偶然だけど…

『でーれーガールズ』に引き続き、原田マハの小説を読んでみようと思った。
手にしたのは『翔ぶ少女』。
阪神淡路大震災の話。
何気に選んだけど、そう言えば今日は1月17日。
阪神淡路大震災から23年になる。
震災に遭われた方からしたら、「こんなの違う」と思うような内容なのかもしれない。
小説自体は少しファンタジーに描かれている。
でも偶然、この時期に読んだのは不思議な縁。

あの日、神戸に住んでいる友人に電話したけど、もちろん繋がらず…でも高台に住んでいた友人は大丈夫だった。あの朝、何事もなかったかのように仕事に出かけようと支度して一階に降りたら、お母さんに「あんた、仕事どころじゃないわよ」と言われ、事の重大さを知ったと言う。電話も国内より、国際電話の方が早く通じたそうで、海外からの心配の電話が国内の電話より先にかかってきたそうだ。

震災を知らない世代が増えつつある今、風化させないように語り継がれなきゃいけないんだろうね。東日本大震災に上書きされないように…。