こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

幸せになりたい!

2005-06-10 23:15:48 | ひとり言
『辞めるな!キケン!!』(森永卓郎著、ニッポン放送)を読了。やっと図書館で巡り会えた。中吊り広告を見て読みたいなァ~、なんて思って本屋へ行く。でも活字数にくらべて本の値段はけっこうなもの。いつも思うんだけど、文字数が少ない本は行間を広げたり、ページの空白をあけたりして、いい紙を使ってボリュームをアップして、いい値段をつけている。もったいないなぁー。それなら、それなりの本にして安くしてくれたほうが、売れるし、なんたって地球に優しいのでは?活字離れで、出版界は大変だとは言うけど、でももうちょっと考えてくれればいいのになぁ~。本はアクセサリーじゃなくて、実用物だと思うんだけど…。

さて、この本は、2年くらい前に読んだ『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)の続編みたいな感じで、具体的に転職、起業を考えている人に対しての警鐘本のような感じである。
不況時代、いつリストラされるか、はたまた会社が潰れるかでハラハラしている人が多い。起業を考えている人向けの雑誌まであるご時世だ。だが、そんな人たちに「やっぱりサラリーマンほど気楽な稼業はない」とこの本は主張している。
私もそう思う。気楽とまでは思わないけど、やっぱりサラリーマンほどいろんな意味で優遇されている階層はないと思う。と、言うと、サラリーマンの友人たちは、「いつ会社が潰れるかわからないし、リストラされるかわからないんだよ」と言う。でもさ、それって、「取らぬたぬき」の逆バージョンだよね。実際にはまだ、リストラもされていないし、会社も潰れていない。「もしも…」と言う話を持ち出して「大変なんだよ」と言われても説得力がない。ほんとにリストラされたり、会社が潰れたら、「本当に大変だよねぇ」って思うけど。
今現在、大変な思いをしている人に、「もしも…」の話を持ち出して対抗してくる人は結構いる。自分がいかに大変か、を競い合いたいのだろうか?そうすることで優越感に浸りたいのかな?人って「他人の芝生」現象をおこしやすいから、ついつい自分の身の丈の幸せを勘違いするようだ。

しかし、この森永卓郎氏は年収いくらなんだろうか?気になる。
1%の勝ち組みに入っているのか?99%の負け組みに入っているのか?

『がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!』(島田洋七、徳間文庫)も読んでしまった。
『佐賀のがばいばあちゃん』の続編。こちらではおばあちゃんと、島田洋七との関係しか描かれていなかったが、『笑顔で生きんしゃい!』の方は、他の人達との関わりが描かれている。

人の幸せは、その人の考え方によって生まれる。この2冊はそれを実感させられる本だった。どちらも、自分の身の丈の幸せを自分で見つけることがどんなに必要か、書かれていた。あー、幸せになりたい!