呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

澤乃井 純米生原酒 しぼりたて

2023-10-29 | お酒
今回の一本は澤乃井





澤乃井 純米生原酒 しぼりたてです。

澤乃井は東京都の小澤酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.sawanoi-sake.com/

開封
然程強くはありませんがしっかりとした
吟醸香があります。
色はガラスの酒器に注いでギリギリ分かる
程度の黄色です。


では頂きます。
お酒を口に含むとわずかに麹っぽい香りと開封時に
感じた華やかな香りが鼻にぬけ、甘いのかな?と
錯覚しますがどーんと広がる味は苦み多めの辛口です。
そこに追随するように酸味も追ってくるので日本酒度は
+4以上かなと。


初日のおつまみはサバの塩焼き。
狙った訳ではありませんが、前に飲んだ澤乃井の
純米吟醸酒の無濾過版の時とかぶりました。
今回のお酒と合わせるととても合います。
お酒単体、サバ単体よりも合わせた方がどちらも
美味しいという良い組み合わせです。
海鮮と日本酒の美味しさに出会えると日本人で良かったな
と思える瞬間ですね。


さて二日目
苦みが一歩、酸味が二歩前に出てきた感があります。
初日よりも辛口傾向が強まり日本酒度は+5よりも高めに
感じますね。

二日目のおつまみはチープなのに案外お酒を選ぶカニカマの
辛子マヨネーズ和え。
相性が厳しいのは本物のカニでは無いから?それでも蒲鉾
なので海の幸ではあるんですけどね。
今回のお酒と合わせると酸味は良い感じに馴染みますが
ちょっと苦みが強すぎます。初日の風味であれば合ったかも。


という訳で久しぶりの東京のお酒、澤乃井の生原酒でした。
以前飲んだ純米吟醸の生原酒がとてもとても美味しかったので
期待して買ってみましたが、まぁ思っていた甘口ではなく
ちょっと残念ではありました。
それでも辛口のお酒+魚で生み出される抜群の風味に遭遇
出来たのはとても嬉しいですね。
つまみ、お酒共に美味しいという状況はなかなか難しいですし。

コンビニでも買える澤乃井ですがやはり生原酒の格は
大分上で別物ですね。こういう銘柄に会ってしまうと
生酒主義になってしまうのは仕方無いのかなと。

東京の日本酒も大変美味しいので見つけたら飲んでみてください。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風の森 ALPHA1 DRY

2023-10-24 | お酒
今回の一本は風の森





風の森 ALPHA1 DRYです。
風の森は奈良県の油長酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.yucho-sake.jp/

開封
季節は秋ですがどことなくフレッシュ感の
ある香りがします。酸っぱい雰囲気もありますね。
色はガラスの酒器に注いでギリギリ黄色っぽさが
分かるかも?という程度の薄さです。

では頂きます。
ふむ、香り通り大分酸っぱくそして甘いです。
僅かに発泡も残っておりひやおろしの時期でありながら
春酒のような爽やかさがあります。
日本酒度でいうと0~-1くらいでしょうか。
この時期に飲むお酒としては新鮮で良いですね。

初日のおつまみはさつまあげ。タコとガーリック入りです。
思ったより悪くないです。甘酸っぱさと合わせるのは
難しいですがかなり頑張ってます。
これはお酒が良いのかつまみが良いのか不明です。


さて二日目
酸味が増した感があります。
また陰に苦みも出始めました。
それでも爽やかに抜けるスッキリしたお酒なのは
変わりません。

二日目のおつまみはナス。ナスの揚げびたしです。
ナスは美味しいですね。野菜の中でナスとトマトは
トップクラスだと思っています。
で、今回の揚げびたしは若干甘めで薄味。
お酒と合わせると初日のさつまあげと同じ感想で
思ったより悪くない。でもお酒の酸味が際立つなーと。


という事で初めての風の森でした。
周りも大分冷え込んできてすっかり秋の風情なので
お酒も落ち着いたひやおろしをとなるのですが、そういう
気分で飲むと肩透かしをくらう一本です。
上に書いたように9月に製造したとは思えない爽やかさ。
良く言うと若々しい、悪く言うと粗削り感のあるお酒です。
その辺りを加味した上で飲むと良い感じですね。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

