トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

テープデッキ(TC-K222ESG)トラブルシュート

2011-08-30 21:32:31 | オーディオ

Img_9165_r Tck222esgtorqeadj このブログを書いたが、その後の調査で原因は別なところに有りました。ゴムベルトの劣化です。9/3のブログをご覧下さい。
PLAY及びRECが動作しない(ボタンを押してもテープが回らず、自動解除される)時があるというので、以前入手したサービスマニュアルを見てみた。
サービスマニュアル(最低、回路図だけでも)が無いと検討が付かない。「sony_tck222esg_tck850es_service.pdf」をダウンロード

キャプスタンモーターは回っておりローラーもちゃんと移動しているが、リールモーターが回っていない(早送りでは回るのでモーターとドライブ回路は動作していると考えられる)様なので、その部分を探って見た。
Img_9158_r Img_9159_r CPU出力から「FWD TORQUE」調整の半固定抵抗を通り、リールモータードライブ回路の制御トランジスタに信号が入っているので、この部分の電圧を見てみた。当初は+5Vが掛かりっぱなしだったが、そのうちに測定のショックからか動作する様になり、その時の電圧は1~4V程度に変化する。
Img_9160_r Img_9161_r Img_9164_r マニュアルに「FWD TORQUE」調整の方法が載っていたのでオシロを測定端子に接続して見てみる。直流の矩形波形が観測され、Hi側≧4.0V、Low側≦1.0Vの規格に対しHi:4.56V、Low:0.6Vと規格は満足している。周波数は1.786Hzだった。動作してしまうと「FWD TORQUE」を回してみても波形/電圧はそれほど変化しない。しかし、一旦、停止状態(十分停止時間を取る)からPLAY/RECにした場合、正常動作する点はクリチカルで、何故か、その都度変化するので、他にも原因が有るかも知れない。取り敢えず、一番安定動作すると思われる点に調整する。
TR808電圧の電圧を測定してみました。
               (B)    (E)
STOP時          6.6V   0.14V
PLEY時(RV803-MAX) 3.6V   4.26V
PLEY時(RV803-MIN)  0.6V   1.21V
早回し           3.35V    4.02V
巻き戻し         3.45V    4.04V
PLAY時RV803がMAXだとBA6219Bが発熱大、MINで小となる。
発熱も動作に影響が有るのかも知れません。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Outlook Express6で変なエラー

2011-08-30 09:44:30 | デジタル・インターネット

Msimngamen2 Msimn2 Outlook Express6で特定のメール「CONCENT」をクリックするだけで左の様なエラー画面が出てOKすると強制終了してしまうので削除も出来ない。OSはWindows2000
同じメールをWindows-VISTAでも開くがこれは問題無く削除出来るので、ウィルスでは無さそうだ。
セキュリティ証明書を全て削除してみたが状況は変わらない。
クリックしなければ良いので、それ程支障は無いのだが、気持ちが悪いので、何方か原因・解決方法など判ればお知らせください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今度はエアチェック機器がトラブル

2011-08-29 22:59:00 | オーディオ

1.FMアンテナの設置が出来たので、チューナー(5台も有る)で聞き比べしていたらLUXMANのWL-500はサチリ音しか聞えないので調査。
固定出力と可変出力が有り、固定出力に差し替えるとちゃんとした音が出て来る。可変側も背面調整ボリュームを廻すと、ちゃんと聞えるところも有る。ボリュームが経年変化でガリオーム(接触不良)になっている様だ。
50kΩB×2連ボリュームは手持ちが無いので、10kΩA×2連ボリュームに交換することにした。
アンプ回路の出力インピーダンスは低いはずなので10kΩでも問題無いだろう。
手持ちのボリュームはシャフトが長いので金ノコで短くする。
交換してOKとなった。

2.エアチェック用のカセットデッキ(SONY製TC-K222ESG)で録音しようとスイッチを入れ、録音ボタンを押すがテープが回らず直ぐにストップしてしまう。PLAY(再生)でも同じである。
ジャンク落札で最初確認した時も、この現象が出ていたことをブログに書いていたが、他の故障を修理したところで正常に動作する様になっていたのだが。
予備にはナカミチのデッキが1台有るので、これが使えるのだが、もう1度、回路図を見ながら詳しく調べる必要が有りそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会社のドアノブ修理→結局交換

