呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

紀土 KID 純米酒 あがらの生原酒

2018-10-28 | お酒
久しぶりの紀土です。
あがらの生原酒





KIDは和歌山県の平和酒造さんのお酒です。
http://www.heiwashuzou.co.jp/

開封。
薄めですがフルーティーな香りがします。

では戴きます。
口に含むと麹風の香りが鼻に抜けます。
味はほんのりの甘味、それを少し上回る酸味、そして苦味が追います。
ただし全てが軽いのであれ?という感じに流れていきます。

今回のお酒は一言で例えるなら甘さ控え目のグレープフルーツ風味。
何度か似た表現をしてますけどね。
酸味、苦味ともに強すぎるのは苦手というのは何度も書いておりますが
このお酒から両者が無くなると大変味気ないお酒になってしまいます。
特に苦味の残り具合が強すぎず、かといって自己主張0ではない絶妙さが
とても良い感じです。

ほぼ一年ぶりのKIDですがやはり良いですね。
昔、通っていた定食屋に久しぶりに訪れても味が変わっていなかった安心感とでも
言いましょうか。
相性が良いんでしょうね。

初日のおつまみは・・・ポテトチップ。
最近大分増えたサワークリーム味です。
ふむ、普通に合いますね。
懐の深いお酒だ。


二日目
甘味、苦味の変化はあまり感じませんが、酸味が一歩前に出た感はあります。
ちょっとバランスが悪くなってしまったような。

二日目のおつまみは前にも出た大人の贅沢 秋刀魚の蒲焼。
ふむ、ちょっと強くなった酸味が蒲焼に合います。
ただ今年は秋刀魚が豊漁との事なので新鮮な魚を塩焼きか寿司で日本酒を飲みたくなりますね。


今回も美味しく頂きました。
二日目の変化がちょっと残念でしたけど。

KIDは個人的好みに合いますし、比較的買い易い品なので良いお酒です。
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吉乃川 大吟醸

2018-10-21 | お酒
今回は新潟のお酒。
吉乃川株式会社さんの吉乃川 大吟醸です。
http://yosinogawa.co.jp/





開封。
遠くに熟成した日本酒の香りがします。
もう少し度が過ぎると老香になってしまうかも。
まだまだ大丈夫ですけどね。

では戴きます。
はじめは火入れした日本酒の香りが広がり、一瞬あっさり風に
感じます。が、その後に結構濃厚な旨みがじわーっときます。
酸味、苦味は大分少なめ。丁度良いお酒です。

おつまみは揚げ餅。
醤油味に七味をかけてある品です。
揚げの油、醤油の濃い味、そこに七味とスナック菓子並みに
強敵ですがしっかり包み込む懐の深さ。
火入れ済の大吟醸とあって安定感は抜群です。

生酒のように華やかさはありませんが安定した美味さのお酒でした。
今回は一合瓶でしたがもう一合飲みたいお酒ですね。
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栄光冨士 闇鳴秋水 無濾過生原酒 純米大吟醸

2018-10-14 | お酒
今回は山形のお酒。
個人的お気に入りの栄光冨士シリーズのお酒。
栄光冨士 闇鳴秋水 無濾過生原酒 純米大吟醸 です。
読めないですね。『やみなりしゅうすい』です。







栄光冨士は冨士酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.e-sakenom.com/

相変わらずバリエーションの多い酒造さんですよ。
毎回ラベルのデザインに凝っているのが凄いです。
まだ大した数の日本酒を飲んでいる訳ではないですが、ここまで
勢いのある酒造さんは見た事が無いです。

で。今回の一本ですが限定出荷だとか。
まぁいつも買っている酒店では取り扱いがあったので物凄く
厳しいという訳ではなさそう。
本当に数が少ない物は告知すらないですからね。
而今とか十四代とか・・・。

開封。
ん?んん?
栄光冨士の系列なのですが香りがあまり強くないです。
よくよく嗅ぐと吟醸香が遠くに感じられる程度。
栄光冨士にしては珍しいですね。

では頂きます。
まず飛び込んでくるのが麹っぽい香りです。
で、ここのお酒の代名詞のようになっている甘酸っぱさが
後を追ってきます。

威吹や酒未来では結構甘さと香りの自己主張が長く続いていたイメージが
強いのですが、今回はビックリするほどあっさりと消えます。

華やかな香りの余韻が少ないのがちょっと残念ですがとても美味しいお酒です。
月を眺めながら飲みたいですね。

初日のおつまみは鰯で梅干しを巻いて焼いたもの。
うーん、生臭さは消すのですが塩気のある物に対しては甘味が頑張ってしまいます。
ちょっと合わないですね。


二日目。
初日にまず飛び込んできた麹風の香りが薄くなりました。
また良くある酸味の増加を感じられます。。
甘味は変わらないようですが陰に苦味が出てきたようです。
相変わらず風味の退けが早くアッサリ感は継続です。

