呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

伝心 純米吟醸生酒 春

2019-06-30 | お酒
今回は伝心のリベンジです。





伝心 純米吟醸生酒 春 という事で春酒です。
運良く2019年の伝心が買えましたので今回こそは味わいますよ。
2月のお酒ですが半年程度なら全然平気です。
前の七星は半年以上冷蔵庫放置でも美味しかったですからね。

伝心は福井県の株式会社一本義久保本店さんのお酒です。
http://www.ippongi.co.jp/denshin/

開封
ほう、開けただけで香る吟醸香です。
甘い感じも受けるので日本酒度は低めかな?
また陰に麹っぽい香りがするような気も。
色は写真のとおり結構な黄色です。

では頂きます。
ふむ。甘酸っぱい。
口に含んだ直後は一瞬濃い甘さが来た!と構えるのですが消えるのが早い早い。
後口にはカラメルのような甘苦さがほんのり残るのがこれまた良いアクセントに
なっています。
むむ、上の後口にある苦味が去った後になんとも言えない心地よい香りが
ホワホワと残ります。
飲む前、飲んだ直後、飲んだ後、さらにその後
と凄く上手い連携を見せられているようです。

初日のおつまみはじゃ○りこ
甘いお酒ですからねぇ・・・。
悪くはないけど良くもない。


さて二日目
初日に感じた開封時の香りに麹っぽさが増えた感があります。
味は全体的に濃くなった上に、酸味と苦味が目立つようになりました。
甘さはサッと消えるのですが酸味と苦味が比較的残りますね。

二日目のおつまみはから揚げ
うん、甘さが引き立ちます。
良いか悪いかは難しく微妙。


さっぱりとした夏酒ではなく、お花見でまったりといった感じの春酒でしたが
悪くなかったです。

前に飲んだ時間を経てしまった伝心とはお酒が違いますがしっかりとした芯の通った
お酒という感じは共通かもしれません。
期待と不安が半々で飲んでみましたが想像以上に美味しいお酒でした。
敢えて難点を挙げるとすれば二日目の味の変化がちょっと残念。
初日も濃い感じはありましたが後口はアッサリでした。
それが二日目はちょっとしつこく感じるようになり、クセが強い味になって
しまったのが減点です。

このお酒は開けたら一日で飲み干すべきですね。



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しぼりたてギンカップ

2019-06-26 | お酒
先週末は友人と外飲みでしたのでちょっと遅延。

久しぶりの酔鯨を飲みましたがやはり美味しいお酒ですね。
それと無手無冠の鬼辛というお酒を飲みました。
大変分かり安い辛さと抜けの良さが良かったです。
どこかで見つけたらまた飲んでみたいですね。
そういえば『無手無冠』は『むてむかん』、『むしゅむかん』じゃないんですね。
『むてむか』だそうで。
http://www.mutemuka.com/
なるほど難しい。


さて、今回は穴埋めという事で手軽に買えるお酒。
天下の菊正宗酒造さんのしぼりたてギンカップ





コンビニで手軽に買えるお酒の割に結構お洒落なデザインです。
フルーティー感推しなのも気になる所です。
しぼりたてギンカップは菊正宗酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.kikumasamune.co.jp/


開封
良い香りがします。
吟醸酒では無いのかな?という事は吟醸香と言っていいのかどうか。
謳い文句通り凄くフルーティーな芳香が漂います。
色は大分薄くほぼ透明です。

では頂きます。
ふむ、飲み始めの香りは良いが・・・軽い。
香りに期待すると肩透かしをくらいます。
水のようだと表現される事の多い上善水如と比べても軽いです。
醸造アルコールを加える事で香りを高めているのでしょうか?
これで旨みがあればな~と価格以上の物を期待してしまうのは良いのか悪いのか。


今回のおつまみは焼き鳥。
・・・弱い弱すぎる。どちらかというとほんのり甘めのお酒ですが
甘いとか辛いとかいうレベルに到達せずにサラリと流れます。
本当に極端なお酒です。

前の七星の時にステータスが甘味と酸味に全振りという表現をしましたが、
今回のお酒は身の丈に合わない香りをまとっているという感じ。
華やかな香りは開封時の『おおっ』という感動に近い嬉しさが出ますが
その後の味のガッカリさが結構な落胆を生みます。

まー250円以下でコンビニで買えるお酒と考えると良く作ったなーと賞賛出来る一杯ではあります。
下手な吟醸酒よりも香りますからね。
大手は大手故に侮れないです。
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七星 純米大吟醸 無濾過生原酒 2019

2019-06-16 | お酒
個人的にこのお酒を飲んで初めて夏という感じがする
七星 純米大吟醸 無濾過生原酒です。





七星は山形県の冨士酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.e-sakenom.com/

今年で五年連続で飲んでいますが好きなお酒です。
で、今更気付いたのですが毎年日本酒度が違うんですね。

うちに残っている記録だと
2015年 不明
2016年 -2
2017年 -6
2018年 -3

と数値だけみると甘口傾向です。
ただ栄光冨士シリーズは全体的に甘めなの数値よりも甘く感じたり。

そして今回の2019年の日本酒度は『-13』・・・おおぅ。
二桁のマイナスは初めてかも?
最初はミスプリントかと思いましたよ。
どれだけ甘いのでしょうか?