2011-08-29 12:08:38 | 設備修理

Kc3s0357_r Kc3s0358_r 会社の倉庫入口のドアだが、表からのノブが空回りして開けられないというので見てみた。
どうやらノブ本体(ステンレス製)と内部金具とのスポット溶接が剥がれてしまっているらしい。
というのは、先頃の大地震で建物のドア枠部分のコンクリートに亀裂が入りロック部分が出っ張ってしまい、引っ張るのに、きついのでノブに引っ張り力が働き、剥がれたと思われる(ノブ本体のステンレス薄板が変形していた)。
溶接のプロがいるので、ノブ本体の変形を修正しスポット溶接されていた部分に穴を開け、TIG溶接で内部金具と3箇所接合した。
仕様をネットで調査すると(現物にも表示)MIWA製145Aとなっていた。
ドア枠の変形を直さないと、ドアを引く際、きつくて、また溶接が外れる恐れが有るので8/30に3人がかりでジャッキで広げ、完全とは行かないが、それ程ぶつからず開閉出来る様になった。

145mhmanu2 145mhmanu19/5 結局、鍵による施錠がスムーズで無く、新品購入して交換となった。
型式:U9145HMD-1、扉厚33~37mm(扉厚によって仕様が異なりますので寸法を確認する必要有り)、バックセット:100mm
交換してドアノブ側はスムーズに動作となったが、ドア枠側のストライクにぶつかる様になったので、金具を外すことにしたが外れない。無理矢理引っ張り出す。ドア枠単体時の固定ネジが内側に出っ張っていて身動きが取れず引っ張り出せなかったものだ。スポット溶接で挟み込み金具が一体となっているので、この部分を切り離し、内側ネジに当る部分に切り込みを入れて、金具の曲がりを修正する。ようやくはめ込みが出来る様になって、スムーズに開閉出来る様になった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1年ぶりの献血

2011-08-28 16:21:00 | うんちく・小ネタ

 孫が泊まりに来ていて、久々に送っていくついでに、つくば市にある「赤十字つくば献血ルーム」で献血することにした。
もう1つの目的は、献血ルームには悪いが、飲み物やお菓子が飲み放題・食べ放題なので子供には(親にも)たまらないのだ。
ところが、土日と「まつりつくば2011」が行われていて、センターへの大通りに右折出来ない。
そういえば、去年も献血のとき同じく祭りだったので1年ぶりとなる。
迂回しながら、それもカーナビを事情により取り外してしまったので、目的地までのルートが皆目見当が付かない。適当に走って見慣れた道に出たので、いつもの駐車場に入れた(献血すると3時間無料になる)。
午前中にFMアンテナ上げをして冷や汗をかいたせいなのか、血圧が150以上と高めに出ていた。
毎回自慢しているが、献血スピードは群を抜いている(競っている)。還暦を迎えたが、まだ衰えてはいない様だ。(小さい頃は貧血で倒れる様な血の気の少ない子でしたが)
今回でカード上では18回目となる。以前の消えたのも有るから、倍以上は献血していると思う。
献血されている方が10名以上いたが、その方が終わる前に400cc完了した。5分以内だったと思う。
年齢制限が69歳までなので、それまでは献血に協力したいし、元気でいたいと思う。
10分位休憩して、外に出る。
いっぱい出店が出ているが横目に見ながら通り過ぎる。大通りでは巨大な太鼓が練り歩いていて、孫たちは、これに驚いた様だ。
孫の家へ向かったが、これも迂回で、ぐるぐる回ってしまった。家近くの道は小4の孫に教えてもらい、なんとか着いた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FMアンテナを上げエアチェック再開

