送信機紛失でオークションで入手したが、周波数およびIDが違うので合わせてほしいという依頼。
届いて内部を見ると
送信機:296.3125MHz Q46
受信機:296.5125MHz CW118
となっており、送信機の水晶交換が必要となる。
丁度、受信周波数と同じ296.5125÷6=49.41875MHzの水晶手持ちが有ったので交換してみるが、指定の周波数にならない。
水晶のリードにオシロを接続して観測すると、16MHz代の発振周波数である。
先の49.41875MHz水晶は3rdオーバートーン発振用だった。
そこで、もう1つ近い水晶16.473611MHz(18倍で296.52500MHz)に交換してみる。0.004%高い周波数になる。
基板にあるトリマコンデンサを調整すると、容量最大で丁度296.5125MHzになる。
IDを合わせ受信機を動作させると、ちゃんと全ての操作に対しLEDが点灯するので、問題無さそうだ。
各コイルのコアを微調整しながら送信機を離していく。今まで修理した同型機と同じくらい届く様になったので、返送して確認してもらうことにする。
スローが低いのは、このブログで紹介したが、先日、帰省した際にカーハント秋田のオーナーに見てもらったら、以前同じ様な症状でイグニッションコイルを交換したら改善したことがあったというアドバイスをもらった。走行距離は15万kmを超えている。
新品でも、それ程高いものでは無いのでAmazonで購入した。
【社外品】エブリィ/DA62V/DA62W/イグニッションコイル 3本SET8300円+送料
コイルを外すのに、近くのパーツも外す必要があり、結構大変である。(以前、プラグ交換で経験している)
一番前側のコイルを交換したら、スローが上がって来たので、全て交換する。
1200rpm程度に調整する。(交換前は800rpm以上に上がらない)
エアコンをONするとやはりスローが下がる現象は出るので、原因は他にも有りそうだが、まずはこれで様子を見ることにする。
後日、運転してみると、状況は変わっていなかった。
スロットルを調整しても、結局は800rpm程度に制御されてしまっている様なので、原因は別に有りそうだ。
「おじさん」様
コメントありがとうございます。
このエンジン特有の圧縮比の減少(排気バルブの摩耗)も有力な原因と考えられますね。
そうなると、修理費用が大ですね。
コンスタントに開催しているのだが、久しぶりに紹介する。
電子回路についての「まなびあい講座」が3回目となる。
生徒さんは2名と寂しいのだが、マンツーマンの指導が出来るので、それもまた良しである。
【ONデレータイマ】
今回は、応用ということで、生徒さんから提案のあった「ONデレータイマ」の製作をブレッドボードを使って行った。
ラジコン飛行機を飛ばしているが遠くで不時着した場合、どこに落ちたかを探すのに、飛ばし始めてから約10分後にブザーを鳴らすことで、その居場所を知らせるというのが欲しいという内容だ。
最初参考にした回路で製作してみたら、まるで動作しない。
結果的には、もう1つ参考にした回路で組み直す結果となった。
Yahoo!知恵袋:電源を入れてから10秒後にリレーオンするオンディレイ
これで、問題無く動作する様になったので、次回はユニバーサル基板で正式に製作することにした。
【こどもパソコン「IchigoJam」キット [K-IchigoJam] 】
私がaitendoより購入して八田さんに製作してもらったら、ソフトまで探してくれてデモしてくれた。
PS2のキーボードとテレビ(コンポジット信号入力)があれば、簡単なパソコンの出来上がり。
フェスティバルの「電子工作コーナー」でも、デモしてもらうことになった。
【ロボカップジュニア・サッカーチャレンジ用パルス発光ボール】
サークル員の高校生からパルス発光ボールの距離検出がなぜ出来るのかという質問を受けたが知識がゼロだったので宿題を預かった。
光(赤外線)の強さで変調していることを聞いたが、検討が付かない。
発光波形の詳細
ズバリの回答は見つかりませんでしたが回路図や、発光波形から、原理的なことが分かりました。
