったです。


さて二日目
初日と変わらず強い酸味が突き抜けます。
後口に結構残る苦みが出てきました。
後を引く感じは苦みが苦手だと気になるレベルです。

二日目のおつまみはマヨネーズ風味のおかきとチーかま。
特筆すべき事項はありませんが辛口のお酒なので普通に美味しいですね。


今回の鶴齢も飲んでみたい一本でした。
お酒屋をまわると比較的目にする銘柄でしたからね。

肝心の味ですが好みではないですが嫌いでは無いです。
美味しい不味いでいうとすごく美味しいです。
イケメン(美人)だけど好みではない とでも言いましょうか。
何か前にも同じことを書いた気がしますね。
※奈良の今西でした。

強豪揃いの新潟で名を残せているという時点で美味しさが分かりますね。


※蛇足
週末外で片野桜の2020年版を飲んでしまいました。



雄町版でした。
やはり山田錦と比べると味に重厚さがある気がします。
どちらが良いかというのは前の片野桜の時に書いたように
時と場合によりますね。
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W ダブリュー 純米 山田錦 無ろ過生原酒

2020-03-22 | お酒
今回の一本はこちら



とても派手で日本酒感が薄いですね。

名前も凄い
W ダブリュー 純米 山田錦 無ろ過生原酒です。



W ダブリューは岐阜県の有限会社 渡辺酒造店さんのお酒です。
http://www.sake-hourai.co.jp/


開封
中々良い吟醸香が漂います。
どことなく濃く甘い雰囲気がしますがどうでしょう?
色はガラスの酒器に注ぐと分からなくなる位薄い黄色です。

では頂きます。
おおー。香りからの予想通り味は濃い甘さです。
酸味も少しありますが甘味の前では影が薄いです。
甘いお酒ですがサラリとキレがよく口に残る感じはないので
飲みやすいです。
また端々に薄い苦みがありますが、舌の上をなぞる程度で深く
苦い訳ではないので小気味良いアクセントとなっております。

ここ最近飲んだお酒でいうと1月の『きのえね』に傾向は似て
いますがこちらの方がちょっと控えめ。


初日のおつまみは味カレー。
たまに食べたくなるカレー味のスナックです。
うーん、甘さは引き立ちますが敢えてこのお酒に合わせなくても
という感じ。菓子もお酒も美味しいです。

おつまみ二品目は魚肉ソーセージ、幻の手羽先風味。
なんか辛いそうです。
…うん、選択ミスです。甘いお酒と魚肉ソーセージの辛味が
喧嘩します。
何のお酒を飲むかはつまみの後に決めているのでこういうハズレも
あります。別々に食べよう。


さて二日目。
二日目も然程変わらず甘く香るお酒です。
おつまみにちょっと気の早い枝豆を用意しましたが、合わせる前に
食べ終わってしまい相性は不明。
お酒自体もグビグビ飲めて減るのが早かったです。


さて、久しぶりに甘いお酒に出会えました。
ラベルの奇抜さはありますが味は安定して美味しいお酒でした。

数量限定の受注生産品とありますが季節限定のような感じで定期的に
作ってくれると嬉しいですね。

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山廃仕込純米酒 片野桜 無濾過生原酒 2019 山田錦_雄町

2020-03-15 | お酒
2020年も片野桜です。
今回の一本は山廃仕込純米酒 片野桜 無濾過生原酒です。








片野桜は大阪の山野酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.katanosakura.com/

お気に入りの山廃仕込純米酒なのですが、酒造米が前に飲んだ
雄町とは異なり超メジャーな山田錦です。
ちなみに製造年月日が2019年の11月なので2019表記にしてあります。

開封
これまでの片野桜と同様に香りはほぼ無いです。
遠くにほんの僅かな麹っぽい香りがあるのも同じですね。

では頂きます。
これまたほんのり甘く、ほんのり酸味があり旨味が強いです。
独特の麹風の香りがまたいい感じに鼻に抜けます。
やはりお気に入りの筆頭だけあって大変美味しいです。