越の誉 9/0 純米無濾過生原酒 2023

2023-10-15 | お酒
今回の一本は越の誉
以前飲んだ越の誉 9/0 純米無濾過生原酒です。





越の誉は新潟の原酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.harashuzou.com/

開封
とても濃い香りがします。
干しブドウのような感じを受けますね。
色はガラスの酒器に注いで僅かに分かる
程度の黄色です。

では頂きます。
甘っ、すっぱっ、苦っ、そして濃いっ。
全体的に味が強いです。
やはりイメージはちょっと苦みのある
干しブドウな感がありますね。

前に飲んだのは3年前だったんですね。
その時は
酸味5、苦み3、甘味2
と書いてありますが、今回は
酸味4、苦み3、甘味4
くらいでしょうか。
甘酸っぱさに苦み追加という感じ。
もちろん濃さマシマシです。

アルコール度16度と普通の日本酒よりも
強めですがその分濃く感じるのかも。

初日のおつまみはカニカマ。
前々回に失敗した物とは違う品。
からしマヨネーズであえてある奴です。
前の辛口のお酒と違って甘さがあるせいか
そこまで嫌な感じは無いです。
これで全然いけますね。
これはこれでありです。


さて二日目
初日と変わらず味が濃いです。
ただ配分は変わった感じがして
酸味5、苦み3、甘味2
という前に飲んだ越の誉に近い系統に
感じます。


という訳で気づけば久しぶりの越の誉でした。
美味しいお酒ではありますが上に書いた通り
濃い味でした。
前にも別のお酒で書いた気がしますが必ずしも
無濾過生原酒が良いとは限りませんね。
今回のお酒もそれに類する感じで加水して
丁度いい飲み口かもしれません。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一滴千山 あさひの夢・火入れ

2023-10-14 | お酒
今回の一本は一滴千山 あさひの夢・火入れ。
初めての銘柄を飲むときは毎回ドキドキです。





一滴千山は岐阜県の武内酒造(武内合資会社)さんのお酒です。
https://www.takeuchi-shuzo.com/


開封
今回は辛口というより甘めな香りがします。
ただ軽くフルーティーではなく濃く甘い印象を
受けますが実際どうでしょう?
色はガラスの酒器に注いでかなりの濃い黄色。
少し濁りもあるようです。

では頂きます。
おー、酸っぱい。とても酸味が強いです。
前の流輝がサラリと酸味のある辛口でしたが、
今回の一滴千山は強く酸っぱい。
酸味、苦みとどちらも前回より上なのですが
飲んだ後の印象は流輝の方が辛口なお酒に感じます。
今回のお酒は口に含んだ瞬間は酸味が強めの
甘酸っぱさに感じるのですが後味は辛め。
アルコール度が高い分濃く感じるのかも。

初日のおつまみはじゃが〇こ サラダ味。
甘めのお酒を想定して買ってきましたが辛口とは。
今回のお酒と合わせると…うーん、お酒の酸味が
とても強くあまり合うとは言い難い味です。


さて二日目
初日よりも更に酸味が増した感があります。
また苦みの輪郭もはっきりしたようです。
初日には気づきませんでしたが僅かにお酒に粘度が
あるようで少し舌に残る感じがありますね。

二日目のおつまみはちょっと贅沢なうな丼。
とはいってもチェーン店の物でウナギとしては格安品。
当然養殖ですし、ほぼ中国産でしょう。
味は期待していませんでしたが思ったより全然良し。
もちろん本格的な鰻屋のそれと比べてはいけない品
ですが、美味しいです。

で、今回のお酒とですが合いますねぇ。
よく白焼きと日本酒という組み合わせがありますが
今回の場合ちょっと濃い目のタレにお酒の酸味があいます。
若干生臭さがあるウナギもサクッとお酒が消して
くれるので相性は抜群です。
頻繁には食べられませんがまた食べよう。


という訳で一滴千山でした。
奇しくも辛口のお酒が続いてしかも傾向が似ているという
あまり良いタイミングではありませんでしたが、ウナギ
という最強のつまみに助けられてアタリという感じもあります。
食後の感想は美味しいウナギが食べたくなった です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

純米 流輝 槽搾りDRY 一回火入

2023-10-08 | お酒
今回の一本は流輝(るか)
純米 流輝 槽搾りDRY 一回火入です。





流輝は群馬県の松屋酒造株式会社さんのお酒です。
https://matsuya-sakebrewery.jp/


開封
香りは大分薄めでフルーティーさは無いです。
若干醸した感のある香りがある程度です。
色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる程度の
薄い黄色です。