センサーは一般の赤外線受光センサー(38kHz)が使える様です。(ボールは40kHzの変調だが、BPFの特性が急峻では無い関係で)
1200Hzで階段状の変調がされており、近い状態ではFULL:8Pulses、1/4:4Pulses、1/16:4Pulses、1/64:4Pulsesが全部検出されるのでパルス数が20となります。
ある距離に離れると1/64の弱いパルスは検出されず16となります。離れるにしたがって、12、8となって行きます。
いわばPWM信号ですので、LPFを通すと直流電圧の変化となります。
と想像したが、違っていたらごめんなさいです。
先日、Seriaより商品回収のお知らせ(延長コード)が発表された。
【内容】
弊社店舗で2010年11月から2013年12月まで販売いたしました「延長コード」におきまして、
コードが破損し、スパークする事故が発生いたしました。同商品におきましては、発火・火災の恐れがあるため、
このたび回収をさせていただきます。
大変ご迷惑をお掛けいたしますが、該当商品をお持ちのお客様は、直ちにご使用を中止し、
最寄りのセリア各店舗へお持ちいただくか、下記のフリーダイヤルまでご連絡いただきますようお願いいたします。
商品の回収をもとに返金対応をさせていただきます。開封済みであったり、レシートをお持ちでない場合でも
速やかにお受けいたします。
お客様にはご迷惑をお掛けいたします事を心よりお詫び申し上げます。
100円の割に、3口出力があり、結構使用しているので、調査しなくては。
受信機のLED表示が全て点灯/点滅せず、動作もしていないというので、修理依頼があった。
連休前に着手したのだが、原因が掴めず帰省。帰って来て再調査開始。頭がリセットされた様で、今度は原因が分かり修理することが出来た様だ。
RCSシリーズは外観が殆ど同じなのだが、今回のM01は初めてで、蓋を開けてみると、問題と思われる電源回路部分の構成が異なっている様だ。
電源出力は+5Vと+12Vを使用しているはずだが、全然出ていない。
メインのICも、従来のと異なり、NJM723(LM723と同じ)が使われている。
一般的にはシリーズレギュレーター回路に使用しているが、スイッチングレギュレーターの回路例も有り、M01もインダクタが2個有るので、スイッチング回路の様だ。
723の各ピンの波形を見るが、スイッチング波形は見られない。
シリーズでよく見られる電解コンデンサの劣化を疑い、電源回路のコンデンサは交換したが、それでも動作しない。パターンの腐食は唯一、受信モジュール内の電解コンデンサ部分に見られ、リークも大きかった。
次に電源部分に使用されているトランジスタ3個を交換することにした。723の上を通っているダイオードもショートモードで壊れていたので交換したが変わらず。
現状品は2SA1385,2SK974,2SJ182である。
ズバリは無いので、手持ちの2SA1359,2SK4017,2SJ680を使用。特性は似てない点もあるが、やってみる。
形状が異なるので、リード線をホーミングしてランドに合わせる。
2SA1385の交換だけでは変化無し。
次に、2SK974,2SJ182を交換すると出力が出た。+12Vは半固定抵抗器で微調整出来る。
波形を見ると、2SA1385(左)と2SJ182(右)が約58kHzでスイッチングしていた。
NJM723で2出力する回路は不明のままで、疑問が残るが。
次に、受信出来ているか調査する。
受信モジュールの2周波サイクリックの波形が、受信周波数により、+5Vか0Vに固定されれば正常に受信出来ている。
受信信号の波形は端子により次の表示になる。
50年ぶりかで中学校の同期会開催の連絡が友人から有り、連休でもあるので、ついでに帰ることにした。
シルバーウィークという名前は私ら世代が言われているみたいで、好きでは無い。
パールウィークとか、世代を感じさせない名前にしてもらいたいところだ。まあ、次のシルバーウィークは11年後の2026年になるので、その時まで元気でいられるかは心配なところではあるが。
