トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

実験の人感センサー・既に製品化されていた

2012-07-31 17:40:26 | アマチュア無線

車の通過検出に人感(焦電)センサーが使えることが実験で確認出来、あとは無線機との接続だけ確認すれば良いところまで来ていたが、本日ja7jqjさんから「こんなものが有るよ」とメールが有った。
51m40hrehbl_aa1000_ 無線チャイム・人感チャイムセット X850というものでamazonでは2870円で入手出来る。
考えていたことと全く同じで、 人感(焦電)センサーの信号を315MHzで送信し、受信側ではチャイム音(16種切り換え)が鳴るというものだ。
通信距離:屋外見通し約100m 屋内見通し約50m
防水にもなっているし、ID切り換え機能も有り、今更作る意味も無くなったので依頼者に連絡して、これを試してもらうことにした。
負け惜しみでは無いが、がっかりした訳ではなく、世の中には同じニーズがあり、それを安価に製品化する会社(さすが中華製)があるんだなと感心させられた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロンドンオリンピック観戦用ブラウン管テレビ故障・修理断念

2012-07-29 10:30:00 | テレビ番組

メインの居間のテレビはダブル録画の予約が入ると、その他の放送が見れない(地デジ化前はアナログに切り換えて見れたのに)ので、オリンピックの観戦をするには自分の部屋にある28インチワイドブラウン管式テレビで観ることにしていたが、とうとう画面が正常に表示されなくなってしまった。
Img_2749_r Img_2750_r 画面の色が1色になったり白黒になったり安定しない。
以前からは症状があったがこれほどひどくは無かった。なのでRCAの画像入力端子の接触不良かと思って、動かしながら丁度良いところで見ていたが、今度は、どの入力(3入力が有り、S端子も有る)に入れても良くならず。
Img_2748_rではアンテナから入力したらどうだろうと昔懐かしいβ(ベータ)デッキを接続し2CHに切り換えてみたものの現象は同じ。これからするとカラー復調回路自体に問題がありそうだ。
修理の資格は持っているものの、修理には困難が予想されるので諦めて、物置にしまいこんだ21インチ標準サイズ画面ブラウン管テレビと交換して現在は見ている。
パラに、先日ブログでも紹介したaitendoの7インチ液晶表示セットに接続して、省エネのときはこちらで見ることにしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デジタルオシロ(TDS320)の時間軸不具合修理

2012-07-28 15:55:00 | 修理

結城おもちゃ病院は小島・吉本・田中ドクター3名でパソコン相談室後移動したが1件も依頼者無しで空振りに終わった。
前回もそうだったので、予め予想して無線データ送信のプログラム改善の作業をしたり、小島ドクターはサークル員にいただいた秋月の古いアナログ気圧計の製作をしたりしていた。
Tds320_2その中で、波形をデジタル波形を観測するのに吉本先生のテクトロ製デジタルオシロ(TDS320)の時間軸が変わらないことが多いというので、持って来たので、残った時間で分解してみた。
機械式のロータリーエンコーダの様でパターンにカーボンらしきコーティングがされており、軸で回される接点が接触し検出するという構造でした。
このカーボンコーティングと接点がかなり汚れていたので、持っていたヘッドクリーニング液を綿棒につけてカーボン部と接点部を、これ以外の接点も全て清浄したところ、問題無く動作する様になりました。
分解・組立ですが、ケースを外す際にシールドワイヤーらしきものが4本外れました。これは組立の際、表面パネルと内部パネルの隙間にマイナスドライバー等で押し込んでケースとの接触をはかる (シールドを効かせる) ものです。
どの機種でも問題無いのか、清浄液によっては、カーボンを落としてしまう場合があり、たまたま、今回は動作するようになったまでで、あくまで自己責任で対応願います。
またしばらくは使えそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Excelで年月日から曜日を表示する

2012-07-27 10:23:51 | パソコン

 会社で、工程内の不良を集計しているが、発生が曜日と関係(週の初め、休み前)するか気になったので、曜日をExcel表に追加することにした。
確か表示する関数は有ったと思ったのでネット検索してみた。
数種類の方法が有るが、下記リンクの関数を使うことにした。
エクセル(Excel)で日付から曜日を自動表示させる
曜日を表示させるセルに「=TEXT(年月日のセル,"aaa")」を入力する。
但し、これだけでは表示されない。

セルの[表示形式]タブを選択後、[分類]で「ユーザー定義」を選択します。
種類の中に最初は曜日を表示する定義が無いので、ここにaaaを追加する。
aaaaとすると「日曜日」などと表示されます。
「ユーザー定義」は、表示形式を自由自在に設定する時に使います。
曜日、どうやって表示する?