2011-08-28 13:11:00 | アマチュア無線

Img_9149_r_3 Img_9154_r Img_9150_r7/18アンテナマスト交換の為に寿命となったアンテナを全て降ろしてしまったので1ヶ月以上FM放送が聞けない状態だった。
在京FM局に対しては弱電界地域なので、素子数の多いのが良いのだが、マストを上げた状態での設置は困難なので、ネットで評価の良い小型軽量でマルチパスの影響が少ない位相差給電方式の日本アンテナ製AF-220を購入しておいた。
不安定な気候が1週間以上続いて、久々に快晴となったので、アンテナを上げることにした。
なるべく高い部分に設置するに、瓦屋根に乗ることは避けたいので、どうしても梯子が必要となる。しかし梯子をベランダに上げて見ると、屋根のひさしが有るのでマストと平行にしか立てられない。一人作業となるのでマストの底部と中間部をロープで縛り付ける。それでもマスト自体が揺れるので、怖い。
足場の悪い中で何とかマストに取り付ける。同軸ケーブルにはBSアンテナ用でいらなくなったのを流用する。
φ31.8mmとφ48.6mmパイプを異型ジョイントで合体させている部分に取り付けるので、パイプとパイプの隙間にアンテナ固定ボルトを通すことになり、方向は調整出来ないが、なんとか東京方向には近いだろう。
早速接続してFM放送を受信してみる。
やはりアンテナゲインが少ないのでSメーターの振れは小なく、弱い局は雑音が気になるが、マルチパスはあまり気にならないので、自作のRFアンプを入れると信号レベルも上がり、従来使用していた5素子より音質も良くなった感じがする。
給電部が前(電波の方向)なので、ケーブル処理が格好悪い感じがする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地デジ障害で近所から電話

2011-08-28 10:02:13 | アマチュア無線

 「TBS-TV(6CH)が映らなくなったので、近所の方に電話したところ同じく映らないので、お宅では映りますか」と今朝8時頃、近所の方から電話が有りました。
以上の2軒は宇都宮タワーに向けている(この地域では、宇都宮のが電波が強い様だ)が、当方は東京タワーに向けており、こちらは問題無く映っていた。
複数のお宅で同じ現象が出ているので、電波の状況だろうと、ネットで検索すると、筑西市のホームページで「筑西市でのデジタル障害について」がヒットしたので見てみると、混信で5,6,7CHに起きやすい傾向にあるとのこと。
アマチュア無線の疑いも掛けられそうだが、最近は休止状態なので問題無い。
総合家電修理の資格を取ったのも、あらぬ疑いに答えられる様にとの目的?も有った。
連絡先が「デジサポ茨城」電話番号029-307-01010になっているので9時になって電話してみた。
今のところ、そのような障害の連絡は受けていないとのこと。
複合的な原因が有るので、今後も現象が出た時は直接そのお宅から電話して欲しいということだったので、連絡しておいた。
そういえば、このところ不安定な天候が1週間以上も続いて、今日は久々に快晴となり気温も急上昇している。こんな条件の時も経験から電波が弱くなりやすい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孫の夏休み電子工作

2011-08-27 17:36:00 | オーディオ
Um3482bb

小学2,4年生の孫(男の子)が、何か夏休みの工作を作りたいというので、動作確認済みの12曲オルゴール用IC(UM3482)を使ったボードを作ることにした。
当初はUM3482データーシートに有った、単純な回路を作ってもらおうかと思っていたが、秋月が販売しているソルダレス・ブレッドボード使用12曲オルゴールキット UM3482使用 も部品が揃うし、難易度もそれほど変わらないだろうと、これをそっくりコピーして作らせてもらった。
Img_9144_r廊下にテーブルを出して工作台にする。
実際はブレッドボードで無く、ブレッドボードと同じ配置、パターンの基板を使用。スピーカーもキットでは圧電スピーカー+100uHインダクタを使っているが、スピーカーの手持ちが有ったのでこれを使用することにし、スピーカーから出ているコネクタが接続出来る様、ピンヘッダを基板に実装する。(価格的には圧電スピーカーが圧倒的に安いが、再生周波数範囲が狭いので音質が多少悪くなる)
音質調整用コンデンサ(C1)は4.7uFまたは2.2uF使用とあるが2.2uFにする。
音量調整用半固定抵抗(VR1)は500kΩを使用することになっているが、手持ちが無いので100kΩを使用。完成後回してみたが、問題は無さそうだ。
テンポ調整用抵抗R1(100kΩ)もテンポが可変(抵抗値が小さいとテンポが早くなる)出来る様に100kΩ半固定抵抗を使用。
ジャンパーはキットと同様0Ωの抵抗を使用。
Img_9145_rImg_9146_rImg_9147_rImg_9148_rまずは、大きい部品(ICソケット、DIPスイッチ、RV、等)を取り付けてもらう。差しこんだ後に裏に出たリード線を曲げる。
次に、抵抗と電解コンデンサを差し込む穴にあわせて折り曲げて入れる。裏に飛び出したリード線を根元から2mm程度のところでニッパーを使って切ってもらう。ニッパーを使うのは初めてだったがやっているうちに楽しくなって来た様だ。
次にジャンパー抵抗を実装する。数が多く、長さもまちまちなので、これが大変だった様だ。

次に半田付けだが、両手を使って(片手には半田コテ、もう片手には半田)の作業は初心者には難しそうなので、孫たちに半田コテを持ってもらい、リード線に当てて熱くなったところで私が半田を流し込み、合図でコテを離してもらうことにした。
一般のユニバーサル基板と異なり穴径が大きく、その分ランドが薄くなるので半田付けは結構難しい。

Img_9138_rImg_9139_rImg_9140_rImg_9141_r 何とか1時間強で配線完了、電池(キットでは単3×1本だが、これはスピーカーが大きいので2本とした)を接続してスイッチ入れるが、音が出ない。テスターで探して行くとジャンパー漏れ、接続違いや半田付け忘れが有り、これを修正したら見事オルゴールが聞こえて来た。
図面さえちゃんと作れば、初心者でもブレッドボード基板を使って、ある程度簡単に電子工作が作れると思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パソコン相談室(2011/8)

2011-08-27 13:09:00 | おもちゃ病院

佐原、吉本、田中の3名で対応。
依頼者は2名だった。
1.メールのセットアップ
メールを始めたいがOLE(アウトルックエクスプレス)のアカウント設定が途中で解らなくなるというのでパソコン本体とプロバイダー契約書を持って来た。
ところがPS/2のコネクタが無くUSB対応のみとなっている。PS/2のキーボードしか無いので、ソフトウェアキーボードをアプリケーションから探し(初めてだったので、場所を捜すのみ苦労した)て対応した。
アカウントのサーバー設定(POP3,SMTP)の部分が分からなかった様で、契約書を元に入力。接続確認はセンターのネットワークセキュリティの関係で出来無いので、自宅で確認(自分宛にメールする)してもらうことにした。
2.Windows-XPが起動しない
パソコンを起動するとBIOSは正常動作、Windows-XPの表示が出て下側の経過バーが動作するのだが、いくら待っても真っ暗な画面のままなのだ。
ノートブックなので、裏側のねじを外し、ハードディスクを触ってみると、やはりアクセスの振動が感じられない。(表面のHDDアクセス表示は、アクセス状態でも常時消灯のままである)
バッテリーを外したりしていたら、何故か起動する様になったので、再現性について調査してみると、USBコネクタに何か機器(USB-HUB,マウス等)が接続されていると起動しない。正常なマウスを接続してもダメである。このパソコンはUSB入力が4箇所あるが、2箇所が壊れているものだ。これが何らか影響しているのだろう。
起動してから接続するとちゃんと認識するので、この様な使い方で対応する様お願いした。

おもちゃ引取り

先日のブログで紹介したPICOを引き取りに来てくれるというので、モニターと接続して動作確認していただいた。ソフト(カセット)は沢山あるのだが、メーカー修理も終了して困っていたところだったというお話で、治ったので、今度は下の子が遊べると大変喜んでいただいた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピコ動作確認→原因はカセット接触不良