気になる山田錦ですが分かるほどの差は無いですね。
心なしか雄町よりも口当たりが丸い気もするのですが、前に
飲んだ片野桜は半年前なので比較出来ず。
明瞭な差は無いんでしょうね。


実は片野桜、同時期に作られた雄町版もあったりします。
さらに2020年版の片野桜も入手済みだったり。
流石に三連続片野桜だと個人的には大満足なのですが、見に来て
頂いた方はまたかよと思ってしまいますね。

もしかすると次回は雄町版の片野桜かも?
旨いお酒なのは分かっているので後回しにするかもしれませんけどね。


さて二日目
初日に飲みすぎました…。
二日目に飲む分が試飲分くらいしか無いですよ。
仕方がないですね~雄町版の片野桜も出しますか(ニコニコ)
そんな訳でこちらが雄町版 山廃仕込純米酒 片野桜 無濾過生原酒





 
 

酸度は山田錦の方が高いんですね。
協会酵母も異なり山田錦版は協会9号、雄町版は協会6号となっております。

では雄町版も頂きます。
ふむ、雄町版も山田錦版と同様に注いだ時の香りはかなり薄いです。
山田錦よりも雄町の方が香りは無いかも。

味の傾向も両者共に方向性は一緒ですね。
ただ飲み比べると山田錦の方が濃く香る感じがします。
雄町版の方があっさりとしていて飲みやすいです。


二日目のおつまみはトマト煮込みのサバ缶。
サバにトマトも合いますね。
味の濃いサバですがお酒もしっかり負けません。
お酒もサバも美味しいですね。


そんな訳で図らずも山田錦版、雄町版両方の片野桜を飲みました。
二本のうち一本を選ぶのであれば味の濃い山田錦版を選ぶかもしれません。
ただ二本並べて比較すると飲みやすい雄町版を選ぶかな。
ま、味の傾向は一緒ですし大きな差はないのでどちらも美味しいです。


そういえば山野酒造さんのWebサイトが新しくなっておりました。
https://www.katanosakura.com/
全部飲みたいけどそれほどお酒に強くない悲しさ。
謎の会員登録…何でしょうねこれ?


蛇足
実は片野桜、お酒も扱っている某家電量販店で取り扱いが
始まっております。
新宿と秋葉原で販売しているのを確認済み。生酒なのでキチンと
冷蔵保管されておりました。
入手しやすくなったのは大変喜ばしい事です。
あとは取り扱いを止められない事を祈るばかり。
飲んでみたいなと思っていた方はぜひどうぞ。

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富久長 辛口純米 しぼりたて本生

2020-03-08 | お酒
今回は高千代を飲んだ際に参照させて頂きました
広島県の株式会社 今田酒造本店さんのお酒。
https://fukucho.info/

富久長 辛口純米 しぼりたて本生です。






開封
酸味とも強めのアルコールとも取れる香りがします。
結構味が濃いのでしょうか?
色はほんのり黄色です。

では頂きます。
麹風の強い香りと酸味が飛び込んできます。
その酸味も丸く柔らかなものではなく刺々しいです。
強めの酸味が広がった後に弱いじわーっとした苦みが
広がりますね。

クセの強い麹のような香りとピリピリ感のある酸味が
特徴的なお酒ですがこういう傾向のお酒と分かってしまうと
案外飲みやすいです。
気になるのは食事に合うかですね。

初日のおつまみは明太子で味付けしたいわしの缶詰。
生臭さの塊のような代物です。
ふむ、さすが日本酒魚に強い。
生臭さを抑えつつ強すぎない酸味を醸し出します。
単体では分かりにくかった薄い甘味も感じます。
食中酒に良いですね。
どうでも良いですがいわしに明太子とクセの強い中に
ほんのり入れられた柚子がかなり良いアクセントになってました。
柚子って強いな…。


