こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

今では…

2010-01-05 22:18:43 | ひとりよがり
今日から仕事始め。
だけど午後からだったので、仕事の前に文化村へ『ベジャール、そしてバレエはつづく』を観にいきました。Bunkamuraル・シネマは火曜日が1,000円~!なので…。
ベジャールはもう随分前、ベルギーの20世紀バレエ団のときに何度か観に行ったきり…。どうもバレエに哲学的なテーマが流れていたり、和を取り込んだりしたものは好きになれないので、ベジャールが某日本のバレエ団に作品を提供し始めたころから足が遠のいておりました。オツムが弱いもんでねー。
動きも手足の長い西洋人の身体に合ったものに思えて、観るにはよくても、踊るとなると興味の対象外だったもので…。

さて今日観た映画は、どのダンス・カンパニーも直面する大きな問題が取り上げられていました。看板だった創始者が亡き後、どのようにカンパニーを存続していくか、と言う…。ベジャールの作品だけでなく新作を演じるにしても、どこかベジャールを継承していかなければならないと言う難問に挑んでいるジル・ロマンとカンパニーが描かれておりました。

以前は全く興味が持てなかったベジャールの作品や、ここに描かれているジル・ロマンの新作『アリア』もすごく面白いと思えました。歳とって、好みの範囲が広がったのかな?見方が随分変わって来たんだろうね。ミッシェル・ガスガールがすごいオジサンになっていたのにはビックリした…って、言うことは私もすごいオバサンになっている…ってことだもんね(爆)。

こんな記録映画、アルヴィン・エイリーでは作れないかなぁ~?作ったとしても観客動員数が少なすぎてダメかなぁ~?そもそもアメリカ人では洞察力が足りなくて、作品にならないかなぁ~(ごめん!)。でも、作って欲しい!

…とか思いながら、仕事に向かったのであります。