2011-08-25 06:44:00 | おもちゃ病院

今月の「県西おもちゃ病院」で入院となった「ピコ」だが、いろんなバージョンが存在している。
調査用にと、以前3台ヤフオクで落札して、1台だけ残っていたので、一緒に動作確認してみた。
モニターには先日のブログで紹介した、6インチ液晶モニターが役に立った。
■修理依頼品
アンパンマンタイプ(黄/赤)HPC-0009
Img_9119_rImg_9120_rImg_9121_r一緒に預かったカセットを入れて見るが、画面が、全然表示されない。音声も出ない。
カセットを動かして見ると、横線が表示される場合も有る。
分解してみないと判らない。
メーカーお客様相談センターによると、カセット部コネクタの接触不良が一番考えられる様だ。
■当方所持品(黄/青)HPC-0008
Img_9124_rImg_9122_rImg_9123_rImg_9125_r同じカセットを入れて見るとちゃんと画面表示と音声出力が出て、全ての機能も動作している様だ。 同じACアダプタとRCAコードを使用しているので、これらも問題無さそうだ。

●8/24原因調査・判明
Img_9130_rImg_9135_r_2Img_9134_rImg_9133_rImg_9132_r  メーカーの情報だと、カセットの接触が怪しいということでケースを外すことにした。
その前に、カセットが無いと、どんな状態になるのか動作品で確認してみると、無い状態では画面が全く映らない。(今更だが、カセットが無い状態でも何らかの画面を出して「カセットが有りません」とかメッセージを出してもらいたいところだ)
Img_9131_rImg_9136_r接点をアルコールで清浄し、その状態でカセットを入れて見ると、ちゃんと画面表示され、ペンの動作も正常だった。違うカセットでも問題無かったので組立直し、最終確認しOKとなった。
やはり原因は、単純なカセットコネクタの接触不良だった。
分解・組立の際、フレキシブルケーブルの余長が少なくコネクタより外れ安いので注意のこと。   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンパンマンラジコン・意外な原因

2011-08-23 21:43:18 | おもちゃ病院

  「Img_9117_r結城おもちゃ修理教室」で入院となった、先のブログで紹介した「アンパンマン・ラジコン」の原因調査を開始した。
正式名称はセガトイズ製「げんきにあるくよ!アンパンマンというらしい。
受信側のIC出力をテスターで確認すると、動作しない側(左ターン)は送信しても+にならない。そこで、もう1度、送受信機の電池を新品に交換したら、あっさりと正常動作(前進、左ターン共に)するでは無いか。
送信側を元の電池(消耗している)に戻すと、同じ現象になるので、電源電圧による動作点を確認してみた。すると
Img_9113_rImg_9114_rImg_9116_rターン側は1.3V以上で動作するものの、前進側は5V以上で無いと動作しない。電池は006P(9V)を使用しているから、設計上は問題無いのだろうが、差が大きすぎる。
柴田ドクター設計の電波チェッカーでモニターしてみる。
Img_9129_r Img_9128_r1.3Vでも前進側と左ターン側で電波の強さは同一で、変調音も聞こえる。ちなみに変調音は左ターン側(アンテナ出力:オシロ写真左)が高く、前進側(アンテナ出力:オシロ写真右)が低い。左ターン側の変調信号の電圧変動が大きいのかも知れない。勿論、受信側(復調特性)との関連だろうが。
ICと送信部トランジスタ以外はチップ部品を使っており、クロック調整は難しそうなので、このまま(修理不要)で良しとした。
Img_9118_r受信側も電圧を可変してみたが、2.2V以上で動作し、左ターンと前進がどちらかおかしくなるという現象は見られない。
一応、発売元に、この様な現象が有るのか確認中です。
こういった症状で持ち込まれた時は送信側電池を疑って見よう!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「チャレンジ電子工作体験教室」予定時間を大幅にオーバーしながらも全員完成

