呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

町田酒造35 純米大吟醸 Premium

2022-06-26 | お酒
思いの外うちでの登場回数の多い町田酒造
そちらのPremiumが手に入りましたので飲んでみます。

町田酒造35 純米大吟醸 Premiumです。





町田酒造35は群馬県の株式会社町田酒造店さんのお酒です。
https://www.seiryo-sake.co.jp/


開封
開けた瞬間に吟醸香が広がるのは嬉しいですね。
いやでも期待が高まります。
色は極々薄い黄色でガラスの酒器に注いでもほぼ
透明ですね。後ろに紙などがあるとうっすらと
色が付いているのが分かる程度。

では頂きます。
ほー。
一番目立つのは甘味で前のくどき上手の酸味と
甘味を逆転させた感じ。こちらは甘味主体。

で、酸味はそこまで目立つ感じは無いもののそこそこの
苦みがあります。
ただこの苦みが良い塩梅にしつこく残らずサラリと消えます。
僅かに苦みの痕跡を残す程度なので、苦みが苦手な方ですが
もう少し主張があっても良いのにと思えるくらい。

初日のおつまみは某コンビニ製のガーリック風味の剥き枝豆。
夏といえば枝豆ですが剥いてあり、強いニンニク風味があります。
ですが今回のお酒は全然負けておらず、ニンニク臭を軽く
抑えつつ甘味を引き出すという強者ぶり。


さて二日目
甘味主体なのは変わらず。若干酸味が強くなってきました。
またもう少し主張があっても良いなと思っていた苦みも
1~2割ほど増し。甘いながらも辛口感も出て初日とは違った
美味しさがあります。

二日目のおつまみは恒例となりつつあるからあげ〇ん。
再びフレンチサラダ味です。
お酒の甘味が際立ちますが元々然程強く残る程ではないので
思ったより悪くないです。そつなくこなす感じです。


通常のお酒でも美味しい町田のプレミアムな一本でした。
何というかすべてがスマートです。

精米具合がほんのりでまだ味に雑味(旨味ともいいますが)が
残っているよね という感じでは無く、甘味、酸味、苦みが
全て計って出しているんですよという風です。
Premium故の完璧さを見たようです。

来賓の接待用とか絶対に外せない接客等に出すと抜群のお酒だと
思います。
ただ単純に色々美味しいお酒を飲みたい場に出すと単に
『そりゃ美味いお酒だよね』
で終わってしまいそうでもあります。
ワイルドカードかジョーカーかという位の存在感の強い
お酒ですね。

つまり普段呑みにはあまりにも贅沢すぎる という一本でした。
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純米大吟醸 スーパーくどき上手

2022-06-19 | お酒
今回の一本はくどき上手。
四年半前位に一度飲んでますね。
しかも今回のお酒は『スーパー』が付きます!

という事で純米大吟醸 スーパー大吟醸。






くどき上手は山形県の亀の井酒造株式会社さんのお酒です。

全く気にしていませんでしたが七星に次いで二週
連続で山形のお酒でしたね。


開封
とても良い吟醸香があります。
先週の七星には劣りますが圧倒的な差と
いう程でもありません。
色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる
程度の黄色です。

では頂きます。
甘酸っぱいというよりは酸っぱ甘いな風味です。
かなり強めの酸味がこれでもかという位口腔
内に広がります。
また後を追って苦みもありますので甘酸っぱく
あるものの辛口感も強いです。
酸味も苦みもあるのですが嫌味がありません。
とてもスマートとでも言いましょうか。

初日のおつまみは唐揚げが無くなったら戻るのか
なイカの乾物。甘酸っぱいお酒ではありますが
酸味が主体なのでイカも悪くないです。


さて二日目
初日よりも甘味が薄れた感じがあります。
ただ酸味の強さも突飛した感は無いので飲みやすい
辛口といった感じ。
クールな印象が強くなりました。

二日目のおつまみはやっぱり食べたいよね な
〇らあげくん。今回はフレンチサラダ味。
ドレッシング風の香りが美味しい一品ですが
タルタルの強さには及びませんね。
今回のお酒と合わせるとほんのり甘味が強くなり
ますが邪魔する程でもなし。


半分以上飲んでからラベルを見てビックリ、精米歩合が
30%な大吟醸でした。そういえばそこそこお高めだったな
とか思ったりします。
実体を知らずに飲んでも上に書いたようにスマート
だなーというのは感じますね。ただやはり素性を知ると
美味しく感じるのと共にもう少しじっくりと味わう
べきだったとか思うのは庶民だからでしょうか。

特別美味しかった!などというつもりはありませんが、
普通に美味しい良いお酒でした。
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七星 純米大吟醸 無濾過生原酒 2022

2022-06-12 | お酒
今回の一本はうちの定番夏酒 七星
七星 純米大吟醸 無濾過生原酒 2022 です。





今年も買ってきました七星です。
これを飲まないと夏が始まりませんね。

とはいえ毎回売り出し始めは夏前ですし、飲んでる
今日は梅雨真っ盛りで全く暑くないという夏っぽさ
皆無なのが悲しいところです。

七星は山形県の冨士酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.e-sakenom.com/


開封
とてもとても強く甘い吟醸香があります。
うちで飲んだ日本酒の中でもトップクラスです。

色はガラスの酒器に注いで結構判別できる
くらいの黄色です。

では頂きます。
甘い。とにかく甘いです。
以前も使った表現な気がしますがシロップです。
とにかく甘く華やかな香りが口に広がります。
シロップと異なるのはその甘さがしつこく
残らない部分ですね。