さて二日目
蓋を開けると軽くプシュという音がしました。
初日のトゲトゲしさは炭酸だったのかもしれません。
味の方もちょっとキツメの酸味が軽くなったようです。
それでも一番強いのは酸味で変わらず。
口に含んだ時の麹風の香りが濃くなりました。

二日目のおつまみはホタテの貝ひも。
辛口のお酒が貝には良いのですが心なしか後味の苦みが
増えているような気がします。
後口はサラリといきたいものです。

ラベルで謡っている通り辛口のお酒でした。
ちょっとクセの強い香りがありますが辛口ながら比較的飲みやすい
日本酒だと思います。

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限定生酒 純米吟醸 福小町 2020

2020-03-01 | お酒
今回のお酒はお気に入りの福小町。
限定生酒 純米吟醸 福小町です。





福小町は秋田県の株式会社 木村酒造さんのお酒です。
http://www.fukukomachi.com/

そういえば今更なのですが福小町を作っている酒造さんは
角右衛門も作っていたんですね。
鈍すぎ。
福小町を飲む前に角右衛門を飲んでいたので気づきませんでしたが
URLがfukukomachi.comでしたね。

さらにまとめていて気付きましたが2019年にも同じお酒を
飲んでいました。
限定生酒 純米吟醸 福小町
https://blog.goo.ne.jp/narol/e/54d3b139b624567c0f696e03a003f72b

全く気付かず感想を書いた割に似通っているのは同じお酒だから
ですかね?


開封
強くはないですが甘い感じの吟醸香があります。
色はガラスの酒器に注いでギリギリ黄色が分かる程度。

では頂きます。
甘いお酒というつもりで買ってきましたが、思いのほか
甘くない。
甘味よりも酸味が目立つお酒ですね。

味の主軸は酸味で追うような弱い甘味、そしてそこそこの
存在感を示す苦みがあります。
日本酒度は案外+1くらいあるのかも?と思って確認すると
+2.5もあった…なるほど納得。
口当たりはさらりとして大変軽いです。


初日のおつまみはかき餅
むむ、かき餅は原料がお酒と同じ米なので相性は抜群
と思いきや今回のお酒は惨敗。
端の方に「ここにいるよ」という程度の存在感は残しますが
甘味酸味苦みすべてぼんやりとしてしまいました。
それほど濃い味では無いかき餅なんですけどね。
あ、かき餅を食べてお酒を飲むと一瞬だけ吟醸香が強く香ります。
一瞬だけ…。

気を取り直しておつまみ?二つ目。
マグロの漬けです。
マグロといえば中トロだ大トロだといいますが、個人的に好きなのは
赤身です。赤身の漬け最高~。
ふむ、さすが日本酒。魚の生臭さを消しつつお酒の甘味を
出してきました。
あって良かった生魚。魚に縁を切られたら日本酒の魅力は激減ですね。


さて二日目
酒器から漂う香りは弱くなった感じがありますが、口に含んだ時の
芳しさは増えたようです。
初日にあった弱い甘味がダウン、苦みがほんのりアップ。
香る辛口のお酒な印象が強くなりました。

二日目のおつまみはブロッコリーのサラダ オーロラソース付。
味の濃いソースにお酒が潰されるかと思いきや良い感じに
香ってくれます。かき餅には負けたのに…。
二日目になって化けた可能性もありますが中々良いです。



今回のお酒は口当たりが軽く飲みやすい一本でした。
味も甘すぎず辛すぎず山廃、生もとのパワフルな味でなければ
というお酒飲み以外にはすんなり受け入れられる銘柄だと思います。

どちらかというと辛口風なのでもう少し食中酒として発揮して
くれると良かったのになぁとか思います。
ま、魚と組み合わせる事で本領発揮出来たので良しとしましょう。

美味しいお酒ではありましたが個人的にもう少し甘くても良かったのに
などと思ってしまうのは飲む前に勝手な予想をしたからですね。
高望みを反省せねば。
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