呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

田酒 純米吟醸 生

2018-07-29 | お酒
今回は二年ぶりとなります田酒です。
田酒 純米吟醸 生
白麹を一部使用しているそうです。





田酒は青森県の西田酒造店さんのお酒です。
http://www.densyu.co.jp/

取り扱っている店が限られているので入手が難しいお酒ですが
狙っていない時に買えました。
色々まわってみるもんだ。

今回は純米吟醸 生。
前は純米酒で火入れ済のお酒でしたのでどう出るか期待したいです。


開封。
吟醸香はありますが甘く広がるのとはまたちょっと違う感じ。
あえて表わすならシャープ?
鋭い感じの吟醸香は酸味が強い事が多いですが今回はどうでしょう?

では頂きます。
ふむ、すっぱ甘い。
一番強いのは酸味ですね。その陰に隠れるような甘みもあります。
前の山本ドキドキほどの酸味の強さはありません。

口にお酒を含んで鼻から香りを抜くと麹っぽい匂いがありますね。
で、後口にしっかりとした苦味が残ります。

まず最初に感じるのは丸さ。口当たりが柔らかです。
でも苦味の存在感はあります。


初日のおつまみは某コンビニの味付け胸肉。
ふむ・・・悪くはないのですがお酒が結構繊細な味なので胸肉で
引き分けといった感じ。胸肉で引き分けか。
それでも後口にしっかり苦さの自己主張をする辺りは侮れません。

中々難しいお酒だな~と思いつつ、夏バテ予防に豚キムチを食べてみました。
で、一緒にお酒を飲んだのですが、これが中々どうして悪くない。
辛いのが豚キムチなのかお酒なのか難しいくらい苦味の主張が出ます。
ここが出番だ!とばかりにお酒が効きますね。
意外な威力を発揮するので辛いものと一緒に飲むと良いかもしれません。


二日目。
酸っぱ甘い感は変わらず。
後口に残る苦味もほぼ一緒です。

二日目のおつまみはマグロの刺身。
うーん、やはり合うとは言い難い。


完成度が高く美味しいお酒だと思います。
一口目は『ほう』となる酸味の効いた甘さがありますし、
その後を引く結構な苦味も特徴的です。

ただお酒単体で飲むにはちょっと主張が弱い。
食べ物と一緒に飲むと食べ物に押され気味。
活躍の場を与えるのが難しいな~と書いてる途中で辛いものに結構
合ったので、何かこれ!というフィーリングの合う物があると良さそうです。
残念ながら辛いものという漠然とした物しか見つけられませんでしたが。

ま~単体で飲むのが一番無難ですかね。
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純米吟醸 山本 ドキドキ

2018-07-22 | お酒
今回は春に飲みました『山本 うきうき』と同じ
秋田県の山本合名会社さんの『山本 ドキドキ』です。
http://www.shirataki.net/





今回はスカイブルーを模したような強い青と、夏の日差しを
現したような金箔という春に負けない派手なラベルです。


開封。
薄い吟醸香ですが・・・これは酸味っぽいです。
酸っぱい気がしますよ。

では戴きます。
ほー、酸っぱい。
未成熟なリンゴを齧ったような酸味が突き抜けます。
後口は後を引きませんが結構強めの苦味があります。

前のうきうきから予想してカラリとすっぱ甘いと思いきや
すっぱ苦いお酒でした。
夏酒らしくあっさりとはしていますが、食中酒にするには
ちょっとクセが強いです。
とちょっと残念な感じで飲んでいたのですが、酸味の中の
香りは中々良い感じ。
ただこの香りも酸味に潰され気味なんですよね~。

初日は夏の定番枝豆。
うーん、枝豆の美味さを全て踏みにじってのし上がる酸味。
お酒が強すぎます。


さて二日目。
酸味、苦味共にちょっと丸くなった感はありますが、相変わらず
突飛した強さがあります。
酢とは違った酸味なので刺刺しさは無いんですが強いんですよね。

二日目のおつまみは週末に多い海鮮物。
色々試してみましたがギリギリイーブンに持ち込めるのは味の濃いイクラ位。
それ以外は酸味が優勢です。


春酒のうきうきは新入生という感じだったのが
ドキドキになって急にヤンキーになってた感じ(笑)
こんな子じゃなかったのに・・・。
いやー、こうくるとは全く想像していませんでしたよ。
決して不味いお酒では無いのですが、元々酸味があまり得意では無いのと
うきうきとの差がありすぎてちょっと期待していたのと違ったかな。

