呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

かたの桜 特別純米 雄町 二度目

2022-07-31 | お酒
今回の一本は個人的お気に入りのかたの桜なんですが
まぁちょっと色々ありまして。

というか飲み終えて、記事もまとめて、さあアップ
しようという時点で気づきました。
何があったのかは下の方に。







かたの桜は大阪府の山野酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.katanosakura.com/


開封
意外といってはなんですが「お!」となる位の
吟醸香があります。特別純米と銘打っていますが
精米歩合が58%なので普通に吟醸酒を名乗れる
レベルなんですね。香っても不思議では無いです。
漂う香りはどことなく甘い感じを受けますね。
色は比較的分かりやすい程度に黄色です。

では頂きます。
ほう、甘酸っぱくて苦み走ります。
記録を振り返ってみると2021年の同銘柄も甘酸っぱいと
書いていますね。傾向としては一緒のようです。
飲み始めは甘さ主体の甘酸っぱさがあり、後口に強すぎる
という程ではないものの余韻の長い苦みが残ります。

甘味だけでいうと日本酒度は-1~-2くらい。苦さだけを
みると日本酒度が+1~+2くらいという難しい風味です。

初日のおつまみは専門店の唐揚げ。
雨後の竹の子のようにあちこちに類似店が出たものの
消えるのも早いという唐揚げ店のようですが、何度か
食べているこの店はガチです。
待ち時間を覚悟すれば揚げたてにしてくれるのも嬉しいです。

今回のお酒と合わせるとお酒の甘味が強くなり苦みが薄れます。
唐揚げの美味さも潰されません。まー単に唐揚げが美味い
というだけの話かもしれませんが。


こんな感じに(本当は二日目まで書きましたが)まとめた後で
気付きました。
これ、前回(2022年1月)に飲んだお酒と一緒でした。
https://blog.goo.ne.jp/narol/e/f2b2791ee967850a23573f16354c6e50
製造年月が2021年12月になってます。

お酒自体はキチンと冷蔵保存されておりましたので味の劣化は
殆ど分かりませんでした。
ただ当たり前ですが味の傾向は一緒ですね。
全然気づきませんでしたよ…。
まぁ美味しかったので良いんですけどね。

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船中八策 槽搾り・黒

2022-07-24 | お酒
さて、前回の宣言通り暫く辛口のお酒が続きます。
今回の一本は船中八策 槽搾り・黒です。







船中八策は高知県の司牡丹酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.tsukasabotan.co.jp/index.html

うっかり飛びついたら二つ空けてのまた高知のお酒です。


開封
しっかりと醸した感のある香りがします。
辛口であるという事が分かっているというのも
ありますが、甘さや華やかさはみじんも感じられません。

色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる程度の
黄色です。

では頂きます。
すっ…苦っ辛っ
真っ先に飛び込んでくるのが酸味なので辛口のお酒に
ある恒例の酸味だね等と吟味する間もなくドーンと
苦みとも辛味ともいえる味が広がります。

強い嫌味こそ無いもののかなり辛く、ここ数回で飲んだ
辛口の中でも一番インパクトがあります。
実際の日本酒度を測ると体感よりも数値が低く出る
可能性もありますが、飲んだ感じでは軽く+10はあります。

初日のおつまみは玉ねぎ天。
魚の練り物に玉ねぎを混ぜて揚げたものです。
揚げ物ですから弱くは無いんです。たぶん。
今回のお酒と合わせると圧倒的な力の差でお酒が主張してきます。

次いでのおつまみ
ミックスナッツ、バーベキュー味。
どちらかというと洋酒のおつまみに出てきそうなミックス
ナッツです。バーベキュー味といえばかなり濃いめの
味付けなので流石に良い勝負になってくれるはず。
…ミックスナッツの霊圧が消え()
単体で食べると結構しっかり目の味付けなんです。
口腔内に広がるバーベキュー風味がチープでありつつも
良い感じなのですが、お酒を飲むと軽く上書きされます。
バーベキューはどこいったのー