後口には極僅かな苦みがあります。アクセントというには
ちょっと弱いレベルです。

まだラベルを見ていないのですが日本酒度は-12~-15くらい
かもしれません。
と書いてから見てみると-10ですか。
2021年版が-15と記録が残っておりますが、去年よりも甘く
感じます。この辺りは酸味や苦みとのバランスなので数値と
体感がズレる事がありますね。

飲み始めは良いですが飲み続けるとちょっと味の
濃さが気になるかも。その時は以前に書いたように
炭酸で割るととても美味しい日本酒ハイになりますよ。

さて初日のおつまみ…と言いたいところですが、流石に
ここまで甘いと合うつまみは極々少数かと。
そんな懸念を抱きつつも一応チーズ入りチクワを用意してみました。
うーん、つまみが弱い。
つまみが頭を抑えられて駄々っ子パンチを繰り出しているようです。

予定していなかった二品目。冷奴。
専用のタレが付いている品です。
思いの外これはこれで悪くない。というかつまみが引き立て役です。
前の村祐の時に書いたようにスイカに塩的な感じ。
お酒の甘さが引き立ちます。
まー引き立てなくても甘いんですが。
冷奴の存在感は皆無です。


さて二日目
甘い事には変わりは無いのですが、若干苦みが出てきたせいか
初日よりも甘味が落ちた感じがします。
二日目だと日本酒度-10は妥当な感じ。

二日目のおつまみは某数字のコンビニのチキンクリ〇ピー。
鳥の胸肉を美味しく食べよう的なスナックです。
まぁ不味くはないですが先週食べたのが専門店の胸肉の唐揚げ
でしたので随分と差があるなと。
今回のお酒とは相性が悪いとまでは言いませんが合いませんね。

次いでうちの定番海鮮丼…は置いといてガリでいきます。
海鮮と甘いお酒が合いにくいのは分かっていますからね。
ガリの酸っぱさが上手い具合に消えてピリピリとした辛味の
刺激だけがほんのり残ります。
鼻から抜けるショウガの香りも良く甘いお酒のおつまみには
絶品です。

ちなみに本体、海鮮丼とも合わせてみました。
日本酒の生臭さを消す作用と共に強い甘味で全てが押し潰されます。
1Rからタオルが投げ込まれるのが分かっている試合のようです。
皆が皆言いそうです。『結果が分かっているのになぜやらせる?』
そんな相性でした。


2022年版の七星でした。
今年の一本も例年通り強く香り、強く甘酸っぱさを見せつけて
くれる納得のお酒でした。
特に2022年の七星はストレートに甘い傾向が強いようで個人的な
好みで大当たりでした。

7年目の七星も美味しかったです。
毎年微妙に風味が異なるものの甘く香るという点はブレずに
美味しい味を作れるのは凄いですね。
2023年も美味しく飲みたいものです。

つい先日もまだ買えるお店を見つけました。
もう1本押さえておこうかな。
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土田生酛

2022-06-05 | お酒
今回の一本は土田生酛。





土田生酛は群馬県の土田酒造株会社さんのお酒です。
https://tsuchidasake.jp/

初めて飲むお酒です。
こちらは大変手間のかかる生酛造りをメインに
作っている酒造さんだそうです。


開封
生酛という事で少し構えましたが香りはうっすら。
弱い麹っぽい香りの影に酸味っぽさもあるような
という程度。

色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる程度の
黄色です。

では頂きます。
ふむ。生酛というと力強さなイメージが先行しがち
なのですがとても柔らかい味です。
やんわりとした酸味がふわっと広がる優しい味
ですね。

強いのは酸味ですが鼻に刺激が刺さる事もなく
後味にはこれまた強くない甘味と極々僅かな苦みが
じわーっと残ります。

日本酒度でいうと+1か2くらいでしょうか。
甘口というには甘さが弱く、辛口というには甘い
という味の傾向です。

初日のおつまみは唐揚げ。『くん』の付かない
専門店の品です。ちょっと冷えてしまいましたが
流石専門店の味は別格ですね。
…あんまり美味しくない唐揚げ専門店もゲフンゲフン

今回のお酒と合わせるとお酒の甘味が際立ちます。
ただ唐揚げの美味しさが増すとは言えず平行線かな。
どちらかというと唐揚げ有利な感じもしますね。
もう少し合うお酒もあったかなーと思ったりもします。


さて二日目
僅かですが味が濃くなったような感じがあります。
といってもこれぞ生酛だ!という程では無いのでまだまだ
優しい味わいです。

二日目のおつまみはこれもまた?なイカソーメン乾物。
クセのあるイカですがそこまで味は強くないので今回の
お酒でも合います。

次いで今回もやっぱり買ったのかな 〇らあげくん。
タルタルがもう終わってしまったのか無かったので
レッドを買ってみました。
レッド自体然程辛くはないのですが今回のお酒では
結構味を邪魔します。せっかくの柔らかい味が台無し。
辛い物とは合わないようです。


生酛造りといえば菌の生存競争に勝ち残ったある意味
強いお酒です。ですのでワイルド感のお酒になりますし、
実際味の複雑さと強さを感じられるお酒が多い気がします。

ただ今回の一本はとてもとてもやさしい味わい。
確かに味覚的には複雑さの片鱗も見えますが主張が強く
ないので大変飲みやすい一本となっております。

飲みやすい日本酒ですが軽すぎずしっかりと味わいも
ある良いお酒でした。
これはまた飲んでみたいお酒かも。
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