呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

陸奥 八仙 ヌーボー おりがらみ

2020-11-29 | お酒
今回の一本は 陸奥 八仙 ヌーボー おりがらみ です。





陸奥 八仙は青森県の八戸酒造株式会社さんのお酒です。
https://mutsu8000.com/

陸奥 八仙は随分と久しぶりですね。


開封
ヨーグルトっぽさのあるフルーティーな香りがします。
ただ強くなく控えめですね。
色はおりがらみなので濁りのあるほんのりな黄色です。

では頂きます。
開封時に感じたヨーグルト風の香りが口に広がります。
一番強いのは酸味で甘酸っぱさがありますが思ったほど
甘くなく後味はさっぱり。
また陰に苦みがありますがこれまた本当に僅か。
とてもフレッシュな感じがあるのは新酒だからですかね。

少し前まで出回っておりましたひやおろしとはまた違った
美味しさがあります。


初日のおつまみは軽くぬか漬け
漬物とお酒ってどうなのかな?と思ったのですがこれが
とても良い感じです。
発酵食品同士だからですかね。
大根のぬか漬けの場合、少なからず特徴的な匂いがある
のですがこれがすっきり消えます。魚だけでなく野菜も
いけるとは…。
もう日本酒の定番おつまみで良いんじゃないですかね?

二品目
直火焼きハラミ
悪くはないのですがぬか漬けと比べると大分弱いです。
ぬか漬け強いな。



さて二日目
風味は然程変わりませんね。
二日目も美味しく頂けています。

二日目のおつまみは海鮮丼。
やはり魚介類には日本酒です。
甘酸っぱさのあるお酒ですがそれほど気にならないですね。


今年初の新酒だったかも?
個人的にお気に入りはひやおろしなのですがやはり旬の
新酒、フレッシュさを味わうとこれはこれで良いものですね。
暫くは新酒が続くのは嬉しいですね。
八仙は3年半ぶりでしたが美味しいお酒でした。
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番外 酎ハイ SAPPORO 檸檬サワー2020

2020-11-28 | 番外編
明日日本酒の更新は行う予定ですが、酎ハイの新製品を
飲んだので感想を。

最近は酎ハイの中でもレモンサワーが人気なんですかね?
各社から出ております。

うちでも何回か飲んでおりますがまた新製品がありましたので
試してみました。

SAPPORO 檸檬サワー2020です。


https://www.sapporobeer.jp/product/sour/tokusei_lemonsour_2020/

では頂きます。
ふむ、これはコカ・コーラの檸檬堂への対抗品ですね。

鬼レモンしか飲んだことがないので比較対象は鬼レモンですが、
あちらと比べると少し香りが控えめに感じます。
それでも普通のレモンサワーと比較するとかなり果実感は
強いです。

甘味に関しては鬼レモンの方が強く思えます。あちらは大分
ジュースっぽかった印象がありましたので。
今回のレモンサワー2020はそれほど甘さの押しは無くお酒の
風味も残っております。
ただ前に飲んだキリンの氷結無糖レモンと比べてしまうと
甘いですけどね。

鬼レモンのジュースっぽさは嫌だけど無糖レモン程の無機質感も
苦手という方には良いかもしれません。
個人的には甘くないレモンサワーに慣れてしまったので甘い
酎ハイはちょっと厳しいです。
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越の誉 9/0 純米無濾過生原酒

2020-11-22 | お酒
少し前にかなり飲みたいお酒を見つけまして買いに
向かったのですが目の前で売り切れ。
お酒との出会いは一期一会と自分で言っておきながら
既のところで買えないのは悔しいものです。

で、肩を落として帰路についたのですがまだ入った事の
無い酒店があることを思い出しました。
伺ってみると流石に買い逃したお酒はなかったものの
見た事の無い銘柄が7割ほどあり機嫌回復。

そんな中の一本


越の誉 9/0 純米無濾過原酒です。

越の誉は以前頂き物で飲んだ封印酒が美味しかったです。
そこに今回の瓶。


ラベルシールではなく瓶に直接印刷してあります。
かなり凝ってますね。

これは買わねばと選んだ一本です。
越の誉は新潟の原酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.harashuzou.com/


開封
封を開けただけでとても強い香りがします。
濃さを感じさせるのか鼻の奥を突く感じがありますね。
色はほんのり黄色です。

では頂きます。
甘酸っぱい ではなく酸っぱ甘いっ
そして濃い。

お酒を口に含むと麹の香りと酸味が鼻に抜けます。
粘度が少しあるように感じますが酸味のせいか
スッキリしています。
また後口に結構な苦みがあります。
酸味5、苦み3、甘味2という感じの味です。

初日のおつまみはコンビニのおでん
うーん、悪くはないのですが湯気と一緒に酸味と
麹風の香りが鼻に抜けます。
素でも強いものが暖かさと相まって結構鼻にきますね。
暖かいものとは合わないかもしれません。


さて二日目
然程変わらずかといって酸味が弱くなる訳でもなく
といった感じのかなり派手な味の存在感は健在です。
苦みは少し弱くなったかな?