結果的には不良と曜日の関連性は見つからなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電子工作サークル(114回)

2012-07-22 16:10:00 | 通販・買い物

連休により、いつもより1週間ずらしての開催。
皆さん課題の工作は前回で完了したので、新たな工作を作ってもらうことにした。
1.冷蔵庫開閉タイマ/カウンタ(エレキジャック№21)
Reizoukocounterhaisen Reizoukocounterkairo オリジナルでは2連のマイクロスイッチを使う様になっているが、面倒なのでストップウォッチと歩数計の電池同士を接続しスイッチ1個で出来る様にダイオードORにした(まだ実証していないが)。
回路基板は簡単に出来るのだが、ストップウォッチの改造が大変そうだ(基板と接点が接触で行っているので)。
2.2周波によるサイレン音発生回路(トラ技2011/1号別冊付録)
Sairen2hausen Sairenkairo2 タイマーIC(LMC555)を2個使用したもので、中学生には、これを作ってもらう様にし、配線図を書いてみた。

タイマーICはいろんな用途に使えるので、工作マニアには面白い。
部品を集め製作開始。
3.315MHz無線によるデーター伝送
以前のブログで紹介したが、有線では正常に受信/表示(0~Fまでのボタンを押し、これが受信側で正常に表示されるかLED4個とLCD表示で確認)するものの無線にすると表示されないというもので、プログラムを吉本先生にデバックしてもらいながら確認を行った。
現在データー伝送速度は9600bpsで送られていたので2400bpsにスピードダウンしたところ動作したので更に1200bpsに落としてみたところ15m以上は届く様になった。
また、送受信機も種類が多く組み合わせを試してみたところ、相性?が有る様で、それ以外では動作しなかった。
あとは受信アンテナを付けてみて距離がどれだけ伸びるか実験する予定。
4.焦電センサーによる物体検知
先日のブログで紹介した現物を持って行き、皆さんに見てもらい動作原理を説明。
無方向性デュアルセンサー(RE46B)を入手したので、今後実験してみたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

極小周波数カウンターの故障原因調査

2012-07-22 09:29:00 | アマチュア無線

Img_2734_rImg_2729_r Img_2724_rImg_2733_r aitendo販売の周波数カウンター50MHz-2.4GHz[GY-560]販売価格: 1,980円 が急に、電源が切れなくなり、操作も利かなくなったのでaitendoに問合せたところ送っていただければ調査するとのことだったが、「トラブルシュート魂?」に火が点いて、返品は利かなくなるが分解して調査することにした。
電源SWは一般のタクトスイッチが使われており、配線を外して単独で確認。
Img_2736_r 押すと0Ωになるものの押さない状態でも27kΩ(一瞬導通状態になり上昇する)程度を示す。
Img_2723_r Img_2725_r Img_2726_r この部分は写真の様に電池から漏れた液(購入時点で電池が空で液漏れしていた)が茶色く固着している。どうやらこれがスイッチ内部まで入り混んで悪さをしている様だ。
面白いことに、抵抗レンジで測定後、電圧レンジに切り替えると直流電圧が僅か(50mV程度)に発生している。電池の電解液がスイッチ接点とで電池状態になっている様だ。
Img_2727_r Img_2728_r Img_2735_r 手持ちのタクトスイッチと交換。固定は色々と試したがプラリペアが簡単で短時間に固定出来た。
これで正常に動作する様になった。
オートオフ機能は無いので、多分、製造後スイッチが入りっぱなしでずっと置かれたために液漏れが発生したと思われる。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プラレール部品をAmazonで

