呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

純米中取り 直汲み生 屋守

2021-05-30 | お酒
随分と久しぶりな屋守、ヤモリと書いておくのかみ。
純米中取り 直汲み生 屋守です。





約5年ぶりですよ。と書いている途中で気づきました。
屋守は豊島屋酒造株式会社さんのお酒なんですよ。
どこかで見た気がと思ったら金婚と一緒じゃないですか。
すっかりやらかしですね。
ただ味の傾向は屋守と金婚ではかなり違ったんですね。
そうかー同じ酒造さんだったとは。

という訳で今回の屋守は東京都の豊島屋酒造株式会社さんの
お酒です。

http://www.toshimayasyuzou.co.jp/

今回のお酒、純米と名乗っておりますが
精米歩合が55%なので実質吟醸酒、どちらかと
いうと大吟醸に近いお酒となっております。
最近、吟醸、大吟醸を名乗らないお酒も結構
見かけますね。
飲んでいても純米なのに大変洗練されているお酒も
多々あります。

ただ消費者としてはある程度の銘柄、品格を名乗って
貰えると買いやすいという側面もあります。


開封
予想通りの芳しい吟醸香があります。
前の七星と比べるとこちらの方はシャープさを
感じます。
色はほぼ透明です。

では頂きます。
口に含んだ瞬間に広がるのは甘味です。
同時に炭酸風の刺激が舌に感じられます。
で、強くは無い苦みが結構後の方まで余韻を
残すのが特徴的です。

初日のおつまみは何故かおにぎり。ツナマヨネーズ味。
うーん、米なので合うかと思いましたが酒の苦みの
主張が強くなります。あまり合わないですね。

次いで唐揚げおにぎり!
これも一緒でした。
甘さでは無く苦みが邪魔をするとは。


さて二日目。
少し甘味が強くなった感があります。
その他は全体的に味が丸くなったような気がします。

二日目のおつまみは先週と同じく海鮮丼。マグロばっかり。
生臭さは緩和しますが甘いお酒だけにイマイチ。
それではとガリと合わせてみますが…むむむ。
お酒の苦みとガリの辛さが喧嘩します。今までの甘い
お酒ほど相性は良くないです。

久しぶりの屋守でした。
やはり定期的に飲んでおくべきですね。
美味しい一本でした。
どの酒造さんも今は大変な時期なのでしょうが特に
酒どころでも無い東京都の酒造さんは厳しいと思います。
都民としては出来る限り応援しないとなりませんね。
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大七 純米生酛 爽快冷酒

2021-05-23 | お酒
今回の一本は大七 で夏酒。





大七 純米生酛 爽快冷酒です。
大七といえば古き良き伝統を受け継いだという
イメージがありましたが、意表を突く鮮やかな
青い瓶です。
ふむ、オンラインショップを覗くと思いの外
クリアな瓶の商品もあるんですね。
熟成古酒がちょっと気にになります。

大七は福島県の大七酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.daishichi.com/

開封
ごくごく僅かに醸した感のある香りがします。
生酛由来かな?
色はほぼ透明です。

では頂きます。
甘さは極ほんのり。開封時に感じた香りも
軽く感じる程度でサラリと消えます。
夏酒らしい辛口です。

飲み干した後に鼻から香りを抜くとフルーティー
とはまた違った米を感じさせる芳香があります。
これはなかなか心地よい。

初日のおつまみはチーカマ。
つまみと合わせると少しだけ甘味が強くなります。
ただチーカマを潰す程ではないので良い感じ。
辛口のお酒はつまみと合いますね。


さて二日目。
初日から薄かった香りがさらに少なくなった
感じがします。
味は変わらずキレの良い辛口です。

二日目のおつまみはフランクフルト。
肉肉油な一品ですがお酒が負けません。
というかお酒が美味しくなりました。
フランクフルトでは弱いのかな?

次いで二品目。うちの定番化しつつある海鮮丼。
マグロづくしです。
フランクフルトで押され気味だったからなーと危惧
しましたが化けました。
1000円しない海鮮丼が2500円くらいの味に。
元々日本酒は海鮮に合いますが今回のお酒とは
相性抜群。個人的に甘いお酒の方が好きですが
食べ物と合った時の辛口酒は最強ですね。


前の大七2本は生もとであり、火入れ加水済の
しっかりと醸したお酒であり、尚且つお燗推奨の
お酒でちょっと個人的にはクセのあるお酒でした。
が、今回の大七はクセが少なく締まったそれでいて
しっかりと旨味のある辛口のお酒となっております。
限定品のようなのが残念です。
暑い7、8月にもう一度飲みたい一本ですね。
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七星 純米大吟醸 無濾過生原酒 2021