愛車の調子は、未だに悪い(アイドリングが低い)のだが、大丈夫だろうと、車で出発した。
夜10時半に出て、0時頃に東北自動車道に入った。
道は順調に流れているのだが、パーキングやサービスエリアはどこも満車状態。お盆休みより混んでいた。
いつもは100km/h位で走るのだが、今回は燃費も考えて、ずっと走行車線を追い越しもせず、平均80km/hで走った。
追い越しの気疲れもなく、燃費も12~13km/Lと一般道路並みだった。ちなみに追い越し車線を100km/h以上でずっと走ると、8km/L程度しか走らない。
それでも、秋田市手前で、燃料が無くなりそうなので、下りて給油(7時からの営業で丁度良かった)。
自宅で、昼寝し、夜の同期会に臨む。
同期会はそれほどの参加者は無いかなと思っていたら50人以上集まり(私たちのA組が一番多かった)、当時の担任(梅田先生)も健在で二次会まで楽しんだ。
先生は、さすがプロである。昔の私のことをちゃんと覚えていた。
昼食代をけちって(パン1個だけ)プラモデルにつぎ込んでいたことなど。
二日目は墓参りのあと、友人(カーハント秋田)に会い、趣味の話に花が咲き、4時間近くおしゃべりした。ミニ四駆コースのラップカウンターの宿題を預かった。
三日目は叔父様・叔母様と八森から青森県入ったすぐにあるドライブイン福寿草(眺めが最高)で、焼きイカと刺身定食を食べる。いつもながら新鮮で美味しい。
帰る途中に「ハタハタ館」で土産購入。八峰町の真瀬渓谷を初めてハイキング。近くにこんな自然があるということを初めて知った。
「ポンポコ山ふるさと公園」では美味しいコーヒーを飲む。
夜は工業高校の同級生と焼き鳥屋→スナックでのカラオケコースで楽しくすごした。
四日目も叔父様・叔母様と大潟村にある「サンルーラル大潟」で昼食。
天気も良かったせいか、駐車場はいっぱいの車。パークゴルフ場は若い人でいっぱいだった。
7階なので、眺めがいい。前回来た時には、ちょうど仙台沖の地震が有り大きく揺れたことを思い出したが、今回はアクシデントが無かった。
帰りに道の駅に立ち寄り、お土産を見てまわる。
五日目は帰る日で、どこへ行こうか実家にいる姉と相談したところ、帰るのに通る秋田市内にある県立美術館でも見ようかということになった。
姉には悪いが、別れたあと電車で自宅へ帰ってもらうことになる。
ナビで目指すが、目的地の美術館が旧館を指していて、なかなかたどり着かない。ぐるぐる回りながらも姉の記憶でたどり着いた。秋田市内も何十年と来ていないうちに随分と様変わりしてしまっていた。
『企画展 藤田嗣治の旅Ⅱ -マドレーヌの好きなメキシコ-』と『池田修三展 Profile -プロフィル-』を見ることが出来た。
藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」(縦3.65メートル、横20.5メートル)に圧倒される。
また、池田修三さん(秋田県にかほ市象潟町生まれ)の版画に出て来る女の子が可愛い。
建物は安藤忠雄さんの設計で、喫茶コーナーから見える水庭に千秋公園が写るのが、なんともすばらしい。
秋田名物「ババベラ」も遠くに見えた。
美術館を出て、近くのお店で遅い昼食。
地元で食べようとして食べれなかった「キリタンポ」が有ったので注文。姉は比内地鶏を使った親子丼を注文。いぶりがっこがわずかに付く。隣の豆腐は「美人豆腐」といい、食べると秋田美人?になるらしい。
食べ終わり、姉を途中で下し、帰路につく。
仙台では「嵐」が吹き荒れていて、帰り客で混みそうなので、下道で検索。なぜか会津経由がヒットしたので、この通りに行くことにした。
案内した訳が少し分かって来た。高速道だが建設中の無料区間が数か所(山形県、福島県)有り、これに乗ると時間の節約になる。
真っ暗なので、どこを走っているのかも分からない山道も多く、眠くならないで済むのだが。
高速道路よりは距離が短く、燃費も良いので秋田市から給油無しで、夜明け前の3時頃無事自宅に戻った。
自宅で使用していたディスクトップのH515Sを1週間ぶりくらいにONしたら、起動しなくなった(電源は入るがHDDのアクセスランプが点かず、ディスプレー表示もしない)ので、見てもらいたいと持って来た。
内部のシリアルATAを交換したり、メモリーを抜いたり、差し替えたりしても変わらず。HDDを他のPCで確認すると、問題無くファイルが表示されるので、これも壊れていない様だ。
マザーボードの不良だろうと判定し、同一機または、上位機をヤフオクで探すことで了解してもらった。
何点が出品されていたが、同一機を最終的に8千円で落札した。(一緒に落札した上位機種が、先日紹介した私のマシンになっている)
届いて、このマザーに刺しかえると正常に動作した。
この機種は変わっていて、電源ユニットを持たず、外部ACアダプターの単一電源を専用角形コネクターで供給したものをマザーにある電源回路で作り出している様だ。
また、CPUのAMD製E1-2500APUはバンプタイプで基板に直付けになっているので、交換して調べることも出来ない。
と、特殊なので、故障品は頂いたが、マザーボードを除くDVDマルチドライブ、HDD、メモリー(DDR3-2G×2)位しか流用出来ない。
参考のためにメーカーに修理費を聞いてみたら、50,300円とのこと。これだと新品のが安い。
以前、吉本先生がStereo 2014年1月号 特別付録ラックスマン×ステレオ付録企画第3弾: LXA-OT3デジタルパワーアンプ用のアクリルケースを製作してくれたときに、ちょうど左側に電源用のスペースがあり、先日製作したYAHAアンプがちょうど収まるので、ケースに追加工してもらい収納してもらった。
LXA-OT3はD級アンプにTDA7491HVを使用しており18Vまで使用出来、最大20W+20W(8Ω)の出力となるが、付録に付いているACアダプタは15Vで12W+12W(8Ω)となっている。
YAHAアンプの12AU7ヒーター電圧は12.6V/150mAなので、LM317による定電流回路を組み込む予定です。
見た目を考え、アクリルに真空管の放熱穴は開けなかったが、真空管発熱(計算で1.89W)で触れない熱さにはならないので、問題無いと判断する。
はたして、どんなサウンドがスピーカーから聞こえて来るか、楽しみである。
以前のメールで報告したが、現在使用している自作ディスクトップは仕様が古く、Windows10にアップデート出来なくて、また、近年のマシンに比べると非力なので、ヤフオクで安価なデスクトップを落札した。
DELL製のOptiPlex 760★4Gメモリ★HDD320GB★Windows7-64bitというものだ。
問題は現行マシンがWindows7-32bitバージョンなので、そのままHDDを入れ替えただけでは32bitでの動作となり、メリットが無いので、DELL製PCのOSはそのままで、引っ越しツールでアプリとデーターを引っ越しすることにした。
また、OptiPlex 760の映像出力は15 ピン VGA コネクタ(メス)と20 ピン DisplayPort コネクタしかなく、現在使用しているディスプレーのDVI-I×2入力ではアダプターが無いと接続出来ない。
DVI-I(24+5)ピン:オス~VGA:メス変換コネクターを使用すれば、安価に変換出来るのだが、ビデオ表示スピードの向上を考えて、ビデオカードを購入することにした。
OptiPlex 760のPCI Expressロープロファイルカードに合う玄人志向 GALAXY ビデオカード Geforce GT730搭載 GF-GT730-LE1GHD/D5を注文した。
これでVGA,DVI、HDMIのディスプレーが接続出来る。ロープロファイルカードでも放熱フィンが高いものは、ぶつかって使用出来ないので選択には注意が必要である。
引っ越しツールだが、無料のものは、データーしか引っ越し出来ないのが大部分なので、今回は労力をけちる代わりに有料(3980円)のEaseUS Todo PCTrans 8.0をネットダウンロードした。
私のざっと調べたところでは、これが一番安価だったので選んだが、もっと良いのがあるかもしれない。
これはアプリケーションの引っ越しも出来るというので期待したのだった。
2台にインストールして、HUB経由でLAN接続する。接続ボタンを押すと、相手のパソコンが認識され、選択し引っ越し方向を指定すると、引っ越しするアプリとデーターを分析してくれる。
最初は何も考えず、両方チェックして引っ越しスタート。
丸1日掛かるのにはまいった。(黙って、何もしなくても良いのだが、居間にあるので、周囲の目が気になる)
やっと終わって、OptiPlex 760を確認すると、殆どのアプリが登録され、大部分が問題無く動作する。
大物のMS-Office2010やAutocad-LT2014はやはりバージョンが異なるせいか、引っ越しはされないので、新規インストールとなる。
インストール用のCDを焼こうとして、初めて気が付いた。OptiPlex 760のDVDドライブはRAMだったので、読み込みしか出来ない。しょうがないのでUSB接続のDVDマルチドライブを接続して行った。
OptiPlex 760を確認すると、殆どのアプリが登録され、大部分が問題無く動作する。
大物のMS-Office2010やAutocad-LT2014は引っ越しされないので、新規インストールとなる。
メールは、データーは引っ越しされるが、フォルダが異なったところに入っているので、メーラーのメンテナンスで、このフォルダを指定し直すだけで、今までのデーターが継承される。
またVC++などのプラグインも動作しないのがあるので、64bit版のインストールが必要になる。
この辺を考えると、データーはフリーの引っ越しソフトで引っ越し、労力を掛けても、アプリは新規にインストールしたのが良かったかも知れない。初心者には難しいと感じた。
動作させると、やはり64bitバージョンは早い様な気がする。
キーボードがPS2タイプしかなく、OptiPlex 760は対応していないので、取り敢えず携行用のUSBキーボードを使用。変換アダプタを注文した。
【9/9注文品接続】
変換名人 PS/2接続キーボードとマウス → USB 変換アダプタ 日本語/英語キーボード用 USB-PS2 を400円のお店から購入。
PS/2キーボードとUSB入力間に入れると、問題無く認識した。これで、今まで使用していたキーボードが使える様になって良かった。
PS/2のマウスも同時に使える。
【Windows10へアップグレード】
予約受付の返事が来たが、なかなかダウンロード可能に変わらない。他のPC用にダウンロードして製作したインストール用USBを使ってもKEYを要求されてエラーになってしまう。
9/15 「Windows10のダウンロード」サイトからツールをダウンロードしたところ、今度は、問題無くインストール出来た。
メモリーが現在4GB(1GB×4スロット)なので、ヤフオクで2GB×4枚を落札(約4千円)。後日、交換の予定です。8GBになって、現在よりもサクサク動作することを期待している。
【BIOSのアップデート】
今回の様な落札(中古)品はBIOSが古い場合が多いので、ホームページで確認してアップデートする。
この機種の場合にはダウンロードしてWindows上で実行するだけでアップデート出来た。
以前、6DJ8を使用して製作したが、来月のフェスタで「新旧オーディオ聴き比べ」を展示する予定で、新たに少しは綺麗なものと2号機を製作することにした。
解説:YAHAアンプは真空管を使用しているが12Vという低いB電圧で動作させるのが特徴だ。
今度は、一般的な真空管である12AU7を使用することにした。これだとヒーター電圧が12.6Vなので動作電圧と共通に出来、簡易化出来るからである。
また、プレート抵抗の代わりに定電流ダイオード(CRD)を使用すると良いというので0.1mAのものを使用。
前回、NFBが無いと特性が良くなかったので、今回もNFBをかけることにした。
グリッドバイアス調整用半固定抵抗は微妙な調整が必要なので1MΩの多回転型を使用。
コンパクトに実装出来る様、真空管ソケットはaitendoの変換基板に取り付けで、ライトアングルのコネクタで接続する様にし、基板と真空管が水平になる様にした。
(基板だが、シルク面にソケットを実装するとピン番号が逆になるので、裏返して半田面に実装した。)
出力の電解コンデンサ2200uFは低いのが無く、真空管にぶつかるので、1000uF/10Vを2個並列にして実装した。
あと、使用したオーディオジャックだが、端子がモールドへの嵌め込み式で、キャシャなのでランド穴が小さいと端子が押されて外れてしまう。
穴を事前にφ1.2で広げる必要がある。これをやらないで、3個壊してしまった。
OP-AMPにはNJM4580を使用した。
最初は標準の2倍のユニバーサル基板で図面を書いてみたが、実際、部品を合わせてみると標準基板でも実装出来そうなので、製作開始。
やはり、一発では動作せず。配線を入れ替えたりして(NFBがL/Rで交差していた)、音が出る様になった。
LC発振器で正弦波を入力し、出力の波形が片側クリップする位のレベルにし、丁度無くなるところに半固定抵抗で調整する。(オシロが有れば、調整は簡単である)
抵抗値を測定してみると、78kΩと125kΩと、真空管のバラツキが結構ある(こんな低電圧駆動の用途は考えていなかったのだろうから)。L/Rのレベル差もほとんど無かった。
周波数特性は10Hz~20kHzまでフラットだった。
1号機の6DJ8と比べるとゲインが少し低い様だ。
矩形波の写真を掲載する。
今回の写真は、ヤフオクで落札したCanon EOS-Mで撮影した。今までのデジカメと違ってボケ味が良い感じがする。
やはり一眼らしく、スローシャッターで画面を撮ると、シャッターの境目が現れる。
YAHAアンプで検索すると、いろんなレベルの方が製作している記事が見つかる。
その中で、グリッドのバイアス抵抗1MΩを固定のままで(調整が必要なことを知らない)、音が云々書いている記事があるが、まず調整しないと、特性は出ないと思う。
入力レベルが小さければ問題無いかも知れないが。
ブログを見て、また、ユニックラジコンの修理依頼があった。
RC-33R2で、「中古購入後、特 に問題なく使用していましたが最近使用できなくなりました。数か月前に受信機は新品交換しております。」
という内容で、取り敢えず送信機のみ送ってもらった。
分解してみると、埃は多いが、水分による腐食は部分的である。
最初は、全然動作せず。
キーユニットとコントロールユニットを接続しているFFCケーブル(18P)が外れ掛かっており、ケーブル補強の厚板も剥がれているので接着固定する。
これでも、レバースイッチを操作するとLED(送信中)が点灯するはずが点滅となる。また、押釦スイッチは3個全てが動作(点灯/点滅)しない。
電波をモニター(295.175MHz)すると、操作して1秒だけは電波が出ている。
スロットルの抵抗変化を見てみると、5.38kΩ~880Ωまで変化(ボリューム抵抗は6.05kΩだった)なので、問題無さそうだ。
ケースは破損しており、ロックタイで固定しており、隙間があるので、これでは水分が侵入する。
埃を綺麗に取り除き、レバースイッチ部半田腐食を全てし直したが変わらず。
動作しない押釦はタクトスイッチを使用しており、全て導通が無い。水分侵入で接触不良を起こした様だ。
手持ちのSMDタイプスイッチ(密封)に交換する。
高さが低くなるが、ボタンのストロークは長いので、ON/OFFは問題無い。
これにより押釦で点滅する様になったが、点灯にはならない。
パターンに目を凝らすとスルーホールランドが3ヶ所腐食しており表裏の導通も無い。
細い部品リード線で表裏を接続すると、正常に点灯する様になった。
ところが、たまに点滅するときがある。このとき、消費電流を測定すると数百mA流れて、電圧がドロップする。
LEDは電池電圧低下を検出して点滅させている様だ。
そこで、電解コンデンサ(経年劣化するので)220uF/16Vを交換したら、現象が無くなった。
微速ボタンを押すとLEDが赤色から緑色に変わるので、これも正常に動作している。
あと、ケースは少し程度の良い中古品が有ったので交換しました。
【全然動作しないの連絡が】
無事動作の返事かと思ったら、全然動作しないとのこと。
送り返してもらい調査したところ、キーユニットとメインユニットを接続しているFFCケーブルが断線仕掛っており、これが原因の様だ。
あとは、電池ホルダーの電極でハトメ部分が腐食して接触抵抗が大きかったので半田で接触させる。
0.8mmピッチ18極、コンタクト同一面のもので、手持ちは無いので、aitendoに長さは異なるが(現行100mmに対し200mm)同じタイプが有ったので注文。
FFCケーブル(0.8) [FFC(0.8)18P200S] 480円
届いて交換したところ、問題無く動作した。長すぎる分は畳み込んで収納する。コネクタ差し込み部も外れない様、念の為テープで固定した。
先日のブログで、周波数カウンタの記事を掲載したが、局部発振回路の周波数範囲が限定されるので、クラップ発振回路を製作して実験してみた。
参考にしたのはhentekoさんの50MHz-AM-PLLトランシーバーの製作にあるVCOである。
発振周波数は26.9MHz~41MHz(トイラジコンの周波数帯)を目標にする。
VCOでは無いので、バリキャップの代わりにトリマコン赤(4.2~20PF)(FM用バリコンと可変範囲・容量がほぼ同じなので)を使用。
発振コイルにはaitendoの磁気コア可変コイル(10x10)(2個入) [10KB] を使用。
バッファのドレインに入れるトランスは、周波数可変範囲が広いので同調回路にせず、47uH(根拠は無いが)のインダクタ(本来は周波数特性的に問題だが、スイッチング電源用を流用)を入れた。
(本来はスプリアスの関係から、同調するのが良いのだが)
発振トランジスタは手持ちのS9018を使用。
バッファのFETは同じ2SK241を使用したのだが、ピンアサインが一般のFETと違い左からDSGとなる。これを確認しないで(SDGと思い込み)実装したので、消費電流が大きく、また出力が出ないという結果に。
バッファは無くても、局発には使えるが、負荷安定度が良くないのでオリジナル通り追加した。
これで見事発振したのだが、周波数が41MHzまで上がらないので、巻き線を租(線間を広げる)に調整。
結果、22.2MHz~42MHzの可変となった。(ちょっと広すぎるかも知れないが)
出力電圧は42MHz時780mVp-p、22.2MHz時1100mVp-pと変化するが、局発には問題無いだろう。
波形もまあまあ歪も少なそうだ。正式にはスペアナで測定したいと思う。高調波レベルが高いと混変調にも影響するので。
次は、これを使った、トイラジコン受信コンバータ製作に取り掛かる。
と書いたが、実際のトイラジコンをオールバンド受信機(IC-R9000)でモニターすると、変調方式がASK(搬送波をデーター信号でON/OFF)なので帯域が広く、AMでもFMでも単なる雑音にしか聞こえず、中心周波数が分からない。唯一チューニングを確認するのは電波強度だけである。
なので、今回のことで、いろんな回路を実験して、私のデーターベースにはなったが、実際の受信機は、結局トイラジコンで広く使われている超再生方式を実験してみることにする。
ダイオードレンジのあるデジタルテスターがれば、半導体の良/不良のチェックが、簡易的に行えるので、参考にして下さい。
1.LED
アノード(リード線の長い方)にテスター+、カソード(リード線の短い方)にテスター-をあてる。
良品であれば、Vfに近い電圧が表示される。今回測定したのは赤外線LEDなので1.05Vを示した。
2.トランジスタ
コレクタとベースを接続しテスターの+、エミッタにテスターの-をあてる。
良品であればVCEの0.7V前後を示す。(コレクタとベースを接続しなければ無限大を示す)
2.フォトトランジスタ
コレクタ(リード線の短い方)に+、コレクタ(リード線の長い方)にテスター-をあてる。(極性とリード線長さの対応がLEDとは逆なので、間違いが無い様に)
暗い状態では無限大を示すので、外光を当てると、明るさに応じて電圧が変化する。
今日は曇りだったので、0.191V。晴れであれば0Vに近くなる。