2012-07-21 11:10:00 | おもちゃ病院

31wsdrwphxl314gujzd1al 先週のおもちゃ病院ではプラレールの車輪劣化が2台有り、1台分(2個)は仁平ドクターの手持ちが有り対応出来たが、これで無くなったのでストックのため購入することにした。
近隣の模型店、イオンのおもちゃ売り場、ヤマダ電機のおもちゃ売り場で入手出来る様だが行って無いといやなのでネット検索してみた。
Amazonで送料が無料なので、これと合わせて連結部品も注文して届いた。
プラレール PL部品 ゴムタイヤ  16個セット ¥164
プラレール 連結部品 ¥700

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DC/DC-CONV 1.5V出力負荷特性確認

2012-07-19 14:21:05 | おもちゃ病院
以前のブログで紹介したDC1.5Vから出力する可変電圧スイッチングレギュレータの記事を見た方から問合せが有った。
模型エンジンの点火プラグに供給する電圧/電流(約1.5V/3A)を取り出せるでしょうかとの内容でした。
確かに使用した秋月のDC/DC-CONV[HRD05003E](300円)
は最大電流が3Aですが出力電圧は5V以上での保証で、以前おもちゃドクターからも単一乾電池代わりに使えるかという問合せがあり、今回のきっかけで実験することにした。
Img_2712_rImg_2722_r_2Img_2720_r_2Img_2718_r_2Img_2717_r_2結果から行くと、3Aまでは出せそうです。
3Aの写真は有りませんが、1Vで2.65A
この時の入力は7.1V/2.05Aでした。
入力電圧が8V以上になれば、電流は減らせます。
また入力電圧が低い(8V以下)と、ノイズが出てAMラジオに影響が有りました。
但し、連続使用ではフィンがかなり熱くなります。
今回の用途(模型エンジンのプラグ点火用の様に短時間)であれば問題無いかも知れませんが、異常発振(電波障害等)、異常電流の危険性があるので今回の実験に関しては動作保証するものでは有りません。自己責任で実施願います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

焦電センサー実験

2012-07-16 23:51:00 | 電子工作

Img_2692_r車の通過検出に距離センサーが使えないかと先のブログで実験報告をしたところ記事を見たja7jqjさんから「焦電センサーも使えるのでは」とメールが有り、連休を利用し、秋月のIntelligentLEDライト(単4乾電池付)を改造して実験してみました。
Sample_2Tek00017 どうも赤外線だけに感知というのが頭に有り、車(特に、急速に伸びているハイブリッドまたは電気自動車)は赤外線が出ない(少ない)ので検出出来ないのではと気になっていたのだが、話を聞くと赤外線の温度変化を検出しているとのことで、実際サーマルカメラで撮影された画像も送ってもらい、今回の用途にも使えることを確信した。
Img_2690_rImg_2688_rcdsは取り外し、車通過検知用にするために、タイマー時間(XT)を短くするのに、焦電型赤外線センサ専用IC LP0001の回路図から時定数にしているコンデンサはC1であろうと推測し、取り外し、1000PFに変更しました。これで0.5~1sec程度でしょうか。
Img_2696_rImg_2691_rImg_2689_rでもこのフレネルレンズは感度が悪い(1m程度までで下記ja7jqjさんの考察)ので秋月の超高感度焦電センサー用レンズに交換しました。
すると人間では14mまで反応します。
2個有る各センサーの範囲に入った時と出た時の両方(計4回)で反応します。(下記解説)
ICのシーケンスの切り替えにもよる(下記)。
方向性が有り、X方向(横長)に設置したのが感度良好です。
使われていたのは焦電型赤外線センサはD203Sで一般的なRE200Bなどと同様な特性です。
aitendoで店頭在庫が無かったRE46Bだと無方向性になる様ですが。

【ja7jqjさんの考察】
●センサーとレンズの感光エリア

元々ついているフレネルレンズはドーム型でドームの中にフレネルレンズが多数設置されそれぞれの方向に感度のピークが存在します。近距離用に間違い有りません。

センサーD203sは受光面が2つ有りその差分で出力信号が出ます。
秋月の超高感度焦電センサー用レンズはレンズが一つで遠くに焦点を結ぶようになっていますので、
感度領域が縦に並ぶようにすると横に移動する物体に対し感度が高くなります。
超光感度用レンズは検出角度が狭くなりますので設置場所を選べば余計な信号を拾わないので今回の用途には向いていると思います。
RE46Bはセンサーが4カ所受光面が有りクロスするように配置して無指向性にしています。
D203sを使って横移動用に配置した方が感度が良いと思います。