2021-05-16 | お酒
今回の一本はうちの夏酒の定番 七星 純米大吟醸 無濾過生原酒です。





七星は山形県の冨士酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.e-sakenom.com/

開封
毎年、毎度の事ですが大変芳しい吟醸香が漂います。
ただ例年に比べるとちょっと控えめかな?という感じもありますが、
他の吟醸酒と比べると大分強いです。
色は白地と比較すると僅かに黄色っぽさが分かる程度の透明です。

では頂きます。
うん、甘い。とても甘い。
伊達に日本酒度が-15ではありません。
ただ後口が夏酒らしくサラリとしておりますので数値ほど甘くは
無いかなともとれます。
甘さの陰に比較的印象的な苦みがあります。ただこれも消えるのが
早く、残る感じが少ないのでアクセント程度です。

毎回おつまみを用意しますがとても甘いお酒だと分かっているので
今回はパスです。
二日目に炭酸を用意するかも?


さて二日目。
用意するつもりの炭酸を買い忘れ。次回?にしよう。
器からの香りは少し控えめになりました。が、これも初日と
一緒で他のお酒に比べるとまだまだ強いです。
飲むタイミングにも拠るのでしょうか、初日よりも大分
甘く感じます。

二日目は一応おつまみを用意。うちの定番ほたての貝ひも。
比較的濃い味のおつまみですがそれを上回るお酒の甘さ。
お酒が強いですね。
甘い物に甘めのおつまみは合うんでしょうかね?
甘さの強いサバの味噌煮とか甘酢餡のかかった肉団子とか。
お酒の主張が強いので無理に合わせる必要も無いんですけどね。



個人的に7年目となる七星でした。
20201年版は例年と比べると飲みやすいかも?と思いましたが
それでも十二分に甘酸っぱさが前面に出るお酒です。
買ってみたけど甘さが強すぎるという方は炭酸割りがお勧め。
とてもとても美味しい飲み物が出来上がります。
過去の記録だと酒1:炭酸2で割るのが良いと記録してあります。

このお酒を飲むと夏が来るぞーという感じがしますね。
これ、かき氷のシロップ代わりに使えないですかね?
物凄く贅沢な使い方ですけどね。
2021年も大変美味しい七星でした。来年も飲まねば。

そういえば今夏は酒屋受難の年ですね。
酒屋の回転が鈍ると酒造さんも苦労しそうです。
…仕方ないなーもう一本買っておくか。
そんな訳で週明けにもう一本買ってきますよ!
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にいだしぜんしゅ 純米 生酛 中汲み(火入)

2021-05-09 | お酒
今回の一本は にいだしぜんしゅ 純米 生酛 中汲み(火入)です。





にいだしぜんしゅは福島県の有限会社仁井田本家さんのお酒です。
https://1711.jp/


こちらのお酒は良く酒屋で見かけます。
透明な瓶にシンプルなラベルで目立つ上に
『にいだしぜんしゅ』という一見するとどこで
切って読むんだろう?『にいだ?』『にいだし?』
と悩むある意味特徴的なお酒です。

なかなか手を出す機会がなかったのですが今回の
一本は大限定とあったので思わず。
精米歩合が80%でありながら価格は大吟醸並です。
生酛づくりは手間がかかりますからその分かな?


開封
とてもしっかりと醸した香りがします。
遠くに日本酒ならぬ米酢のような匂いも
あるように感じます。
色はそこそこわかりやすい黄色です。

では頂きます。
開封時に感じた醸した感のある香りが口に
広がりますが一瞬だけ。その後に比較的
強めの酸味と僅かな甘味が走り抜けます。
火入れ済なので発酵は止まっているのですが
炭酸のような刺激のある酸味です。

生酛で蔵付き酵母を使用しているそうなので
香りの強いお酒になっているのかもしれません。


初日のおつまみは貝ひも。いつもとは違う
コンビニ製です。
貝ひもの味付けが甘く濃いです。ついでにちょっと
生臭さがあります。前の方が美味しかったな。
今回のお酒と合わせるとお酒の酸味が全開で
貝ひもを圧倒します。口当たりとは反対に強い酒だ。



さて二日目
うっかりおつまみの唐揚げを先に食べてしまったのですが
お酒が強く濃い。
初日はこんなに濃かったかな?
一番強いのは初日と変わらず酸味ですが甘味と苦みが
出てきました。
何かのお酒の時にも書きましたが梅酒に風味が近く
なった感があります。
そういえば初日の開封時に感じた香りは薄くなって
おります。ただ口に含むと醸した感のある強い
香りが広がります。