開封
毎年思う事ですが物凄く薫り高い吟醸香が広がります。
ここまで香りが映えるお酒は中々ないですね。

では頂きます。
これは甘いねぇ。
結構冷やしてあるので感じる甘さが鈍くなっている感じがありますがそれでも凄いです。
これ、温くなったら頭痛がするくらいの甘さかもしれません。

また甘さと同じくらいの酸味もありますので甘酸っぱさがこれでもか!
という具合に口の中に広がります。
甘さの陰にほんのり麹風の香りがあるのですが甘さの突撃の前では無力です。

ただこの甘さが案外口に残らないのが良い所。
しつこさが無く後口は全然スッキリです。
うわー甘い・・・もう一杯いくか。うわー甘い の繰り返し。

そういえば比較的甘めだった2017年の七星の時に炭酸割りをしていましたね。
今回はそれを上回る甘さなので割っても良さそうです。


お気に入りの七星を今年も飲めました。
お酒のステータスでいえば甘味と酸味に全振りの尖ったお酒です。
この傾向に持っていったのは酒造さんか杜氏さんなのかは不明ですが、
完全に意図して造られたお酒ですね。
甘酸っぱさが凄いっ!!!
という感想はしてやったりなのかもしれません。

日本酒は辛口であるべき!
という信念のある方にはお勧めしませんが、甘く香るお酒が好きという方には
ストレートに訴求する一本だと思います。
なるほどと納得出来るお酒になるはず。
夏酒なので1年に一度の楽しみですね。
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純米吟醸 鯵ヶ澤 無濾過生原酒 

2019-06-09 | お酒
今回は純米吟醸 鯵ヶ澤 無濾過生原酒。
ここ最近で一番飲みたかったお酒です。
昨年か一昨年か忘れましたがこのお酒の存在を知りましたが
買おうと出向いた時には売り切れでした。
今回は何とかゲットです。







鯵ヶ澤は青森県の尾崎酒造株式会社さんのお酒です。

開封
香りは大分フルーティー
しかも濃く感じます。
色もかなり濃い目。味醂とまではいきませんが
しっかりと黄色いです。
日本酒度+3との事なので極端な味では無い筈。

では頂きます。
濃縮された麹の香りと甘味が特攻してきます。
また同時に辛味も突進してきますので一口目は結構強めのパンチです。
ですがこの強さも口に含んだ時だけで後口は驚くほど素直。
程よい甘さの余韻と最後まで残るのはほんの僅かな苦味。
口に含んだ際の強さは17度のアルコール度数のせいかもしれません。
全体的な印象は甘く、強いお酒です。

初日のおつまみは久しぶりのサバの味噌煮の缶詰。
某コンビニブランドですが美味しいですね。
で、今回のお酒との相性ですが・・・
魚の生臭さを消した上で甘めの味噌の風味さえも叩き潰すお酒の強さ。
お酒の甘さが引き立ちます・・・。
サバの味噌煮はお酒のつまみとしては弱い方では無いと思うのですが
軽く捻り潰されました。
鯖をつまみにちびちびとお酒を飲むには良いかもしれません。


さて二日目
少々苦味が強くなった感はありますが一番強かった甘みの方は
慣れたのか然程突っ込んで来る感じは薄くなったかも。
それでも甘いお酒なのは変わりませんけどね。

試しに少し水で割ってみました。
香りがよく程ほどに甘めの良い感じの飲み物になりました。
ただちょっと割りすぎたか印象が薄くなりますね。
割ったら割ったで強い甘みが恋しくなったりします。


甘味、苦味、香りとバランスが良く美味しいお酒です。
が。ちょっと強いです。
水とお酒を交互に飲んで丁度良い位。
勿体無いですがこのお酒は加水して15度位まで落とした方が美味しいかもしれません。
前のIce Breaker同様に氷を浮かべても良いかもしれませんね。
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よこやま SILVER 純米吟醸(火入)

2019-06-02 | お酒
今回は珍しく長崎県のお酒、しかも壱岐島のお酒ですよ。
ちょっと前に見かけて買いたいなーと思って忘れていたお酒でした。





よこやま SILVER 純米吟醸(火入)は長崎県壱岐島の重家酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.omoyashuzo.com/
重家は『しげいえ』ではなく『おもや』なんですね。


開封
火入れのお酒だそうですが結構吟醸香がありますね。
良い香りです。

では頂きます。
ほ、あまーい。
何かのシロップかと思うくらい甘さが突き抜けてゆきます。
ただ広がる感は少なく思ったよりもしつこくは無いです。
後口にちょっと刺さるような辛さか苦味に似た風味があります。

つまみは・・・甘いのでパスです。
このお酒は単体向きですね。

さて二日目
華やかな香りは健在。
少し酸味が出てきたかな?というところですが極端な変化はありません。
火入れ済だからでしょうか。

初日と変わらず甘さの突撃が凄いです。
前回のIce Breaker同様に割ってみても良いかもしれません。
特に炭酸で割ると良い感じかも。
残念ながら試す前に無くなりました。


ここ最近飲んだお酒の中では飛びぬけて甘い一品でした。
食中酒にという代物ではありませんが甘いお酒という意味では
ありで美味しいです。

壱岐での日本酒造りも一旦休止してからの再開だそうです。
長く続いて欲しいですね。
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