D203センサーD203の感光エリアを左図の赤で示しました。
秋月の”超高感度焦電センサー用レンズ”はデーターシートから焦点距離が18.6mm、レンズ有効径が18.6mmΦと有ります。
センサーの感光エリアは1×2mmが2個1mm離れて配置してありますから、これに秋月のレンズを取り付けると10m先に54cm×108cmの感光エリアが2個あり片方のエリアに背景と温度の異なる物質が入るとセンサーから信号が出ることになります。
その物体が背景より温度が高いか低いかで信号の極性が変わります。
絵を描いて説明するとわかりやすいと思いますが!
センサーの角度を90度変えるとエリアの90度変わります。
Flenel秋月600円のセンサーのフレネルレンズを内側から写した写真。
焦点距離は不明ですが5mm以下でしょう。
被検出検出エリアは先のレンズに比べかなり大きくなります。
さらにレンズは19個有りレンズの中心が写真から分かるとおりの方向に向いています。
被検出エリアは38個有ります。
信号は19個をまとめた物と残りの2つの信号の差になりますがわかりにくいかな?
ということで遠くの被検出物の信号はかなり小さくなりますので、近距離用となり、用途に向いています。方向性があり横方向に感度が高いです。

●感度を悪くするには
フィルターを入れれば良いのは分かりますが、何がフィルターになるのか、オシロスコープで信号を見ながら前にフィルターになりそうな物をかざしてみるしか有りませんね。
フレネルレンズの前に絞りを入れてもいいと思います。
丸く穴を開けた紙などを接着すれば感度は落ちます。
感度は穴の面積に比例して落ちるでしょう。

●ICの動作
1ピンは3.3V(電源)につながっています。(A=1 : re-triggerable)
3,4ピンのCRで出力パルス幅が決まります。Output pulse width control
5,6ピンのCRでトリガー禁止のパルス幅が決まります。Trigger inhibit control
1台の車の通過でパルスが複数発生します。
3,4ピンのCRで出力パルス幅が決まり、
5,6ピンのCRで決めた時間信号を受け付けない時間が設定できますので、
1台の通過時間を調べて5,6ピンのCRを決めればいいのではないでしょうか。

LEDの+(アノード)はVCCに-(カソード)はドライブ用トランジスタのコレクタに接続されている様です。線を引き出してこれを315MHz送信機に信号を渡せば(フォトカプラを予定)遠隔受信可能となる予定です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電子ブザー

2012-07-16 11:08:00 | おもちゃ病院

Img_2699_rImg_2700_r車検出したのを知らせるのにメロディICを使うことにしたのだがチャタリング防止機能が有るのか、2回?以上ON信号が入力されないと鳴ってくれない。単純な電子ブザーでも良いのだが、aitendo製ドアベル[AKIT-106]  390円を購入して組み立て、試して見ることにした。
Akit106sch なかなか面白い回路で、SWを離した(OFF)時に充電された電圧により擬似的なチャイム音になる。
動作は問題無く、使える様だがスイッチOFF時の消費電流を測定してみるとタイマーICのタイプによって大きく差のあることが判った。
電源電圧3V
●オリジナルのNE555使用 
押しボタンSW-OFF:37mA ON:33mA(OFF時より減少している)
●LMC555(C-MOSタイプ)使用
押しボタンSW-OFF:115uA ON:81mA(NE555より増加する)
オリジナルの場合、電池を接続しっぱなしにすると、すぐに消費してしまうのでLMC555が良さそうだ。 aitendoには問い合わせ中です。
【7/18測定】
NE555の場合入力電圧3.4Vの時一番電流が流れた。
Akit108data_3