では頂きます。
お、これは辛口でした。
酸味主体の並走して苦みが追うタイプの辛口です。
甘味はほぼ無いもののそこまで日本酒度は高くない
ように感じます。
二つ前に飲んだ萩錦は結構な辛口でしたが、今回の
流輝は+3程度かなと。
辛口ではあるもののそこまでツンツンした刺激も無く
また苦みも存在感こそあるものの不快に感じるほどでもなし。
甘いお酒好きにも飲みやすい辛口に仕上がっていると
思います。
ここにつまみを投入して良い方向に化けると嬉しい
ですね。

初日のおつまみは好みのヒジキと豆腐の和え物。
あっさり目のつまみながら海産物です。
うーん、悪くはないのですがあっさりなつまみに
対して酸味が強いです。ちょっとつまみが弱すぎ
だったかもしれません。

次いで二品目、中華風の餡がかかった唐揚げ。
ふむふむ、これには合いますね。
ちょっと濃い目の味に濃い油も相性が良いようです。
ただつまみの美味しさが増すという程では無いです。
普通に美味しい感じ。


さて二日目
ちょっと苦みが増して辛口感が僅かながら残るように
なりました。これはこれでありかも。

二日目のおつまみはカニカマ辛子マヨ入り。
カニカマなら合うでしょうと買ってみたのですが
思いの外辛子マヨが残ります。
ちょっと辛さだけが突出する感じになってあまり
合わないかも。これならヒジキの和え物の方が
全然良いです。


という訳で流輝でした。
そこそこ飲みやすい辛口でお酒単体では良い感じ。
ただ印象がそこまで強くないのでつまみとの相性を
期待したのですが、こちらはこちらで中々気難しいようで
これ!というピッタリの物が見つからず難航しました。

上に貼った松屋酒造さんのWebサイトを見て知ったのですが
流輝は基本的に甘口のお酒が主体のようですね。
次は甘い方の流輝を飲んでみたいですね。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大嶺 3粒 生詰めひやおろし 山田錦

2023-10-01 | お酒
10月1日が日本酒の日という事で良いお酒を飲もう!
…というか以前より取っておいただけのお酒ですが。

今回の一本は大嶺 3粒 生詰めひやおろし 山田錦です







生詰めという事で一回火入れのお酒ですね。
生酒では無いのがちょっと残念ですが角の取れた
ひやおろしは期待大です。

大嶺は山口県の大嶺酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.ohmine.jp/


開封
ほんのりと芳しい吟醸香がありますがそこまで
強くはありません。火入れ時に少なからず飛んでいる
と思うとやはり生酒至上主義にならざるをえません。
色はガラスの酒器に注ぐとほぼ色が分からない透明です。

では頂きます。
酸っぱさ上位の甘酸っぱい風味です。
極わずかに苦みもありますが存在はあるよという程度。
これぞひやおろし!という口当たりの良さは特に感じ
ませんが、雑さは無くスッと入ってくる感じはやはり
ひやおろしならではなのかもしれません。

初日のおつまみはサンマの竜田揚げ。
今年はサンマが不漁との事でしたが普通に惣菜で売って
いるんですね。ただ型はちょっと小ぶりでイワシ?と
思うほど。味もまぁこんなもんかなと。
お酒と合わせると毎度の通り生臭さは消すもののお酒の
甘味が強く悪くないけど良くもないそんな感想。
これが甘酢がけとかであればもう少し違ったかもしれません。


さて二日目
香り、甘味、酸味ともに初日とほぼ変わらず。
若干苦みが出てきたかな?という感じもありますが
2が2.5になった位なのでこちらもほぼ変わらず。

二日目のおつまみは定番の〇らあげクン。
今回はザパンチ。焼肉の塩だれ?らしいです。
味は6割黒コショウ、3割ニンニクといった感じのパンチの
効いた風味です。
今回のお酒とは…あんまり相性良くないです。
まー甘さと黒コショウの辛さは相反しますからね。
大人しめのつまみを探していたつもりなんですけどね。


という事で日本酒の日の一本は大嶺でした。
前はつい最近飲んだ気がするなーと調べてみると2022年の
11月でした。ほぼ1年ぶりな事にビックリです。
味は前と変わらず爽やかに甘酸っぱい飲みやすいお酒でした。
ここまで美味しいとやはり生酒が飲みたくなりますね。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする