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トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

「おねんねだいすき」原因不明だが修理方法発見

2009-07-17 20:59:26 | PIC

Img_6368_r リモコンで動作しないという現象で、垂直基板の半田付け不完全の可能性が有るので、外してフラットケーブルで接続して見たが、変わらず。

だが、半田付け部分を指で触ったりしていると、動作するときがある。

先輩ドクターに同様な現象を扱ったことが無いか聞いてみたら、タイミングクロックがずれると、リモコンを検知しない場合があるみたいである。

Img_6389_rこのタイミングクロックを決めていると思われる抵抗には170kΩ(150kΩ+20kΩ)がついており、基板にもマジックで170と記入されていた。おそらく、試験部門で値を決めて、製造作業員が抵抗を付けているのだろう。

抵抗値とカラーコードは合っていた。

Img_6390_rそこで、この抵抗を切り離し、500kΩのボリュームをつないでみた。

廻していくと、リモコンが動作する点がある。

動作範囲の抵抗値を測定すると190k~260kΩとなり、付いていた170kΩでは動作しないことになる。指で動作したのは、人体抵抗が作用したのだろう。

ICの経年変化が原因かは判らないが、動作範囲の中間値220kΩを付けてOKとなった。
このような現象が有った場合は参考にしてください。

まずは一安心!

コメント (1)
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