考えられる原因は、NE555の動作電圧範囲は4.5~16Vで、これ以下の場合には出力のバランスが崩れて出力が+1V以上に変化するので、負荷のスピーカーに電流が流れるものと思われる。
なのでスピーカーを外せば3.4V時でも6mAに下がる。
LMC555に変更するか、スピーカーに直流が流れない回路にする必要が有りそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県西おもちゃ病院(2012/07)

2012-07-14 11:05:00 | おもちゃ病院

3連休の初日なので依頼者が少ないだろうと予想していたが、予想に反して終わって見ると8家族12件の依頼が有り、1件のみ入院となったが、翌日、これも原因が判り全て修理完了した。
飛び入りでパソコンに関して無線LANが接続エラーになる件で設定を調査した。原因はノートパソコンの無線LANスイッチがOFFになっていたからだろうと推測(センターではネットワークにセキュリティが掛かっており接続出来ない)。持ち帰って確認してもらうと、問題無く動作したとのことで修理依頼のおもちゃを持って来た。
●「わんちゃんのぬいぐるみ」で右後足が複雑骨折して関節部分が無いもので、これはプラ板を左足の形と同じ様に切り抜き、スペーサーとステンレス細線を使ってシャフトに固定。ぎこちないがなんとか歩く様になり、お子さんが大変喜んでいた。
●ロールピアノ
Img_2670_rImg_2671_rImg_2672_rImg_2674_rImg_2673_rImg_2669_rImg_2675_rゴム製の鍵盤がついて丸めて持ち運べるというものだが、鍵盤が動作しないというので分解してみた。おもちゃとしては一般的な仕組みで、フィルムに銀接点を蒸着して、これに絶縁用のレジストを印刷しているもので、見ると、あちこちで銀接点のパターンが切れている。フィルムのしわしわに折れた跡が見られるのできつく折ったのかも知れない。
修理不能と申し上げたら鍵盤部は不要なので取り外しても良いとのことで外してお返しした(本体だけでもメロディ演奏が可能)。
●プーさんぬいぐるみ
Img_2682_rImg_2681_rImg_2680_rImg_2683_rスイッチを入れても体が動かない(スイングしない)というので分解してみる。
モーターのある中子とボディを連結しているブッシュが前後共に折れており、またカムの先端の輪も半分に割れて無くなっていたので、仁平ドクターが手持ち部品でアイデアを出して修理する。
ブッシュは何かの軸受を使う。カムの先端はプラレールの連結機が丁度同じ径なので、これをステンレス線で縛り付ける。これで、スムーズにスイングする様になりお子さんは大喜びだった。
●アンパンマンのピアノ
Img_2677_rImg_2679_rImg_2678_rImg_2676_r鍵盤を押してもすぐに止まったり、同じことを繰り返すという症状で、電池消耗による電圧低下と推測したとおり各電池(単三×4本)電圧が1.0~1.2V程度しかなかった。新品に交換すると問題無く動作するが念のため分解して人形動作用のギアがスムーズに廻っているか確認。消費電流は0.12A(6V用の特殊モーターか)で特に負荷が掛かっている様子も無いのでギアにセラミックグリスを塗布して組み上げる。
●おしえてトーマス
下妻オモチャドクターが第2第4月曜日に下妻社会福祉協議会事務局で活動開始し、大変喜ばしいことです。最初の活動で原因が判らないで入院となったおもちゃの修理依頼が有った。
Img_2703_rImg_2704_rImg_2705_rImg_2708_rImg_2701_rImg_2702_r全然動作(ボタンを押しても音が出ない)しないという症状なので分解してみる(ネジの本数が多いので大変)。
スピーカーを調べると断線していたので交換するが、それでも音が出ないので、スイッチからのシート接点を外して導通を見ると、スイッチの接点と本体接続コンタクト部の導通はOKなのでコンタクト部をアルコールで清浄し、両面テープを張り替えて組み立てると全てのボタンが問題無く動作する様になった。
●プラレール2台
古い物で、タイヤのゴム輪とそれを駆動しているゴムローラーが劣化していたので、交換。といってもゴム輪は2本しか無かったので1台分のみ交換。もう1台はテープデッキ用クリーナー(高価)を塗布しいくらか改善。ローラーはゴムを剥がして手持ちの小径Oリングをはめ込んで対処。
●ディズニーホームシアター
修理依頼の多いおもちゃで、これは明るさにムラがあるという症状。
どうやら電球の焦点距離調整がずれており、この方法が判らないでの依頼だった。
調整しても若干中央部が黒くなるので手持ちの電球で一番ムラの無いものに交換して確認してもらう。以前実験したがスリガラスタイプのが一番ムラが少なかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