さて二日目
口当たりが丸くなった感じがあります。
と言ってもとても辛いのは変わらず。

二日目のおつまみは日本酒前に食べつくしてしまったので
今回はなしです。


とても強い辛口のお酒でした。
個人的にはもう少しつまみの引き立て役になってくれると
嬉しいですね。

前の久礼が技巧派
飛鸞は正攻派
と書きましたが、今回のお酒は
『かかってこい!』と言ったらパイプ椅子で殴られた
そんな感じ。

とまぁちょっとダメ出しし過ぎた感はありますが苦みの程度が
しつこく残る程では無いんですね。確かに強めですが。
なのでつまみはあくまでもつまみであって、辛口のお酒を
純粋に飲みたい という方にはかなり良い感じかもしれません。
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飛鸞 極辛口 BLACK JACK

2022-07-17 | お酒
ここ最近は中部から東のお酒が多かったですね。
一度久礼がありましたが。
という訳で暫く西方面のお酒が多めとなります。

今回は長崎のお酒。
飛鸞 極辛口 BLACK JACKです。





極辛口です。
甘く香るお酒が好きといいながら辛口続きですね。
ラベルが変な向きなのは金色の光沢シールなので
あれこれ反射してしまうんですね。

飛鸞は長崎県の有限会社 森酒造場さんのお酒です。
https://mori-shuzou.jp/
ちなみに飛鸞は『ひらん』と読むようです。


開封
純米酒っぽい香りがします。
良い香りですが甘い印象は薄いですね。
色はガラスの酒器に注いだ感じではかなりな透明。
後ろに白い紙を挟むとわずかに黄色っぽさが
分かる程度です。

では頂きます。
すっぱ、そしてストレートに辛いです。
甘さは開封時の香りと同様にほぼ無し。
ただ苦みの主張がそこまでキツくないので
飲みやすい辛口です。

ここ数回は辛口が続いておりますが、その中でも
真っすぐな辛口のお酒です。
日本酒度でいうと軽く+10はありそうな感じ。

2つ前の久礼もかなりな辛口でしたが、あちらは
フットワークで攻めてくる技巧派。
対して今回の飛鸞はストレートのパンチを主体に
攻めてくる正攻派といった感じ。

初日のおつまみはチョリソー。
辛口のソーセージです。
がっつりの肉汁とじんわり残る辛さのあるつまみですが、
今回のお酒は負けていません。
スッと通る酸味がしっかりとお酒の味を主張しています。
ただそれでもつまみの邪魔をする程では無いのが良いです。


さて二日目
辛口酒の恒例酸味と苦みのアップです。
いつものパターンですが苦手な苦みが然程口に残る
感じがありません。
初日の方が好きですがこれはこれでありかと。

二日目のおつまみは定番海鮮丼。
今回のお酒は辛口なので当然のように合います。
酸味が強かったのが魚介類と食べると甘味も感じられます。


後から気づいたのですが生酛造りだったのかな?
酸味の強さは生酛っぽさが如実に出ておりますが、味の
濃さやクセは無く飲みやすい一本でした。
同酒造さんのお酒では初の辛口と謡っておりますが
良い感じの辛口でした。
また飲めると良いな。
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純米吟醸生原酒 北雪 越淡麗十割

2022-07-10 | お酒
今回の一本は北雪
純米吟醸生原酒 北雪 越淡麗十割です。





北雪は新潟県佐渡市の株式会社 北雪酒造さんのお酒です。
https://sake-hokusetsu.com/

かなり前ですが職場の同僚に北雪推しがおりまして。
お店で飲んだのですが(その時は普通に火入れしてある
普通の北雪でした)、別で頼んだ越乃景虎に惨敗する
というあまり良い結果ではありませんでした。
景虎も美味しいお酒ですから仕方ないですね。

今回は自分は存在を知りませんでしたが友人からの
頂き物の北雪でしかも生原酒です。
これは期待が高まります。
越淡麗というのが酒造米のようですね。


開封
なかなか良い吟醸香があります。
ただ甘いというよりは酸味が強そうな雰囲気も。
少し鼻にグッとくる感じがあります。
色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる程度の
黄色です。

では頂きます。
ふむふむ。一番強いのは酸味ですが開封時の香りから
受けた印象ほどツンツンした感じはなし。
甘さもごくごく控えめ。
後味にグレープフルーツ程度の弱いながら存在感の
ある苦みがあります。