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純米吟醸 生原酒 百楽門

2018-07-15 | お酒
今回は遭遇率のあまり高くない奈良のお酒。
葛城酒造株式会社さんの純米吟醸 生原酒 百楽門 です。
http://www.hyakurakumon-sake.com/





前回の若駒同様雄町なんですね。
どう出るのか気になるところです。

開封。
シャープながら甘い吟醸香が漂います。
色は結構黄色がかっているようです。

では戴きます。
まず麹風の香りが一瞬顔を覗かせてからのパイナップル風の濃い甘酸っぱさが
広がります。鼻に抜けるというよりは口の中に広がる感じ。
第一印象は甘い。酸味もありますが甘い。日本酒度-1ですからね。

それでも後口に残る風味は辛さを感じさせます。
少し存在する苦味が辛く感じるのかもしれません。
口当たりは少し粘度を感じます。
夏酒はサラリする物が多いので春酒っぽいです。
・・と確認してみるとやはり3月製造でした。


で、肝心の雄町ですが・・・これは悪くないというか好みです。
前回は精米歩合70%の純米酒、今回は純米吟醸酒で60%まで削られています。
米の雑味(白米では旨みですが)が残った分気になったのかな?


初日はおつまみに枝豆。
ほんのり塩味の中に枝豆の甘みが冴えます。

その枝豆の甘みを踏み潰す甘いお酒。
枝豆もお酒も単体では美味しいのに全く歩幅を合わせようとしない様は
ある意味潔いです。


さて二日目。
香りは変わらず甘さを醸し出します。
甘さが一番強いのも変わりませんが、酸味が増したように感じます。
甘酸っぱさ増量です。
あとは少々あった苦味も存在感が増しています。


今回のお酒は完全にラベル買い(裏は見ず)でした。
なのでてっきり辛口のお酒だと思っていました。
それが開封時に日本酒度-1を見てビックリ。
ここ暫く甘めのお酒が続いていたのでまた甘めかという感じです。
ただそれでも期せずして美味しいお酒でもありましたのでその点ではラッキーでしたね。
こちらの酒造の夏酒も飲んでみたいですね。
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明鏡止水

2018-07-12 | お酒

長野県 大澤酒造さんの明鏡止水です。
http://osawa-sake.jp/




ふむふむ。
ラベルにも日本酒度+4とありますが、確かに辛口です。
米の甘さは僅かに残っておりますが辛さと酸味が前面に出てきます。
その二つも自己主張しすぎずサラリと消える後口の良さもあります。


日本酒を飲むと、日本人で良かったな~と実感すると同時に外国の人にも
もっと味わって欲しいなと思います。
まぁあんまり美味いので買い占めますね とか富豪達が言い出しても
困るんですけどね(笑)


※201807修正
なぜか明鏡止水を新潟のお酒として公開するスットコドッコイ。
長野のお酒じゃないですか。
約3年の間そのままでしたよ…。
大変申し訳ありませんでした。
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獺祭

2018-07-09 | 日記
超メジャーな日本酒『獺祭』を製造している山口県の旭酒造さんですが
先日の大雨で大きな被害を受けたそうです。

で、一時的に製造を中止したそうですが事務所機能が回復し次第出荷を再開するそうです。

しばらくは店舗での購入本数に制限がかかるでしょうが買い占めや転売は控えて欲しいとの事。

Yahooさん
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180709-00000053-it_nlab-bus_all