二日目のおつまみは登場頻度の多いネギトロ。
・・・うーむ、解ってはいましたが甘いお酒ですからねぇ。
初日の鰯と一緒の感想です。
で、今回もガリの登場。
ガリに合います!甘いお酒にはガリ良いですよ。


このお酒は時季的にひやおろしに属するんでしょうか?
栄光冨士にしては意外と言っては失礼ですが、あまりにも大人しいので驚きです。
やんちゃだった親戚がいつの間にか成長して随分と落ち着いてしまった感じ。
懐への突進に構えていた自分が恥ずかしいです。

闇鳴秋水は七星並みに好みですね。
来年も見つけたら買ってみよう。
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寒菊 電照菊 純米大吟醸 無濾過生原酒

2018-10-07 | お酒
今回は千葉のお酒。
合資会社 寒菊銘醸さんの 寒菊 電照菊 純米大吟醸 無濾過生原酒です。
http://kankiku.com/





寒菊は『かんぎく』ではなく「かんきく』なんですね。

開封。
おおー久しぶりに凄く香るお酒に当たった気がします。
甘く香る気高い吟醸香が漂いますよ。
ちょっと期待。

では戴きます。
開封時に感じた香りがそのまま口に広がります。
で同時に甘酸っぱさも追いかけてきます。
甘さ、酸味共に結構な強さがあるのですがササッと消えます。
潔いな。
後口はほんのりな苦味を伴った辛さが結構長く残ります。

ふむ。飲む前からラベルの日本酒度-2を見ていましたので
甘いんだろうなと構えて飲みました。
なるほど口に含んだ瞬間は甘いのですが、後口に感じる辛さは
+2くらいあっても良いのでは?と思えるほど。


さて二日目。
少し苦味の自己主張が強くなった感があります。
それでも初日と変わらず香って甘酸っぱいのは変わりませんね。
うーん?心なしか初日よりも甘く感じます。
二日目の方がラベル通り日本酒度-2というのに当てはまりますね。

二日目のおつまみはネギトロ。
甘いお酒には合わないです。
ただ、今回のお酒は甘さが消えるのが早く、後口に辛さが出るので
徐々に良い感じになります。
ただ最初に飛び込んでくるのは甘味なのでやはりお酒単体が良いですね。

そんな時の救世主「ガリ」
前にも書きましたが甘いお酒にガリは合います。
生姜と甘味が合うのはジンジャーエールで証明済みですしね。


毎回美味しいお酒なのですが、今回は久しぶりに個人的な好みに
フィットした一本でした。
個人的な推しは香りですね。
鼻から感じたままの香りが口の中にも広がる幸せ。
これは美味いです。
お気に入り決定。
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番外編 獺祭 甘酒

2018-10-01 | お酒
10月1日は日本酒の日だそうです。

昨日まで尾瀬の雪どけを飲んでいましたが、折角なので連続で
飲もうかなとお酒を探索。
うーん、目星をつけていたものがあったのですが残念ながら売り切れ。
他にも飲んだことの無いお酒は多数ありましたがこれという物は無し。
パスするかーと思ったところにあったのがこれ。





日本酒じゃないし。
まぁ一応酒とついてますし、製造元は酒造さんですし。銘柄も超メジャー
という事で獺祭 甘酒です。

ブログには書いていませんが夏の暑い時期に田酒の甘酒を飲みました。
これが中々美味しかったんですね。
で、今回は獺祭の甘酒。
獺祭の亜種でいうと前のライスミルクがありましたが、あれは本当に米汁
でしたのでちょっと厳しかったです。
今回はリベンジ?も兼ねての甘酒です。

開封。
米とほんのり麹の香りがします。
注ぐとドロリとしていてかなり粘度があり、米の粒も見られます。

では戴きます。
ほんの少しの酸味とかなり強い甘さが広がります。
原料は米と米麹のみなので天然の甘さです。
後味は強いですが厭味が無いです。
田酒の甘酒は麹の香りか少しクセがありましたがこちらはクセが少なく
飲みやすいです。
等外米を50%まで精米しているそうなのでそのおかげで雑味が少ないのかも。

流石に酵母の働きは無いので獺祭特有の芳しい香りはありません。
それでも大変美味しい甘酒でした。
夏バテ予防に飲みたい一本ですね。
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