そんな訳で二日目のおつまみは唐揚げ。
比較的味が濃く、油も強めですが負けません。
甘く感じたのは唐揚げのせいもあるようです。

次いで焼き鳥のタレ。鳥尽くしです。
うん、ダメだ。弱すぎる。
焼き鳥を叩き潰してお酒の味しかしません。
強い強すぎる。


もしかすると久しぶりの生酛造りの日本酒でしょうか?
やはりワイルドさが違いますね。
ただガサツで粗暴という訳ではなく、じっくり味わうと
とても繊細な風味が広がる懐の深いお酒です。
香りもしっかり醸した感があり米酢のようであり
また乳酸っぽい香りもありました。

今回のお酒は真っ黒に日焼けして歯が真っ白な
ナイスガイといった感じ。
凄く良い人なんだけど好みでは無い。そんなお酒です。
美味しいですし、また飲みたいか?と言われればYES
なのですがお気に入りかといわれると…そんな感じ。
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天下錦 純米吟醸 生原酒

2021-05-04 | お酒
ゴールデンウィークですが遠出も出来ませんので連日
日本酒を飲みますよ。
酒屋さんも出荷制限されてお困りでしょうから少しでも
助けになればと。

そんな訳で今回の一本は天下錦 純米吟醸 生原酒




約半年ぶりの天下錦です。
前回の特別純米が美味しかったのでランクを上げて
純米吟醸酒を飲んでみます。

天下錦は三重県の株式会社 福持酒造場さんのお酒です。

開封
プシュっという音がしましたので僅かに炭酸が
残っているようです。
注いだ器の中にも小さな気泡が見受けられます。
とても芳しい吟醸香がありますね。
色は透明な酒器に注いでもわからない位透明です。

では頂きます。
酸っぱさ、甘さそして苦みが並走します。
4:3:3くらいの割合でしょうか。
結構苦みがしっかりと存在しますがグレープフルーツ
程度の強さなので嫌味は無いです。
この苦さは炭酸っぽさもありますが舌に刺激は
ありません。
鼻から抜ける香りはなんとも表現が難しいですが
とても心地よいです。

初日のおつまみは味カレー。スナック菓子です。
臭みの強い食品も覆い隠すカレーの風味ですが
今回のお酒と合わせると僅かなスパイス感だけを
残して甘味が前面に出ます。
然程味の濃くない菓子とはいえカレー風味が押し
負けるとは思いませんでした。


さて二日目。
直前にブラックコーヒーを飲んでいたからでしょうか
初日よりも甘さが目立つ感じがします。
比率は4:3:3のままですが酸味と甘みが逆転した
ようです。

二日目のおつまみは以前にも登場したイカの耳。
うーん。
カレーで勝てない物にイカが勝てる訳が無し。
甘さは引き立ちますがイカの気配が消えます。
甘めのお酒なので単体で飲むのが良さそうです。


今回も美味しい一本でした。
吟醸酒なので違いが出るかと思いましたが明らかな
味の差はありませんでした。
どちらも洗練されていますね。
大吟醸も同じようなのか気になるところです。
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酔鯨 純米吟醸酒 吟麗 summer

2021-05-02 | お酒
随分と久しぶり?かと思ったら約半年ぶりでした。
酔鯨 純米吟醸酒 吟麗 summer です。





日本酒界隈では4月で夏酒なんですね。
気が早すぎです。
酔鯨は高知県の酔鯨酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.suigei-net.com/

開封
香りは…ものすごく遠くにあるような無いような。
0では無いのですが輪郭が掴めません。
色はガラスの酒器に注いでギリギリ黄色っぽさが
分かるかな?というほぼ透明です。

では頂きます。
実はこの一杯、前回の風刃のすぐ後に飲んでいます。
風刃と比べて酸味の伸びが強いです。
また香りの鋭さも酔鯨の方が上ですね。
鼻から香りを抜くとツンツンした刺激があります。
若干後口に苦みもありますが主張は弱いです。

香りの良さでいうと風刃の方が好みです。
ただ辛口のお酒という定規で測ると酔鯨の方が上です。

個人で飲んだ酔鯨はどれも辛口でしたから、こういう
傾向の酒造なんだと思います。


さて二日目。
初日とほぼ変わらぬ風味です。
苦みが目立って来なかったのは良いですね。

二日目のおつまみはまたまたイカ。
今回は丸ごとのスルメです。
飛び切り合うという訳ではないですが安定して美味しいです。

お気に入りには無いのですが好きな一本でした。
去年も書いておりますがカツオと一緒に飲みたいですね。
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