前回の磯自慢とは全く正反対で強い酸味、強い香り、
強い苦みのあるとても尖ったお酒です。
精米歩合90%と吟醸、大吟醸とはまた違ったある種荒々しさ
の残ったお酒です。
ただこの複雑な旨味もまた日本酒の醍醐味ですね。
味の鮮烈さは生原酒ならではといったところです。

前回の磯自慢が団体戦の中堅ならば今回の越の誉は先鋒ですね。
勝ち負けは兎も角、場の空気を圧倒させる力があります。
先陣を切り開いてくれる頼もしいお酒です。
まー来客用に出すにはちょっと荒々しいですけどね。

同酒造の封印酒と比べるとあちらは一国のお姫様、こちらは
町娘といった感じ。
どちらも惹く部分はありますし、かならずしも姫様を選ぶ
という訳では無いですよね。

個人的にはもう少し苦みが弱ければなーと思う所ですが
無ければ無いで物足りないお酒になるんでしょうね。
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磯自慢 純米吟醸

2020-11-15 | お酒
うちはほぼ家飲みなのですがたまには外でも飲みたいですね。
毎度のチープなおつまみではなく、立派で美味しい食事も出ますし。

ただ情勢が情勢だけに厳しい。
一度、戻り鰹が見られる頃に予定したのですが感染者が増え断念。
で、今回Go to Eatなんて事も聞いておりましたので13日に行く
予定だったのがまたまた感染者急増で断念。
ついてないです。

こうなったらお酒だけでも良いものを飲んでやろう。
そんな訳で今回の一本はこちら
磯自慢 純米吟醸





随分と久しぶりな磯自慢。4年ぶりです。
しかも純米吟醸ですよ。
その他何か色々書いてあるのですが漢字変換で出ないので却下。
誉富士という米を使っているようです。

磯自慢は静岡県の磯自慢酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.isojiman-sake.jp/


さて開封。
しっかりとした吟醸香があります。
ただフレッシュというよりは落ち着いた感じ。
どっしりとした重みのような雰囲気もあります。
色はほぼ透明でガラスの酒器に注いでも極わずかに黄色が
分かる程度です。

では頂きます。
ほう。
然程甘くなくどちらかといえば辛めの方向ですがそれも強くなく。
個人的に苦手な苦みも全く無く。
一瞬、水のような軽さかな?と思わせておいて重厚な旨味があります。
しっかり醸した感のあるお酒ですが老香や独特の臭みもなく
威厳をまとったお酒ですね。
新酒のようなフレッシュさは無いですがどこを取っても非が無い
美味しさです。

あえて難を挙げると派手さがないです。
フルーツのような甘酸っぱさとか、抜けるような酸味とか、
苦み走った辛口とかを期待するとダメですね。

団体戦だと確実に中堅に出したいです。
押している戦いなら決着を。押されている戦いならばここで
一勝を取って逆転を狙う と。
登場させれば確実に勝利を齎してくれるそんなお酒です。


初日のおつまみはサバの味噌煮 の缶詰。
最近は青魚が全体的に高いですね。
サバ、イワシ、サンマとある種雑魚に入りそうだったのが今では
高級魚ですよ。
安く食べられていた頃が懐かしいですね。

さて、今回のお酒との相性ですが並走というか二人三脚?
特別つまみを持ち上げるでもなく、かといってお酒が出しゃばる
訳でもなく。
ではお酒のあり、なしで比べるとお酒があった方が良いよね。
そんなナイスサポートなお酒です。



さて二日目。
口当たりが少しなめらかになったように感じます。
味ですが酸味が出てきました。
然程強くはないのですが初日のバランスが均衡していましたので
目立ちますね。
またほんの少し苦みも出てきたようです。

二日目のおつまみはコンビニのおでん。寒い時には良いですね。
個人的に厚揚げ、がんもどきが好きです。ちくわぶは要りません…。
今回のお酒との相性ですが、悪くはないのですが二日目に顕著に
なった酸味と苦みが思いの外残ります。初日の味の方が良かった
ですね。
あと、熱燗の方が合うと思います。

次いでのおつまみはマグロの付け丼
こちらは大変良く合います。
ガリとの相性もばっちりです。



という訳でとてもとても久しぶりの磯自慢でした。
前回も価格が高いと書いておりますがプレミアが付いている訳では
ないのでちょっとした贈り物や頑張ったご褒美に奮発という気で
あれば買えるレベルです。

味の方は格別。
上に書いたように突飛した部分は無いものの非のないお酒なので
好みが不明な客人に合わせるにはもってこいです。
なるほど価格が高くなってしまうのも仕方がない事かなと。
難といいますか日本酒全般に言える事ですが一旦開封してしまうと
味の変化が起きてしまうので開けたらその日に飲みたいですね。