315MHz送受信機データ伝送確認

2012-07-10 22:28:00 | インポート

Dsc00749Dsc00747_rDsc00746_rDsc00745_r吉本先生にPIC信号をaitendo製無線機に接続して遠隔表示するデモ機(マトリックス回路)を製作していただいているが、無線機経由しないと問題無く動作するが、無線機経由だと動作しない。どうやら送信機側が動作していない様だとメール連絡があり手持ちの送受信機単体で調査することにした。
残念ながら同一品が無いので手持ちの送受信機で伝送試験をしてみました。
Img_2660_rImg_2658_rImg_2657_r受信機は1台しか無いので、送信機4台を交換して実施。(写真左が送信機、中・右が受信機)
送信機の中で1台は不動作がありました。
低電圧動作用(3V以下)なので、過電圧で壊れたのかも知れません。
Img_2659_rImg_2661_r送信機側にCR発信機から矩形波を入力し10Hz~10kHzの範囲を可変。
低い周波数はOK、高域はやはり4kHzあたりが限度の様ですが
帯域内では受信機の出力波形は綺麗に出ました。
送信機OFFの状態では空間雑音でランダムなパルス波形が観測されます。
受信機入力0Vで送信OFF,信号1で電波が出る様です。
Img_2662_rImg_2663_raitendo製簡易周波数カウンターで見ましたが、矩形波で変調しているので倍の周波数がカウントされる様です。電波の出ていることは確認出来ました。
送信機が壊れている可能性が有るので、交換してPIC信号で間違い無く伝送されるか後日確認してみます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PA-1004パワーアンプIC化だがトラブル→原因は単純

2012-07-08 22:51:00 | オーディオ

Img_2656_rImg_2654_rImg_2653_r Img_2625_rImg_2631_rImg_2621_r Img_2623_rImg_2619_r代わりにaitendoのパワーアンプキット[AKIT-TDA7293] (1450円)2台と、この基板(200円)だけ使って手持ちのTDA7294を使ったユニット2台を使用(ICの内部接続が若干異なるので12-14接続)。但しフィルムコンのズバリが無くて手持ちの安価品(0.1uF)やセラミックコンデンサ(10uF)で代用した部分有り。全てBTL接続で使用。
Img_2620_rICはアナログ増幅で放熱が当然必要になるのでフィンにM3タップを8箇所切ることにしたのだが、ドリルを持って無いので手持ちの小型ルーターを使ってドリルで穴あけ。トルクが無いのでこれが大変。2時間以上要した。
またICのTABが電源-と接続されているので絶縁が必要で、絶縁ブッシュと放熱シートにより絶縁する。
ユニットを製作してから気が付いたのだが、このままでフィンに取り付けすると筐体から基板が飛び出してしまう。これの対処としてはICのリード線を反対方向に曲げ基板裏から差し込む方法が考えられるがスルーホール基板でICを外すのは至難の業になので、このままカバーオープンのまま行こうと思う。
Img_2626_rImg_2633_rImg_2632_rImg_2629_rImg_2628_rアンプは個別に動作確認したのだが、配線し、いざ電源を入れ信号を入力すると、何故かCH3のみ過大電流が流れまたアイドリング時でも発熱が大きい。(CH4にも同じ基板を使っているが、他のCHは正常)
取り外して単体でOCLに戻したりしてみたが、出力はちゃんと出るものの電流は流れ過ぎるという現象はそのままで原因不明なので、もう1個購入して作り直すことにした。
【7/9夜・再調査】
Img_2648_rImg_2652_rImg_2645_rImg_2646_rImg_2642_r結論から言うと、アンプは問題無し。スピーカー端子に接続されているアース(0V)ラインをルーターで切ったつもりだったが、完全に切断されてなくて、これによりスピーカー出力がショートされて、信号入力により過大電流が流れたのが原因でした。
電源のスイッチング波形(+-間)を見てみました。約100kHzの発振周波数でノイズは200mVP-P程度(負荷は軽いが)でした。
周波数特性は40Hz~40kHz間はフラット、但し40Hz以下の落ち込みが大きく、PA-1004のスペックだと5Hzまで伸びていることになるので改善策が無いかja7jqjさんに聞いてみたらシュミレーションとアドバイスをしてくれた。
【シュミレーションと考察】
Tda7293ftokusei 入力のコンデンサは入力に入っている抵抗R3が22kで有れば、10uFもあれば十分ですね。
82uFは大きすぎで、立ち上がりの安定するまでの時間が長くなってしまいます。
C2の22uFは100uF(C4)でオレンジ色の特性になります。
この変更で5Hzまで伸びるでしょう。
ブートストラップはIC内部定数が不明なので
データーシートの周波数特性から推測し5倍ぐらい
22uF→100uFにすればいいと思います。
このコンデンサは低域のひずみに影響します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DSPラジオのバリコン交換してみたが