公式Twitter
https://twitter.com/DassaiSake/status/1015830594880724992


品薄となると商売っ気を出す輩が多いですからね。
転売はしない、転売物は買わないでいきましょう。

個人的にお気に入りの酒造さんなので早く復旧して欲しいものです。

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若駒 雄町70 ~無加圧採り~

2018-07-08 | お酒
久しぶりの若駒です。





栃木の若駒酒造さんの若駒 雄町70 無加圧採りです。

開封。
強くは無いですが甘い吟醸香があります。
色は予想外の白濁。おりがらみでした。

では戴きます。
結構酸っぱく甘みも多め。
口に含んだ時に香りが広がらないのがちょっと残念です。
また特徴としては苦味が追います。
然程強烈ではありませんがしっかりとした自己主張が
後々まで引きます。


二日目
初日は酸味が一つ抜けた感を受けましたが、二日目は甘さが先行しているようです。
なかなか珍しいですね。
ただ変わらず苦味が追います。
甘さが増えたのと苦味があるのでグレープフルーツっぽさもほんの少し見られますが、
香りの広がりが薄いのでちょっと違うかな?

二日目におつまみ投入
暑い夏にはかかせない冷奴。
・・・ふむ、比較的甘いお酒なのですが悪く無いですね。
ちょっと後を引く苦味と冷奴の上の鰹節が合うようです。


個人的お気に入りに入っている若駒でしたが何か違うなぁという感じでした。
もちろん美味しいお酒ではあったのですがインパクトが薄いです。
うーむ、中々難しい。
最初に飲んだ若駒が美山錦、今回が雄町と米が違うんですね。
この辺りが好みの違いが出たのかもしれません。
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七星 純米大吟醸 無濾過生原酒 2018とおまけの獺祭ライスミルク

2018-07-01 | お酒
さて、今年も買いました七星。





山形県 冨士酒造株式会社さんの栄光冨士 純米大吟醸 七星です。
http://www.e-sakenom.com/

では開封・・・あああ
瓶が黒くなってます。
前三年は綺麗な瑠璃色だった瓶が黒にっ。
デザイン的な意図で変更したんでしょうか?
個人的には青が気に入っていたんですけどね。

気を取り直して開封。
うんうん、いつもの華やかな吟醸香がただよいます。

では戴きます。
うん、七星だ。
口いっぱいに広がる甘酸っぱさ。
鼻から抜ける香りも甘く心地よいです。
後口に特徴を残すように微かな麹の香りがあります。
で、しつこくなく消えるのも早いです。

どちらかというとパンチ力の強い栄光冨士シリーズですが
この七星は夏酒らしくハードパンチャーではなく、足技巧みな技巧派
といった所でしょうか。

やはりこのお酒を飲むと『夏』という感じがしますね。

初日のおつまみはマグロの刺身。
結果は見えてますね。あわなーい。
甘いお酒ですからね。

寿司物だったのでガリがありました。
・・・甘酸っぱいガリとこのお酒はなかなか悪くない。
ジンジャーエールがある位なので生姜と甘味は相性が良いんでしょうね。


二日目。
甘く香るお酒である事は変わらず。
心なしか初日よりも甘さが強くなった気がします。
酸味が増える生酒は多いんですけどね。
個人的にあまり得意でない苦味も出ず良い感じです。
今年の七星は当たりだったかな~瓶の色を除いて。

二日目のおつまみはたこ焼き。
実際に焼いたものではなくレトルトです。
これも甘いお酒には合わないかと思いきや悪くない。
というか結構良い感じ。
ソースが甘めだからでしょうか?
たこ焼きと日本酒というのは意外でも良い組み合わせかもしれません。

2018年も美味しい一本でした。



さておまけです。
アルコールじゃないんですけどね。





獺祭の米粉から生まれたライスミルクだそうですよ。
では戴きます。

ん。米。どこまでも米汁。
で、凄く甘いです。

ふと後ろを見ると販売元こそ獺祭の旭酒造さんですが製造元は違うんですね。
更に言うと獺祭に使用している米の粉なので山田錦以上も以下もありません。
まぁ良い米なんでしょうけどね。
なので獺祭的な何かを期待すると肩透かしをくらいます。
麹も米粕も使用していないから当たり前なんですけどね。
ま、物は試しという事で。
次は要らないです。
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