大分長い間冷蔵庫で眠っていたお酒でしたが満足の一本でした。
年末に奮発して磯自慢の大吟醸 というのもありかもしれませんね。
コメント (2)
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栄光冨士 闇鳴秋水 無濾過生原酒 純米大吟醸 2020

2020-11-08 | お酒
今回の一本は一年ぶりの限定酒 闇鳴秋水 です







闇鳴秋水は山形県の冨士酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.e-sakenom.com/


開封
ふむ。2019年はあまり香らないと書いてありますが2020年版は
結構香りますね。いつもの栄光冨士シリーズの強く甘い香りに
麹っぽい香りも感じられます。
色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる程度の黄色です。

では頂きます。
今回の一本も麹っぽい香りが飛び込んできますが、それよりも
強く感じるのが甘味ですね。
前回も甘酸っぱいと表現していますが今回の方がインパクトはある
気がします。

お酒を舌の上にのせるとほんのりと刺激があるようでまた苦みも
あります。無濾過生原酒との事なので少し炭酸由来のものがある
のかもしれません。

上に書いたとおりそこそこの苦みがあります。強くはないですが
じわーっと結構長く残りますね。

初日のおつまみはひじきの煮物だったんですが…味わった記憶がない。
という訳で初日はなし。


さて二日目
麹風の香りが薄くなったかも?慣れただけかもしれませんが。
甘さは健在。巨峰の甘い部分に似ているような感じもあります。
瓶のラベルを撮影していて気付きましたが日本酒度が-5でした。
前回が-2でしたので確かに甘口に寄っていますね。

二日目のおつまみは某コンビニ製鶏皮の唐揚げ。
衣の味しかしない。
甘いお酒ですが邪魔しないです。
ただスナック菓子のようなつまみにこのお酒はどうなんだろう?
という疑問は出ます。

次いで二品目。
個人的お気に入りの豚タンの唐辛子味噌焼き。
どこのコンビニかバレますね。
濃い味付けの豚タンと甘いお酒で大丈夫なのか?と思いましたが
これが良い感じに合います。
唐辛子の辛さとお酒の甘さが邪魔をしない。それでいて少し残る
獣臭さが消えるという特典付き。
難点はお酒もつまみも減るのが早いことですね。


2020年の闇鳴秋水も美味しい一本でした。
ただ他の栄光冨士シリーズと比較すると少々麹っぽさとでも言い
ましょうか藁のような独特な香りが強いです。

ついでに個人的要望を挙げると2020年版はちょっと甘さが強いかも。
元々冨士酒造さんのお酒は甘く香る物が多いのですが、闇鳴秋水は
それほど際立つ甘味が無いお酒という認識でした。
それが結構甘くなってしまったので他のお酒との違いが曖昧になって
しまうかなとか思ったり。まー2021年版(があるかどうかは不明ですが)
がどう出てくるか楽しみでもあります。
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春霞 木の葉ラベル

2020-11-01 | お酒
飲んだ気になっていたけど飲んでいなかったお酒シリーズです。

春霞 木の葉ラベル




春霞は秋田県の栗林酒造店さんのお酒です。
https://harukasumi.com/


開封
香りは大分薄いです。前回の天賦よりも不明瞭です。
それでもと香りを探すと鼻に刺す感じの香りがありますね。
酸味が強いか辛さがあるのかもしれません。
色は陶器の酒器だとはっきり分かる黄色。ガラスの酒器だと
ほんのり黄色味が分かる程度です。

では頂きます。
酸っぱい。とても酸っぱいです。
ただ後を引かない酸味です。
甘味はほぼ無く、少し口内に刺々しさを感じさせる苦みが
後口にあります。
それでもとてもアッサリ。

純米酒で精米歩合80%とは思えないスマートさ。
まるで吟醸酒のようです。
かなり甘くないので日本酒度でいえば+4~5かそれ以上あるかも。


初日のおつまみは刺身。
生臭さを消すのは当然でほんの少しお酒の甘味が出て、さらに
強かった酸味がほんの少し和らぎます。
それでも完全に裏方というよりは一歩退いただけ。
邪魔をせずとも存在感はある そんな感じです。


さて二日目
風味は変わらず酸味が飛びぬけています。
少し抜けが鈍くなった感がありますがそれでもアッサリなのは
変わりません。

二日目のおつまみは焼きホタテ風味のかまぼこ。
ちょっと気になったので買ってみました。
見た目はかなりホタテの貝柱です。
味はゆるぎないカマボコでした。残念。
今回のお酒との相性は悪くは無いが良くも無い。
本物の海鮮には勝てませんね。


ストレート且つ実直なお酒でした。
辛さ=苦みが苦手というのは何度も書いておりますが、今回のお酒は
しっかりとした辛口でありながら然程苦くない。
さらに甘くない。

派手な香りやフルーティーな甘味が無い分食事に合わせやすいのが
良いお酒でした。
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