2012-07-07 11:31:00 | アマチュア無線

Img_2614_rImg_2617_rImg_2618_rImg_2615_r 先のブログでaitendo製DSPラジオの試聴結果を報告したが、これを外付けバリコンで周波数可変出来たら良いかなと、AMバリコン不良でジャンク箱入りのパナソニック製FM/AMチューナーST-3500を引っ張り出して接続することに。
DSPラジオもバリコン部をばらして(実際はばらさなくてもホット側の端子を切るだけで良かった)DSPユニットとバリコンを接続するが、放送が聞えてこないし、モーターボーティングの音が位置により聞えて来る。バリコンを2連並列にしたりで、一番近くのFM放送を受信出来たが、バリコンの同調点がその都度変化する。
DSPユニットの動作原理が良く判らないが、あるところで受信されると引きこむ感じがする。
ということで、当初考えていたST-3500のDSP化は無理であるという結論になった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も結城市おもちゃ病院が開院します

2012-07-06 10:25:27 | インポート

毎年恒例となりました結城市夏休み子供講座《おもちゃ病院》が今年も、今週土曜日から開催され、私を含め「県西おもちゃ病院」のドクターが4名対応します。
まだまだ参加申し込みが少ない様ですので、結城市在住または通学の方はお問合せください。
県西おもちゃ病院とは違って、自分で修理しながらその方法をマスターするという内容です。

結城市お知らせ版(PDF)2012/06/15号より抜粋
平成 24 年度 公民館市講座
夏休み子ども講座受生募集

《おもちゃ病院》
思い出 のあるおもちゃを一緒に修理しませんか。
●期 間 7 月7 月7 月日・ 28 日, 8月 25 日
全3回 各土曜日
午後1時~午後3時 30 分
●場 所 市立公民館
●募集人数 幼稚園児・小中学生 30 人
(1日 10 人まで )親子同伴で参加ください
●教 材 費 無料
●持 参 品 こわれたおもちゃ・小ドライバー・ラジオペンチ
※ゲーム機は受付けませんのでご了承ください
―各講座共通―
●対 象 市内に在住または通学の方
●申込受付 6月25日(月)午前9時から(定員になり次第締切)電話申込可
※詳細は,問合せください
●申込・問合先 市立公民館 ℡ 33-3191
〒307-0000
茨城県結城市大字結城196-1
(第1・3月曜日,祝日休館)

【7/7の報告】
お客は無く、職員が持って来たカシオの電子吹奏楽器(サキソホン?)で、音が出ないというもの。
しばらく使っていないというので、電池を見たら完全に抜けていた。電池交換すると電源は入るが、こんな音で良いのといた音(単なるブザー音の感じ)なので分解して、パターンを触って見るものの変化は無いので、これ以上は修理不可としてお返しした。
息を吹きかけるとそれに応じてスイッチ?が入り音が出る仕組みで、この部分は動作している様だ。
ACアダプタでも出来る様になっていたが、最初は動作せず。抜差ししているうちに接触が良くなったのか動作OKとなった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする