トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

PC9801用ディスプレー代用アダプター

2009-10-30 10:23:00 | パソコン

会社で稼動している自動倉庫の操作盤に使用しているCRT(NEC製N5924U)が映らなくなった(電源ランプも点灯しない)というので、修理の依頼が有った。

分解してみると、フューズ類は切れていない。スイッチング電源を使っており、1次側回路の整流電圧は正常だが、2次側の電圧が出ていない。スイッチング回路の故障と思われるので、修理不能と断定。

コネクタには15P-DSUBが使われている。

Img_6716_rImg_6713_rImg_6715_r次に、現在の一般的なCRT(コネクタはMinDSUB)が接続出来ないかと、家に有った変換コネクタとCRT(物置に有った4台)を持って来て、接続してみたが、同期信号が検知出来ない。

(ライトペンを使っているので、CRTでないと動作しない。:何故だか判りますか?)

どうやら、ピン配列が合っていない様だ。

VgncnそこでPC9801のRGB信号ピンアサインをネット検索してみたのが旧型PC機器の有効利用である。

MinDSUB側は、先にオシロの外部出力変換器を製作したとき作成した資料が有った。

これらの資料を基に、変換アダプタを作ることにした。

アナログの場合、R、G、B、H-Sync、V-Syncの信号が合っていれば映るはずである。

Img_6707_rImg_6708_rImg_6709_rImg_6710_rコネクタは秋月から購入(MinDSUB-15Pメス)のと、頂き物(DSUB-15Pオス)が丁度有ったので、ユニバーサル基板に実装する。

配線は、接続が違っても簡単に切替出来る様に、ソケットピンを使い、ジャンパー線にて接続する様にした。GNDはその間に専用のバスピンを実装して、単独に接続出来る様にした。

MinDSUBのピン間が1.5mm程度しか無いので、ハンダ付けが大変だった。

Img_6711_rImg_6714_rImg_6712_r会社で、接続してみると、期待通り正常に表示された。(操作盤本体に有るCRTは壊れて使えないものです)

液晶パネルに表示されたのは 解像度:640×400、水平同期周波数:24-25KHz(正確には24.83kHzらしい)、垂直同期周波数:56Hz だった。

現在市販されているCRT(CRT自体少ないが)は殆どが水平同期周波数:30kHz以上の対応なので、試しに、もう1台のCRTに接続したら映らなかった。

現在でも入手出来る数少ないCRTのスペックを見てみたが、全て水平同期周波数が30kHz以上対応となっているので、今度壊れたら中古品を探すか、アップスキャンコンバータを使わなければならないことになる。

厄介物のCRT(会社のCRTの1ヶ月前に丁度処分したところで、無かった)もやっと日の目を見た(上さんには、事あるごとに処分を口うるさく言われているが)。

映ったのはいいが、「シーケンサ立上げ不可能」のメッセージ。これ以上はCRTの問題では無いのでメーカーに連絡して対応してもらう事にした。

TOWNS用モニターが同じDSUB-15Pで、機種によってそのまま使える様です。(私も1台持って来たが、モニター部が壊れていて確認出来ませんでした)

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Windowsを早くする?フリーソフト

2009-10-27 17:23:25 | パソコン

従来は有料のソフトを使っていたが、メル友から、フリーソフトが有ると紹介してくれました。
 Gu Glary Utilities
そして、パソコン誌に紹介されていたのが
Asc Advanced WindowsCare
システムの最適化、レジストリの修正、不要ファイルの削除等と、有料ソフトと遜色無い機能が有ります。
持論としては、クリーンインストールしない限り、段々と遅くなったWindowsを改善することは出来ないと思っている。
でも、これをするには凄い手間が掛かる(当方の場合は、クラッシュ等で必然的に、何度もやらされたが)。
それに比べて、どれだけ効果があるかは疑問ですが、手間を掛けずに気休め程度にはなるかとは思います。

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エクセルでパソコンの便利さを体感!

2009-10-25 17:32:00 | パソコン

2週4回のシリーズで始まった「エクセル入門講座」も今日で終了した。
3回まではフルでアシストしたが、今日は、「電子工作サークル」と重なったので、最後の30分位しか出られなかった。
Wordは単なる文章作りなので、パソコンの機能(便利な点)はそれほど感じないが、Excelの場合には、加減乗除、関数(最大、最小、平均等)、フィルタ、ソート(並べ替え)、集計、ピボットテーブル、グラフを使って、あっという間に正確に(勿論だが)要望する資料(データ)を作ってくれるので、受講者の方は、その機能を体験するたびに、ほー!といった声が聞えて来た。
かつて、私もロータス1-2-3(DOS版)を教えて貰った時に同じ様に感動を覚え、それ以来、パソコンの虜(とりこ)になって現在に至っている。
やはり、パソコンは使われるのでは無く、こうやって使いこなしてこそ楽しいものである。

大前先生、スタッフの皆さん、そして受講者の皆さんご苦労様でした。
今回の経験を今後に生かせればと願っています。

前日の「パソコン相談室」も、珍しく4件の受付が有った。おもちゃと違って、直接対応しなくてはならないので、スタッフ2人では、精一杯のところではある。

内容的には、パソコンの動作がおかしくなったと言うのが多く、後は、実際文章を作っていて表の作り方が良く判らないというのに対する指導だった。

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電子工作サークル(第49回)

2009-10-25 17:20:00 | 電子工作

PIC電圧/電流計
電流の表示に関し変な動きをする(無表示→8桁の数字が表示・変化→正常な値が表示されるが○○○○mA○とAの後ろに余計な数字が表示される)ので、調べていたら、何らかの原因(電源逆、端子ショート等)でおかしくなったPICのみそうなる。書き込みされていないPICだと問題無く表示されるということが判った。これが判るまで、フューズ等の設定を色々と換えてみたり、メモリをクリヤしたりしたが駄目だった。
あとは実電流と表示電流に誤差が出るので、PICプログラムで倍率を設定することになる。
高圧放電回路
前回に続きエスカレートしてきて、今度は他のメンバーが正式ボードに組んだ物を作って来た。かなり放電距離が伸びてきた。
ストロボ回路
高圧放電回路に使っている「使い捨てカメラ」の高圧発生部とタイマー+サイリスタ回路を使って、ストロボを高速発光させようという試作機を作って来たが、どうも発光間隔を短くすると光量も落ちてしまうという。もともとの高圧発生回路の容量が少ないだろうと思われる。手としては、パルス幅を小さくしてどうなるかであるが、意外と難しい問題だと思う。
エフェクター
客員講師?の酒井先生が、依頼の校長先生と、ギターアンプのエフェクターらしきもののトラブルシュートをさせてもらいたいと見えた。
用意したオシロスコープの説明をして、開始。オークションで安く入手したテクトロ製オシロの性能に感心していた
FETを交換したりしたが、結局判らず時間切れ。元々の回路図が無いので、なかなか難しい様だ。

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CQ World Wide DXコンテスト

2009-10-25 12:15:00 | アマチュア無線

アメリカCQマガジン社が開催している、CQ World Wide DXコンテスト(CQ WW DXコンテスト)は、数あるDXコンテストの中でも最大級のものです。
CQ WW DXコンテストは電話部門(SSB)は10月24日09:00~26日09:00(JST)
【バンド(WARCバンドを除く)】SSB=3.5~28MHz帯、CW=1.8~28MHz帯
【部門】
 ・シングルオペ(ハイパワー、ローパワー、QRP、アシステッドの
  オールバンドまたはシングルバンド)
 ・マルチオペ(シングルTX、2TX、マルチTX)
【交信相手】全世界のアマチュア局
【ナンバー】RS(T)+CQゾーンナンバー
【得点】
 ・異なる大陸間=3点
 ・同大陸間の交信=1点、
 ・同一エンティティー内の交信=0点
【マルチ】異なるDXCCエンティティーの数+異なるCQゾーンナンバーの数

太陽の活動があまり活発でない、現在のコンディションですと、HF帯ハイバンドのオープンは、大きく期待はできませんが、DX交信やDXコンテストの初心者の方も、この機会にCQ WWコンテストに参加してみてください。

10/24,10/25 21MHzをワッチしているとDX局が沢山聞えて来る(このところ、このバンドは閑古鳥状態だったが)。
コンテストには興味無い(と言うか、このBFなリグ、アンテナでは問題にならない)のだが、少しでも遠くまで飛ばせればとコールしてみた。
RSTの後に数字2桁(コンテストにより異なる)を言っているのだが、この意味が、いつも判らなくて推理して見る。
JARLの局名録に載っている世界のCQゾーンナンバーと一致している様なので、日本の場合はRS+25(日本が含まれるCQゾーンナンバー)のリポートを送る。
アジアの局に混じって、オーストラリアの局(VK)に初めて拾ってもらった。計4局でした。

後で調べたらJARLからのメールマガジンに上記案内が書かれていた。

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McIntosh C22 AC入力電圧切り替え

2009-10-22 22:24:23 | オーディオ

     お借りしているオーディオマニアには憧れのMcIntosh(マッキントッシュ)の真空管式プリアンプC22(復刻版)だが、イルミネーションの暗いのが気になって、もしかして、輸入品の関係で入力電源電圧が合っていないのかと思い、本人に確認したら、記憶では内部に切り替えが有るらしいが、購入時から、そのままで使用しているとのこと。

取り扱い説明書(英文なので、語学能力の乏しい私としては、絵で判断するしかないが)には載っていない様で、仕様のところにAC230V入力のラベルを貼ってあるし、本体のACコード部分にも同じ表示がしてある。(だから、ACプラグのタイプが違うみたいだ)

そこで、カバーを開けて確認することにした。

Img_6688_rImg_6694_r入力電圧の切り替えは電源ユニットプリント基板に有るコネクタ3個に電源トランスのコネクタを差し替えることで行っており、その部分の電源トランスシールドカバー側面に表示が有った。

AC100V/120V/230Vのコネクタが3個有る。

AC120V用コネクタに刺さっていたので、AC100V用コネクタに差し替える(ワンタッチで良く考えられている)。
出力電圧を測定してみると
120V時 B電圧:229V ヒーター電圧:-10.23V
100V時 B電圧:280V ヒーター電圧:-12.48V
でした。(ちょうど入力電圧比でした)
Img_6702_rSACDを再生してみたが、音は、聴感上、さほど変わらない感じです(-20%でも、設計が良いのでしょう)。ちゃんとした測定器で測定してみれば、多分差があるんでしょうが。
イルミネーションも、変更前は部屋の電気を全て消さないと見えませんでしたが、今度は5Wナツメ球が点いていても見える様になりました。元々がこの位の明るさの様です。

借りている間、McIntoshサウンドとイルミネーションを楽しみたいと思います。

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miniDINコネクタは接触不良になりやすいか?

2009-10-22 17:15:34 | パソコン

miniDINといってもピンとこないでしょうけど、身近では
パソコンのPS/2(キーボード、マウス)用のminiDIN-6P
ビデオのS端子(映像信号)用のminiDIN-4P
がある。
これが立て続けで、接触不良になった。
PS/2は会社のパソコンのマウスカーソルが移動しなくなって、S端子は自宅テレビのビデオ入力の接触不良で画像が乱れる様になった。
PS/2は会社に有ったリレー接点洗浄スプレーでOKになった。
S端子は、接点復活スプレーで、ひとまず、乱れが無くなったものの、再発の可能性有り。
本来、頻繁に抜き差しする用途には向かない様だ。

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ノートブックのディスプレー表示が真っ白に

2009-10-18 23:01:36 | パソコン

Img_6686_rImg_6684_r_3 Img_6685_r電子工作サークルの方が使用している富士通製のノートブックで、使っていると画面の表示が消えるという。このとき、キーボード前にある液晶表示もおかしくなるという。
依頼されたときは症状が出なかったが、預かって連続運転していたら現象が再現した。
バックライトは点灯しているが画面が真っ白になる。
外部モニター出力では、ちゃんと表示されているので、パソコンの動作は正常だ。
空き容量が少なかったので不要ファイル削除、レジストリクリーナー、アンチウィルスソフトでのチェック・駆除、OSのパッチインストール、液晶接続コネクタの清浄等を行って、良くなったかに思えたが、しばらくするとまた現象が起きた。
そのときのエラーダイアログ(外部モニターで確認)でIndicatorUtilityのエラーが表示されるので検索してみたら、富士通ノートパソコン専用のアプリケーションで、明るさなどのファンクションキー割り当てや本体前面の液晶表示をコントロールしていて、XPでの不具合修正をしている様だ。
ダウンロードしインストールたところ、前面液晶表示は正常に戻り、動画の再生をしてみるが、ディスプレーのエラーも今のところ、発生していない。原因がこれだったらいいのだが、もう少し、様子を見よう。(写真は正常に動作している時のものです)

10/19やはり再発!でも原因らしきのが判りました。

富士通のサポートに確認したところF2(BIOS設定画面)で、現象が起きるか確認して下さいということで、確認したが発生しなかった。

その後、GOMプレーヤーを再生していると画面切り替え(FUN+F10)が利かなくなります。
一時停止ボタンでも切り替わらず、停止ボタンを押した状態では切り替わります。
メディアプレーヤーでは、どの状態でも切り替わります。
外部モニターに切り換えた状態でも、音声が切れないので、画面が白い状態(本当に悪い時の明るさにはなりませんが)で、音声が聞えます。
外部音声はメディアプレーヤーの時も出ます。
この状態で、外部モニターを見ながらマウスで右クリックしたりすると、白さが、段々白くなる時が有ります。しかし、直ぐに戻ります。
インジケーターユーティリティを念のため、更新し直したのも良い方向になったのかも知れません。前面インジケーターも安定して表示しています。
この様な状態になった場合、外部モニターが無ければ操作出来ないので強制終了(電源ボタンを5秒以上押下)して、メイン電源スイッチを切りACアダプタとバッテリーを抜き、30秒以上放置した上で、再装着し、電源を
入れれば、復旧すると思います。
10時間以上、GOMで動画再生とかしていますが、今のところ不具合発生はしていません。
電源を入れっぱなしで継続監視中。
いずれにしても、GOMプレーヤーが何らかの影響をしている様です。

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温度センサー?付き腕時計

2009-10-18 22:22:17 | うんちく・小ネタ

以前のブログで紹介したが、今使用している腕時計(太陽電池により電池交換不要?)を外して置いておくと周囲温度で遅れるという現象が有り、どうやら原因は充電式ボタン電池が性能低下して温度低下により充電が不完全になることによる様だ。
その後、陽気が良くなり、正常に動作していたが先日あたりから遅れる様になった。
晩秋になって最低気温が下がって、症状が再発した。
この冬も、我慢して使うか、24時間腕にはめたままにして面倒を見ることになる。

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車両盗難センサー用リモコン修理

2009-10-17 22:09:00 | 車修理

Img_6678_r Img_6679_r車両盗難センサー用リモコンのアンテナが折れてしまって、到達距離が3m位しか届かなくなったが取り付けネジが特殊で、外せないということで長男から修理依頼された。
1箇所のみへクスネジになっていたが、ドライバービットが有ったので取り外し出来た。
元々付いていたアンテナはコイル状だったという。
想像が付かないし、周波数も判らないので、取り敢えず錫めっき線をPT基板に半田付けし、ワニスチューブを被せて5ターン程度巻く。
被せるものに何を使おうかと部品箱を見てみると、タブ端子用絶縁チューブが丁度合ったので、被せてゴム系接着剤で固定する。
動作試験を行うと20m程度は届いたのでOKとする。

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ビット数と表現可能な種類について

2009-10-15 15:25:21 | PIC

現在製作している、PICデジタル電圧/電流計について、純粋?なアナログ屋なので、未だに2進数が理解出来ないでおり、分解能(表現可能な種類)がいくらなのかとPICのプログラムをお願いしているパートナーに、そのたびに聞くのだが、すぐに忘れてしまうし、ビット数が変わるとどうなのかと言うのが、簡単に導き出せないでいるので、エクセル関数にお願いした。

「bit-shurui.xls」をダウンロード

Bitshurui 要するに2のビット数乗である。
関数的には
【=POWER(2,bit数)】 または 【=2^bit数】 となる。
これでいくと、10ビットのA/DコンバーターのPICを使用した場合に分解能は
Ref:5Vの場合 5/1024= 約5mVとなる。
デジタル屋さんには幼稚な話で済みません。

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TL431が発振していた

2009-10-13 22:46:00 | 電子工作

Img_6630_r Testvoltgen製作中の「デジタル電圧/電流計」の動作確認用として、先のブログで紹介した基準電圧を出力する試験治具を使っているが、電流表示がふらつくので、おかしいと思い、出力波形をモニターしたら約50kHzのノコギリ波が出ていることが判った。
その出どこを探っていくと、基準電圧を作っているシャントレギュレータ(TL431)が発振していることが判り、REF端子とGND間に0.1uFのセラコンを入れたら発振が止まった。
TL431は負荷が容量性だと発振しやすいことが言われているが、今回の場合は直接入っていないのにもかかわらず発振していたので、気が付かなかった。

Vameterin_out この試験治具の電圧に対する、液晶表示電流の特性をグラフ化してみた。

相対的なずれがあるので、ハードで補正するか、PICプログラムによる補正にするか検討中。

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可変スイッチング電源トラブルシュート

2009-10-12 23:45:00 | 電子工作

Img_6675_r Img_6676_rサークルで製作している電源だが、出来上がった2台の電源を入れたら、どちらも昇圧回路の出力が60V以上になり、電圧調整も利かず、出力の電解コン(耐圧35V)がパンクする現象になったので、持ち帰り調査を行った。
原因は電圧切替用のスイッチ接点数が足らないので、電圧調整用可変抵抗と固定抵抗切替のダイオードスイッチ回路で使用した小信号用ダイオード(1S2076)の逆電圧がMAX60Vのため、60V以上の出力電圧によりオープンモードで壊れて、最高電圧になったものでした。
Mc34063adc_dc3手持ち頂き物の一般整流用ダイオード(1N4007同等)に交換し、正常に動作、切替が出来た。
負荷試験を行うと、低電圧側で、MAX11Vまでしか上がらない(入出力差が3.5V必要な様だ)ので、供給している高電圧側固定電圧を16.8Vまで上げる様R12の定数を8.2kから10kに変更した。
これにより
低電圧(降圧回路)側出力範囲:1.3~13.1V
高電圧(昇圧回路)側出力範囲:11.8~24.9V
となった。
デジタル電圧/電流表示部についても、電圧部は正常、電流部は表示に誤差が有り、表示値もふらつくので、調査中です。

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電子工作サークル(第48回)

2009-10-11 17:01:00 | 電子工作

Kc280360_r Kc280362_r子供達(小6、中2)は、やはり面白い実験が好きである。
前回、サークル員が製作して来た「高圧放電回路」に興味を持ち、回路図を書いてもらったもので作って来た。
使用したのは、使い捨てカメラのストロボ電圧発生部と「ロッククロフト-ウォルトン回路」と呼ばれるコンデンサとダイオード多段による高電圧発生装置である。
最初、配線間違い等が有ったが、写真の様に1cm以上放電出来た。
ストロボは1.5Vだが、弱いので3Vで実験している。消費電流は約300mAだった。

テーマの「デジタル直流電圧/電流計」は2名の方が配線完了したが、試験用の可変電圧/電流治具で確認すると、表示値がおかしいので、持ち帰りトラブルシュートとなった。
「スイッチング可変定電圧電源」も、2名の方が配線完了したが、動作させると60V以上の電圧が出て、平滑用の耐圧35Vのコンデンサがパンク、またショットキーダイオードの耐圧が40Vなので、ショートモードで壊れた。
どうやら、当方の回路ミスがある様なので、これも持ち帰り検証となった。

サークル終了後、一人から「ブリッジ整流回路」「シリーズレギュレータ回路」の動作原理について知りたいとのことだったので、1時間ほど、説明を行った。

本人は現在、職業訓練校(2年間らしい)で、定電圧電源の製作をしているが、どうしても動作しなくて、最後の一人になってしまって、先日の「おもちゃ病院」が暇だったので、持って来て、午前中、トラブルシュート対応した。
こういうことが有り、電気の予備知識も全く無かったので、困っていたところに当サークルの紹介チラシを見つけ入会したのが動機だそうだ。
原因は基準電圧用のツェナーダイオードと直列に入れているLEDの極性が逆だったので、電流が流れず出力電圧がMAX電圧になりっぱなしだったものです。何故、LEDをシリーズに入れているのか疑問だが。

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オークションで車修理費を安く

2009-10-11 09:09:00 | うんちく・小ネタ

Img_6668_rImg_6673_rImg_6671_r3月に愛車をぶつけてデーラーに修理費の概算見積をしてもらうと7~8万円位掛かるという(最低限、交換が必要なのはボンネットと右ヘッドライトで、そのうち塗装費が結構掛かる)が、自損事故で車両保険に入っていないので、丸々負担しなくてはならない。だが、昨年来の不景気の影響で、夏のボーナスが無しになったので、修理費の捻出がとても出来ない状況で、オークションで同じ物が出ないか、ずっと探していた。

先月、丁度同じ色のボンネットが出ていたので落札。ついでに、右ヘッドライトも落札して、今日、交換作業に着手した。

ボルトの着脱とランプの入れ替えだけなので、ほんの30分で完了。

ボンネットは多少キズが有るものの、これだけ安く(半分以下)済めば満足である。

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