飲んだ後は味のキレこそ良いものの比較的長めに
味の余韻が残ります。
少し温くなってから気づきましたが旨味も強いお酒ですね。
アミノ酸度も結構あるようです。

日本酒度でいうと+1~2程度でしょうか。
甘くは無いもののガッツリ辛いかというとそうでも無し。
前にも表現した気がしますがとても美味しい味付きの水
といった感じ。

初日のおつまみは定番化しつつある唐揚げ。
ですがか〇〇げくんでは無く、某コンビニ製のタレ付きザンギ。
北海道フェア?を開催中ですね。
唐揚げ単体でも然程弱くない所に甘辛いタレつきです。
主張が控えめな今回のお酒がどうでるか と危惧したのですが
スッと芯の通ったお酒の味を展開してくれます。
控えめに見えてつまみを踏み台にするお酒のようです。
流石新潟の辛口のお酒といったところでしょうか。


さて二日目。
生酒あるあるなパターンで酸味と苦みがアップです。
初日よりもかなり辛口に傾きました。
個人的には初日の味が好きですが本格的な辛口好きは
二日目以降の方が好みかもしれません。

二日目のおつまみはコロッケ。
こちらは初日と変わらずコロッケ程度では負けません。
つまみと一緒に飲んだ方が美味しいのは辛口の利点ですね。


味に派手さは無いものの要所要所を〆てくれるとても
良いお酒でした。
本格的な辛口のお酒というと甘いお酒?ペッ とでも
言いそうな位キツメの銘柄もありますが、今回の北雪は
とても優雅で華やかな辛口のお酒でした。
(初日分の感想です。二日目は上に書いたように結構辛口)

単体で良し、つまみを合わせると尚良し。それでいて
主張が強すぎないという見事な立ち振る舞いを見せてくれます。

これまた前にも書いた気がするのですが団体戦でいう貴重な
中堅です。このお酒を出しておけばとりあえず一勝は確保
出来るという強い一本ですね。
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辛口純米生酒 久礼

2022-07-03 | お酒
カツオを食べに行くと良く見かける久礼です。
見かけて「お!」と飛びつきましたがよくよく
考えると一度飲んでましたね。

丁度二年前の今頃に飲んでおりました。
前の瓶の方が夏っぽくて良いですね。

という訳で今回の一本は辛口純米生酒 久礼





久礼は高知県の有限会社 西岡酒造店さんのお酒です。
http://www.jyunpei.co.jp/


開封
辛口と謡いつつ結構華やかな吟醸香があります。
2020年の時も似たような事を書いていますね。
ほんの少し鼻を刺激する感があるのは酸味が
強いのかもしれません。

色はうっすらながら分かりやすい黄色です。


では頂きます。
ふむ、予想通り酸味が強い。
一瞬甘酸っぱさを彷彿とさせますがドドドっと
強い酸味に流されます。
この酸味も上あご辺りから刺激を伴った香りと
なって鼻にスルりと抜け、後口にどっしりとした
苦みが残ります。

流石日本酒度+12とかなりの辛口なお酒だけあります。
知らずに飲む辛口と知っていて飲む辛口は印象が
違いますね。知っている辛口は苦みにも納得です。

さて初日のおつまみは…また買うかのから〇げくん。
今回はレッド。というか定番しかなかったので。

つまみを締める酸味とレッドのとうがらしの辛さ。
そこに苦みのお酒の辛さが相まって良いです。
辛口ですからお酒との相性はいいですね。
ただあんまりにも良い感じだとカツオが食べたく
なるのが高知のお酒の良い所でもあり、悔しい所でも
あります。タタキが食べたいですねぇ。


さて二日目。
2022年の傾向もまた2020年と一緒で初日にあった
香りが薄くなってしまいました。
また、甘味も薄くなり抜けるような苦みが強くなって
おりますので辛口感が増していますね。

二日目は初日に多く飲んでしまったのでつまみ分は無し。

上にも書きましたが分かった上で飲むガッツリの辛口酒
も良いですね。特に夏の暑さには辛口が合いますし。



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