2011-08-21 14:29:00 | 電子工作

Imgp5152    Imgp5156 Imgp5155Imgp5158201108_150_f毎年、夏休みに実施している親子による電子工作教室も名称を【チャレンジ電子工作体験教室】と変え実施された。
12組ということで募集してもらったが20組の応募が有り、教材は20組作っていた。結果的には16組の親子が参加となった。
教材は「停電でも長持ち、自動消灯付きLEDルームランプ」で、Seriaで購入したランプにタイマーと昇圧回路の基板を追加するもので、この基板をユニバーサル基板で作ってもらおうというものである。
Img_5987_r P1000346 時間は10~12時までの2時間しか無いので、吉本先生に御願いして、基板の加工、基板からの配線(基板とはコネクタ接続に)接続、部品の表示・袋入れをしていただいた。
これだったら2時間で終わるだろうと、最初の15分程度、LEDの仕組み、回路の動作原理、半田付けの仕方、火傷に対する注意にたいして説明を行い作業開始した。
Ledtimelamp4Delayledlampkairo201108_82f Imgp5171 Imgp5172 2時間以内には終わるだろうと考えていたが、殆どが初心者で、半田付け経験のお父さんが3名しかいなかったので、サークル員も5名で対応したものの、部品実装が初心者には難しすぎた様で、圧倒的に指導人数不足でパニック時の救急救命士状態で、アチコチから次々と呼ばれて、全て中途半端な対応となってしまい、こちらもパニック状態になってしまった。
幸い、センター様の配慮で2時まで会場を使える様にしてくれたので、1時半までには、全員動作する様になった。
火傷した方も軽症ではあるが、数名いて、治療してもらった。
初心者のレベルが配慮不足だったことが要因で、大きな課題を残した。来年はこの経験を生かして対応したいと思いました。
Imgp5164 帰りに、お土産として、恒例となった「クローンコエ」が谷沢サークル員から参加者に配られた。

午後は「電子工作サークル(92回)」となった。
メンバーも2名が午前中の教材を作ってみたいということで、製作開始。さすがになれているので30分程度で完成。
ところが、これで異常を発見。基板の裏配線と電池ボックスの接点固定部ベロが、場合により接触して、電池が過熱するというものだ。
今後、問題になるのでセンターの係員さんに御願いして、参加者全員に「電池が熱くなったり、煙が出たりといった異常が有った場合には持って来てもらう様に」連絡してもらうことにした。
やはり電子フューズなどの保護回路が必要と反省している。
予てメールではやり取りしていた「成田おもちゃ病院」の渡部ドクターが午前中の教室から来てくれて、製作された電界強度計(強度によって3個のLEDが順に点灯する)の動作確認を行った。
ネットに有った記事どおりの回路で作ったものの、一番弱い時のLEDしか点かないというもので、FM/AMシグナルジェネレータを持参し、調査してみた。
27/40MHzでは、やはり一番弱い時のLEDしか点かないので周波数を可変して見ると4MHz程度で3個のLEDが点灯する。同調のLC定数が大きそうなので預かって変更・調査することになった。
放射線カウンター用の高圧発生部(コッククロフト・ウォルトン回路)について、そのままでは測定系の耐圧が取れないので、1MΩの抵抗を10個シリーズにした分圧回路を作って測定。
電圧がイマイチ低いので持ち帰り調査することにした。フィルムケースを使った「空気ガイガー・ミュラー計数管」も作って来てくれたので、次回は組み合わせて実験したいと思う。

その関係のお仕事をされているメンバーが流量センサーを持って来た。
羽根車式で空気を吹きかけると回るのが判る。
動作しているか確認する方法は無いかということで、分解して見ると、3端子のTO-92の様な素子が基板に付いている。おそらく「ホールIC」かと思われる。羽根車には磁石がついていると思われる。赤白黒のコードが出ており、赤に+5V、黒を0Vにすることで白にパルスのTTL出力が出て来ると思われる。オープンコレクタ仕様もあるので、この場合にはプルアップ抵抗が必要となる。

この様に、いろんな分野のお仕事の方がメンバーにいるので、いろんな知識が吸収出来る。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

結城おもちゃ修理教室(第3回)

2011-08-20 17:20:00 | おもちゃ病院

今回のおもちゃ病院が最終回になる。小島、吉本、田中の3名で対応。
Aibo
行くと早速SONYのAiboが置かれていた。公民館の備品で動作しなくなったとのこと。
まずは電池(バッテリー)をチェック。本体側は7.2Vのバッテリーが使われており予備を含め5V程度しか電圧が無いので充電するが、なかなか充電中のLEDが消えない。赤外線リモコン側の電池は容量抜けを起こしていたので交換したが、適当にボタンを押してもAiboは動作しない。説明書が無いので皆目動作が判らず、確認は公民館の係りの方に御願いした。
申込者
申し込みのあった方が見えた。お母さんと3歳の男の子でした。
第1回、第2回はおもちゃの数が少なかったのだが、今回は11個一度に持って来てくれた。
どれも、難しそうな故障なので、修理教室といってもネジの締め付け程度の作業を御願いした程度となった。
やはり、電池容量抜けが多く、半数以上は、交換して解決。
幼児用小型メリー
私が担当した幼児用おもちゃはLR44を2個使用しているのだが、蓋固定のねじ山が磨り減って外せなくなっていた。ミニルーターを使ってネジ頭を削ったりで1時間も掛かっただろうか。やっとネジを裏側から廻して抜くことが出来て、違うネジで固定しOK(メロディーが鳴る)となった。

以下は入院品
アンパンマンラジコン
Img_9108_r Img_9111_r ターン(実際はモーターが1個で、逆転したときに、左右足の車輪が互いに逆方向に回る)はするものの、前進(モーターが正転で、左右足の車輪が同一方向に回る)しないという症状で、回路を細かく追わないと判らないので持ち帰り調査することにした。

小島ドクターの担当した剣のおもちゃは音が鳴らないというもので、原因は切替スイッチ(3ポジションの2回路スライド式)で、代替が無いので、分解して接点を磨いてもらった(この間、3回ほど確認のためやり直しとなった)。配線が劣化していて全数交換が必要との判断で預かって交換することにした。
ぞうさん車のぬいぐるみ
吉本ドクターに御願いした、ひもを引くとオルゴールのぜんまいが巻かれ、走るというものだが、外し方が判らず苦労する。やはり縫い目を切る必要が有るということで、リッパーで切る。
中綿を取り出して、車体をはさみこんでいるネジを外す。ひもがスムーズに動く様修理して戻すが、ひもが接着で切れやすく、これは預かって修理することにした。

残り3点があったが、これは今回の入院品引取り(来月の県西おもちゃ病院に来てくれる)時に再度持って来てもらい、修理対応することにした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スペアナを活用する

2011-08-17 08:46:08 | アマチュア無線

Img_9104_r  修理完了した、せっかくのスペアナを活用しない手は無いと、以前、製作した広帯域増幅IC(Img_9106_rUpc1651gamp500MHzで入力レベルを変化させて見た。
-20dBmでは2nd、3rd高調波が結構高く出る。データーシートだと出力+3dBm(入力:-15dBm)まで使えそうなのだが、-30dBだと低くなるので、それ以下で使用する必要がありそうだ。
試しにアンプを地デジチューナーの間に入れて見たが、かえって画面に表示されるレベルが低くなって、受信不能となった。入力レベルが高すぎるのか、ノイズが多すぎるのか調査する必要があるだろう。
この他に、分配器を同様に改造したアンプも見て見たが、分配分のロス3dBの他に、周波数特性もフラットではなかった。
ICの電源電圧がMax6Vで、良く12Vを間違えて加え壊してしまった。安価なICですが皆さんもご注意を。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孫から夏休み工作テーマを頼まれる

2011-08-16 16:02:04 | おもちゃ病院

Um3482bb_2   Img_9098_r Img_9099_r Img_9100_r初盆で、工作・修理は休み。定期の「県西おもちゃ病院」も他のドクターにお願いした。7件の受け付けが有り、1件入院とのメールが吉本ドクターから有った。
お盆のお客様も、もう来ない様なので、遊びに来ている小学生の孫2人が夏休みの工作を作りたいということで、作り易い教材を考えて見た。
Um34821Um34822使用したのは秋月で入手出来る12曲メロディオルゴールIC(UM3482)で、ユニバーサル基板では初心者に難しいので、ブレッドボード配線パターンタイプ基板P-04303を使うことにして、PasSを使って配線を設計してみる。
これで製作してみたが、スイッチの寸法が合わなかったので、図面と完成品は配置が多少異なっている。

来週にでも、これを基に孫二人に作ってもらおう。

高校野球(夏の甲子園)
生まれ故郷能代市の県立能代商業高校が残念ながら延長12回(2-3x)で負けてしまった。でも良い試合をしてくれた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする